621. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 力作であり、良作であると言えます。何よりも船が沈み始めてからの恐怖感と絶望感が凄いです。3時間超の長さを感じさせません。青臭い演出もありますが、本作に限れば素直に良かったと言えます。 [映画館(字幕)] 8点(2013-01-21 22:32:33) |
622. ジュラシック・パーク
今見ても、やはりあのティラノザウルスは驚異ですね。 とてもCGには見えない。車踏んづけてるし。あの吼える声も素晴らしい。ビビりまくりです。 これでストーリーにもう一ひねりあれば大傑作だったんだろうけど、まぁ贅沢は言いません。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-20 17:31:11) |
623. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 スピルバーグは映画の見せ方が一流ですね。かならず1場面は大きな見せ場を用意します。 この映画ではトライポッドの登場シーンに尽きるでしょう。ジワジワ現れる盛り上げ方と、全体像を見せた後の「ヴォエー」と言う咆哮音でビビらせて、その後に凄まじいビーム攻撃。このシーンは満点です。その後のストーリー的な弱さは否めませんが、このシーンだけでも見るべきだと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-20 17:17:15) |
624. ダークナイト(2008)
高評価は理解できるし納得もしています。ヒース・レジャーの鬼気迫る怪演も確かに凄い。 凄いが、凄過ぎて映画の完成度を少しゆがめたように思えます。個人的にはティム・バートン版のジャック・ニコルソンのジョーカーの方がユーモアやゆとりが感じられて楽しめました。 でも、この映画はこれでいいと思います。文句など言えないです。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-01-20 00:14:11) |
625. 2001年宇宙の旅
マイベストムービー。あらゆる映画の金字塔だと思っています。 劇場で見て更にこの映画の偉大さが分かりました。ここまでの映像を作り上げるのに裏にどれだけの苦労があったのだろうかと、ただただ圧倒されました。 誤解を恐れずに言えばこの映画にストーリーは必要ないです。ストーリーを超越した強烈な映像体験でした。 一つだけ例に挙げると、ディスカバリー号からスペースポッドが発進して、ゆっくりとターンしてディスカバリー号の操縦席の窓にポッドのライトが当たる。ただそれだけのシーンでも「本当に実物大の物を作ったんじゃないか?」と思わせるだけのリアリズムにあふれていました。 これは劇場で見ないと分かりません。ブルーレイを大型液晶テレビで見たけど、劇場で受けた衝撃は再現できませんでした。また劇場で見たいです。 [映画館(字幕)] 10点(2013-01-19 23:40:14)(良:1票) |
626. コクリコ坂から
一言で言えば「全く面白くない」映画です。 何のケレン味もない。映画にした意義も分からない。宮崎吾郎監督はこの映画を「作りたい。みんなに鑑賞して欲しい」と言う思いで本当に作ったのだろうか?宮崎駿が「向いてないよ、監督には」と言うのは当たっていると思う。 丁寧な仕事ぶりで粗は少ない。決してくだらなくはない。だが鑑賞する価値はないと思います。 [映画館(邦画)] 4点(2013-01-19 23:14:18)(良:1票) |
627. アイアン・スカイ
《ネタバレ》 ナチを題材にしたんで難しいのは分かるけど、全体的にギャグの切れが悪かったです。 良いナチ悪いナチに分けたのは失敗だと思う。ナチは全員極悪非道で大暴れした挙げ句に最期はド派手に砕け散れば良かったと思います。 その他のギャグと言うかパロディも常識的過ぎて、個人的には笑えなかったです。今更ペイリンでもないし。欧州らしいもっと毒のきついギャグが欲しかった。「おいおい、こんな事やっていいのか?」的な物を。特撮だけは思ったより良く出来てました。 [映画館(字幕)] 5点(2013-01-14 23:07:51) |
628. ダークナイト ライジング
ダークナイトより落ちると言う意見が多いですが、個人的にはダークナイトより好きです。 何よりもクリストファー・ノーラン監督によるバットマン3部作として、これ以上望めないくらいの終わり方だったと高く評価します。ラストの素晴らしさで9点。問題点もあるにはあるんで10点にはできないです。 見事に1作目に回帰して3部作として評価できるラストでした。逆にダークナイトが少し浮いてしまったかな? [映画館(字幕)] 9点(2013-01-09 22:25:50) |
629. ソウ ザ・ファイナル 3D
《ネタバレ》 ソウシリーズの最終作。最終作にてついに本格的なダメダメ作品になってしまいました。おじさんは悲しいです。3Dになったのもダメダメ。こんなダメな3Dは見た事がないと言うくらいにひどい出来です。見終わって出て来るのは「トホホ」と言う言葉だけ。ダメになった理由はジグソウの後継者がとんだアホ男だったからでしょうか。 [映画館(字幕)] 2点(2013-01-07 22:28:51)(良:1票) |
630. ソウ6
《ネタバレ》 ソウシリーズも6作目に突入。さすがにもはや売りは残酷描写のみとなってきました。冒頭は相当きついです。今度のジグソウはタフだし当分死にそうにないんで、まだまだ続くのかなと思ったら仲間割れ(?)で次回で終わりみたいですね。しょうがない、最後までお付き合いしましょう。 [映画館(字幕)] 4点(2013-01-07 22:23:19)(良:1票) |
631. ソウ5
《ネタバレ》 ソウシリーズもジグソウ交代し後半戦に突入です。(いや早くも終盤戦か?)本作は目玉はあの大掛かりな装置くらいで、ストーリー的にも取り立てて見るべきものがないです。何よりも最後のどんでん返しのネタが陳腐すぎ。「えっ?まさかと思ったけどこれがオチ?」とがっくり来ました。そろそろシリーズも終わりが見えてきたなと思わせます。 [映画館(字幕)] 4点(2013-01-07 22:18:43) |
632. ソウ4
《ネタバレ》 ソウシリーズも4作目に突入しますますマンネリ度も高まり・・・と思いきや、本作は意外に面白かったです。後継者は誰かの謎解きがそれなりに良くできており「ジグソウは常に最前列で見ている」の原則に立ち返ったのが大きかったですね。ただ残酷描写はきつ過ぎ。見るのがただただ苦痛で、2度見ようと言う気持ちになれないのが難点です。 [映画館(字幕)] 7点(2013-01-07 22:14:01)(良:1票) |
633. ソウ3
《ネタバレ》 ソウシリーズもこの3作目に入ると、残酷描写がエスカレートして見るのが苦痛になってきます。本作は残酷度ではシリーズトップクラスでしょう。(いや次の4の方がもう少しひどいかな?) 本作の目玉は主人公が許すか許さないかと言うのが真新しいが、でも許しても許さなくても結果は変わらずで釈然としない感がずっと付きまといます。最後はみんな自滅して終わり。ジグソウも終わり。次は後継者の巻ですね。 [映画館(字幕)] 6点(2013-01-07 22:06:02) |
634. ソウ2
《ネタバレ》 大ヒットした作品の続編なんて大抵は駄作だけど、本作は例外的に出来が良かったです。 ビデオのトリックは秀逸な演出でした。ジグソウの言う「最後まで付き合えば良い」と言うのも納得ですが、どうしてもそう言うわけにはいかずに墓穴を掘ってしまうと言う展開はグッド。 それに加えてアマンダの再登場も良かった。この2点で並以上の出来になったと思います。 いい調子。3作目も期待できそう。 [映画館(字幕)] 8点(2013-01-07 21:58:15)(良:1票) |
635. ソウ
《ネタバレ》 なんだかんだ言っても、これがきっかけで亜流映画が山ほど出来た事を思えば、やはりエポックメイキングな作品だったと言えます。 本作の特徴は以下の2点にあると思います。 「ジグソウは常に最前列で見ている。」 「主役の贖罪の物語である。」 第2作以降でもこの原則に忠実に作られている作品ほど出来が良いです。 本作はこの原則の1つ目に、あっと言わせる仕掛けがあって有名になったと言っていいです。 このネタだけだと言ったら言い過ぎですが。 [映画館(字幕)] 8点(2013-01-07 21:48:54) |
636. バイオハザードV リトリビューション
前作がダメダメだったので全く期待してなかったのだが、思いの外面白かったです。 と言っても、期待してたらたぶん評価は変わったと言う程度です。 今回は制作サイドも開き直ったのか、最もゲームの世界に忠実な出来でした。即ちストーリーはないに等しく、一場面の通過がゲームで言うところのステージの通過のイメージですね。見てるだけでゲーム1本やりつくせると思えば、それなりにお得と言えるかも。そう言う人でないとお勧めできない映画です。 ただ、ミシェル・ロドリゲスの扱いはひどすぎ。これだけは見てて怒りを覚えました。 中島美嘉はまぁよくやったと言えます。 [映画館(字幕)] 6点(2012-12-09 23:38:27) |
637. 007/スカイフォール
《ネタバレ》 全体的に中途半端な出来でしたね。 元々、今のボンド役のダニエル・クレイグが個人的にボンドらしくないと思っているので。 私の中のボンドのイメージはもっと人間臭い、女たらしだが頭が抜群に良く判断力、行動力がずば抜けている、肉体的には優れているがスーパーマンほどではなく、敵の肉体派をうまくうっちゃる感じです。 でもダニエル・クレイグだと、まず肉体派のイメージが強くMI6と言うよりはKGBのスパイのイメージ。今回、このダニエル・クレイグが肉体的に衰えてるのがまずショック。もうお前の時代じゃないって、それを言っちゃあ終わりでしょう。 冒頭以外はさしたる活躍もないままダラダラと話が進み終盤へ。今度の敵は元00要員でMに裏切られたと思って敵に回った男。ボンドも冒頭にMの命令で撃たれてしまい、その事を少なからず根に持っていたと思ったが、結局Mに忠誠を誓ったまま、それが彼の行動を変えるまでには至らず、じゃ、冒頭のシーンは結局意味ないの?と少々拍子抜けでした。敵を倒す際に少しでも逡巡するのかと思ったらそれもなかったし。 やはり人間らしさに欠けるボンドにあまり魅力を感じる事なく今回も終わってしまいました。 冒頭のアクションだけが007らしくスピーディでした。その後のオープニングテーマ曲が終わったら、もう007らしさは特にないと言って良いです。 そうそう、敵が入れ歯を外すシーンだけは不気味で良かったです。 [映画館(字幕)] 5点(2012-12-09 23:05:36)(良:1票) |
638. プロメテウス
《ネタバレ》 エイリアンの前日談であることは分かってましたが、なぜこの事を隠して公開したのかは分かりません。 と言うか、これエイリアンの1作目にちゃんとつながってないような。だから隠したのかな? 個人的にはシャーリーズ・セロンが好きなので嫌みな役でも活躍を期待したのに、あの最期はないよと思いました。リプリーも最初は嫌な奴だったし、最期に生き残るのは彼女を期待したんですが。 ビジュアルは素晴らしかったです。6点のほとんどはビジュアルに上げた点数。劇場で見た事は後悔してないです。 [映画館(字幕)] 6点(2012-12-08 22:36:30) |
639. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
《ネタバレ》 うーん、1本の映画としては落第点です。シリーズ物の第3作としても落第点。 とりあえず「最後まで見てよ」かもしれないが、もし最後が素晴らしい作品に仕上がったとしても、ひるがえって本作が再評価される事はないでしょう。 と言うか、次作でうまく収拾を付けるのは不可能なような・・・。 ストーリーの詳細解説はマニアに任せるにしても、ビジュアル面でもう少し見所があれば良かったのですが、唯一の見所が冒頭の6分だけではこれも高評価は難しいです。ヴンダーなる空中戦艦もやり過ぎ。エヴァの作品世界をぶち壊したとしか思えません。キャラの作画も若干荒れてたなぁ。序、破と比べて全体的に練り込み不足の感は否めません。最後なんかは「えっ?これで終わり?」と思いましたよ。尺も足らないのでは? 残念な出来。 まぁ次作も見ますがね。ここまで来た以上は。エヴァファンはありがたいね。 [映画館(邦画)] 3点(2012-12-08 22:09:24) |