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41.  ソイレント・グリーン
原作はハリー・ハリスンの「人間がいっぱい」。人口の爆発的増加による人類の存続の危機という題材の近未来SFといえば、他にも「赤ちゃんよ永遠に」という佳作があったが、そういう逆ユートピアビジョンが当時の流行りだったのか?エコロジカルSFの先駆的作品でもある。
7点(2002-10-21 00:54:30)
42.  ファンタスティック・プラネット
まず、これがレビューされていることに驚いた。よく見てるな~(って、おれもだけど)。怪奇幻想SFとでもいうべき、シュールなイマジネーションに満ちた異色のアニメーション。やはり作画担当のローラン・トポールの異才に負うところが大きいのだろうな。
8点(2002-10-21 00:39:54)(良:1票)
43.  激突!<TVM>
ありきたりの、日常的な風景が、次第にあり得ない、異常な世界に異化していく、ヒッチコックの「鳥」とならぶ不条理ホラーの傑作。道具(登場人物)は全てこの世界に存在しているものでありながら、状況的には絶対にあり得ない、でもあるかもしれないと思わせる恐さ。
9点(2002-10-21 00:32:53)
44.  ゴッドファーザー
マフィアって、いうまでもなくアメリカの暗黒社会を牛耳る極悪犯罪組織なのに、それを美化するというか、カッコ良く映画化しちゃうのはどんなものかねえ。といいつつ、楽しみました。
8点(2002-10-21 00:26:40)
45.  惑星ソラリス
社会から隔絶され続けた人間の精神的閉塞状況を具現化したようなラストシーン、恐すぎる。思念も生命をもその胎内に包み込んでしまうかのようなソラリスの海って、いったい??
8点(2002-10-21 00:00:51)
46.  キャバレー(1972)
ナチス将校の入店を断って袋叩きにされる支配人の姿などに、暗い時代の到来を予感させつつ、そんな中にあっても己を貫こうとする芸人魂、みたいなものを感じさせて良かったです。ライザ・ミネリって、美人じゃないけど実に魅力的で才能あふれる女優だと思うけど、他にこれといった作品がないのは非常に残念。ってゆーか、もったいなさすぎ!
8点(2002-10-20 23:52:50)
47.  時計じかけのオレンジ
原作(アンソニー・バージェス)は、社会的動物たる人間が、その社会性を失いつつあった、荒廃した近未来を描いたSFだが、映画の方はとにかくその辺はうっちゃって、衝撃的な映像に終止させた印象。そして十分に衝撃的。
8点(2002-10-20 23:45:59)
48.  いちご白書
「いちご白書をもう一度」という歌があったが、それを聴いてから見た映画。なんの理念も信念もない若者までが巻き込まれていく反体制的なエネルギー、時代のうねりといったものが感じられた。(という意味では、「阿Q正伝」?)
7点(2002-10-20 23:41:33)
49.  ひまわり(1970)
ソフィア・ローレン、渾身の一作といったところか。映像も音楽も素晴らしい。ロシア娘のリュドミラ・サベーリェワが一番可哀想な気も・・・。
9点(2002-10-20 23:32:53)
50.  暗殺のオペラ
ストーリー的にはイマイチ分かりにくかったけど、明と暗、極彩色とモノクロの対比が強烈な映像はかなりインパクト強かった。
6点(2002-10-20 23:25:49)
51.  イージー・ライダー
ベトナム戦争、人種問題、ドラッグ、ヒッピー、フラワームーブメント、サイケデリック・・・。大きな時代のうねりの中で、若者の怒りとエネルギーを代弁するものとして、疾走する大型バイクと、爆発的なロックのサウンドが使われたんだろうと思う。
6点(2002-10-20 23:23:19)
52.  真夜中のカーボーイ
寒風吹き荒ぶ中、やや背を丸め、脚を引きずりながら歩くラッツォの姿が忘れられない。
9点(2002-10-20 23:16:52)
53.  まごころを君に
原作の「アルジャーノンに花束を」は、とにかく、題名にもなっている最後のセリフが心に滲みる名作です。映画の方はかなり実験的な部分も見られます(当時の流行りのサイケデリックな映像を取り入れたり)。でも、それ以外は原作とさほどかけ離れてはいないので、ホッとしました。
7点(2002-10-20 23:04:53)
54.  猿の惑星
まあ、広い大宇宙、サル(に似た生物)が人間(的な生物)を支配する星があっても不思議じゃないよなあ、なんて思ってみててビックリしたな、初めて見た時は!オチが有名になり過ぎて損をしてる作品。(オチを知ってて見るのと知らずに見るのとでは大違い)
8点(2002-10-20 22:55:08)
55.  2001年宇宙の旅
難しくてよく分からないながらも(解説読んで初めて「あ~、なるほど、そうだったんだ」って感じ)、音楽と映像だけで十分圧倒された。
6点(2002-10-20 22:48:10)
56.  ロミオとジュリエット(1968)
音楽が素晴らしいですね。もちろん、オリビアも。古典だけど、感覚的に新しい。
8点(2002-10-20 22:45:56)
57.  夜の大捜査線
ロッド・スタイガー演じる、人生に疲れきった、惰性で生きてるような、でもプライドだけは高い警官が、「そういうことにしておけばいいんだ」「面倒もないんだ」という「長いものには巻かれろ」「寄らば大樹の陰」的な姿勢から、いかにして辛くてきついけど、自分の良心に正直な道を選ぶようになったか。という映画ですね。
10点(2002-10-20 22:39:08)
58.  いつも心に太陽を
青少年期に、どんな教師と巡り会うかっていうことは、重要なことだと思います。その教師をどう受け入れるかという、自分の主体的な関わりも含めて。
7点(2002-10-20 22:26:58)
59.  ドクトル・ジバゴ(1965)
「ロシア革命」という、歴史上でも類を見ない激流に翻弄される様々な(性別も年齢も地位も)人間模様。いろんな意味で、凄いムーブメントだったんだな、と痛感。
8点(2002-10-20 22:22:32)(良:1票)
60.  未知への飛行
原作の「フェイル・セーフ」を先に読んでいて、そちらも傑作だったのですが、映画版も凄い!全編にピーンと張りつめたような緊張感が走り、画面から目が離せませんでした。そして戦慄のラスト。飛び立つハト(平和のシンボル)の群れ、鳴り響く金属音・・・。視覚と聴覚、両方から恐怖感を醸し出し、小説ではありえないスリルを味わいました。
10点(2002-10-20 22:06:16)(良:1票)
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