581. 人狼 JIN-ROH
硬派で丹念に作られているので好印象ではありますが、キャラクターたちの心情を理解させようとしていない。 世界観だけを提示して、そこから推して知るべし、というだけではいかがなものか。 [試写会(邦画)] 2点(2007-03-26 15:03:43)(良:1票) |
582. X-メン
見せ物としては満点に近いのですが、物語として観ちゃうと・・・。 状況悪化や状況解決のために設定を追加するのはナシ。 [地上波(吹替)] 2点(2007-03-26 13:04:03) |
583. 北北西に進路を取れ
展開自体は面白いと思うのだが、その全てにリアリティーのあるシチュエーションが組まれておらず、動機が不十分のままに進むあまり不愉快にすらなる。 そこら辺をしっかり設定できていればそれなりに楽しめる作品になったと思うのだが・・・大味なプロットだけを用意して強引に進めただけの脚本家の怠慢。 [DVD(字幕)] 2点(2007-03-26 12:10:55) |
584. アトランティスのこころ
各々の情報が有機的な意味合いをもっていないように思うのですが。 いかにもスティーヴン・キングといった語り口で引っ張られましたが、煙に巻かれたような結末でした。それもキングっぽいと言えば、ぽいのですが。 [地上波(字幕)] 2点(2007-03-25 14:02:21) |
585. ショーシャンクの空に
日本人は努力と根性なんてのが好きなんですね~ [DVD(吹替)] 2点(2007-03-21 03:42:31)(笑:1票) |
586. フラガール
これがウケてるなんて日本人はつくづく情に脆いんだな~、と痛感。 同情を誘う設定を組んだだけで、作話という視点では全く芸が見当たらない。 可哀想だと同情した人物が報われましたというカタルシスでしかなく、プロットと呼べる構成さえない。 なんだか悲しくなった。 [DVD(邦画)] 2点(2007-03-16 16:47:19)(良:2票) |
587. PERFECT BLUE
なんでこれをアニメでやろうと思ったの?、映画にしようと思ったの?、というような超低級のサスペンスものでしかない。 [DVD(邦画)] 2点(2007-03-10 22:07:08) |
588. ウォーターボーイズ
努力と根性、盛り上がっている雰囲気が好きな人向け。 そういう意味では日本人向けとも言えますね。 はっきり言って物語としての内容はないです。 [地上波(邦画)] 2点(2007-02-25 16:15:23) |
589. スウィングガールズ
努力と根性、盛り上がっている雰囲気が好きな人向け。 そういう意味では日本人向けとも言えますね。 はっきり言って物語としての内容はないです。 個人的には「みんなと仲良くしなくちゃいけない」という学校のムードが堪らなく気持ち悪い。 [DVD(邦画)] 2点(2007-02-25 16:13:01) |
590. アバウト・ア・ボーイ
物語に於ける原因と結果のメカニズムが正しく設定されておらず、「人はひとりでは生きていけない」という正論で納得させようとするアマチュア的作品。 雰囲気に流され易い人は要注意かも。 [地上波(吹替)] 2点(2007-02-14 03:47:43) |
591. カーズ
自分と違う生き方や価値観を持つ人と出会うだけで変化させようとしてしまう浅はかな作り。 物語に於ける変化とは、それまでの自分であったために招いてしまった脅威にさらされることでその問題点に気付くというもの。マックィーンの変化はなんの必要にも迫られていない。 今さらこんな素人みたいな失敗作を作ってしまうなんて・・・今後が心配。 [映画館(吹替)] 2点(2007-01-21 09:00:53) |
592. 耳をすませば(1995)
他者と出会い、影響され、挑戦し、挫折する。段取りを踏んでいるだけでプロットというものが存在しない。 恋愛の描写は終始「ごっこ」の域を出ず、無闇に希望を与えているだけでいかがなものだろうかとも思う。 [ビデオ(邦画)] 2点(2007-01-09 13:00:23) |
593. 素晴らしき哉、人生!(1946)
良い人の苦労が報われるというカタルシスに着地するのは結構なのですが、それだけの話でもある。 主人公が全くブレない、つまりドラマがない。 その報われ方もご都合的ですし・・・。 まんまと泣かされてしまいますが、それはカタルシスへの構成がしっかりしているからですし、願望を満たしてくれているに過ぎない。 ということで、そこだけを評価します。 [DVD(字幕)] 2点(2007-01-06 04:36:11) |
594. 嫌われ松子の一生
この作品にプロットというものは存在しない。ただただ松子の生涯を綴っている。故にテーマを観客に委ねる作品なので、各々が得たものがいかに有意義であったかでその評価も変わるのだろう。 自分としては「生きることは欲すること」とみたのですが、既知であり、「トゥルーマン・ショー」のようなプロットで語られている良作を知っているのでこの評価。 [DVD(邦画)] 2点(2007-01-05 22:26:23) |
595. ポネット
《ネタバレ》 いつまで経ってもめそめそしている女の子を追うだけなので、どうするんだろうと思っていると、幻との対話で片付けちゃうなんて無責任でしょう(コートは女の子が持って行ったのか、それともファンタジーとしての扱いなのか定かでないのでなんとも言えませんが、後者だとしたら文句なく0点)。 現実との付き合いや時間の経過で理解していく描き方が妥当なんじゃないかな。 [DVD(吹替)] 1点(2008-01-19 18:07:33) |
596. ドラえもん のび太と鉄人兵団
《ネタバレ》 確か「魔界大冒険」ではパラレルワールド(今回はタイムパラドックス処理によるもの)という発想を持っていたはずなのに 本作では一切無視なんですね(笑)。 こんな解決(世界観)で納得してもらえるなら、どんな問題が持ち上がろうとタイムマシンひとつで一発解決です。 [DVD(邦画)] 1点(2008-01-16 16:29:19) |
597. めいとこねこバス
美術館短編に内容を求めるのはそもそも間違いで、美術館のいちアトラクションと捉えるのが正しいのでしょう、と納得せざるを得ないのが残念。 コネコバス、ネコ列車、ネコばあちゃん&お化けたち、という新キャラクターをお披露目させただけの内容。 まあ、メイを窮屈なコネコバスに乗せ、屋外を疾走する描写は、まさにアトラクションと呼ぶにふさわしいのですが、こんな内容で自社の財産(作品)を食い潰すようなことはしない方がいいと思う。 [試写会(邦画)] 1点(2008-01-14 06:50:01) |
598. みなさん、さようなら(2003)
《ネタバレ》 メインは父子のはずでしょうが、彼らにはドラマはなく、あるのはヘロイン中毒娘の改心ぐらい(これも一過性の反応にすぎないでしょう)。 このダメ男の死に際をみて、どう生きるか見直してみては、という丸投げ的意味しか見出せない内容。 父親の態度の出自は「自分を試すようなことをしなかった」という言葉から窺い知れる「出来る範疇でしか動いてこなかった後悔」だったり、死を遠ざけて、あるいは一切死に接することなく育ったからのように思える。しかし、あの年齢でそんなことは単純にあり得ないでしょうから、どうにも不自然。客を納得させるにはもっと説得力ある設定を与えといて欲しい。 何はともあれ、やっぱり進路選択という時期の前に死と向き合うようなキッカケがあった方がいいんでしょうね。これぐらいの感想しかない。 [DVD(吹替)] 1点(2008-01-11 05:24:14) |
599. 変身(2005)
単純に荒唐無稽な設定を使って可哀想な話を披露しただけの内容。 基本的にやりたい放題になっているのが余計に白けさせるし、演出・演技の質もそれを助長するようなレベル。 蒼井優はこの頃に比べると随分綺麗になったし、巧くなったんだなという発見ぐらいが唯一の収穫。 [DVD(邦画)] 1点(2008-01-11 04:54:36) |
600. ギプス
《ネタバレ》 キャラクターの掘り下げがない分、展開と結果を追うだけの上っ面文芸になっている。 [DVD(邦画)] 1点(2008-01-09 06:01:02) |