41. 13日の金曜日PART7/新しい恐怖
「13日の金曜日」シリーズでは、第1作に匹敵するヒットになった(アメリカでは)作品ですね。日本では”ジェイソン、初の強敵!”と、ジェイソンが良い者になってしまって、ホラー映画のヒーロー初の危機!と一体どっちが悪党なんですか?状態で、逆にスッキリしました。それが、初の強敵が、ティーン・エージャーの金髪の女の子。超能力(ESP)を使い、今までヒロイン(や男の子)は「13日の金曜日」の中では殺される対象になっていましたが、この映画は、違いました。超能力でジェイソンを苦しませるシーンなど、なかなか面白くて観所も、B級なりにあります。ただ、ジェイソンには”とどめ”を刺さないと、非常に後日、やっかいな事になるので、足止めだけではなく、キチンと”とどめ”を刺すようにした方がいいと思いました。「13日の金曜日」シリーズ中でも、なかなか面白く工夫をこらしてある作品で、暇つぶしに観るにはいいかも知れないです。 6点(2001-11-10 03:27:15)(笑:1票) |
42. インデペンデンス・デイ
こういう作品は深く考えてはダメだと思いますね。タイトルの”インデペンデンス・デイ!”と演説する大統領のシーンで鳥肌が立った人は、私だけではないはず。ある人など、泣いていました。久しぶりに日本でもスタンディング・オベレーション(立って皆で拍手する)が徹夜オールナイトでも行われた凄い映画で、面白さだけを追求するなら、こういう映画が1番かと思いました。S・スピルバーグ監督も”久しぶりに、お金を払って観たい映画だ”とコメントしていましたし、やはり凄いと思います。と、言うことは、いつも無料で映画を観てるんですか?>S・スピルバーグ監督(笑) それは置いておいて、この「インデペンデンス・デイ」は、傑作だと思います。CGより、昔ながらの模型を使用するなど、「E.T」等を観て勉強したローランド・エメリッヒ監督の熱い意気込みや、こだわりが感じられました。満点の10点! 10点(2001-11-10 03:11:16) |
43. 1941
S・スピルバーグの作品の中では、あまりヒットにならなかった、この「1941」。私は、面白いと思いました。かわいそうなのが、三船敏郎で、実は「スターウォーズ」の”オビ・ワン・ケノービ”役のオファーが当時、三船さんにかかっていたのに”SF映画などには、出ていられない”と断った、その人が三船敏郎さんでした。それが「スターウォーズ」の大ヒットであわてて、後悔した三船さんが、S・スピルバーグ監督から、この「1941」に出ないか?と話が持ちかけられて、それでためらいもなく出演したのに、「1941」はコケてしまいました。なんてかわいそうな三船敏郎さんでしょう(苦笑)一生懸命、観覧車を破壊して楽しんで”ばんざーい!ばんざーい!”と、演技をしてる姿が、悲しいです。オープニングが、映画「ジョーズ」の物とほとんど同じだけではなく、何と「ジョーズ」で最初にサメの餌食になる女性その人が演じているのが、すごいと思いました。その女性が日本の潜水艦の望遠鏡に捕まっていて、それを見ている1人の日本人の兵士が、にやけた後”ハリウッドー!ばんざーい!ばんざーい!”と、もう怪しいったらない、しょうもない行動、言動で、馬鹿らしくて笑えました。公開当時は「たった1日の出来事を描いた作品」となっていましたが他にも「たった1日の作品」は多くあるのに、何故かこれは特別なような気がしました。これは、字幕スーパーでは訳しきれない”面白さ”があるので、なかなか面白さが伝わらないかも知れませんが映画館で観たら損をする気分になるかも。しかし、三船敏郎さんや他、豪華な配役に、7点! 7点(2001-11-10 02:58:10) |
44. プロジェクトA子
この作品はアニメーションですが、意外と知られていないのが、実はILM(インダストリアル・ライト・アンド・マジック)と言う映画「スターウォーズ」等で有名なジョージ・ルーカス率いる特殊効果専門のスタジオのスタッフが「プロジェクトA子」を観て爆笑したと言う、ある意味高い評価を得た作品ですね。内容は、あってないような物ですが、単純に観て面白い作品です。飛んで来るミサイルを、ホップステップジャンプの勢いで、歩き越したり、ただの喧嘩が街を破壊するほどのレベルになってしまって、なかなか笑えます。海外版(つまり英語版)も観ましたが上手に英訳されていて、特に問題ありませんでした。しかし、やはり日本の声優の方が声質的に、かわいいかなと思いましたね。ただ、東南アジアの方での公開時には、B子が入浴するシーンにて、裸の胸に上から強引にセル画で黒塗りされて(水着かカチューシャ風)いたり、そういう点でも描写の違いが、勉強出来るのが個人的にはよかったです。音楽も非常によくて、A子、B子、C子とキャラクターがハッキリ区別されていて、それぞれ持ち味があり、観始めた時から観終わるまで、何も考えないでいい、という点を非常に評価したいですね。宮崎駿(スタジオ・ジブリ)のアニメーションのような「名作」もいいですが、このような「迷作」もいいと思います。A子が、いつも腕にはめているパワーリストがおしゃれですね。 9点(2001-11-10 02:33:40)(良:1票) |
45. ハリーとヘンダスン一家
アンブリン・エンターテイメント(S・スピルバーグ監督の)の作品でも、なかなかの佳作だと思います。単純に面白いです。ジョン・リスゴーが平和な家庭のご主人だと言うのも、キャスティングをした人はセンスありますね。家族4人とビッグフット(ハリー)の関係が、おもしろおかしく描かれていて、一気に観るのも、ゆっくり観るにも、どちらでも良く、ラストのエンドクレジットでは、回想シーンのように、絵で本編の想い出のシーンを一生懸命描いている姿は非常によかったです。 PS「作品年数が、1997年になっていますが、1987年(?)の間違いかと思います」 7点(2001-11-02 22:21:48) |
46. ジャスティス(1979)
《ネタバレ》 「今日、検事側は、被告を有罪に出来ません。そう、私が有罪にする!被告ヘンリー(中略)は、即刻刑務所に入れられるべきケダモノだ!有罪だ!こんな野郎が釈放されたら、我が国の裁判制度は、どっか間違ってるって事になるぜ~!有罪だ!有罪!」と、もうラストでは、溜まりに溜まった怒りを爆発させたアル・パチーノが、最高でした。裁判物ではありますが、ストーリーは単純で、私は、好きです。結局、裁判どころではなくなりますが、被告は有罪になり、ストレス発散にいい映画だと思います。結末がわかっていても面白い作品ですね。 6点(2001-11-02 21:58:40) |
47. ハイランダー/悪魔の戦士
最初は、ほとんど無名のクリストファー・ランバートや、宣伝などでも意味がよくわからない単純なアクション映画と思っていましたが、とんでもない。開けてみたら、唖然驚愕!ここまで、緻密に作られた映画も珍しいのではないでしょうか?不老不死と言う運命の元、身近な人間の死や、出会い、素晴らしいです。主役のクリストファー・ランバートの表情が実にいい。続編も作られましたが、この一作で充分です。監督が、MTV(テレビ番組)出身者だと言う事で、映像には、もう完璧なこだわりがあり、バックにかかっているクィーンの音楽も最高にいい所を突いてきますし、深く考えないで観ると実にいい作品ですね。不老不死の苦しみ、何故闘わなければいけないのか、人生を描いた作品で、私は10点です。 10点(2001-11-02 20:39:26) |
48. 暴力脱獄
傑作ですね。サングラスに反射する映像で、囚人を見たり、アバウトに作られていそうでいながら、実は細かい演出があり、名作です。クールに生きると言うのは、難しいと思いました。主人公のポール・ニューマンの常に首から、ぶら下げている栓抜きが、自由の象徴のように思えて、細かい部分への、こだわりが感じられました。こういう風に生きられたら、本当に素敵な人生だと思います。 10点(2001-11-02 20:20:35) |
49. ブラック・レイン
国籍を問わずに友情を描いた、素敵な作品ですね。私、個人的には、リドリー・スコット監督は、それまで完璧主義の作品が多かったので(内容より映像重視)そういうイメージで、この作品の、特にラスト、マイケル・ダグラスが、空港から去って行くシーンなど、非常にあっけない感じがしました。最初は、そう思っていたのですが、それが、観直して見ると、非常に出来のいい作品で、私の片寄った見方が、よくなかったと考えさせられました。日本人が観ても、何も誤解を招くシーンはありませんし、(ただ、日本の習慣で亡くなった人の友人等は、何か1つ故人の品物を頂く・・・と言うのは、気にしないでいましょう)素晴らしい出来だと思います。冒頭にて、ニューヨークでバイクレースをするシーンで、マイケル・ダグラスの相手の人が被っているヘルメットが”ショウエイ”だったり、スズキのバイクだったり、日本製の物が、多く海外でも使用されてるんだと、つくづく思いました。男の友情と言う点では、他に類を見ないほどでなれあいになってしまっている”友情”映画とは、全く異なっている作品で、繰り返し観るほど、面白さがわかりますね。 9点(2001-11-02 19:55:59) |
50. マッドマックス
あの殺伐としたオーストラリアが、”今から数年後(世界)・・・”と言うのに今見ても、時代背景を感じさせないのが、すごいですね。警官が、皆(そうではない人もいますが)短髪と言う設定が、見逃せない点です。70年代に作られながら、長髪でない設定を考えた映画関係者に拍手。本物の暴走族を使ったり・・・すごいです。暴走族の副リーダーのババ・ザネティが、格好良すぎです。硬派だし、メル・ギブソンより、かっこいいです。車やバイク乗りなら、絶対見逃せない映画の1つですね。 9点(2001-10-26 04:44:12) |
51. 炎の少女チャーリー(1984)
「発火点」と言う題名通り(原作も読みましたが)最初から最後まで火の危険性を感じられました。タンジェリン・ドリームの曲も非常によくて、なかなかの佳作ですね。公開当時、映画館で”子供だましだね”と言っていた人がいましたが、そんな事はありません。最後、ドリュー・バリモアが、もっと表情豊かに、復讐心と怒りの表現をしてくれたら、もっと素晴らしいなと思いましたが・・・。何でも、ドリュー・バリモアの母親が、彼女に”この原作の子、あなたにそっくりね”と言ったのが、彼女が、この映画に出演する、きっかけになったそうです。それだけ、力も入ってますね。10点! 10点(2001-10-26 04:28:35) |
52. エクスタミネーター
オープニングから、独自のテンポで、あわてず観られました。夜、買い物帰りのおばあさんを恐喝、乱暴したチンピラを追跡、ビビる相手に容赦なく、一発撃ちこむのは、爽快でした。主役のロバート・ギンティが悪人顔ではないのに、ギャップがあり、いい感じに仕上がっていて過激な残酷・暴力描写にも”引く”事はなく、単純に面白かったです。バイクで早朝走るのが、楽しくなる(同様の場面が何故か素晴らしいです)ほどです。しかもちゃんとスタントした後の半分壊れたバイクを使ってるし、なかなかB級らしくて、いいですね。 6点(2001-10-26 04:14:58) |
53. タワーリング・インフェルノ
まさに名作ですね。2つの小説があり、2つの映画会社が別々に作ろうとしたのを、合作にしましょう、と言うだけあって力入ってます。公開当時のスター、S・マックィーンとP・ニューマンのどちらを主役にするか、オープニングのタイトルの位置関係で微妙に、ずらしたのが(高い方が基本的に上)映画関係者の苦肉の作だったと言う話です。それから公開当時、誰が死ぬかアメリカで「賭け」をされた作品でもありますね。それで、展望エレベーターから落下死する、1番頑張っていた、おばちゃんを死なせたのについて、非常にクレームがついたとか。個人的には、プロムナードルームで主題歌(これがアカデミー賞を獲得した、実に素晴らしい歌)で歌っていたシンガーの女性は助かったのか気になるところです。一応、女性は全員、吊り篭などで脱出したはずですが、最初のエレベーターで火災にあった人達の中にいなかったのなら安心しますが・・・。このビルの模型も20メートルくらいあったそうで、もはや模型の域を出ていますね。そこらの家より高いのですから。S・マックィーンは、文句なく硬派でかっこいいです。映画そのものも、恐らくこれ以上の大作は今後も出ないと思われる、豪華な配役だけではなく、設定そのものが最高で、長い時間を苦と思わせない素晴らしい作品で、私は、満点の10点以上です。こういう映画をリバイバルで映画館でやって欲しいものですね。ただ、公開当時、繰り返しのリバイバルで”最後のロードショー”と銘打って公開していたのを覚えています。何度観ても、素晴らしい作品です。 10点(2001-10-26 03:52:33)(良:1票) |