41. シャークネード<TVM>
《ネタバレ》 チェーンソーでサメを真っ二つ。 チェーンソー持って、サメのお口へダイビング。 サメのおなかから、チェーンソーぐりぐり~。 『そんな映像撮りたいっっ!』ってのが先にあって、ストーリーは後から付け足したんじゃなかろうか。 意外だったのはタイトルにもなってるシャークネードが発生するのって、結構後半になってからなんですね~。 それまではただのパニック映画。 いや、ただの、は言い過ぎかな。なにしろ、普通のパニック映画じゃありませんから。 丘の上にある住宅が、なぜか突然水浸し。密閉されているわけでもないのに。いったいどーゆー状況??もしかして知らん間に丘の上まで波がきたの~? と思いきや、外に出たら全然水はきていない・・・。車だって走れちゃう。・・・・なのに家は浸水・・。 いや、もう考えるのはよそう。こーゆー映画は考えたら負けです。 そーゆーわけのわからん奇想天外な物理法則さえ思い切って目をつぶれば、結構楽しいサメ映画だと思います。 特に、『車の周りをサメがうようよ泳いでいるよ~』のシーンは、絶対にありえないからこその面白さがありました。 サメが泳げるほどの水位まで水がきちゃったら、車は動かないはずなのに、『防水だから』の一言で片づけちゃう適当さ。嫌いじゃないです。 思っていたよりずっとパニックパニックしていたのはとても良かったです。 ちょいちょい挿入される人間ドラマが、映画のテンポを悪くしちゃっているのが実に惜しい。 [ビデオ(字幕)] 6点(2024-06-25 02:47:06)(良:3票) |
42. 人狼ゲーム デスゲームの運営人
《ネタバレ》 うわー、まさかの二重構造。これはしてやられましたね~。 天上人だと思われていた人たちも、やはり誰かの手のひらの上。またきっと違うゲームの賭けの対象になっていたのでしょうね~。 ラストの怒涛のネタバラシは圧巻でした。 今作は歴代シリーズのなかでもビジュアル最強。プレイヤーも運営側も、いまどきの美少女ばかり。とても華やか。もったいないから、誰一人死んでほしくないものです。 運営側とプレイヤー側。両陣営のドラマをほぼ均等に展開した結果、どっちつかずの映画になってしまった感は否めないですね~。それぞれのドラマの密度が薄くなってしまいました。 特に前半。運営側のターンは若干間延び気味。「そのシーン、本当にその尺必要?」ってな箇所が散見されます。前半のテンポは決して良いとは言えないでしょう。 正直最初は、今までの人狼ゲームと比べて見劣りする感じだったのですが・・・やはりラストの盛り上がりが非常に良かった、これに尽きます。今までにない、驚愕の真実。最後の最後で、この作品に対する評価が大きく変わりました。 とは言っても、いつもの人狼ゲームを期待してしまうと、落胆してしまうタイプの映画なのは間違いありません。 ですが私は最後のネタバラシがぐっときてしまったので、サスペンスホラーとして高評価をつけさせていただきます。 生き残ってほしい人たちが生き残ってくれた後味の良さもプラス要因です。 [DVD(邦画)] 8点(2024-06-21 03:53:45)(良:1票) |
43. 人狼ゲーム インフェルノ
《ネタバレ》 ドラマ版「ロストエデン」の後編。もうがっつり後編。タイトル変える意味なんてないくらい。 一番の見どころは主人公の闇堕ち。 ロストエデンで、紘美、ルナ、亜利沙の3人に結構感情移入してしまったので、この結末は何とも後味が悪いです。 デスゲームもので後味が悪いもクソもないのですが・・・。 この3人は、はっきり言って性格は悪い。 紘美は確かに偽善者だし、ルナや亜利沙にいたっては論外。 ただ、紘美とルナの友情だけは、本物だと思っていました。少なくともロストエデンではそうでした。 だから紘美がルナをだまし続け、そんな紘美をルナが信じ続けた結果、こんな結末になるなんてあまりに救いがありません。 もう一足早く刑事の2人が到着しただけで、水谷、ルナ、越智の3人は助かった可能性すらあります。なんとも趣味の悪い脚本ですね。 「ラヴァーズ」と「インフェルノ」以外は、あまり後味の悪さを感じさせませんでした。 それは、人間のサイコパスな側面を見せながらも、同時に人間の良心も見せてくれていたからかもしれません。 でもこのインフェルノでは、良心のある人間はまっさきに殺されてしまいます。 要は、一番良心に欠ける人間2人が勝ち残ってしまう後味の悪さがあるんです。 ただロストエデンで、いじめの当事者でありながら蚊帳の外であった性格の悪い宮下舞や、不良の馬渡なんかをゲームに参加させてくれたことは良かった。それに宮下舞の襲撃は、何気にこの作品で一番のお気に入りです。 とゆーことで、映画としては非常に面白かったのですが、後味の悪さでプリズンブレイクよりは1点下げておきます。 そしてやっぱり人狼が誰だかわからないほうが面白いことを再認識しました。 [DVD(邦画)] 7点(2024-06-20 02:47:08) |
44. シックスヘッド・ジョーズ<TVM>
《ネタバレ》 おお、これは・・・! 他の方が言及している点については、すべて至極ごもっともなわけですが。 個人的な好みから言えば、4作品の中で一番好きかもしれないです。 なんと言っても地上を歩くサメ!この映像が最高! CGは粗いものの、このチープな感じがなんか好き。なんだか一昔前の特撮者映画を思い出します。 サメは文字通りいろんなとこから顔出しますし、人間サイドもわりとがんばって戦う。 シンプルで良い。パニックものはこれで良い。 惜しむらくは、ビジュアル、性格ともに魅力的なキャラが1人もいないこと。 いや、唯一いたんです、ビジュアル最高の彼女が。 『めっちゃ良い娘いるじゃーん。』とテンション上がったのも束の間、あっと言う間にパクリですよ。 ああ、なんてもったいない・・・。 まあ彼女のぶんまでシックスヘッドジョーズが『あとは任せろ』と言わんばかりに頑張ってくれます。 とゆーことで、私は結構満足できちゃいました。 一昔前の特撮とか好きな人は、結構楽しめるんじゃないかな。 あ、それと音楽が4作品のなかで一番力入れていた感じ。 音楽良かったです。BGMの力で3割増しくらい盛り上がってた気がします。 BGMも大事ですね~。 [ビデオ(字幕)] 6点(2024-06-17 12:05:54)(良:2票) |
45. ファイブヘッド・ジョーズ<TVM>
《ネタバレ》 (夏が来たからサメ映画見なきゃ・・・)という謎の衝動に駆られて鑑賞しました(笑) 前2作に比べると、『あれ?ちょっとだけCG良くなってない?』 なんだかファイブヘッド・ジョーズの質感を感じられるぐらいには、なめらかに動いているような気が・・・。 あくまで前2作に比べると、ですが。 ファイブヘッド・ジョーズに襲われるザトウクジラのシーンがなかなかの迫力でお気に入り。 でも見所はそこくらいかなー。 前2作に比べるとパニック感弱め。 早い段階でサメとの対決モードになっちゃって。 『こっから先は関係者以外立ち入り禁止』みたいになっちゃって。 もっと不特定多数が襲われてパニックになるのが、サメ映画の醍醐味だと思うんですけどねー。 で、対決の仕方ってのが、『イルカの鳴き声を使って入江に誘い込む』『爆弾でふっとばしてやるぜー』という超絶シンプルなもの。 シンプル・イズ・ベスト。わかりやすくて良いです。 そう、わかりやすくて良いはずの作戦なのに、今何やっているのか全然わからないのです。 見せ方へたか。 低予算なB級映画であっても、もっとわかりやすく作れたはず。 その結果、前2作に比べると後半が一番退屈というあってはならない事態に。 だってずっとレーダーばかり見ているんだもの。 『何かおかしい。』『何か変だ』って、不安をあおって、期待させておきながら、そっから話全然ふくらまないの。 なんなの、いったい? それから、せっかくおいしいところに5つ目の頭出したんだから、使おーよ、それー。 [DVD(字幕)] 4点(2024-06-16 02:56:47)(良:1票) |
46. 思い出のマーニー
《ネタバレ》 映画はエンタメと思っている自分にとって、この映画は冗長で退屈なものでした。 この『ザ・道徳』なスタイルの映画で、主人公のモラルが欠如しちゃっているのはまずいでしょ。 体が弱い。両親が死んでいる。だから悲劇のヒロインのように振舞ってもOK? いやいや。自分をひきとってくれた叔母さん。夏休みに面倒を見てくれる大岩夫妻。田舎で出会う人々。その誰もが親切でフレンドリー。こんな恵まれた環境なかなかないよ?何を勘違いしちゃっているのかな?あなたより不幸な人はたくさんいますよ。 それに最後の種明かしでわかることですが、両親が亡くなったのはもうずいぶん前、アンナが物心つく前じゃないですか。 ・・・・え?そんなにヒネますかね? しかもその後ひきとってくれた祖母、おばさん夫婦、みな愛情を注いでいるのに、こんなにヒネますかね? おばさん夫婦が自治体からお金をもらっているのを知っただけで?今まで育ててもらった恩はなかったことになるの? は?性格悪すぎません? 極めつけは、『太っちょ豚』発言。しかもそれを言われたほうが、『はい、この件はもう終わり。』って手を差し伸べる寛大さ。 なのに、その手をはらいのけるアンナ。 ・・・・・お前は何様じゃ~(゚Д゚)ノ で、そっからマーニーと仲良くなっていくわけですが・・・・マーニーのことは無条件で受け入れるアンナ・・・。 いやいや、ルッキズム至上主義じゃないですか。引くわ~( ̄д ̄) 主人公が嫌いすぎてだめでした。 でもミステリー要素だけは面白い映画でした。 [ブルーレイ(邦画)] 4点(2024-06-15 03:22:16) |
47. チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像
《ネタバレ》 ドラマは見ていません。 だからすみれ先生(栗山千明)がなぜ白鳥を憎んでいるのかよくわかりません。 ドラマと関連性のある映画は、ドラマも見ておくべきですね。 2つのサスペンスが同時進行。 ただ別宮葉子(桐谷美玲)サイドのストーリーは追いやすく、推理も比較的簡単なので、すっきり見やすい。 別宮や滝沢(松坂桃李)は、要所要所で明らかに『何かある』てきな雰囲気を匂わします。でもこれはおそらく確信犯的な演出であり、あえてわかりやすく教えてくれているのだと思います。 そのため別宮が真犯人とわかるシーンが驚きにつながらないのは痛いところではありますが・・・。こーゆー見る側のことを第一に考えてくれる映画は悪くないです。 まあまあ長尺だし、前半がちょっと退屈。 生瀬のアメリカかぶれキャラは過剰すぎてちょっとウザい。し、やや映画の雰囲気から浮いている気がします。 終盤、田口先生が別宮の自殺を止めるシーンが、まるで学芸会で見てられません。これ、ちょっとチープすぎて台無しです。 とまあ、正直気になる点はちょこちょこあるんですけど、全体としてはまとまっていて良作かと。 実際はそんなこと無理なんでしょうけど、ラストの病院のサーバーハッキングしてからのひともりあがり、こーゆーパニック好きなので点数甘めです。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2024-06-10 22:28:15) |
48. 人狼ゲーム マッドランド
《ネタバレ》 『マッドランド』の副題。その名もズバリでしたか。 『狂人村』。次から次によく考えるなぁ。 これ人狼側が有利すぎて、ゲームにならなくない? ・・・と、しばらく頭が混乱。 でもよくよく考えると狂人は村人側としてカウントされるから、人狼側の勝利条件は『人狼1人、狂人1人』もしくは『人狼1人、預言者もしくは用心棒のどちらか1人』の組み合わせしかないわけです。人狼は人狼で1人しかいないというのは、なかなか厳しい勝利条件かもしれないですね。 また、狂人も人狼を勝たせないといけないわけですが、最後に生き残れる狂人は1人だけなので、狂人同士で潰しあう必要があります。そうなってくると、思っていたほど人狼側圧倒的有利ってわけでもないのかな・・・。 いつもとは全く違って、人狼をあぶりだすのではなく、自分が人狼であることを証明しなければならないってのは、結構面白い試みだと思います。その設定が映画の面白さにつながっているかどうかは微妙ですが、少なくともいつもとは違う心理戦や駆け引きを見ることができました。 正直最初は狂人村のシチュエーションとルールが意味不明すぎて、これはもうクソ回だと思ったものです。 ただ主役以外の役職を伏せたこと。庄司も彩乃も人狼ではないことがわかったあたりから、俄然面白くなってきます。 そして今作は主役が初の用心棒。 そしてなんと言っても、まさかの主役デッド。 主人公のドアが開いたときの衝撃はなかなかでしたよ。 結果として、今までとは違う路線の人狼ゲームを楽しむことができました。 『プリズンブレイク』が一番好きなのは変わらないけど、これはこれで良かったと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2024-06-09 03:13:05) |
49. トリプルヘッド・ジョーズ<OV>
《ネタバレ》 な、なんてこった・・・・・! まさか、・・・まさか、・・・・誰も脱がないなんて・・・ いったい何を考えているんだ・・・ とまあ、それはさておき。今回最大の見どころは、なんといってもダニー・トレホVSサメ。 サメと戦うダニー・トレホを見られるのは、この作品ぐらいではないでしょうか。 サメの首をでかいナイフで切り落としちゃうダニー・トレホ。 その直後に食べられちゃうダニー・トレホ。 いやー、作り手のみなさん、よくわかってらっしゃいますね~。ダニー・トレホの正しい使い方! ちなみに、オープニングはともかくとして、前半すごく真面目です。 チョーB級映画なのに、A級っぽい雰囲気作ろうと必死です。 でも研究所が襲われたあたりから次第にボロが出始めて、本来の自分を取りもどしはじめます。 『はっ!そうだ・・・オレはB級映画だった・・・。何をかっこつけていたんだ・・・』 そこからは、後半、そして終盤になるにつれ、登場人物達の知能指数は急下降。見事なまでに下がっていきます。 なにせ誰も本気で生き残ろうなんて考えていません。(多分) 『さて、どうサメに喰われてやろうか?』みんなそればっかり考えています。(多分) だから前半は退屈ですが、後半はもっと退屈です。 でも、こーゆーバカ映画が作り出す退屈な雰囲気、結構好きなんです。 前半を我慢すれば、中盤以降はきっとあなたが見たいものを見せてくれる、そんな映画です。 [DVD(字幕)] 6点(2024-06-07 22:45:51)(良:2票) |
50. ダブルヘッド・ジョーズ<OV>
《ネタバレ》 超粗いCG。超大根な役者。超どうでもいいストーリー。 全く意味がわからない行動の数々に、パツパツ水着のお姉ちゃんたち。 これぞB級。これぞエンターテイメント。 アラしかないから、アラ探しする気すら失せるクオリティ。 なぜダブルヘッドなのか。そんな説明は一切なし。潔し。 ダブルヘッドジョーズがとにかく人を襲う。 そうです、それで良いんです。これぞお気楽B級映画です。 『島が沈んでしまったー。』と騒いでいる人たちの背後に、陸地や岩場が見えたって気にしない。 B級サメ映画を楽しもう。その気持ちが本物だったら、そんな岩場は見えなくなりますから~。 全体のおよそ9割はしょぼしょぼですが、そんななか時折良いシーンが紛れ込んでたりするから侮れません。 ボートに乗っていた男2人が、海に浮かんでいる何かを見つけて近づいていくときの緊張感はなかなか良いものでしたよ。 よく頑張りました。 終盤のチャペル内での攻防も、ビジュアル的になかなか頑張っていたのではないでしょうか。 『サメ映画を撮るぞ!』という気概が伝わってきます。 [DVD(字幕)] 5点(2024-06-07 02:03:52)(良:2票) |
51. ザ・フラッシュ
《ネタバレ》 タイムトラベルに走っちゃったか~。 しかもがっつりパラレルワールド。いや、マルチユニバースというんですか?嫌いなんですよね~。後半はもうワケわかめ状態。 序盤はめっちゃ良かったのに。 赤ちゃん助けるとこ、めっちゃワクワクして、めっちゃ大笑いしたのに。 ずっとその路線で良かったのに、 過去のある1点を変えてしまうと、過去も未来も全部変わって、まったく別の世界ができてしまう。 じゃあ今までとは全く違う世界での出来事を延々と見せられるわけですよね? いや、気分乗らんわ~。そこで何をどう頑張っても、自分の元いた世界での問題は何も解決しないわけだし。 映画のほとんどが別世界での物語。しかもその世界では、スーパーガールとバットマンが、何をどうやっても殺されちゃうバッドエンドばかり。ご丁寧にふたりがやられちゃうところを何回も見せてくださる。いやいや、望んでねーよ、そんなこと。 スカッと爽快なヒーローものを見たかったのに、なんかもう暗い。 最初が暗くて、だんだん明るくなっていくなら良い。 この映画逆なんだもん。 ジャスティスリーグでは良いキャラしていたフラッシュ。もっと彼の良さを堪能できるようなヒーローエンターテイメントを期待していました。がっかりです。 もっとわかりやすく楽しい話にしてくれたらいいのに。 しかも今回の失敗がしっかり骨身に染みておきながら、ラストでまた同じ間違いを繰り返すなんて、何考えてるの。 トマト缶ひとつで世界がひとつできて、しかもその世界は破滅しちゃうような世界だったんだから、何もいじくりまわしちゃダメだってわかったんでしょ。 ほら、ブルース・ウェインがジョージ・クルーニーになっちゃったじゃん。 どーすんのよ、これ。 もう過去も未来も行くの禁止。 以上。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-04 02:42:31)(良:1票) |
52. シャザム!~神々の怒り~
《ネタバレ》 前作とは違い、最初からみんなで協力。反省会や作戦会議だってしちゃう。仲が良くてなにより。 みんなそろって変身するシーンは否が応にもテンション上がります。 橋の崩落から人々を救うシャザムチーム。テンポもサクサクいいかんじ。オープニングは最高。 今回の相手は神。 まあ、これだけチートなパワーをもつのが6人もいるんじゃ、神くらい出てこないと勝負にならないから、それはいいんだけどサ。 早々に不意打ちでパワー奪っちゃうのは、盛り下がるわー。 みんなスーパーパワー持っているのに、ドラゴンみたいなのが出てきただけで逃げ腰になっちゃってう~ん。 それなのに、スーパーパワー失って、生身の人間に戻った後は、ユニコーン手なずけて、モンスターたちと戦っちゃう。 ・・・・生身の人間のときのほうが勇敢になっとるがな。そんなことあります? カリプソが黄金のリンゴを植えて、怪物がいっぱい出てきたときはミョーにテンション上がっちゃいました。こーゆーノリがもっとほしかったかな。 で、戦いがいがありそうなクリーチャーがたくさん出てきたのに、主人公以外みんなパワー奪われちゃってるのもったいない! こーゆーところでこそ、チームバトルで大暴れさせて、もうひとカタルシスほしかったところです。 正直ラストは、カリプソと主人公のワンパターンなタイマンをダラダラ見せられて、飽きちゃいました。 盛り上げようとして、ちょっと長めのタメを入れてみたり、お涙ねらいの会話シーン入れてみたり。 いやいや、今バトル中ですよ~。 終盤になるにつれ、どんどんテンポが悪くなる。 DC映画の悪いとこ出てるわ~。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-03 00:51:46)(良:1票) |
53. ワンダーウーマン 1984
《ネタバレ》 もっとわかりやすく『悪者』VS『ヒーロー』で良いのに。 全然カタルシスを感じられないヒーローもの。 こんなに長尺なのに、見所少ない。 結局、ショッピングモールで小悪党捕まえるオープニングが一番面白かった。そーゆーのもっとたくさん見たかった。 そして今回の目玉商品、『願いをかなえる石』。 なーんてルールが曖昧なんでしょう。ふわっとしすぎ。 『願いをかなえる代わりに、代償を支払う』 たったそれだけのルールなのに、何の代償払ったかわかりにくすぎ。 ワンダーウーマンが代償に力を失ったっていうんだったら、もっとはっきり一般人くらいにしてもらわないと。突然力を失って、呆然とする表情の一つでも見せてもらわないと。 バーバラにいたっては、『優しい心』とか、それが代償になるってなんかずるくない? マックスパパは、みんなの願いをかなえまくって、結局何がしたかったのかわからずじまいなんですが。 こんな消化不良感の残るヒーローものはいやだ~。 多少ストーリーが稚拙でも、ワンダーウーマンが活躍する姿が見られるならそれでOKなのに、そーゆーシーンが後半になるにつれ激減。とゆーか皆無。もしくは活躍しそうな場面でも、パワーとられちゃってるから苦戦しまくってしょぼい。 最後はどうパニックを収束させるのだろうかと思ったら、全世界の人に願いを取り消させる力技。 え?どうするのかって? それは人の良心に訴えかけるのですよ。 ほら、ごらんなさい、どっかの中東のテロリストだって改心してるじゃないですか。 ・・・・・・って、そんなわけないでしょーーー。 開いた口が塞がらないとは、まさにこのこと。この脚本書いた人だれー。 全世界の人たちがそーゆー人たちなら、世界はもっと平和です。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-01 02:28:47)(良:2票) |
54. 青天の霹靂
《ネタバレ》 いわゆるタイムリープもの。 でもタイムリープにありがちな、過去改変による現在への影響などは一切なし。 もちろんパラレルワールドもなし。 主人公の晴夫が自分のルーツを知る旅に終始しています。よってわかりやすいシナリオです。その辺は好印象。 ただ、『劇団ひとり』『大泉洋』『柴咲コウ』ときたらどうしてもコメディを期待してしまうわけで、そのあたりはちょっと期待とは違いました。 多少コメディテイストな部分はありますが、これはもうヒューマンドラマでしょう。 自分を捨てたと思っていた母は、実は命をかけて自分を生んでくれていた。 ろくでもないと思っていた父は、自分のために優しい嘘をついていた。 そのオチそのものは美しく、嫌いではないです。 個人的には、晴夫には過去の世界に逃げ込まず、現在のほうで人生逆転してほしかったものです。それだけの実力はあるわけですから。 もちろんそーゆー趣旨のドラマでないことは重々承知しているんですけど。 変にサクセスストーリーの空気も出すから、期待しちゃうじゃないですか。 現在の世界に戻ってきた晴夫が一念発起してもう一度夢に向かう姿も見てみたかったです。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2024-05-28 01:49:02) |
55. サスペクト 哀しき容疑者
《ネタバレ》 ボーン・アイデンティティーだ! 凄腕の元工作員VS暗殺者チームVSスーパー軍人VS警察のみなさまVS女記者。 惜しむらくは登場人物多すぎてごちゃごちゃしちゃったとこかな。 特にお偉いさんたちは、途中から誰が誰だかわからなくなります。 チ・ドンチョル(主人公)リ・グァンジョ(主人公の標的、妻の敵)ミン・セフン(スーパー軍人)キム・ソッコ室長(ラスボスでクズ)ガム噛んでる人(ミンの部下で名前忘れた)女記者(同じく名前忘れた)、この人たちさえ把握していればとりあえず他の細かいとこはいいかなって感じです。 アクションはアップが多く、早いカット割りでちょっと誤魔化されている印象。臨場感や迫力をお手軽に出しやすいのかもしれないけれど、安易な多用は反対。 最近のアクションはこーゆー編集が多くて、目が疲れるし、脳も疲れるし、そして状況がわかりづらい。 まあそれをふまえても、エリート工作員同士の戦いはしびれるものがありますが。 特にショッピングモールでの一騎打ちは見ものです。 それに対し、3人目の大学講師みたいな暗殺者。車クラッシュしてリタイアって。そんなつまんない退場のさせ方するんだったら、あんなもったいぶった登場シーンだっていらなかったでしょ。ただでさえ登場人物多いのに。 ストーリー複雑すぎ、スパイあっちゃこっちゃにいすぎ、よっておおまかにしか内容がわからず、そこも残念ポイント。 このわかりにくさは、自分の理解力の問題ではなく、制作サイドの問題だと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-27 00:54:41) |
56. プーと大人になった僕
《ネタバレ》 前半は退屈。 中盤はイライラ。 終盤、マデリンとプーさんたちが書類を届けに行くとこだけ面白かったかな。 そもそもストーリーが嫌いです。 『家庭と仕事、どっちが大事なの?』みたいな質問を本気でするな。家庭が大事だから仕事をするのです。 『自分のしたいことをしている人間』が、『自分がしたいことを我慢して家族や従業員のために頑張っている人間』を非難するんじゃないよ。あまつさえそれを正論のように語り、美談に仕立て上げる。嫌いだわー。そーゆーの。 クリストファー・ロビンも、『仕事のことは僕が間違っていた。』って、べつに何も間違っちゃいないよ。胸を張って仕事しなさいよ。 唯一『えっ?』って思ったのは、プーのお世話をしちゃったことかな。 その時間が取れるのであれば、家族との時間だって作れたでしょ、とは思いました。 この映画が一番まずかったのは、クリストファー・ロビンをあまりに責任のある役職に就かせてしまったことでしょう。 だから家族やプーさんの言うことが、現実の見えていない絵空事にしか聞こえないのです。 ただ、プーさんたちがマデリンと一緒にロンドンに来てから、しゃべるぬいぐるみたちにいちいち周りが驚くのは面白かったです。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2024-05-26 02:11:47)(良:1票) |
57. ゲッタウェイ スーパースネーク
《ネタバレ》 90分ずーっとカーチェイス。ひたすらパトカーとの鬼ごっこ 似たようなクラッシュシーンを見せられて、さすがに飽きます。 まるで腕のない芸人が、なんの知恵も絞らずに、同じフレーズを何十回と繰り返しているよう。 さすがにもう少し変化や抑揚が欲しくなります。 車やカーチェイスが好きな人には、それでも良いのでしょうけど・・・そうでない私には、ひたすら退屈な時間でした。 こんな役だと、イーサン・ホークの良さも十分に出ていたとは言い難い。 少女とのバディ形式で話が進んでいくのは良かったと思います。 ただ、犯人が少女にしかできない何か重大な役目を与えるのかと思ったら、結局何もなし。じゃあなぜ少女を同乗させたの?そんな感じでストーリーは穴だらけ。 それに妻を人質にとられていたとはいえ、これだけ町中を破壊して、パトカーをクラッシュさせまくった主人公が無罪放免にはならないでしょ。 逆襲に転じてからはまたちょっと面白くなりましたが、最後はやっぱりカーチェイス。 遂に黒幕を捕まえた!・・・と思ったら、捕まえていない・・・。 そんで、こんだけ好き勝手やっといて、『君のファンだよ。』ってなめとんかい。 『君の味方だよ』みたいな顔しやがって~。今更味方ヅラすんな~。イライラ。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-05-23 02:37:13) |
58. ザ・ホスト 美しき侵略者
《ネタバレ》 今から侵略されるのではなく、すでに地球の大部分が侵略された状態からスタート。スタート地点は思っていたのとだいぶ違いました。 よくある寄生型宇宙人。 普通と違うのが平和主義。 『あなたたち人間のためなのよ~。』『悪いようにはしないから~』って近づいてきます。 寄生されると人格が失われます。運がよければ、人格や意識が残ります。ですが自分の体を動かすことはもはやできません。頭のなかで文句を言うことはできます。 ・・・・どこが平和主義者やねん。立派な侵略じゃんねぇ・・・。 わずかながら生き残っている地球人。身を寄せ合って生きています。ちょっとディストピアな雰囲気です。 こちらのジャンルには入っていませんが、サスペンス要素ありありです。 この作品が他の類似作品と違うのは、サスペンスをメインにはしなかったことでしょう。 そのため中盤は若干の中だるみを起こして退屈に感じる場面も。 そのぶん、終盤はサスペンス的にもドラマとしても、見ごたえのあるエンタメ作品へと昇華されていきます。 主人公はメラニーと、そのメラニーに寄生した宇宙生物ワンダラー。 このワンダラーが、人間たちとの交流のなかで、考え方や価値観を変化させていくわけです。 遂には、寄生している宇宙生物を人間から取り出す方法を教えてくれます。 時間はかかりそうですが、一番平和な解決方法を教えてくれるので、すっきりします。 更にたたみかけるように、もう一筋の希望を残す終わり方。 こーゆー作品にしては後味の良さが好印象です。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-22 03:05:52) |
59. あなたにも書ける恋愛小説
《ネタバレ》 個人的に思い出深い作品。で、大好きなラブコメ。・・・だったはずなんですが、こちらでの評価が思ったより低くてあれれ? 確認の意味も込めて、妻と再鑑賞。 ・・・いやいや、やっぱ面白かったですよ。 私が知る限り、ケイト・ハドソンが一番かわいく撮れているんじゃないかな。 タイプした原稿を雨の中水溜まりに落としちゃうケイト・ハドソン。翌日、そのことを泣きながら白状するシーンが最高におかしくてキュート。一番お気に入りのシーンです。 『借金返してほしいなら、パソコン壊しちゃダメでしょ。』とか、細かいところで気になるところはあります。 が、そんなことがどーでもよくなるくらい、2人があーでもない、こーでもないって言いながら小説を仕上げていくのが微笑ましい。 もはや、2人の合作と言っても過言でないくらい、ケイト・ハドソンが口出してます。 結構あっさり借金の問題が片付いちゃうラスト。 散々ひっぱっといて、ちょっと物足りなさも感じちゃうくらいですが、2人の恋の行方がメインのストーリーなのでこれで良かったのかな。 まったくひねりのないラブコメですが、2人のやりとりとケイト・ハドソンの笑顔に凄く幸せな気分になれる良作です。 [DVD(字幕)] 8点(2024-05-20 00:21:52) |
60. ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
《ネタバレ》 あらら、評価低いですねー。 超人ぞろいのなか、一般人代表で頑張るキャラは好きなんですけど。 思ってたよりアクション多め。テンポも良い。 警察署内での大立ち回りなんか最高。カラフルな煙幕弾やら、いろんなタイプの弾撃ちまくって楽しい。 ラストはラストで、キラーボイスの歌姫やらハントレスやらとチームを組んで、もう一盛りあがり。 遊園地でのバトルってのがまた良い。 『毒を以って毒を制す』的なストーリーは好き。燃える。 ただ今作に限って言うと、ハーレイ・クイーンの毒気はちょっと足りなかった気も。 見た目やアクションが派手で奇抜、っていうだけにとどまってしまったかもしれないです。 もっと意地悪に相手を出し抜くとか、ハーレイ・クインならではのウリみたいなものが欲しかった気はしますね。 ただ、ずっと飽きずに見られたし、エンタメアクションとしては及第点だと思います。 ハーレイ・クインを除く3人で最後はチームを組んでいましたが、なんとなくそれにはハーレイ・クインも参加してほしかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-20 00:05:01) |