41. フェイシズ(2011)
《ネタバレ》 鏡で自分の姿を見た瞬間の声の出ない悲鳴はミラがよくやる演技で、女性らしい甲高い悲鳴よりリアルだよなぁと思う。この相貌失認は実際に存在する障害で、一人の役を複数の人間が演じる(恋人のブライスにいたっては実に15人!)ことによって人の顔が判別できない状態を上手に表現しているが、中盤まで見ると犯人がわかってしまうのでサスペンスとしてはストーリーがかなりお粗末。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-11-11 17:12:34) |
42. HOME 愛しの座敷わらし
《ネタバレ》 きっと都会の人が憧れる田舎ってこういうイメージなのかな。CGで描かれたタンポポの綿帽子とかいろりの火の子など、すごく不自然で気になったのだが、そこまでして入れる必要があったんだろうか?史子(安田成美)、ノイローゼ寸前になるぐらい恐怖を感じていたのに座敷童の存在をすぐに信じられるって切り替え早すぎないか。いじめや痴呆症など家族それぞれが抱えている問題をエピソードとして解決することなく物語が進行してしまうためすごく中途半端な印象。余計なことを考えずに見ていれば楽しい映画だと思う。が、細かいことが気になるのは僕の悪いクセ(右京さん風に)。 [地上波(邦画)] 6点(2013-08-13 17:07:31) |
43. タイムライン
《ネタバレ》 吹き替え版視聴。大好きなER緊急救命室も手がけたマイケルクライトンの原作、吹き替えも小山力也やてらそままさきなどERでよく耳にする声優さんばかりいうことで大いに期待して観たが、肝心なストーリーが凡庸で目新しさもなく終始地味な映像。当初、主人公だと思っていたクリス(吹き替え:玉木宏)は影が薄く、マレクのほうがよっぽど主人公向きだったのではと思った。見所は登場人物たちが過去に飛ぶまでとラブストーリーとしてのラストである終盤の耳の件ぐらいだろうか。SFではなくラブストーリーものとして観ていたら評価は違ったのかもしれない。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2013-05-20 01:29:39) |
44. 華麗なるアリバイ
《ネタバレ》 狂言回しにあたる主人公が登場しないせいか誰に感情移入してよいのかわからないままだらだらとストーリーが進行して終わってしまった。ところであの人物はなぜかばったのだろう。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-04-24 20:40:56) |
45. 笑の大学
原作舞台は見ていないけれどやはり三谷幸喜らしい作品。舞台ってワンシチュエーションで場面転換や登場人物が少ない分、台詞やテンポ良さが身上のはず。しかし残念ながらゴローちゃんの滑舌の悪さがどうしても気になってストーリーに入り込めない。二人芝居なので致命的です。あの役を誰か他の人が演じていたら…評価は少し甘めに採点。廊下の制服警官の高橋さん、存在感ありますね。 加藤あい、木梨憲武、八嶋智人がカメオ出演していたらしいがよくわからなかった。それと、昭和15年にああいう付箋紙って存在したんだろうか? [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-02-21 01:52:15) |
46. パーフェクト・センス
《ネタバレ》 パンデミックものながら感染はあくまでも味付けで、ヒューマンドラマを描いた作品。ある日を境に嗅覚→味覚→聴覚→視覚と失っていく。起った出来事は解決することなく視力を失った後の世界も描かれていないが、最終的には皮膚の触覚まで失うのかもしれない。すべての感覚を失った人間はそれでも頑張って生き続けるんだろうか?氷河期のマンモスたちみたいに絶滅してしまうのだろうか?パニックになって自ら死を選んだり強奪や殺人などもそれなりには起きるんだろうが、それでも意外と失った感覚にうまく折り合いをつけて日々の暮らしを取り戻そうとする人は案外多いのかもしれない。感染症による世界的なパニックよりも主人公と身近な人間の日常と感情にだけ焦点を当てて淡々と描いているのはリアルでよかった。ただし全体的に派手さはなくてすごく地味。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-02-14 22:39:13) |
47. オリエント急行殺人事件(1974)
有名な作品だったので期待して見たら意外と面白くなかった。ポワロがあまり名探偵に感じられず、最後の謎解きでは理路整然と推理を説明するというよりはただ短絡的に自説を捲し立てていて滑稽な印象でした。原作でもこういう人物像なんでしょうか?イングリッドバーグマンは年を重ねてなお美しい。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2013-02-06 01:55:18) |
48. めがね
前作「かもめ食堂」は良い作品だと思いましたが、今回の「めがね」はどうも今の精神状態とは相性が良くなかったようです。現実感のなさと制作者の意図がどうも鼻について、ただただひたすら退屈という印象しか残りませんでした。それから主演は小林聡美(タエコ)となっていますが、常にストーリーの中心はもたいまさこ演じるサクラです。そういえば結局、小林聡美は何の先生だったんだろう? [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-01-23 05:04:43) |
49. しあわせのパン
《ネタバレ》 大泉洋も原田知世も好きな俳優ですが、心に響くものがない映画でした。いわゆるスローライフというんでしょうか、こんなゆったりとした生活できたらいいだろうなと思いつつも現実感がなくて世捨人夫婦には感情移入することも出来ず、一番肝心なパンや料理がさっぱり美味しそうに見えないのが残念。あの状況でアコーディオン弾かれたら「あの、ちょっと静かにしてもらえませんか?」って言っちゃいそうな気がする。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-01-19 04:30:46) |
50. 地下鉄のザジ
有名な映画作品だが自分にはこの芸術性を解することはできなかった。支離滅裂なストーリーと噛み合わない台詞。それがこの映画で見たことのすべて。記憶に残ったことといえば自動車や家具など小道具類のデザインがオシャレだったこと。ただし最後には壊されてしまうけど。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-01-11 23:38:48) |
51. ダブル・ミッション
《ネタバレ》 とてもいい作品だと思います。『ジャッキー+スパイ+子供』で想像しうるストーリーそのままの内容ですが、ファミリー向けと客層もハッキリしてるしストーリーも明快な勧善懲悪は子供と一緒に観るにはいい映画だと思います。悪党を悪くしすぎない、死者は出さない、大ケガしないさせない。悪ガキだと思っていた子供たちは学校でいじめられていたり、家族との関係で悩んでいたり本当はそれぞれが心に悩みを抱えていて、彼らに悪戦苦闘しつつも真摯に向き合うジャッキーが次第に子供たちと打ち解けていく。アクション全開のジャッキーはもちろん素晴らしいけれど、子供に振り回されるコミカルなジャッキーも大好きです。エンディングのNG集を見るとジャッキーがとても楽しんで演じている様子が伺えます。 [地上波(吹替)] 8点(2013-01-09 06:14:35)(良:1票) |
52. おっぱいバレー
おっぱいとバレーをそのままくっつけただけの勢いでつくったような作品だけど、この映画はそれでいいんじゃないかな。青春って馬鹿馬鹿しいさまでの性への衝動だと思うしね。あえて難点を言えば当時のヒット曲を使ったBGMがちょっと邪魔だった。ナイスおっぱい! [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-12-28 02:17:02) |
53. はやぶさ 遥かなる帰還
はやぶさを題材にした映画は堤版と滝本版の二作品を視聴。渡辺謙主演で重厚さはあるものの淡々と描かれているせいか映画作品を楽しむという意味ではちょっと盛り上がりに欠ける気がしました。キャスティングはこちらのほうが豪華な印象。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-12-11 02:09:07) |
54. はやぶさ/HAYABUSA
フィクション部分が多いものの映画作品として楽しめたのはこちらの堤版かなって気がします。やはり映画ってある程度人間ドラマ的な盛り上がりがないと観客を惹きつける力が弱くなってしまう。史実にリアルさを求めるなら渡辺謙主演の瀧本版をオススメします。帰還シーンはどうしても涙腺が緩んじゃいますね。 [映画館(邦画)] 7点(2012-12-11 02:01:57) |
55. 非・バランス
近年の作品だったら小日向さんのオカマ役はもう定番すぎて…って感じだけど、11年前の作品なんですよね。髪型のせいか途中までヒロインの派谷恵美を菊地凛子と勘違いしてた。ストーリーはちょっと物足りなかったけど、取っ組み合いのシーンはよかった。評価は4点だけど、日頃から見慣れた地元仙台のの風景に1点追加して合計5点。公開当時に見ていたらもっと評価が高かったかもしれないのが残念だ。 [地上波(邦画)] 5点(2012-12-08 06:05:49) |
56. 南極料理人
《ネタバレ》 南極越冬隊に同行した調理担当のお話。自然の厳しさや越冬隊の研究など南極という特殊な環境に重きを置きたくなるところをあえて主人公と料理だけに割り切ったのがよかった。この作品のゆるさを心地よいととるか物足りないととるかによって評価が変わりますね。感涙したりハラハラドキドキするような作品ではないが、見ていて心地よい。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-10-13 14:22:56)(良:1票) |
57. RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
《ネタバレ》 タイトルから何となく『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズとずっと勘違いしてて、中盤でようやく全く別作品だったんだなと気づきました。前職で工場のリストラについても同僚が汚れ役してくれ、夢を叶えたいという理由で先が見えないまま退職することについても妻や子供が無条件で賛成し、本人も転職してからはいい人に急変してギクシャクしてた家族関係も転職を機にいつの間にか修復してる。実際の都会居住者が田舎に戻る場合に考えられるであろうさまざまな障壁を都合良くすっ飛ばして夢叶えちゃったみたいな感じ。現実を忘れて憧れをスクリーンに投影するにはいい映画なんだろうけども…。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-13 14:04:54) |
58. 野性の証明
《ネタバレ》 何度も見てるはずなのになぜか内容をよく覚えてない映画の一つ。そのわりには予告の「おとうさ~ん!」のシーンだけは覚えてたりして。久々に見ましたけど街を牛耳るヤクザの前半と後半で内容がぜんぜん変わってしまうので内容を思い出せない一因かも。絵の具みたいな色の血が勢いよく噴き出したり戦車の大砲が拳銃みたいな音だったり薬師丸ひろ子が予知能力持ってたり…トンデモ作品だったんだな。でも当時の角川映画って独特な雰囲気があって何となく許せちゃったりするから不思議。それと大野雄二の音楽、最高です。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-13 13:38:54) |
59. わさお
《ネタバレ》 わさおはモフモフしてて本当に可愛い!でも映画としてはそれだけなんだよね。ストーリーはこれといった盛り上がりもなく無難というか面白みに欠けるというか。クマが作り物バレバレだし、少年の身勝手さにも納得いかない。あと、それまでにさほど皆に親しくされていた印象もないのに、突然出現した『わさおねぶた』が意味不明。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-11 19:44:32)(良:1票) |
60. ソラニン
映画館で予告編見ててちょっと面白そうだなと思ってたんだけど、残念ながらありきたりの青春ストーリーでその期待には届かず。ただしベースの弾ける田口浩正ことサンボの近藤洋一はすごく存在感あってよかったので今後も期待。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-10-05 21:15:25)(良:1票) |