41. アイス・エイジ2
《ネタバレ》 種族絶滅関連のお話もマニー、恋するのもマニー、水中の強敵と闘うのもマニー、といった具合に物語のメインになる部分が全部マニーに集中してしまっているので、もともとコメディ・リリーフのシドはいいとして、ディエゴの影の薄いこと。苦手の水を克服するぐらいが唯一の見せ場で、ほとんど脇役その1と化してます。せっかく前作ではそれぞれキャラが立ってたのにもったいなかったかな。ウザいだけのフクロネズミに時間を取るなら、しっかりメインキャラを描いてほしかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-30 17:56:23)(良:1票) |
42. 最‘新’絶叫計画
《ネタバレ》 映画というよりできの悪いショートコント集を見てるみたいでした。「エクソシスト」パロディでのゲロぶっかけあいシーン、あれで笑える感覚の人いるんでしょうか。 [DVD(字幕)] 4点(2007-04-29 23:25:23) |
43. 下町の太陽
《ネタバレ》 主人公、町子が目に映る者どもすべてを否定的に捉えているようにしか見えないので、どうも鬱陶しい雰囲気の映画になってしまってます。彼女が最後に恋人のプロポーズを断り長屋へ残る選択をするのも、なぜそうしようと思ったのかセリフでの簡単な説明はあったものの全然納得できず、かなり唐突に感じられてしまいました。あんた色々理屈つけてるけど、単に就職活動で意外にケツの穴の小さいところ見せた男が嫌になっただけじゃないんかと。町子が川沿いの土手道を「下町の太陽」を歌いながら歩いてくるシーンが、そこだけアイドル映画らしくって良かったです。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-04-29 01:25:42) |
44. ディセント
《ネタバレ》 他の人も書いておられるように、地底人は要らなかったですね。せっかく狭路でつっかえてしまう場面やロープ引っ掛けて穴の上を越える場面などでスリルを楽しませてくれていたのに、奴らが出てきてからは単なるバトル物。しかも相手は多少素早いだけで弱いときている。戦闘など経験皆無と思われる女の一撃をくらって軽くふっとびます。急に白けてしまいました。できたら最後まで脱出物で押し通して欲しかったものです。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-22 22:42:54) |
45. 男たちの大和 YAMATO
戦闘シーンのちゃかちゃかして状況がはっきりしないカットつなぎと、北京原人のマンモスほどではないけどやはり重みの感じられないCG。かなり甘めに評しても軍人には見えない若手俳優陣(獅堂以外)、映画全体を締めなきゃならない役柄のはずなのに異様に出番の少ない渡哲也。文句をつける点は多いですが、70年代大作映画を思わせるストレートな作りには好感を持てました。と思ったら、角川春樹-佐藤純彌の「証明」コンビだったんですね。ある意味納得。いい部分も大味な部分も。 [DVD(邦画)] 7点(2007-04-22 21:59:23) |
46. 仮面ライダー THE FIRST
《ネタバレ》 いきなり流れる「レッツゴー!!ライダーキック」! ライダーのデザインも超合金ぽくて格好いい! これはなかなかいいかも、と期待したのですが、それもあっという間にしぼんでいきました・・・本郷猛、軟弱すぎですよ。女の前でちょっとおちょくられたからって、一文字に泣き言並べるなよ。ウエンツのエピソードも長すぎ。女の子も病気って時点でネタ割れたし。それにショッカーって一体何がしたかったんでしょう。世界征服を企んでるはずなのに、やってる事はほとんどライダーの追っかけと人集め(それも病人とか女とか弱そうな奴ばっかり)ですもんね。たまに人殺しもしてるけど、それがどんな計画につながってるのか全然わからないときてます。ともあれ、せっかく格好よく復活したのですからもう少しまともな脚本での続編ができたらいいなと思います。その時には軟弱本郷は原作通り脳だけになって出演ということで。 [DVD(邦画)] 4点(2007-04-21 01:14:22) |
47. ∀ガンダム II 月光蝶
《ネタバレ》 前編の「地球光」よりはずっと物語がわかりやすくなってました。それでも、たくさんの人物が複雑に絡みあい、敵が味方になり味方が敵になるめまぐるしい展開は、やはり2時間のダイジェストでは忙しすぎ。盛り上がるべきシーンでも、そうなる前にストーリーがどんどこ進んでしまって、見ているこっちは置いてけぼりです。コレンの最期なんか、もう少しじっくり見せてほしかったところですが。まあ、元になったTVシリーズは多分面白いのだろうなと思わせてはくれました。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-04-19 23:22:20) |
48. スーパーマン リターンズ
長尺の上映時間の割にはスーパーマンの活躍が少なすぎに感じました。一番わくわくしたのは、あのテーマ曲に乗せて見せ場だけをつないだ予告編を劇場で見た時だったかも。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-15 14:51:08)(良:1票) |
49. グエムル/漢江の怪物
《ネタバレ》 ストーリー展開が微妙。あんな街中に怪物が出現して人的被害もどっさり出てるのに、警察や軍がウィルス関係(それもガセネタ)の対応以外ほとんど何もしないっていうのは変すぎます。怪物も特に超常的な強さを持ってるわけじゃないから、軍が退治するつもりなら数時間で終わってたでしょ。一家族にのみ対抗させたかったからというのなら、無理やりにでもそれなりの理屈をつけなくっちゃ。他にもシリアスにしたいのかコメディを狙ってるのか、そのあたりの針が大きくぶれる演出も疑問です。シリアスならところどころのおチャラケが邪魔だし、コメディなら父親はまだしも娘は殺しちゃいかんでしょ。全体的に見て、致命的な欠陥は無いけど小骨のように引っかかる小さな違和感や疑問点が多いという印象でした。そういうのはとりあえずいいや、と思わせてくれる爽快感も無いし。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-15 14:21:09)(良:1票) |
50. ∀ガンダム I 地球光
冒頭から最初の戦闘が起こるまでの無茶苦茶に早いストーリー展開に唖然・・・「TVシリーズ見てない奴は見るな」と言わんばかり。まるで映像の断片をつないだ予告編を見てるみたいで、さっぱり物語が理解できませんでした。そこを過ぎれば、まあどうにかストーリーの流れぐらいは理解できるつなぎになっているものの、やはり意味不明な点も多いです。ファンなら脳内補正も効くのでしょうけど、独立した劇場用作品として見るとちょっと作りが荒っぽすぎるのではと思わされました。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-04-15 00:08:35) |
51. めぐりあい(1968)
《ネタバレ》 工場労働者の黒沢年男と小商店に勤める酒井和歌子との恋と成長を描いた青春映画。ということのはずなのですがこの映画、主人公黒沢年男の「ちょっと子供っぽくてやんちゃ」という人物設定をやりすぎて失敗してます。だって、冒頭いきなりから見ず知らずの女の子(これが酒井和歌子)の背後へ奇声をあげつつ駆け寄り、突き飛ばして倒しちゃうんですよ。それでケガまでさせてしまう。これがふたりのめぐりあい、って単なる通り魔でしょ。警察呼ばれて捕まるぞ。その後もこの主人公は、自分が振られた女が恋人と歩いていたら石を投げて当てたり、歌声喫茶の舞台上で熱唱している人にピーナツ投げたり、自分の母親が誕生日を覚えてくれていなかったといって本気でスネたりします。20代前半という設定みたいですが、精神年齢小学校低学年で止まってます。最初から最後まで主人公についていけず終わった映画でした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-04-05 23:27:08)(良:1票) |
52. 男はつらいよ ぼくの伯父さん
《ネタバレ》 寅さん元気無いですね。何を言われてもたいして怒るでもないし、芝居がすっかり静かになってしまってます。事実上の主役が満男にシフトしていることもあって、喜劇というより普通の青春映画していました。「旅に出ると人間何かを学んで帰る」というような博のセリフがありましたが、満男がこの旅で得たのは「変に親切にしてくる男には気をつけろ」という教訓と、自分がいかに幸せな立場にいるかという事実の再認識だったのでしょう。諸般の事情から、満男はこれに懲りることなくこの後もあちこちうろうろしまくるわけですが。最後、寅がくるまやに電話をかけてきて、みんなに電話越しに呼びかけられるシーン、ちょっとくどいけど好きです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-26 00:10:26) |
53. 最高殊勲夫人
《ネタバレ》 源氏+増村+若尾といえば「青空娘」を思い出しますが、あれを更に明るく楽しく屈託無くしたみたいですね。振られようが定年で失職しようが一方的に婚約破棄されようが、みんなまったく落ち込まない。深刻にならない。前しか見てない。そして、結局みんなおさまるところにおさまってハッピーエンド。特に深いものはなくても、見ていて幸せな気分になれる映画でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-03-23 21:16:49) |
54. 座頭市二段斬り
《ネタバレ》 市の師匠がらみの話ということで、確かシリーズ最初の方で斬ってしまったんじゃなかったかなと思ったら、前のは剣の師匠今度のは按摩の師匠でした。10作目ともなると、そろそろ因縁の設定作りも苦しくなってきた模様。内容的にも本作には強敵も存在せず、炎の包囲陣や大八車突進などの敵作戦も無いので、クライマックスがちょっと緊迫感に欠けたかな。ただその分、三木のり平が笑わせてくれましたが。ところで按摩の師匠の娘を演じた坪内ミキ子ですが、「新・座頭市物語」で剣の師匠の娘役もやっていました。偶然?わざと? [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-03-22 22:31:21) |
55. 悪い奴ほどよく眠る
《ネタバレ》 この映画の場合、題からして終幕の内容を予感させるので覚悟はしていましたが、それを上回るほどの鬱の入る終わり方でした。まったくといっていいぐらい救いが用意されていません。その割には凄惨な印象があまり無いのは、直截的な暴力シーンがほとんど出てこない(銃撃が外れるのはあったけど)せいでしょうか。テンポもいいので面白く見ることはできたのですが・・・ [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-21 22:31:00) |
56. 深海からの物体X
《ネタバレ》 80年代ビデオバブルの時代によくあったような、安さと適当さが全編匂い立つ映画でした。結構気持ち悪いというか汚い系の趣味悪いシーンが多いので、何か食べながら見ると不味くなること必至です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-03-14 21:08:52) |
57. バトルフィールド・アース
デコに絵を描いてあるサイクロ女を見て約1分間爆笑できたので、この映画を見た価値はありました・・・と思いたいです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-03-12 20:20:19) |
58. トラック野郎 故郷特急便
冒頭に「トラック野郎10本記念映画」とテロップが出ます。だけど、これが最終作。別に最後と考えて撮ったわけではないのでしょうが、今作のマドンナとの別離シーンは最終作にふさわしい熱っぽいもので、シリーズ中一番好きです。中盤ぐらいまでのちょっとだらだらした展開もふっとんだ感じでした。なおトラック野郎シリーズはこの10作で終了ですが、星桃次郎(っぽい人?)がゲスト出演している映画は、同年(1979年)にあと2本あります。「堕靡泥の星 美少女狩り」と「黄金の犬」がそれです。ただし「堕靡泥の星」はR18ですが。 [DVD(邦画)] 7点(2007-03-11 23:01:19) |
59. 噂の二人
クソガキ1号&2号と女優くずれのオババをはじめとして、胸クソの悪くなるような人物が次から次へとぞろぞろ登場して大暴れしていくのに、最後まで画面から目を離せなくするワイラー監督の確かな演出と主演両女優の演技には素直に感心しました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-09 23:00:08) |
60. 激動の昭和史 沖縄決戦
圧倒的悲惨。感情移入を拒否するかのごとく乾いた描写で、まるでそうなることが当り前みたいに連ねられる死、死、死。劇中では戦争批判などほとんど語られることが無い作品ですが、その内容で力強く全否定しています。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-06 23:47:43) |