41. 横道世之介
2度目の鑑賞、まぎれもなくこの作品が好きだと再認識。 とにかく愛おしい祥子と世之介のカップル。祥子が「世之介!」と母親のように呼びつづけるシーンは感動と可笑しさで胸がいっぱいになる。 真っ昼間からやろうとして祥子に説教される世之介も超かわいい! 友達の倉持とのかみ合わない会話(この子もアホっぽくてかわいい)、加藤とのやりとりなど、すべてが愛しい!そう「愛しい」という表現が一番しっくりくる。 [映画館(邦画)] 9点(2013-10-20 22:38:34)(良:2票) |
42. めし
《ネタバレ》 男の立場から言うと、これは怖い映画だと思った。 旦那は、飲んだくれでもなく、株屋ながら投資とかギャンブルもしない、浮気をするわけでもない堅実な男。決して悪い旦那ではないし、当人もそう思っているはず。 でも奥さん側には確実な何かが溜まっていく。 姪が来たことがきっかけとなり、実家に帰らせていただきますとなるんだが、旦那にしてみれば、明確な理由がわからない。 この状況、自分もそうなっちゃいそうで実に怖い。 長年一緒にいると敬意や関心も薄れていくし、若い奔放な女性が近くに来たら、そりゃ優しくしてしまうよ。浮気とは別次元でね。 この映画を見ていて本当に良かった。(と将来も思いたい・・) [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-20 22:19:09) |
43. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
《ネタバレ》 ああ可笑しい、楽しい。 そして、ツンデレ二人が抜群に可愛らしい。 「負けてくれ」「いくらほしい」「びた一文負からんぞ」のやりとり!笑 こんな至極のホームコメディがこんな昔に作られていたとはねえ。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-09-23 14:08:56) |
44. エクスペンダブルズ2
最高~!ヴァンダムかっけー! 今までで一番かっけーんじゃんか??ぼそっとフランス語みないの喋るしな。 スタ、シュワ、ブルの三人が並んで銃を撃つ! これは鳥肌立たないわけないよな! んで満を持してチャックノリス登場だな。あんま空手やんなかったけど、まあギャグ要員なので笑 1よりもキャストが豪華な分、「うっひょー」シーンが多くて最高でした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-23 14:01:33) |
45. プラダを着た悪魔
《ネタバレ》 面白かった! テンポが非常によく、映画の見た目も華やかで見やすい。 若い女性向けのポップな映画だと思って舐めてたら、いやいや、仕事か家庭か、人を踏み台にして成功できるか、ほんとにやりたいことは何か、これって男女逆でも、もっと年取ってても全然ありな話だし。 個人的には先輩のエミリーに感情移入してしまった。 その業界が好きでもない後輩に、あっという間に抜かれてしまって・・悔しいだろうね。。 最後ミランダが手を振り返さないところはいいね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-09-23 13:50:46) |
46. ブラック・スワン
うーん10点! 最初から最後まで、ずっと好き。 絵が笑うシーンは何度見ても鳥肌が立つ。 まあ、ツッコミどころは皆それぞれあると思うけど、ママからの着メロをマイナーコードの不穏な白鳥の湖にしているところなんかはめちゃめちゃ可笑しい! 自分で自分の首絞めんなよ笑! [映画館(字幕)] 10点(2013-09-23 13:35:41) |
47. 桐島、部活やめるってよ
「映画」というものを観てきて、ここまで心を揺さぶられたことはない。 普段意識していない(つもりの)何か記憶のようなものを、時計じかけのアレックスばりに強制的に見せつけられたような、そしてお前は高校時代どうだった!?と問い詰められているような感覚。 見たあと、1週間くらいこの映画のことしか考えられなくなった。 何か落ち着かなくて、いてもたってもいられず計4回劇場へ行ってしまった。 唯一無二の作品。 [映画館(邦画)] 10点(2013-09-23 13:25:13) |
48. スウィングガールズ
《ネタバレ》 全般にリラックスしてまあまあ楽しめた。 最後の演奏シーンと電車の演奏シーン、良かった。 が、ストーリーが弱すぎないかい? これって主人公の成長を描いているのか?パソコンを序盤で象徴的に出すということは、成長させるつもりだと思ったが、、 誰か言ってたけど、主人公が何でジャズは三日坊主にならなかったのか判らないし、主要以外メンバーの合流も、なんか良く判らない。。 ご都合主義は別にきらいじゃないが、成長物語なら、少ないに越したことはないと思う。 テープの送り忘れ、あれいる??他校の辞退というムリヤリ設定しなきゃいけないほど。 そのあと、友情深まってるわけでもないし。。その分、修行シーンがもっと見たかった。 やっぱ、たくさん準備して準備して、苦労すればするほど、本番の感動は大きくなるのに、ネズミだけじゃあねえ。 やはり、吹奏楽部の復帰がいくらなんでも早すぎたのでは?と思う。 終盤だったら、彼女たちがわんわん泣いたときに一緒に泣けたと思う。 プロットの部分がもっと良ければ、もっと良かったかな~ [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-06-03 14:19:22) |
49. ジャンゴ 繋がれざる者
《ネタバレ》 なんか、こういう映画って本当にいいよね。楽しい楽しい映画。 ヴァルツのキャラは、タランティーノらしいね。 確信をストレートに言わずに外堀を少しずつ埋めていくタイプ。優雅に。このいやらしい感じは前作に続きヴァルツがぴったりだな。 ディカプリオは最初の表情が最高すぎて、それ以外の演技がかすんでしまった笑 サミュエルは、何かしゃべるたびに劇場は爆笑。サミュって凄いよな。笑いのセンスというか、しゃべり方のセンスというか。特に怒ってるときが白眉。あ、わかった!声が面白いんだ! KKK団のシーンて、ダウンタウン以降の日本のコントっぽいよね。ああ、頭巾作るひともいるんだよな~っていう。 プロット的には、演技がバレる理由は他になかったのかな。ドイツ語もうちょい生かせなかったかなあ。 タランティーノが終盤で出てきた理由は、一番おいしいあの死に方の為だけ。 ずるいなあ。 [映画館(字幕)] 8点(2013-03-03 13:01:05) |
50. ロッキー・ザ・ファイナル
《ネタバレ》 ロッキーシリーズ、特に初期のファンにとっては非常にうれしいシーンが満載の映画。 序盤はご丁寧に名シーンをなぞり、ポーリーはいつもどおりに腐ってる笑。葛藤からの決断、そして名物、トレーニングシーン! 今回は音楽を始め原点回帰となっており、生卵の一気飲み、冷凍肉打ち、そして階段でのガッツポーズ!!(ファン狂喜の連続!) 3は海岸でアポロといちゃつき、4では登山をし、挙句に5ではトレーニングシーンがない!という迷走っぷりだったが、あの階段はやっぱアガるな。(?って表情の犬も良い) それに意外と映画の出来自体も、シリーズ中でもかなり良かった。 ロッキーが年老いて、挑戦すること自体が無謀という状況ゆえ、メッセージがわかりやすく伝わってきた。 挑戦する、闘う、ということが最も大事である。 最後はこれも原点回帰となる「敗戦」で締める。判定聞きながら、「負けてくれ!」と思ってしまった。これでロッキー自身もファンも、完全に綺麗に幕を引けるなあ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-09 01:01:25) |
51. 世にも怪奇な物語
《ネタバレ》 フェリーニの3話目、テレンス・スタンプのやさぐれ感が素晴らしい。 こんなに魅力的な男だったとは。(おっさん以降しか知らなかったからな) アメリカ人には出せないパンクで退廃的な存在感が際立つ。 全編に渡る映像が圧倒的で、悪魔のビジュアルが破壊的。 でもストーリーはいまいち。 ルイマルの2話目は、話が一番面白い。 高貴なブリジッド・バルドーの白い肌をムチでビシバシ・・・この映画屈指の変態シーンだが、アラン・ドロンが物凄くハマってるので必見笑 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-28 22:09:21) |
52. いつかギラギラする日
《ネタバレ》 これは素直にだめ。酷い。 ストーリーは、仲間割れしたところまでは面白いが、それ以降は良く分からなくなってくる。荒唐無稽だし、詰め込みすぎ感が満載。(バスジャックにはさすがに苦笑) 描き方は、やくざ、木村一八、荻野目慶子が全く好きになれない。ロックバンドも雑音にしかなってなく、・・ただダサい。 アクションに力が入っているが、邦画らしいジグザグ走行(笑)、絶対当たらない銃弾(ハリウッドは、まだ当たらない説得力がある)、低速バスジャック、バイクでマシンガン(!)など、ハリウッドと香港の真似をして失敗した感がある。 製作された時代のせいか演出のせいか、なんか邦画のチープ感が際立ってしまっている印象。(3年後にはGONINが作られることを考えると、ちょっとね) 80年台角川映画のようだ、というのは言い過ぎか。 ショーケン、千葉ちゃん、蓮司の3人のお話を見たかったな。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-06-25 19:33:40) |
53. しとやかな獣
面白かった! お話やオチではなく、登場人物の、特に両親のキャラクター。 あの部屋に住んでいるいきさつには、笑いました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-25 00:53:11) |
54. 地下室のメロディー
《ネタバレ》 ラスト10分、これに尽きる。 逆に言えば、それ以前の110分は少々長い。 ダンサーとの長いやり取りは意味あったのか?別れるとことか。 新聞の写真を撮られてたりとか、伏線がないので凄く唐突。 でも、終盤のプールサイドですべて吹き飛ばされてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-25 00:42:10) |
55. シェルブールの雨傘
《ネタバレ》 セリフが全て歌、という方法論は成功しているのか。 皆が指摘のとおり、演出の緩急がつけづらい為、ここぞという場面での音楽が効果的ではなくなっている。 この方法だと90分が限界と思われ(それでも長く感じる)、加えて細かな心理描写などの表現ができないため、感情移入しずらくなってしまっている。 ドヌーブの決断の理由や、カサールがなぜそこまで好いてくるのか、など良くわからない。というか、このやりかただと細かい心理描写は省略せざるをえないのだろう。 ドヌーブが駅で見送るシーンは、音楽、ロケーション、ショットが素晴らしいので、前後がミュージカルでなければもっと印象的な名シーンになったのでは? やはり、歌と通常演技は効果的に分けるべきと思う。 ストーリーも含め、いろいろ素晴らしい映画なので、もったいない、という印象。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-25 12:48:50) |
56. いぬ
《ネタバレ》 渋いっすね~ セルジュ・レジアニですか。「冒険者たち」で船に乗り込んできた男だな。 特徴のある独特の顔で、ベルモントとは違った泥っぽい雰囲気をもってるなあ。 当然、シリアンが『いぬ』だと思って観てるわけですが、最後のネタバレでおおーっと思ってしまった。確かに全ての行動に辻褄があってくるもんな。 助けに来た車とか、埋めた宝石を掘り起こす男とか、見えそうで見えないのもいい。最近あんまりこういう演出ないような・・ 最後は無念の結末だが、特にシリアンの死に際が良いね。 彼女に何て言うんだろう、それとも言えずに死んでしまうのか!? と思いきやあのセリフ! シリアンだから、ベルモントだからこそのオサレすぎる結末で+2点! [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-23 12:46:07) |
57. 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
《ネタバレ》 まず邦題が格好良い。 これ「復讐」とか「ベンジェンス」なんかだったら味気ない。 男たちの表情、立ち姿がいい。これ、毎度のメンバーで毎度の感じだが、みんな期待してるのはそれっしょ。 ホテル内でコステロに拳銃を見られたところ、いい。 一瞬で、やばい、どうする、殺すか、ここでか?、みたいに3人で無言の会話。 地下通路でのシーン。リアリティはないけど格好いい。こういうの多くていいね。 襲撃された家に行き、3人でシュミレーション。プロの殺し屋感がここで演出される。 コステロがパスタを作って、皆で食べ、拳銃遊び。こいつら全員子供です。 バーベキュー場で3対3のにらみ合い。しびれますね。 闇医者の闇病院、ここで鉢合わせるいつものパターンも健在。 3人が死んでからは、珍シーンが連続して、ちょっと変な方向へ行くが、まあ多めに見よう。 [映画館(字幕)] 8点(2012-05-14 22:25:18) |
58. ラスト サムライ
《ネタバレ》 サムライってアメリカ人から見ればこんな感じなのかね。 サムライを格好よく撮ってるのを認めるのはやぶさかではないが、侍とサムライはやっぱり違う。 明治に入ったのに集落でサムライが抵抗?いやいや、やっぱ榎本武揚で最後でしょう。 「侍」としては土方か。 それに外国映画での「侍」描写ならレッドサンの方が上かな。 合戦シーンはさすがハリウッド、どれも良いね。「ニンジャ」が攻めてくるところもいい。 個人的には真田広之のアクションが見られて幸せだった。 まだまだアクションが凄いことを確認できるだけでも価値がある作品。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-05-14 03:10:43) |
59. キル・ビル Vol.1(日本版)
《ネタバレ》 正直いまいちだったかな。 ほら、タランティーノといえばレザボアとかパルプとかの衝撃を思い出してしまうから、どうしてもハードルが高くなってしまう。 タランティーノ映画って以外とストーリーが面白かったりするけど、これは全くつまらない。 でも大場健二とかのチョイスはいいよね。あ、志穂美悦子がいないから減点! [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-05-14 02:47:21) |
60. 冒険者たち(1967)
《ネタバレ》 くそー、最後の二人のやり取り格好よすぎるぞ。 わかる、レティシアが魅力的で男なら惚れてしまう。 それにあのロケーションも素晴らしすぎる。 あんな印象的な不思議な場所、他にある? 自分みたいな平凡な男には、夢破れた3人の大人たちがなんとも自由で羨ましく、かっこよく、憧れてしまう。 死に方も含めて男のロマンってやつだな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-14 02:20:13) |