581. ヘルプ 心がつなぐストーリー
《ネタバレ》 メイドを育ての母と思う主人公スレーターのミシシッピーにおける黒人差別の本性を描こうとするところから全ては始まる。 それは白人の母親が自分の子供を愛さない問題も定義されていて、いろいろな母親が登場することで、この社会がどういうものなのか理解できる。エイビリーンは他人の子供を心から愛する心優しい女性。 でも、社会というものが彼女の存在を歪めたり、逆に行動に映ろうとする勇気が現れるところが観ていて共感できる。ユーモアもある。 主演はエマストーンだが、唯一黒人メイド(ヘルプ)を愛する白人女性として、本当の主人公ではないが、とてもインパクトがある。 エマにとって、やりがいのある演技だったと思う。久々に感動できる作品に巡り合えた。エイビリーンと引き裂かれた白人のお嬢ちゃんが立派な娘になることを心から願う。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-12 02:24:37) |
582. 刑事コロンボ/死の方程式<TVM>
《ネタバレ》 野沢那智さんの吹き替えが印象的でしたが、最初のクレジットでロディ・マクドウォールって出て、誰だっけって一瞬思ったけど、「猿の惑星」のコーネリアスだって、すぐ思い出しました。 殺された被害者が、よりによって留守電に葉巻の話をして、その時に腕時計ばかり気にする犯人の仕草が、ワザとらしく、それだけで今回のエピソード、ついていけませんでした。 完全犯罪でもなければ、犯人の行動や言動も、不自然に思えました。 ラストの葉巻に関しても、コロンボの罠だということは観ていてすぐわかってしまったので、犯人が焦る仕草も白けてしまいました。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2013-11-11 07:03:27) |
583. 桐島、部活やめるってよ
アマゾンにレビューを書いたけど掲載されなかった。レビューは高評価ばかりが目立つが、☆を低くすると掲載されない、毎度のシステムのようだ。 私は敢えて言いたい。「王様は裸だ!この映画はクソだ!」と。 内容の全くない陳腐な代物。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-11-06 02:05:05)(良:3票) |
584. ヒドゥン(1987)
カイル・マクラクランがツインピークスそのまんまのキャラクターで登場しています。というか彼ってホント不思議なキャラクターだと思います。で、本作はというと、カーチェイス、銃撃戦、エイリアンと観客を満足させる要素は揃っているのですが、今見ると、どうしても古さを感じさせてしまう。何か注文したものがあるかといえば、何もないし、可もなく不可もなくといったところです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-05 05:03:29) |
585. オペラ座の怪人(2004)
意外と点数が低くて驚きました。確かに初めて観賞した時はレンタルで、私も途中でギブアップしました。 今回、大きなテレビを購入し、ブルーレイで観たせいもあってか、超感動しました。 この作品は平日の忙しい日の合間に観るものではありません。 私は連休を利用して、体を休め、じっくりと観ることにしました。 観る姿勢が重要になる作品です。 ストーリーはゆっくりと進んでいきます。 一度聴いたら忘れないメロディーが、ずっしりと心に響いてきます。 今年は「レ・ミゼラブル」に感動したせいもあってか、ミュージカル中毒になってしまいました。 ジェラルド・バトラーのファントム、エミー・ロッサムのクリスティーヌ、見事にハマっています。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2013-11-04 01:37:00) |
586. 刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM>
ファーストシーズンで、ここまで面白くないエピソードも珍しい。恐らく、この脚本家は、本作でクビになったと思う。それくらい計算もドラマ性もない。他のレビュアーと書くことは一緒。ノーカットというのに、1時間15分で終わった。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2013-11-03 10:56:27) |
587. ステラ
いやいや、感動、感動って宣伝しないでもらいたい、この作品。 DVDは廃盤で中古が現在3万円。 WОWОWで放送されたのを見ることができました。 何の予備知識なく観賞したのですが、すーと惹きこまれるように映画の中の母と娘の愛情物語に入ってしまいました。 え?!、これで終り?って感じです。 鳥肌が立ちました。 ベッド・ミドラー、私はちょっと苦手だったんですが本作は特別です。 娘を想う母親の愛情、痛いほど伝わってきました。 今年観た映画ベスト3に入る素晴らしい作品です。 WОWОWに加入して本当によかった! [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-11-01 19:33:51) |
588. Wの悲劇
以前から気になっていた映画でしたが、アイドル映画の枠から抜け切れてない部分が目立ち、前半は特に退屈でした。世良公則のキャラが本編から完全に浮いていたような気がします。 いいシーンもあったけど「いつ終わるんだろう…」と、そんなことが頭を過ぎった映画でした。 正直つまんなかったです。 [地上波(邦画)] 3点(2013-10-30 04:00:21) |
589. 崖っぷちの男
プリズンブレイクのシーズン4のような映画でした。 ツッコミどころ満載でリアリティが全くありません。 終始、緊迫感を出した演出でしたが、全てが薄っぺらで感情移入できません。 海外ドラマとか洋画見てる人なら、わかると思うのですが、登場人物が一目見ただけで悪役だとわかってしまうところもミスキャストです。 監督が「どうだ?面白いだろう」とほくそ笑んでいる姿が目に浮かびますが、私は言わせていただきます。 「クソつまんなかったよ!!」 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-10-27 08:12:42) |
590. ローズマリーの赤ちゃん
未見の方は読んでください。この作品を高評価したいのなら、絶対にネタバレレビューは読まないこと! 本作は主演のミア・ファローの魅力が詰まっていることを忘れずに観賞してください。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-22 16:23:20) |
591. 最強のふたり
解説を読むとそれに従って物語が淡々と進んでいくんじゃないかと内心つまらないかもという不安がありましたが、冒頭で車を暴走させてアース・ウィンド&ファイヤーをかけてくるところから観客を惹きつけていますね。 二人の出会いから終始見ている自分が笑みがこぼれるようなシーンが続き、べたな感動をさせず終わらせたところがよかったと思います。 あまり心に響くとは思えないけど、これはこれでよかったと思います。軽いノリで観れますよ。 邦題に難あり。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-22 08:47:01) |
592. フォーリング・ダウン
全体としてはコテコテのハリウッド映画ですが、ストレスを抑えきれない主人公が店で缶コーラ一つで店内を荒らしたり、ハンバーガーショップで写真と実物の違うことでもめたりするなど、一つ一つのシークエンスにスパイスの効いた笑いがあって、観る者を飽きさせません。 話は変わるのですが、実は私、昨日資格試験があって、その解答速報の結果、合格のボーダーラインにいる自分にストレスを感じているんです。 そんな私のような心境の人には、うってつけの映画だと思います。 マイケル・ダグラスがマイケル・ダグラスっぽくないのがよかったですね。本当に異常者になっていく過程が見てとれました。 ロバート・デュバルの役は如何にもどこかである典型的な役柄で面白くなかったですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-22 05:29:39) |
593. シンシナティ・キッド
《ネタバレ》 一般的にポーカーとは持ち手のカードを全て見せないのが普通だが、これがスタッドポーカー(?)となると持ち手のカードは一枚だけ隠し、残りは相手に見せて勝負をするのだから難しいのは当然のこと。これだったら、見物人も楽しめるし、よくできたゲームだなぁと感心。 以前から思ったのですが、ポール・ニューマンとマックイーンって、似たような作品をよく作っていると思う。 ニューマンの「ハスラー」に対し、マックイーンは本作だ。 でも、この作品に登場する人物は構成が面白い。 特にアン・マーグレット演じる妖女メルバと純粋な主人公のガールフレンド、クリスチャン。 どちらに泳がされるか、キッドが左右されることでも「運」そのものが左右されるようだ。 メルバの金づるにされているキッドの親友の位置関係も面白い。 ポーカーを全く知らない人間でも、この緊迫した空気が伝わってくるのは、やはり役者の力量だと思う。 マックィーンの喉を動かすシーン、おでこから一滴零れ落ちる汗…。 因みにラストの男女のワンシーンは監督の意向ではなく、その前の黒人少年とのコイン投げの勝負で終わるはずだったらしいが、私もそちらのほうが心に残るものがあったかもしれない。 あの場でクリスチャンが待っていて、キッドと抱き合うというラストは不自然ではないだろうか? [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-22 03:02:56) |
594. エイリアン3/完全版
何が許せないって、エイリアン2で助かった軍曹と少女とロボットが冒頭で死んだってことです。 2を完全否定して、3を作って、こんな駄作に仕上げた製作者たちに怒り心頭です。 私はデヴィッド・フィンチャーって、どうも苦手です。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2013-10-03 23:29:27)(良:1票) |
595. ミスティック・リバー
昔観たけど、どんな映画か忘れてしまい、ちょうど放送されていたので二度目の観賞となりました。う~ん…。終わってしまえばシンプルなストーリーなのですが、ショーン・ペンのとりまきの二人とか、余計な登場人物が多く、観ていて疲れが出てきます。如何にもイーストウッドらしい、はっきりさせないエンディングが観ているこちらに印象を薄らげているように思います。 2016年7月、3度目の鑑賞。ティム・ロビンスが可哀想。子供の頃のトラウマをひきづる心境、感情移入してしまいます。 彼の吸血鬼を思い浮かべるシーンが胸を打たれます。 過去にレビューしたのも忘れていましたが、いい映画だったと思います。 今回6点から7点に上げました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-03 02:02:30) |
596. エージェント・マロリー
主役はアメリカで大人気の美人総合格闘家ジーナ・カラーノ。 残念ながらUFCではご覧になることはできません。 ユーチューブで「Gina Carano」を検索してみてください。彼女のファイトは見事という他伝えようがありません。 そのジーナを主役にと脇役には名役者を固めたのはいいのですが、監督があのスティーヴン・ソダバーグというクソ監督。脚本がヘナヘナで、どういう進行なのかストレスを感じながら物語は進んでいきます。 こういうレベルが低いアクション映画見ると、私の嫌いな「ミッション・イン・ポッシブル」がいかに計算されたシナリオかわかる気がします。 彼女のアクションシーンもユーチューブでのファイトには到底及ばず、全てが不完全燃焼に終わった映画でした。本当に楽しみにしていたのに…(泣)。それにしても、あんなラストないだろ! くだらん!! [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-09-28 17:49:45) |
597. 千年女優
「東京ゴッドファーザーズ」の今敏監督ということで期待して観賞しました。 今監督の映画は脚本がイマイチというレビューも少なくないですが、私的には満足しました。 沢山登場人物が出てきますが、ヒロインの一人称的ストーリーとして考え、決してつまらない作品ではないと思います。 現実と非現実の交差ともレビューに書かれていたりしますが「perfect blue」や「パプリカ」に比べたら、全く違和感なく観れるかと…。 最後のセリフですが、一人称として彼女だけを追いかけて観れたからこそ私は私なりに納得のいく結末だと思いました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-09-07 03:40:13) |
598. PERFECT BLUE
《ネタバレ》 東京ゴッドファーザーズが最高に面白かったので期待したけど、こういうオタクの世界って私にはついていけませんでした。 主人公は未麻なのは間違いないのですが、私には、あの気持ち悪い男が妙にリアルで、そのリアル感と非現実的な世界が入り乱れるだけの繰り返しが80分間、とても長く思えました。 後は…それだけですかね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-09-04 20:30:17) |
599. スター・トレック/イントゥ・ダークネス
《ネタバレ》 私は自称トレッキーです。前作も同じような点数を付けたと思います。 私がトレッキーであることは抜きにして、映画全編を通して全てを理解できた人がどれくらいいるのでしょう? 例えばクリンゴンが敵か味方か私にもわかりづらく、しかも単なる傭兵扱いでしかない。 この新しいスタートレックに満足できない人の多くがキャラクターに疑問を抱いているようです。 私にはカークのどこに魅力があるのか全くわかりません。単細胞のエロオヤジにしかみえません。 スポックは感情むき出しのひねくれ男にしかみえません。 スコットとチャーリーは道化(ピエロ)にしかみえません。 どうして昔のキャラクターをいじくりまわしてオリジナルを作ろうとするのでしょうか? 昔のキャラクターを使うのは脚本家が面白いシナリオを書けないほか理由がみつかりません。 つまらないシナリオだから視覚効果で誤魔化しているだけの話です。 カークとカーンの人間ロケット。どっかで見たことありますよ。 これから5年間、エンタープライズは宇宙探査に出かけるんですか? もう帰ってこなくて結構です。 私はオリジナルキャラで揃えた、全く新しい、後味が残るスタートレックが観たい。 [映画館(字幕)] 1点(2013-09-04 20:10:23)(良:2票) |
600. テレフォン
ブロンソンの魅力ゼロ!といいたい作品です。 私は大のチャールズ・ブロンソンファンです。 もし貴方がチャールズ・ブロンソンについて知りたいのなら「狼よさらば」や「ウェスタン」をご覧になってください。 決してブロンソン初心者が観る作品ではないと思います。 監督のドン・シーゲルにも期待していてのですが、作品の内容自体見事に裏切られました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-08-20 00:50:55) |