601. WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
《ネタバレ》 2時間という枠の中に、キッチリといい形に収まったんじゃないかな。林業という職種をもっともっと掘り下げていけば、2時間ではきっと足りないはず。そこを、見てもらいたい、知ってもらいたいのチョイスが素晴らしく、それだけで林業の奥深さを垣間見ることができた。また、変に押し付けがましくなく、あくまでも当然のことのように振舞っているのもいい。もちろん過酷で辛く厳しい仕事だと思うけれど、そういった一面をそんなに見せなかったのも、作風が崩れてしまうからだろう。主人公の一見何も考えていないようで、実は自然な、天然な心の豊かさがあり、それが実にいい感じで作品そのものに、温もりを与えている。その例として、遭難した少年を助けた時に、主人公を誘導したのが誰なのかすぐには分からなかったけれど、手に付いたご飯粒から、おにぎりをあげたお地蔵さんだと気付いた時に、主人公のとった何気ない行動がこうやって人命救助へと繋がっていき、ほんわかとした気持ちになれた。それに、お地蔵さんだよとあえて説明しなかったとこも評価したい。この手の映画にしては珍しく、成功した方だと思います。やっぱり主人公の設定が、一番大きなポイントでしょ。 [DVD(邦画)] 6点(2014-11-25 21:37:14)(良:1票) |
602. 女子ーズ
日頃から女子だけの戦隊ものがあってもいいんじゃないか、って思っていたらこんな映画が誕生。マジでビックリ!マジで感動!ありがとう!で観た感想。ん~・・・違うな~こういうのじゃないんだよな~。言わんとしていることは分かるんだけど、もうちょっと特撮チックなものを欲していたものですから。女子ならではと戦隊ならではのそれぞれの特徴が、うま~く融合した感じも欲しかった。あと個々のキャラが今一つはじけきっていないのも残念。ただ全員可愛かったのと、律儀な怪人たちが好きだな~(**=´▽`=) [DVD(邦画)] 2点(2014-11-20 22:17:14) |
603. 想いのこし
《ネタバレ》 Huluの会員特別先行試写会にて視聴。ざっくり言って日本映画お得意のお涙頂戴もの。死んだことを感動の道具として使うお決まりパターンである。とは言っても観ればやっぱり感動してしまう。そして、そんな素直な自分を再確認出来たことも、また嬉し。これからのXmasシーズンにはちょうどいい映画かも。 前半部分のポールダンスとダフ屋のカットバック、ちょ~と長いかな。ややだらけてしまう。勿体無いですね。岡田くんのチャラ男はいい味出てた。衣装もいい。自動車事故。正直言って、あの程度の事故で搭乗者4人とも死ぬって考えられないな。運転手と助手席はシートベルトもしてたし、ちょっと大げさかな。岡田くんがポールダンスを始め出すところ、強引すぎる気も。もうちょっと、あともうちょっと何かが・・・。まぁ全体的にはゆる~い作りにはなっていますが、肩の力を抜いて気楽に観れば、そこそこの感動は味わえると思います。悪い映画ではないけど、登場人物たちの心境の変化にもう少し工夫があれば、いい映画になっていたかもしれません。 [インターネット(字幕)] 4点(2014-11-18 23:13:21) |
604. ザ・マシーン(2013)
《ネタバレ》 幻想的で叙情的、かつ大胆不敵。ハリウッドとは一線を画したいという思惑。悪くはないしむしろ私的にはウエルカム。だけどそれが、どうにもこうにも空回り。スパン!と気持ちよく響いてこない。なぜか?繊細なSF設定にすると、重箱の隅にまで気を使わなければならず、些細な欠点も許されなくなるからでしょう。例えば博士の設定。何の権威なのか?何の専門なのか?今ひとつはっきりとしない。それにあれだけのマシーンを、博士一人の知識や技術で造れるわけがない!なのにまるで一人で作ったような見せ方をするから、リアリティが欠落してしまう。で何よりもマシーンに芽生えた「自我」。造った博士自身がビックリしているように、どうやら偶発的に生まれてしまったみたいですが、そこんところがどうにも演出の弱さのせいか、ドラマティックにならず、物語の中に引き込まれていかない。非常に勿体無い。両腕のない兵士や、ガソリンかけられて燃やされた兵士とかの説明もない。何なんだよこいつら!超極秘軍事施設なわりにはセキュリティの甘さが酷過ぎ。ある意味笑えました。 [DVD(字幕)] 4点(2014-11-08 21:31:17) |
605. ダイバージェント
派手さはないが途中まで、そこそこ引き込まれた。そう、途中まで・・・。ヒロインがイチャイチャし始めてからは退屈極まりない。というのも、異端者、というキーワードよりも結局、愛、というありふれたものに焦点が当てられて、ん?あれれ?でSFやサスペンスの要素は木っ端微塵に砕け散ってしまいました。(笑)だから他の方々も仰られている通り、まるでティーンエイジャー青春ドラマ、そものもです。大きな期待はしていなかったけど、これはその期待以下の以下でしたね。それに無駄に長い!唯一の救いは、主演のシェイリーン・ウッドリーが拾い物だったこと。テレビドラマなどの出演が多く、受賞歴もかなりあり、今後の銀幕での活躍が楽しみな女優さんです。 [DVD(字幕)] 3点(2014-11-08 07:54:05) |
606. MONSTERZ モンスターズ(2014)
《ネタバレ》 せっかくのアイデアが台無し。とにかくアホさ加減がイライラくる。何がって、藤原竜也の持っている能力を知っているのに、な~んの対策もなくバカ丸出しで向かっていくんだもん。白けちゃいますよ。学習能力ないんかい!ほんとアホすぎて観ていてイライラが半端なかった。でも仕方ないんですかね。だって、もし仮に万全な対策を取られたら藤原竜也、あっけなく終わっちゃいますもん。マジックミラーで周囲を囲むとか、ライトを沢山装備したフェイスガードとか、手っ取り早いのは催涙ガスですけどね。それにしても酷いのは、あれだけ無差別大量殺人しといて、可哀想可哀想孤独だったんだね、てなに同情を誘うような演出してんだよ!腹立つわ!デスノートのキラのような終わり方の方が、まだスッキリするわ。とにかくこの映画の悪いところは、面白半分に人を死なせちゃうとこでしょ。で、面白半分に殺しといて何事もなかったかのように、藤原竜也の涙で全てをチャラにしようとする。まさに下衆の極み!マジ最低。 無駄なアイテムやキャラたち。トレーディングカード・twitter・ギター・オカマちゃん・特別女性捜査官・息子の母。とにかく全部意味がなさすぎ。何のための設定なんだよ!マジ無駄!原案になった韓国版「超能力者」はどうかな?今度観てみます。 [DVD(邦画)] 2点(2014-11-04 22:39:12) |
607. エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
《ネタバレ》 オールド映画ファンで、リアルタイムで彼らの若かりし勇姿に熱狂していました。そんな私でもこの作品を、手放しで大絶賛するのは忍びないです。たしかにね、ただそこに夢の共演があるだけでそりゃあ狂喜乱舞ですよ。でもね、じゃあそれだけを持って作品として評価していいのか?と問われると困ってしまうんです。「ランボー」「ターミネーター」「マッドマックス」「インディジョーンズ」みんなみんな面白かった。今見直しても楽しめる。作品の持つエネルギーやパワーを感じられる。でもこの「エクスペンダブルズ3」にはそれが足りない。熱量が拡散し焦点がボヤけた感じがする。何でだろう?1作目はスタローン自らが監督し、2作目はベテランのサイモン・ウェストが監督した。しかし今回はまだ新人のパトリック・ヒューズ。消耗品である彼らの「使い方」がどうやら分かってないように思えた。もっと荒々しくて、もっと泥臭くて、もっと格好つけしいじゃなきゃ。監督もチームもリニュアールした今作は、私的には迷走してしまった感がどうしても拭えないです。古參と新参との違いもくっきりと描いて欲しかったな~。R指定じゃないのも残念。中身は3点ですが、このメンバーに敬意を評してオマケで5点にしました。 最初に言った事と矛盾してしまいましたが、やはり「夢」見せてくれたことには、素直に感動しています。もし4があるなら、大物監督をぜひ起用してほしいです。 [映画館(字幕)] 5点(2014-11-02 20:10:04) |
608. 偉大なる、しゅららぼん
《ネタバレ》 予告を見た段階では、ハチャメチャでコミカルな内容かと思っていた。ところが、コミカルな要素は多少あるものの、どちらかと言えばシリアスでホロリとさせる作りになっていた。まあそれはそれでいいのだけれど、その狙いがうまくいっているかといえば疑問である。なぜなら登場人物たちの内面が、その役者によって表現されておらず、ほとんどが台詞による説明になっていたからである。結果、登場人物たちに全く感情移入出来ず、単に傍観者として物語を眺める格好となってしまった。故に感動もなにもあったもんじゃない。ほんと、設定の無駄遣いですね。それに濱田岳演じる淡十郎くんですが、能力を使わなくても僕らしく生きる!そして戦う!とか格好つけといて、結局は否定していたその能力でハッピーエンドって、オイ!バカにすんじゃないよ!口だけ大将じゃん!あとね、リセットして無かったことにするってオチ、これ正直嫌いです。だってさ、じゃあ今までのは何だったのって?失敗して学んでそこから前に進むんじゃん。リセット出来ないから一生懸命になるのにね。このオチ、ほんと嫌いです。 [DVD(邦画)] 1点(2014-10-13 14:51:55) |
609. ノア 約束の舟
《ネタバレ》 始まって10分、大地に根を張る花を摘もうとした息子に、命の尊さを教える父親のノア。ああ~心優しき人物なんだな~、と思いました。そんなノア達の前に狩りをする者達が現れます。狩りは生きるため。生きるために食べる。食べるための狩り。別に悪いことではないはず。がしかし、ノアはそんな彼らを、「裁き」と称して殺してしまいます。生き物を食べることを悪というのなら、肉食の動物たちはどうなるのか?この世の食物連鎖を根本から否定することにもなります。彼らが単純に楽しむだけに狩りをしていたなら分かるんですけど、生きるために、食べるために狩りをしていたので、私はこの始まって10分の時点でこの作品に、この主人公ノアに対して興醒めしてしまいました。ハーマイオニーの可愛さに1点。自分の行いは自分で考えて行え。それは神の仕業ではない、自分自身の仕業だ。カインのこの台詞に1点献上です。 そして最後に一言。まっさらでメチャクチャ綺麗なボロ切れ、いい加減生活感なさすぎでやめてほしい。以上。 [DVD(字幕)] 2点(2014-10-13 09:13:07) |
610. 猿の惑星:新世紀(ライジング)
《ネタバレ》 人間側も猿側も、危険な爆弾野郎を抱えたまま話が進んでいくため、終始緊張しっぱなし。なので最後まで集中力が途切れなかった。ただ人間側のその爆弾野郎を連れて行く理由が、彼しかダムの場所を知らないから、なはずなのに主人公があっさりと一人でダムまでシーザーを案内しちゃうもんだから、あれ?って拍子抜けにも。てか地図でも書かせれば済むじゃん、な~んてことも。でもそれじゃあ盛り上がらなくなっちゃうんから致し方なし、ですよね。まあでも決してつまらなくはなかったです。猿の領地=ダム。ダム=電気。電気=無線。無線=外部とのコンタクト。てな感じで無理のない設定は気持ちいいです。ただ最終決戦に向けての中継ぎ的な内容なので、どうしても予定調和を崩すことが出来ない点が悔やまれます。あと、人間サイドの主人公にもうちょっと魅力が欲しかったかな。それと私は字幕で鑑賞したんですが、シーザーが自分たちのことを、エイプってよんでたんですね。発音も字幕もエイプでした。で、吹替はどうなのかが気になっちゃいました。なんでっかて?だって「サル」と「エイプ」じゃあだいぶ印象変わりますから。DVDを待つしかないか・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2014-09-20 14:32:52) |
611. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
《ネタバレ》 ●ビデオでも可ではないが5点。なぜならこれまたアベンジャーズ絡みの映画で、これ一本で完結していないから。なので評価がしにくい。黒幕や主人公の父親のことなど。●映像は迫力満点!ただ銀河というスケール感に欠ける。宇宙空間でのド派手な戦闘シーンなどがあれば良かったかも。●各キャラクターの設定や、キャラ同士の因果関係等、なんだかわかりにくい。特にヒロインやその宿敵みたいな女性キャラの生い立ちや、現在の立ち位置がゴチャゴチャしすぎ。●毎回思うが、ひとおもいになぜ殺さない?●宇宙をも破壊・支配出来るほど強大なアイテム。そんな物を、信頼の怪しい人物に依頼するのが不思議。●母親からもらったプレゼントを、長いこと開けなかった心境がわからない。そしてなぜ急に開ける気になったのかも。●出てくるエイリアンがほとんど”人間”みたいだし、み~んな英語を喋ってて、物語の世界観に深さを感じない。●メインキャラたちのキャラが弱い!宇宙一凶暴なアライグマ!って全然凶暴じゃないじゃん!善でも悪でもない中途半端さが良くない。●良かった点。戦闘機が密集して巨大なバリアを作ったシーン。義足はただのネタだったところ。戦艦や各種乗り物のデザインがGOOD!●超極秘ネタバレ注意!・・・ラストにまさかのハワード・ザ・ダックが登場!こいつも復活させるのか、マーベルよ。黒歴史を繰り返さなければいいけど・・・。 [映画館(字幕)] 5点(2014-09-14 13:33:47) |
612. 白ゆき姫殺人事件
《ネタバレ》 伊坂幸太郎シリーズの監督さんだけのことはあり、作り方が非常に丁寧ですね。ただ、も~ちょっとだけコンパクトにまとめてくれたらな~、とも思いました。人間関係においての危うさである記憶や噂。また、お手軽情報社会の身勝手さいい加減さ。他人事では済まされない身近な現象。鑑賞後、身につまされる思いになりました。真実ってほんと、分かりにくいものですね。私はこの映画の中で、一番ひどいのは赤星雄治ではなく、城野美姫の両親だと強く感じました。真実がどうであれ、子供を信じてやれない親は最低です。噂に流され、真相が判明すると手のひらを返す。どうしようもない輩です。はい!原作は未読なので、機会があれば読んでみたくなりました。張り巡らされた伏線がどんどん回収されていく様は、お見事としか言いようがありません。本当に鮮やかでした。一番気に入ったのは、城野美姫がホテルに身を隠していた理由です。あれにはやられましたよ。彼女の性格がピタッとハマった瞬間でした。今度は気になった点を。イジメにあって妄想に逃げ込む。あれは好きではないです。現実と向き合うべきでしょ。難しいけどそれなりの努力は必要かと。それから美姫が滞在していたホテル。あれだけ騒がれているのに気付かないか、普通。警察的にも重要参考人のはずなんだしね。まあ色々と述べましたが、それなりに楽しめました。現代版「羅生門」みたいで面白かったです。 [DVD(邦画)] 6点(2014-09-06 23:42:35) |
613. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
最近この手(アベンジャーズ絡み)の作品を、評価するのが難しくなってきた。なぜなら、大河ドラマの一部分を見せられているみたいだからです。なので話の筋道よりも、アクションをどの程度楽しめたかで点数をつけました。劇場の大スクリーンで鑑賞をしていないのですが、もしも観ていたら、という要素も含みました。では感想を。キャプテンアメリカは、他のアメコミヒーローたちと比べると、どうしても地味である。故にド派手な演出が難しい。しかしそこを本作品は上手い事クリアしていた。カーチェイスや銃撃戦といったお馴染みのシーンに、ちょっとしたアレンジ、例えば防弾ガラスを割ろうとした兵器など、そういった趣向を凝らすことによって一味違う趣を生み出している。アイアンマンを彷彿とさせるファルコンも良い。てか彼のほうがヒーローぽかったけどね。あぁ~、アベンジャーズ2が待ち遠しいぜ! [DVD(字幕)] 6点(2014-09-06 11:22:21) |
614. リディック:ギャラクシー・バトル
《ネタバレ》 前作からの流れを汲んでいるので、前作を観てから鑑賞することをオススメします。私はトンと忘れてしまっていたため、ハテなんのこと?となる箇所が何カ所かありました。暗闇でも物がよく見えるというリディックの能力が、あまり活かされていないのが残念。リディックを捉えたハンターさんたち、首をハネようとします。あれ?あれれ?リディックに宇宙船の動力源を奪われてるのに?ハネちゃう?首を?怪物達が襲ってきてここで初めて交渉開始・・・ってオイ!ここの一連の流れ、めっちゃおかしいぞ!すっげ~気になっちゃいました。ま~気楽に観るにはちょうどいいかも、です。 [DVD(字幕)] 4点(2014-09-04 22:24:37) |
615. ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY
TVシリーズの最終回三部作には到底及ばない。最初から最後まで一本調子で飽きる。盛り上がりの演出が単調。ティガ復活の哀願書が多く寄せられ、その声に応えるべくして制作されたそうだが、主演の長野博のスケジュールが多忙すぎて、結局三年越しになってしまったそうだ。三年ですよ、三年。いくらでも脚本の見直し手直し出来たはずでしょ。それにしても古屋暢一くん、激変しすぎ!なんかヤズミ隊員じゃないみたい。 [DVD(邦画)] 2点(2014-08-14 14:43:25) |
616. トランスフォーマー/ロストエイジ
ツッコミどころ満載で、かなり時間の長さを感じるけれど、それでも十分楽しめることができた。とにかくもう映像技術がハンパない!あまりにリアルすぎて、本当に香港の街を破壊しちまったんじゃないかって思えるほどだった。とにかくこの映像体験は、必見の価値ありです。はい。楽しめたのでツッコミは止めておこうかと思いましたが、ど~しても一言だけ言わせて下さい。オプティマスさん、あんたどんだけ不死身やねん!てかいつの間に直ってるねん!ビックリだぜ! [映画館(字幕)] 7点(2014-08-14 04:04:28) |
617. ファインド・アウト
ヒロインの名探偵並な活躍は面白いんだけども、結局それしか見るとこがない。役立たずの警察。怖くもなく最弱で、何がしたかったのかよ~分からん犯人。観終わった後、私の口から出た言葉は、だからなんなの?でした。以上。 [DVD(字幕)] 4点(2014-08-12 19:52:29) |
618. ラッシュ/プライドと友情
余計なものを削ぎ落とし、ただひたすら二人の男に焦点を絞って描ききった点は良い。ただなんだろ~な~、上手くは言えないんだけども、どっちにも感情移入できなかった。なぜだろう。自分の性格的にはハント寄りなんだけども、特に彼に対して熱くなるものもなく、最終決戦でのレース展開も、さほど胸の鼓動が高鳴ることはなかった。スポ根ものによくある、逆転勝利の歓喜を全くもって感じなかった。だから二人の男のドラマを、終始蚊帳の外で見ているようで物足りなさが残った。悪くはないけど良くもない。そんな映画。 [DVD(字幕)] 5点(2014-08-11 22:15:30) |
619. 永遠の0
この映画に私が一番期待していたのは戦闘シーン。それは予告編を見た時に、ビビっときたからです。物語的な部分は後回しでした。結果的に、たしかに特殊効果は素晴らしく、近年の日本映画の中ではトップクラスの仕上がりだったと思います。しかし映像以外のカット割りだとか、SEだとかが今一つで、緊迫感を下げる要因になっていました。また戦闘シーンそのものも、予想以上に少なく感じました。なので必然的に物語部分に注目することに。生きて帰りたい、という主人公の設定は斬新な切り口だと思いました。ただこの設定だとどうしても主人公が最終的に、特攻、をしなければ感動という地点に着地できない。だから特攻というものが美化された予定調和となってしまい、そこがどうしてもこ作品のアキレスになっている気がしました。『戦争』を後世に残していきたい。その想いは十分伝わりました。 [DVD(邦画)] 5点(2014-08-11 17:54:11) |
620. リベンジ・マッチ
デ・ニーロとスタローンが共演!?それもボクシング映画だって!?もうこれだけでお腹いっぱい。御馳走様でした。内容は思っていたよりはしっかりと作られていた。時々ロッキーのネタなんかもあり楽しめた。何よりも驚いたのは、中年太りのデ・ニーロがけん垂を黙々とこなしているシーン。ラストのダンスシーンはCGぽかったけど、このけん垂はマジでやっていて、そうとう努力したんだろうなって感動した。 [DVD(字幕)] 5点(2014-08-10 22:50:46) |