601. 東京ゴッドファーザーズ
これは久々のヒット。それもアニメ。私にとってアニメはハズレが多いのですが、こんなに面白い、泣ける、感動する内容。どうして誰も教えてくれなかったんですか?90分、幸せな気分になれる映画です。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-08-18 21:26:13) |
602. フィツカラルド
「2001年~」より長く退屈な映画だった。とりあえず観賞したことをここに残しておきたい。この監督の映画、おそらく他の作品も私には合わないと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-08-17 01:57:38) |
603. 私が、生きる肌
《ネタバレ》 一体、何なんでしょう。 主人公の博士とヒロインの関係はいつから恋愛感情に陥ったのでしょうか。 自分の娘をレイプ(?)しようとした青年を女性に作り替え、その人造人間を亡き妻と同じようにかたどってしまう。 まぁ、そこまではよしとしましょう。でも、6年間監禁した、 その青年をいくら妻に似ているからといって、セックスまでしてしまうとは…。私には理解できません。元男ですよ。 絶対にありえないと思います。 変態が主役の映画です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-16 15:26:24) |
604. クイックシルバー(1985)
《ネタバレ》 いかにも80年代の匂いをプンプンさせたケヴィン・ベーコンを前面に押し出した映画です。 青春もので、挿入歌に合わせて自転車パフォーマンスを見せるなど「フットルース」の面影を感じさせますが、サブストーリーのサスペンス部分は必要ないような気がします。 最初に同棲していた彼女はどうなったの? 全てのセンテンスがイマイチ中途半端に終わっています。 絶対オススメ映画ではないけど、これを見る前に「フットルース」から観たほうが若い頃のケヴィン・ベーコンの魅力は伝わるかと思います [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-12 01:04:45) |
605. EVA エヴァ(2011)
《ネタバレ》 「目を閉じたら何が見える?」これがロボットをシャットダウンする言葉なのが洒落てますね。ファーストシーンでハイライトを見せ、そこからさかのぼっていくストーリー展開は少しのんびりしすぎて退屈しました。ロボット映画ではなく、完全なメロドラマですね。ミニシアター系です。90分まぁまぁよかったと思います。エヴァ役の少女が可愛かっけど映画の中では、あまりいい効果はでていなかったように思います。ホント、まぁまぁといった作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-10 02:27:27) |
606. マーガレット
《ネタバレ》 事前に本サイトを見ていればよかったと後悔させてくれた作品。 運転中のバスの運転手が主人公によそ見をしていたばかりに赤信号でおばちゃんを轢いてしまったことに葛藤する主人公。 その主人公の心境の変化がこちらには全く理解できない。 名優が脇を固めているが主軸に全く絡んでいかない。 「俺、何の役なんだろう…」と思ったのではないだろうか…。 オペラについて製作者は観客に知識を持たなくても理解できるように作ったのかも疑問。 因みに私はオペラには全くの素人。 ラスト、オペラを鑑賞中、突然泣き出した主人公にも感情移入できない。 オペラの内容に何か鍵があるのか、それとも自分の納得いかない結末に対してオペラなんかを見ている自分が情けなくなったのか。 誰か意見を聞かせてほしい。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-08-07 22:06:53) |
607. 苦役列車
《ネタバレ》 原作の西村賢太さんは私小説作家です。だから本作の内容は彼のウィキペディアの人生の内容ほとんど重なっています。 私は西村さんに比べて年齢は若いですが、同じような青春時代を送っていました。 私の場合、口だけは役者を目指すと言いつつ、バイトに明け暮れる毎日。 恋愛経験も映画の主人公と同じように不器用でした。 何が面白いのかわからないと思う人も沢山いるでしょう。 原作が芥川賞を受賞した時、村上龍さんは「人生は不条理というテーマは陳腐」と言ったそうですが、若くして人生を成功させた人には、この映画の意味はわからないと思います。 映画の時代設定はバブル全盛期か、その前あたりかと思うのですが、美味しい想いをしたのは弁当のレベルだけです。 「夢」という言葉が沢山出てきましたが、歌手の夢を捨てたオヤジが足の指を切り捨てられ、酔いつぶれたあげく、主人公に「夢は作家です」と言われた途端、カラオケのマイクを横取りし、「襟裳岬」を上手に歌うシーンには心が打たれました。人生は上手くいく人といかない人がいるんだということを改めて痛切に感じました。 役者陣がよかったですね。前田敦子ちゃんはキスシーンや下着姿で海にも入れるんですね。 私はAKBには興味はありませんが、応援したくなりました。 話は西村さんに戻りますが、以前、石原慎太郎さんの番組にゲストで呼ばれたとき、サスペンスとか書いたら?とアドバイスされ「自分は私小説しか書けないのでフィクションは無理なんです」と言ってました。 これから先、何を書こうにも西村さんは素晴らしい作家でいることを祈ります。 話は映画に戻りますが、内容は自堕落な青年が本気で物書きに(なろうと…)たどり着くまでの道のりを描いたロードムーヴィーのように感じました。だからタイトルに「列車」がついたのでしょう。ロードムーヴィーは面白いんです。 [インターネット(字幕)] 9点(2013-07-28 18:22:39) |
608. きっと、うまくいく
今、インド映画をボリウッドと呼んでいるそうですね。 10年ほど前に「ムトゥ・踊るマハラジャ」が大ヒットしましたが、今、またインド映画が世界中でブームになっているそうです。 その先駆けが本作。 3時間はちょっと長く思えましたが、ホント、笑いあり、涙あり、サスペンス、ドン伝返しありの、インド人ってナンテ娯楽が好きなんだろうと思ってしまう大作であります。 お約束の歌とダンスも満載です。 原題が「3人のバカ」って意味らしいですが、1流大学に通う3人組がハチャメチャ起こす展開は振幅が激しく、まさにジェットコースタームーヴィーです。 特に笑いのツボが日本人に合ってますね。 スピルバーグが2回も観たという宣伝が頷ける素晴らしい作品です。 今、時代はハリウッドからボリウッドに代わろうとしています。 といかく楽しい気分になりたい人、是非ご覧ください! [映画館(字幕)] 9点(2013-07-28 00:30:34) |
609. 華麗なる週末
マックィーンの映画はほとんど見たとおもったのですが、これは初見でした。 これほどオトボケ演技をしたのも珍しいコメディ要素の強い作品でした。 実際の主役は11歳の少年で、マックィーンは少年が憧れる兄貴分ってとこです。 原作は未読ですが、おそらくマックィーンの演じた青年は25,6歳ってとこでしょう。 髪を少し伸ばして若作りしています。 西部の町に現れた新しい文明、それが自動車なんてところは、それを自転車で表現した「明日に向かって撃て」を思い出しますが、本作は最後まで安心して観ることができるのがいいです。 ラストシーン、よくみておかないと笑いを見逃してしまうので注意しましょう。 決してマックィーンの代表作とは呼べませんが、一本の映画として考えると、とても素晴らしい価値があるかと思います。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-07-25 21:31:03) |
610. 007/スカイフォール
《ネタバレ》 ジョージ・レイゼンビーのやつの次につまんなかった作品。 ボンドガールがいないボンド映画ってどうよ? アクションもスタントでやっているのか、CGでやってるのか、頑張っているんだか全然伝わってこないし。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-07-14 00:24:29) |
611. アバウト・ア・ボーイ
《ネタバレ》 ウィルとマーカスの心のつながり方がいいですね。 この映画で「キリング・ミー・ソフトリー」の使われ方が最高でした。 2人より3人がいい。その理由もちゃんとしていて納得。 ヒュー・グラントってあまり好きじゃないけど、この映画は特別。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-02 01:26:14) |
612. ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
《ネタバレ》 日本では、まだまだ男性向けのコメディですね。 アメリカでは客席のほとんどが女性で大ヒットしたらしいけど、日本の他サイトのレビューを拝読すると、特に女性には反感を持たれた内容が多くみられました。 役者さんたち本当の友人たちで固められているらしく、プライズメイズ(花嫁介添人)の雰囲気はピッタリです。ストーリーは主人公の友人の結婚を軸に、あとは小ネタを並べただけのものです。 主人公のクリスティン・ウィグが脚本を書いているようですが、アカデミー賞にノミネートされたのは驚きですね。 英語が理解できない私には笑える部分は半分くらいかなって感じです。個人的には、主人公の女性が宝石店で子供相手に下ネタの喧嘩をするシーンが一番笑えました。それから記念品の小犬も大笑いでした。 クリスティン・ウィグってコメディアンらしいけど、とても魅力ある女優さんだと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-28 01:22:21) |
613. メランコリア
「ドッグ・ヴィル」の監督と聞いて、このサイトでも評価が分かれていたけど、私にとって映画とはシナリオが大切。「ドッグ・ヴィル」はよかったけど、こういう好き勝手に作り上げた映画を私は認めません。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2013-06-25 06:22:47) |
614. 預言者
他のレビューを読むと、刑務所内でのサクセスストーリーと書かれてあったのが目立ちましたが、私にはサクセスという理解ができませんでした。 ちょっと長いし、それぞれのシークエンスがよく理解できず、ただ流されただけの映画になってしまいました。 預言者の意味もイマイチ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-06-25 02:13:14)(良:1票) |
615. 別離(2011)
《ネタバレ》 誰かと一緒に観れば、ラスト、11歳の娘は「どっちを選んだんだろうね」という会話になるだろうと思います。どちらかというと娘が心理的なやり取りが多いのは父親なので、私的には、始めは父親だろうかとも思えましたが、涙というものが悲しみを表しているなら、父親への別れなのかなという気分にもなりました。 男と女の違いをはっきり表している映画だと思います。 流産した女性の旦那と女性を押した旦那は、どっこいどっこいですね。 ストーリー展開も真実が2転3転して面白く作られています。 それにしても、流産した女性が「コーランに誓って証言してくれ」と言われ、やはり誓うことはできないと言ったことに、なんだか宗教の重さを感じました。 どんな宗教でも、こういう人を一番信用しなければいけませんよね。 よくアメリカ映画で聖書に手を乗せておきながら、嘘ばかり言ってる証言者に見せてやりたいものです。 コーランを信じるイランの人の心の重さが一番伝わった素晴らしい映画でした。 おじいちゃん、あんまり関係なかったですね(笑)。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-12 04:29:06) |
616. ハート・オブ・ウーマン
《ネタバレ》 私の前のレビューが2009年だから、おそらく多くの人が忘れてしまっているかもしれない。 メル・ギブソンの吹き替えが全然マッチしていなくて、これじゃ髪の薄い顔がしわくちゃなおじさん。 ある日、電気ショックで女性の心が読めるようになるって設定は悪くはなかったけど、そこに行くまでの長いこと、長いこと。 ヘレン・ハントの印象が薄く感じたのは、他にも多くの女性が登場しすぎて、布石を一つづつ拾っていくのも、いかにもハリウッド的展開でよく言えば安心して観れる。 粒ぞろいの小ネタをクスクス笑いながらの観賞でした。 平均値が6点なのも納得します。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-06-07 20:40:47) |
617. ディア・ブラザー
《ネタバレ》 主演がヒラリー・スワンクというだけで予備知識なしに観賞したのですが、無期刑の兄のために高校卒業の資格から弁護士にまでなって無実を証明しようとする妹の姿に感動しました。 「死刑制度のある州だったら、とっくに執行されているわ」というセリフは怖かったです。 幼少のころの兄と妹の映像が流れますが、ちょっと無理があるなぁとも思いましたが、あそこまで仲がよくないと本当の兄弟愛は描けなかったかもしれません。 私も今、資格取得の勉強をしているのですが、もう2度も落ちています。3度目の試験は本作を思い出しながら頑張っていこうと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-07 07:15:51) |
618. カストラート
物語がよく理解できなかったのですが、カストラートというものの素晴らしさを味わえた素晴らしい映画でした。 この時代、作曲というものには印税もなく、たいした価値はなかったのは知っていましたが、現在、カストラート自体禁止になっているのですから、当時聴いた聴衆は特別な感動を味わえたのでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-07 03:50:35) |
619. ポエトリー アグネスの詩
《ネタバレ》 おばあさんと呼ぶにはファッションセンスがいいし、若々しいです。主人公のおばあさんが詩のサークルに入り、どうすれば詩を書けるようになるか、とても悩むんですが、冒頭の若くして命を絶った女性について、彼女が近づけば近づくほど、詩の形が形成されていくのです。 感情移入できる人間が少ないので難しい映画ですね。 死んだ女の子の写真を横にテレビを観る孫の心境。 お金で解決させようとする親たちの心境。 おばあさんは常に詩を作ろうと頭から離れることなく、いろいろなものを発見していくのです。 アルツハイマーと診断された彼女が限られた時間の中に貴重なものを沢山拾っていく様の一つ一つに感動しました。 出来上がった詩は皮肉にも死んだ彼女アグネスの声に変わっていったのが悲しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-06-05 04:03:15) |
620. 愛と哀しみのボレロ
《ネタバレ》 テレビの洋画劇場に夢中だった私にとって、本作は特に思い入れが深い。中学の音楽の授業でボレロのレコードを聴かされた時には、この映画のダンサーの姿しか頭に浮かばなかった。今回久々に観ることができた「愛と哀しみのボレロ」。冒頭の「人生には2つか3つの物語しかない。しかし、それは何度も繰り返されるのだ」というテロップに今の自分の人生を重ねてしまった。この作品は沢山の人々の群像劇だが、私の人生も最初に観賞した当時とは印象が違い、ハイライトに映し出される人々の中の一人になったような気になってしまった。敵兵との間に生まれてしまった赤ん坊が大人になり、時代が変わるまで20年、その20年という年月は今年をさかのぼって考えると本作が出来た年月を当に越している。私の人生は本作を観賞してから戦争経験もなく30年経っているが、月日が経つのは早いもので…これからも大切にしていきたい作品だ。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-06-03 02:34:56) |