41. 私は死にたくない
ヘイワードの迫真の演技が光る作品です。女優としては犯罪者を演じてオスカーを得た、数少ない作品の1つ。アル中演技(「明日泣く」「スマッシュ・アップ」「愚かなリ我が心」)の得意なヘイワードだけど、この映画は観ていて怖くなった。裁判の難しさを感じましたね。無罪を主張しながらも、最後は電気椅子へ・・・。悲惨です 7点(2003-02-01 16:39:53) |
42. ボディガード(1992)
アホかで通り過ぎたいくらい。歌は好きだけど。 1点(2003-02-01 16:31:14) |
43. イヴの総て
この映画はハリウッドからブロードウェイの強烈なしっぺ返しをくらわせた作品です。この映画の製作されたのは50年以上前でテレビなんて存在しない時代のものと認識すべきです。マンキーウィッツお得意の回想形式で、小道具の使い方も巧みです。前年に製作された「三人の妻への手紙」もご覧になってみてください。そして、やっぱりただ映画を観るのもいいですが、その当時の時代背景や社会状況、映画の歴史を学ぶのも大事かなーなんて思うんですが・・・。いずれにしても、マーゴを演じたデイヴィスは偉大です。誰が彼女以外にこの役を考えられたでしょう。ちなみにアン・バクスターが演じたイヴ・ハリントンは映画のキャラクターながら「欲望という名の電車」のブランチ・デュボワに並ぶほど有名で、ポピュラーな存在。アメリカでは悪女の代名詞となっています。「あの女、イヴ・ハリントンみたい」ってな風に。ブランチの場合は自己顕示欲の強い人に対してよく言われます。 9点(2003-02-01 16:28:36)(良:1票) |
44. 赤ちゃん教育
スクリューボールド・コメディの傑作です。これが封切りされた頃には、評価が低かったなんて、信じられません。エネルギッシュでいてパワフルなケイリー・グラント、どこまでもとぼけていて厚かましいキャサリン・ヘプバーンに赤ちゃん(豹)大いに笑えます。ストーリーと会話のテンポも申し分なし。皆さん、絶対みるべし!ちなみにグラントの偉大なコメディ演技は、この他に「新婚道中記」「素晴らしき休日」「フィラデルフィア物語」「ヒズ・ガール・フライデー」などでも楽しめます 10点(2003-02-01 16:16:58) |
45. インテリア
アレンのベルイマンへのオマージュですね。徹底してベルイマン風の作品です。とくにヒステリックな完璧主義者のインテリア・デザイナー役を演じたジェラルディン・ペイジ!彼女はやっぱり凄い女優です。暗い映画、シリアスな映画で片付けてしまってほしくないですね。隣の芝生は青く見える。でもその実情は?家族にしかわからない。でもその家族もどこまでお互いを理解しえているのだろう。どこにでもあることなんです。そんな家族の物語です。 9点(2003-02-01 16:10:04) |
46. 天城越え(1983)
雨の女、そんな印象を子供の時に観て感じたのですが、最近見直して、改めて田中裕子の素晴らしさを実感した次第です。彼女の底知れぬ演技力は、この映画に遺憾なく発揮されています。妖気というのか、女の艶かしさ、優しさ、残酷さを感じました。決して美人じゃないけれど、美しさをかもし出せる人ですね。ただ、彼女以外の面では不満もあります。渡瀬には無理がある。あれが残念。 7点(2003-02-01 16:04:02) |
47. 東京夜曲
微妙なボタンの掛け違い、月日の流れ、それぞれの思い。なんともしれん、いいですね。大人のための映画です。この映画のタマコを演じていた桃井かおりには、桃井かおり臭さが微塵も感じられません。そこがたまらなくいい。倍賞美津子演じる妻の、何事も無かったかのように、淡々と日々を送ることに心を砕く静かな演技にも魅了されました。「ねえ、お茶漬けたべてかない?」という台詞がとても印象に残りました。市川監督の作品の中でもベストの出来です 9点(2003-02-01 15:58:10) |
48. 鳩の翼
原作を斬新に現代的にアレンジしながらも、肝心のストーリーは決して損なわれずに、見事に映画化されていたと思います。サンディ・パウエルの衣装、エドゥアルド・セラの美しい撮影も見事です。ヘレナ・ボナム=カーターの出演作品のなかでもベストの1つ。「眺めのいい部屋」「ハワーズ・エンド」の情熱的なヒロインも良かったけれど、この映画での彼女は、とても繊細にケイトを演じていたし、一種の女の怖さみたいなもの、微妙な心理表現も的確になされていたと思うのです。モード叔母の抑圧的な支配、階級社会に縛られた彼女の複雑な立場。それらから開放されること、自由への跳躍を、題名の「鳩の翼」は意味しているのだと思います。イギリスでは鳩は「無垢・自由の象徴」だそうです。ミリー役のアリソン・エリオットの天使のような大らかさ、その微笑みも忘れがたい一作でした。 8点(2003-02-01 15:52:04)(良:1票) |
49. 冬のライオン
高校生になる前に深夜映画で見たのですが、あいた口がふさがらないとはこのことだと、そう思ったのがこの映画。特にキャサリン・ヘプバーンとピーター・オトゥールの火花散る演技合戦に息をのみました。ヘプバーンの圧倒的な存在感が凄い。彼女の演技をみて、いっぺんにファンになり、彼女の映画はほぼ制覇しました。内容は身内での骨肉の権力闘争を描いたコスチューム・プレイだけど、アンソニー・ホプキンスとティモシー・ダルトンの、微妙なカンケイも気になりましたね。 7点(2003-02-01 15:28:36) |
50. 悪い種子
はっきり言って、怖いです。誰が?パティ・マコーマックが・・・。このクソガキ!では済まない。悪魔の子、オーメンも可愛くみえてしまう。あの恐ろしいほどまでの執着心!彼女の演技には背筋がゾッとしたのだ・・・。 8点(2003-02-01 15:20:45) |
51. アデルの恋の物語
アジャーニの映画でも一番好きな作品。ストーカーもの、というのはやめてほしい。ヴィクトル・ユゴーの娘だけあって、劇中でも手紙を書きまくるアデル。あまりに痛々しく、観ながら号泣したのは私だけだろうか。こんな恋、はっきりいって怖い。相手にしてみれば迷惑なだけかもしれない。でも分かるんだよなー。その苦しみとか、切なさとか。拒絶されてもなお・・・そんな一途なアデルを演じたアジャーニの演技は素晴らしかった。 9点(2003-02-01 15:15:34) |
52. 日曜日は別れの時
あまりにほろ苦い大人の映画。バイセクシャルのマレイ・ヘッドに翻弄される、男と女。とくに名優グレンダ・ジャクソンとピーター・フィンチの演技が渋い。この頃、秀作を多数世に送り出していたシュレシンジャーの、社会や人間をシニカルに捉えた作風はこの映画でも見受けられます。ラストシーン、フィンチの「心が風邪をひいただけだ」という台詞に思わず胸が締め付けられ、泣いてしまった。 8点(2003-02-01 15:07:03) |
53. ふるえて眠れ
この映画は「何がジェーンに起ったか?」のアルドリッチとデイヴィスが再びタッグを組んだ作品。もともとクロフォードも出演予定だったのに、デイヴィスが大嫌いなクロフォードを強引に役から引きずり降ろしてしまったのだ!デイヴィス曰く「彼女(クロフォード)のつかった後の便座だけには座りたくない」というほどだもんね。クロフォードの代役はオリヴィア・デ・ハヴィランドで彼女も2回アカデミー賞を受賞している大女優。はっきりいって、この映画ではデ・ハヴィランドのほうが秀逸。ジョゼフ・コットンの死体を運ぶシーンで、嫌がるデイヴィスに往復ビンタをくらわせ、「ごちゃごちゃぬかすな!」と凄む場面、めちゃめちゃ怖かった。それに家政婦のヴェルマを演じたムーアヘッドの演技も忘れがたい。でも作品のつくりは、前作には及ばない 6点(2003-02-01 14:56:16) |
54. 何がジェーンに起ったか?
アルドリッチは両雄対決が十八番の監督ですが、この映画もぐいぐい押しまくる演出は見事。デイヴィスとクロフォードという二大モンスター女優を上手く料理した手腕はさすがです。特に、地獄の鬼婆とでも言うべきデイヴィスの圧倒的な迫力と鬼気迫る演技は圧巻!素晴らしいの一言です。彼女がこれでオスカーをとれなかったのが、ファンとしてはとても残念・・・。是非、ご覧あれ!!!! 10点(2003-02-01 14:43:31)(良:1票) |
55. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
スナッチよりもこっちのほうが好き。ガイ・リッチーは才能があると思います。 8点(2002-12-31 01:09:33) |
56. トリプルX
典型的なハリウッド映画。爆発とCG技術の使い方は上手いけどストーリーは無茶で都合よすぎ。でもヴィン・ディーゼルはなんかよかったかな。潜水艦のデザインはペケ!ただエンドクレジットのCGに本編よりもこだわってたと思うのは自分だけかなー?? 5点(2002-12-29 01:31:44) |
57. ドーベルマン(1997)
かっこいい!とくにオープニングの現金強奪のとこ!警察のチェッキーカリョも怖すぎるけど全体的に漫画チックなので許せる。個性ある脇役にも注目!でもやっぱりヴァンサンかな。 下品なのとバイオレンスはわりときついけど。 7点(2002-12-29 01:15:19) |
58. ロスト・チルドレン
ジュネ監督のデリカテッセンがかなり良かったので期待して見たのですが、正直微妙でした。やっぱりお金をかければいいってことじゃないですね。美術とかは凝ってて好きなんですが、、、、悪くないんですがあまり高い評価もだせません。ちょっと期待しすぎたかもしれません。 5点(2002-12-29 01:01:57) |
59. フェイス/オフ
ジョン・ウーテイストがすべて詰まってる!顔を入れ替えるっていう展開は少々無茶だが彼独特の撮り方がすべてカバーしていると思う。アクション映画としては自信を持ってオススメできる一本。 8点(2002-12-29 00:46:15) |