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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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581.  棺の家 《ネタバレ》 
50年前にも関わらず、古臭さをまるで感じさせないセンスの塊。アニメと言うよりは部分的に使用するだけの指人形劇で、表現方法に制約が出てしまうが、後の『ジャバウォッキー』で飛躍するまでにそこからどう捻り出すかの模索が垣間見える。「人を呪えば穴二つ」をコミカルに描き、嵐のように破壊尽くされた舞台装置に一匹残された渦中のモルモットは素知らぬ振りで去っていく皮肉な結末が印象に残る。
[インターネット(字幕)] 7点(2017-05-11 00:17:22)
582.  ロード・トゥ・パーディション
リアルタイムで映画館で観ており、久しぶりに再見。同じジャンルのある傑作映画を引き合いに出すつもりはないし、その映画にはそこまで思い入れがないのもあるが、ギャングものとしても家族ドラマとしても十分に楽しめた。善人役が多いトム・ハンクスがギャング役というのも新鮮で不安はあれど堅実に好演。サム・メンデスの作家性、一貫した映像美学も見逃せない。それでも観た印象が薄いのは、質が高くても前作のような新しい発見、突出したものがないことが大きいだろう。普通に良い映画止まり。
[地上波(吹替)] 7点(2017-05-01 12:03:15)
583.  ワイルド・スピード/SKY MISSION
1以来のシリーズ鑑賞。それくらいシリーズに対する関心は薄すぎるわけだけど、ポール・ウォーカーの不慮の事故死にどうしても避けるわけにはいかない。一見さんでも楽しめるが、やはりシリーズ全部通して見ないとより面白さが見えてこないこと必至。とにかくありえない激しいカーアクションが主体なのに、肉弾戦に銃撃戦と欲張って逆に胃もたれするのに、ポールという中心的存在を失ったことで、大きな穴がぽっかり空いた感じが際立っている。テレビでは重要な部分をバッサリカットしているらしく、死んだ彼のためにもノーカットで放送して欲しかったね。DVDでしっかりシリーズを通して見るか、以後の続編を見るかは別にして。
[地上波(邦画)] 6点(2017-04-30 23:25:21)
584.  ワイルド・スピード
今や超有名シリーズも最初はB級臭あふれる比較的地味なカーアクションものだった。車には興味あるけど、ストーリーに惹かれるものがなく退屈。低予算ならむしろ脚本に力を入れるべきだとは思うが・・・。ほぼリアルタイムで見ていたので、まさかこんなにもシリーズ化されるとは思わなかった。
[DVD(字幕)] 4点(2017-04-30 23:08:27)
585.  イングロリアス・バスターズ 《ネタバレ》 
策士策に溺れる。ハンス・ランダ大佐はわざと泳がせておいて大量の利益を得ようと自滅したように、タランティーノも似たような気がする。バスターズのパートとショシャンナのパートを交互で映し出す構成だが、あえて共闘することはせず、主役のアルド中尉とランダ大佐の対峙も蚊帳の外に放り出されるという、意外性を選んだ。その結果、ヒトラー暗殺成功という歴史を塗り替えてしまう展開ですら、偶然によって引き起こされた産物にすぎず、あまりカタルシスの感じられないものに。第3章までは良かっただけに、第4章以降の失速ぶりが痛い。初めての正攻法に加えて、会話劇に鋭さを感じられず、ウトウトしてしまった。ただ、クリストフ・ヴァルツを見つけ出したタランティーノの貢献度は大きい。凄い巧い。優雅で知的でユーモラスで世渡りが上手くて最悪の人格がマッチしている。逆にブラット・ピットは起用した理由が分からないくらい影が薄かったなぁ。
[映画館(字幕)] 6点(2017-04-28 22:58:20)
586.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
ルワンダの大虐殺は、事件から10年後の『シンドラーのリスト』のドキュメンタリーで初めて知った。それほど日本にとって遠い対岸の火事に過ぎなかったのだろう。感動系よりはサスペンス寄りで、如何にして多くの人を救ったのか、決して綺麗事ではない強かさと駆け引きで切り抜ける。もし主人公夫婦がどちらか同じ部族だったらホテルマンにしてもこうはいかなかっただろう。植民地時代に白人によって分けられたツチ族とフツ族。外見が同じ黒人でも微妙に違う。そこに世界の無関心が集約されている。リアルタイムで知ったところで何もしてあげられないし、募金が着服されたり、下流のために中流のしわ寄せを恐れる日本人気質からすれば、どうでも良い問題なのではないのか。社会問題をかじっただけでそれ以上は踏み込まない。上映運動しようが、今更知ってももう手遅れだ。
[DVD(字幕)] 5点(2017-04-28 19:25:11)
587.  コーヒー&シガレッツ
ジャームッシュ初体験。ブラックコーヒーと煙草をガバガバ味わう人には堪らない映画だろう。白黒の室内で繰り広げられる他愛の無い会話に、大きな山場もなく終わる、ハリウッドとは真逆のスタイル。オムニバス形式のため、どこが面白いかは人それぞれ。RZA絡みがちょっと面白かったが、退屈で合わないかも。偶然テレビで流れていたから見た程度で丁度良い。
[DVD(字幕)] 4点(2017-04-28 19:21:28)
588.  アメリカン・ビューティー 《ネタバレ》 
20年近く前の映画なのに、今日のように描かれる普遍性。娘の親友に欲情する父親に、敵視する同業者と不倫しちゃう妻、娘はビデオオタクの隣人と駆け落ちを企て、ゲイに嫌悪する隣人の父親は実は・・・という感じのブラックコメディ的構成でありながら、最後に行き着くのは「失って初めて気付く当たり前のもの」ということ。赤いバラで彩られた夢想シーンはエロティシズムで美しいが、灰色の風景に舞うビニール袋も美しい。前者は手を伸ばしても届かない甘い夢でしかなく、後者は無味無臭の世界に何かを見出せればそんなつまらない人生も悪くないかもしれない。目先のものに囚われ、隣人を巻き込んで崩壊していったある中流家庭の物語は、一歩間違えれば自分達もそうなるかもしれない警鐘を鳴らしている。
[ビデオ(字幕)] 7点(2017-04-28 19:16:38)
589.  シカゴ(2002) 《ネタバレ》 
"All That Jazz"(なんでもあり)なシカゴに咲く悪の華。登場人物全員がほぼ悪人で共感性ゼロ。ロキシーの夫は唯一の善人であるが、あまりに情けなくて妻に不倫されても仕方ない気がする。無実の罪で縛り首になってしまった移民の女性もそう。この悪で華やぐシカゴでは善人が生きていくにはあまりに熾烈だ。そう、ひたすら強かで狡猾で悪を愉しんだものだけが生き残れる。我々もそうやって"愉しむ"のが本作の唯一の観賞法だ。ミュージカルは普段虚構として描かれ、夢が叶うや否や、現実のミュージカルで偽の機関銃をぶっ放すロキシーとヴェルマ。現実の悪と虚構の悪は表裏一体の鏡のよう。歪なアメリカンドリームを風刺した、アメリカらしいエンターテイメントの快作。
[映画館(字幕)] 8点(2017-04-28 19:10:34)
590.  男たちの大和 YAMATO
自分は政治思想に右や左などどちらでもいい(というか飽きた)。ただ、映画としては、ひたすら過剰にやかましく、リアリティのない血糊が過剰に飛ぶだけで、本当に記憶に残らない映画である。実際に見たのにも関わらず、頭に入ってこないのだ。むしろ戦死した人に対する冒涜にも思える。泣かせるための舞台装置ではないのに。同じ監督による大駄作『北京原人』の方が鮮明に記憶に残っている皮肉。出来としてはマシな方なのに不思議だ。
[DVD(邦画)] 2点(2017-04-07 00:03:39)
591.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
ここまで来るとマイケル・ベイ特有の様式美と言っても差し支えないかもしれない。やってることは前二作の焼き直し。複雑なガチャガチャ変身と破壊要素が増えまくっただけ。完結編でヒロイン交代なのに違和感もなく(どうでもいい)、二度世界を救った青年の葛藤のドラマが全然活かされてないのも予想通り。添加物だらけのデカいハンバーガーセットをこれでもかと胃に詰め込めば、ある意味、胃もたれレベルで満足というか完敗としか言いようがない。3部作全てでオプティマスプライムが教訓めいた台詞で締めていたけど、「どれか単品だけ見ても十分楽しめるよ」と言っているように見える。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-04-06 23:58:38)
592.  トランスフォーマー/リベンジ
前作同様、あまり語るところはない。とにかく空虚そのもの。あるとしたら、主人公の母親のヤクを決めたような言動が可笑しいことと、エジプトでピラミッドを大破壊する悪ふざけ、オプティマスプライムが悪の親玉の顔の皮を剥ぐ悪趣味っぷりが印象に残った。そう、とにかく(悪い意味で)品がなさすぎることもプラスしておこう。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2017-04-06 23:55:40)
593.  トランスフォーマー
ストーリーを気にしたら負け。車が、戦闘機が、ガチャガチャと人型ロボットになって争っているだけの映画。ドラマがお粗末(そもそも製作者は求めてないか)で人類も双方の勢力にも肩入れする意欲を持てず、ただボーっと破壊を眺めている印象。スピルバーグとマイケル・ベイが童心に帰って、撮っているものだと思えば悪くないかもしれない。
[DVD(字幕)] 4点(2017-04-06 23:53:22)
594.  4ヶ月、3週と2日 《ネタバレ》 
一見何事もない日常に見える。しかし1987年当時のルーマニアは共産圏で密告も裏切りも絶えない時代。その閉塞感と緊張感が固定カメラの長回しで占める映画全体の空気を引き締める。中絶が禁止されているのなら尚更だ。中絶を望む友人の空気の読めなさ、臨機応変のなさ、曖昧な応対にイライラさせられ、ついに彼女のためにヤブ医者に身体を売る羽目に・・・それでも友人を見捨てなかったのは、自分も同じ立場になったら、友人に頼らざるを得ないということ、そして避妊具がこの国では流通していないことも大きいのだろう。望まぬ妊娠で生まれた子供はやがてストリートチルドレンとして過ごし、凶悪犯罪に手を染めていく。欧州最貧国の一つであるルーマニアに残された負の遺産と傷痕を伝えたのがこの映画だ。無事に一日を終えた二人の表情には安堵と険しさが同居している。数年後、チャウシェスク政権が崩壊することを映画を観ている人は知っている。だが、二人はそれを知らず監視社会に怯え続けなければならないのだ。
[DVD(字幕)] 7点(2017-04-06 23:51:27)
595.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 
SF要素を交えたトンデモ西部劇で始める冒頭、これどう収拾するの?と思いきや、いきなり涙腺が緩んでしまう。かつてリアルタイムで1&2を見ていた子供は、今はもう青年、社会人になっているだろう。その事実を、成長したアンディと成長しないおもちゃと対比して突き付ける。手違いから地獄のような幼稚園からの脱出を試みるウッディ達を描いた3は、その活劇の巧みさに舌を巻き、一向に飽きさせない。同時に並行しておもちゃ達の行く末を匂わせる描写も容赦なく、絶体絶命から救出されたとしてもいつかは訪れる結末。たとえそうだとしても、アンディから少女へと想いが引き継がれていくエピソードがあったからこそ、痛烈に心に響く。カーテンコールのように、一人一人を言葉を紡いで紹介していくアンディに涙があふれた。彼もまた、このシリーズの影の主役だったかもしれない。「あばよ相棒」。嬉しいことも悲しいことも一緒に共にしたおもちゃへの愛情と感謝。人を信じる眼差し。それを胸にアンディもウッディ達も新しい世界に飛び込んで生きていくのだろう。
[映画館(吹替)] 10点(2017-04-06 23:47:46)
596.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 
久々に王道を地で行くディズニー・プリンセスものを見た気がする。それ故に目新しいものはなく、粗はなくはないが、あの長すぎる髪で如何に危機を乗り越えるのか適度なユーモアを交えつつ、ハラハラさせながらも安心して見られる。塔に軟禁状態のヒロインが城に向かうだけのスケールの小さい話でも、抑圧された当人からすれば地面に降り立った一歩には大きな世界が広がっている。永遠の美しさを保ち独占し続けようとする"毒親"からの自立。いつかは子供は大人になり、思い通りに抑圧しても親元を離れていく日がやってくる。たとえ彼女の言う通り、現実が恐ろしく辛いもので代償を支払うにしても、新しい世界に飛び込んでみる価値があると伝えているようだ。しかし、盗んだティアラがきっかけとは言え、盗賊を婿養子にしていいの? その他荒くれ者も職を得て、大団円で締めるアバウトさは流石ディズニーのお家芸と言ったところ。
[地上波(吹替)] 8点(2017-04-06 23:43:13)
597.  しあわせの隠れ場所 《ネタバレ》 
美談ならではの胡散臭さがある。「それならなぜ他の黒人も救わないのか?」と。少年の恵まれた体格を見るに、そういう打算もあったかもしれないし、キリスト教的慈善事業の背景も、日本では理解しがたい複雑な事情もあるだろう。何もしない第三者が偽善だとあーだこーだ叩いたところで、サンドラ・ブロック演じる母親は「やかましいわ」と一蹴する。それだけ肝の座った芯の強いヒロインを体現していて清々しかった。彼女がいなければ、この映画自体空中分解してもおかしくなかった。全体的に悪い映画ではないが、ああ取り上げられてしまった以上、あの家族が転落しないことを切に願うばかりである。
[DVD(字幕)] 5点(2017-03-09 22:40:43)
598.  アメリカン・ギャングスター
デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの共演と言っても、仲が険悪なのだろう、終盤を迎えても同じスクリーンに二人が映ることは全くない。ロングショットで判別し辛い上、背姿は明らかにボディダブル。では内容を疎かにさせるものかと言えばそうではなく、作りは至って堅実でつまらないわけでもないが地味。実話ならではの限界か? 麻薬王なのにビジネススーツがビシッと決まっているデンゼルがカッコいい。そして母親役のルビー・ディーくらいしか印象に残っていないです。しかし、冒頭の本編とは無関係の掴みは如何なものかと。
[DVD(字幕)] 5点(2017-02-28 23:56:41)
599.  魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's 《ネタバレ》 
テレビアニメ版視聴済。前作の敵だったフェイトが仲間になり、新たな脅威に立ち向かう。しかし、敵もまた複雑な事情を抱えているのは前作と同じ(悪く言えば焼き直し)。病魔を患う主のはやてのために、闇の書のプログラムである4人の騎士が"疑似家族"であることを押し殺して、なのは側と敵対するのがミソ。登場人物が以前より多いので、危うい場面展開が目立つが持ちこたえる。その分、派手な戦闘描写は多め。最後は共闘して派手にぶちかますのが一番の醍醐味。いくらなんでも被害や代償が小さくない?と思うのは、まどマギ以前の魔法少女ものの限界かもしれない。StrikerSに繋ぐ劇場版3作目は不安が残る。テレビ版の結末を見れば、あれはあれで綺麗に完結している印象があるので。【余談】映倫でG指定なのに小学3年生のフルヌードは、性的な意図で描いてないからセーフなのか?
[DVD(邦画)] 8点(2017-02-28 23:50:27)
600.  魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 《ネタバレ》 
テレビアニメ版視聴済。魔法少女ものに硬派な少年バトル漫画要素を取り入れたのが本作で、映画版では萌えアニメにありがちな要素をカットし、なのはとフェイトの物語に専念している。家族と友人に愛されているなのはと、虐待する母の愛を求めていた孤独なフェイトの対照的な二人。敵同士としてぶつかり合うもフェイトをどう救済していくかを丁寧に描き、バトルものとしての火力もテレビとは比べ物にならないくらい熱い展開。テレビ版を見ていたファンに不満はないのではないか。何だかんだで脚本の強度が大事だと感じさせられる。でなければ、こんなに息が続くわけがない。
[DVD(邦画)] 8点(2017-02-28 23:48:59)
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