641. 病院狂時代
「ブレードランナー」と同じ年の作品。稀なる美貌のレプリカントは、一方でこんなアホな作品に出てたということになりますね。(後のプッツンの萌芽?)最後に1カットだけ登場するデミのデビュー作でもあります。 [地上波(吹替)] 5点(2009-05-12 04:18:23) |
642. ブロークダウン・パレス
ある女囚の言葉「想像力と心の持ち方と、音楽があれば心は自由」イイコトイウネ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-05-11 03:21:10) |
643. トワイライト~初恋~
「ロズウェル/星の恋人たち」によく似た印象。男の子はあっちの方がいいかな。(こっちの子はスミス時代のモリッシーが化粧してるみたいで…)ベラ役のK・スチュワートは面長めですが、美少女。(この顔でランナウェイズのJ・ジェットを演んのか…イザベラ・スワンて名は「パイレーツ」のキーラのに似てる?)近頃珍しいジュブナイル・テイストなのはいいですが、肝心の切ない悲恋の味はかなり薄め。(「シザーハンズ」の1/10でも情緒があったら…)それとキャラ多すぎ。(こんなにいなくたっていいよ…)ベラが噛まれるシーンはちょっと「ポー」を思い出しました。(むろんあちらの方がズッと上ですけど…)あと3作あって、結末もロズウェルに近そうなんだけど一応見続けたい、かな。(IMDbにはベラの髪はカツラって書いてあったけどホント?) [映画館(字幕)] 6点(2009-05-10 02:45:09) |
644. パリの恋人
Swing out sisterの‘Waiting game’(89)のヴィデオ(YTでも見れます)はこの映画の影響が顕著。いや、彼らだけじゃないでしょうけど。50年代の作品にしてPVの魁(さきがけ)。赤い紗をヒラヒラさせながら階段をおりてきて‘Take a picture!’素敵だ。(華やかな蝶に羽化するまえの、本好きイモ虫ちゃん時代もキライじゃないです) [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-09 05:33:42) |
645. マスク2
ハンナ&バーベラ版じゃない「トムとジェリー」を見てしまった時の気分に近いです。主人公がアニメーターなのは良かったんですけどね、パラパラマンガのトコとか。一生懸命作ってるのだけは感じられて、なんだか切なくなりました。SPERM(!)のシーンは本国ではカットされたのに、こっちではTVでもいいなんて… [地上波(吹替)] 3点(2009-05-08 04:09:57) |
646. マイ・ドッグ・スキップ
模範的な優良映画って感じですね。 一眼レフのエントリーモデルのカタログ写真のような素直な画面作りも好感がもてて、たまにはこういうのもいいんじゃないでしょうか。 ウィリー・モリスの自伝小説よりも映画らしい脚色がされていますが、アメリカの魅力的な時代を切りとった作品は小品ながら戦争もからませ心にしみる仕上がり。 ケビン・ベーコンとダイアン・レインが最初は出演をことわったそうなのは助演だからでしょうけど、翻意して出演。 いい役者さんは、いい役であればそんなことは気にしないんだろうと思います。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-05-06 03:39:56) |
647. ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト
正直、ストーンズ・ファンとはいえない。(彼らが長持ちしているのはカントリーのように変わらないロックをやっているからだと思う) けれども若々しく張りつめたミック、一挙手一投足にカッコよさをチラつかせるキース、永年少年のようなロン、ひとりだけ髪も染めず自然体で年相応なチャーリー、そしてブルース界の大御所バディ・ガイとチャーミングなクリスティーナ・アギレラ。当然だがビルはいない。チョコマカと顔をのぞかせ必死に仕切るべくスコセッシが喋り続ける。腕利きのカメラマンを集めたにしては、すべてのショットが画になっているとはいえないが、ファンだけが愉しむにはもったいない音と映像の2時間。 [映画館(字幕)] 7点(2009-05-05 06:08:21) |
648. ジキル&ハイド
才気ある変人アーティストの傍らに共鳴する女使用人がかしずく構図(「真珠の耳飾りの少女」「クイルズ」「敬愛なるヴェートーベン」etc)は好みのテイスト。 スティーブンソンのオリジナルでは外部の弁護士のものであった視点を内部の人間であるメイドに変え、身近に「2人」を観察できるようにしている。 霧深きロンドンを徘徊する分裂した魂と、心身ともに古傷の疼きが癒えぬメアリーの組み合わせは魅力あるもの。 隠れた放蕩者であるジキルが、人目を気にすることなく忌まわしい遊びに耽溺するため解放したはずだったハイドに凌駕されていくのは興味深く、「変身」はグロテスクでも斬新な試み。 正規な「ジキルとハイド」からは外れるが、これはこれで非常に面白いと思う。 マルコヴィッチとロバーツもそれぞれ役に嵌っており、階段教室のセットが舞台装置に似た雰囲気を醸し出す。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-04 05:56:15) |
649. 奥さまは魔女(2005)
TVシリーズにもノーラ・エフロン作品にも思い入れが少ないせいか、悪くなかった。 変に複雑にした構成はよけいなお世話だけど、ストーリーより雰囲気を楽しむ映画? ヤマ場もないしバラッバラな気はするけれど、あまり不快な感じがしなかったんですよね。 冷たい感じが苦手だったニコールが可愛く、あのウィル・フェレルが大スター役なのもオモシロイ。 マイケル・ケイン&シャーリー・マクレーンも楽しい彩り。 最後にポリスの「マジック」(彼女がすることはみんな魔法)が流れるのも個人的にはい~んじゃないかと♪ [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-03 06:42:34)(良:1票) |
650. マイ・ブルーベリー・ナイツ
画のキレイな映画は好きだし素敵な作品なんだけど、なんでかあまり惹かれないんですよね…「恋する惑星」の時も思ったけど。インドの血をひくノラはPVでなく普通の映画だとあまり映えなくて、ジュードは逆に役にはカッコよすぎです。被写界深度の浅いボケ味はポートレイトなら美しいけど、映画で多用されると目が悪くなったみたいでちょっとイラつく。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-02 13:09:27) |
651. ジャンパー
内容はヒドイもんですが、テレポーテーションを見せるためのストーリーとキャラクターだと思いますので。(点数は視覚・音響効果に) 観光映画としても007よりスピーディ。 少しだけクリステン・スチュワート(ヒロインよりかわいい)とダイアン・レインも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-04-30 05:29:27) |
652. 明日に向って撃て!
悪漢物には魅力を感じない自分でもこれだけは、というところがある。 彼らが卑しく見えないのはジョージ・ロイ・ヒルや役者や「雨にぬれても」のせいなのだろうけれど。 自由気儘に生きる男たちと彼らが死ぬのを見たくないばかりに離れていく女。 罪をかさね次第に追いつめられながら呑気にジョークをかます彼らが無事に逃げおおせていたら、おそらく彼らを好きではないのだろう。 楽しき2人の逸れ者は共に散り残るは風の伝説のみ。 [映画館(字幕)] 8点(2008-09-28 17:31:47) |
653. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
1957年、懐かしいインディとマリオン、ハリソンの老体アクションもなかなか。 彼ら以外は新顔で敵もナチスからソ連に。 「ハムナプトラ3」とは違い、オリジナルの監督・キャストによる新作はまずまずで、ラストはスピル先生の昔ながらの嗜好が出た感じ。 ドリュー・ストルーザンによるポスターが、彼も全盛期を過ぎているのがわかる出来なのが残念。 [映画館(字幕)] 6点(2008-06-20 09:44:09) |
654. ラスト、コーション
《ネタバレ》 ワンとイーがともに痛ましくてならない。愛してはいけない男に情をかけた女と愛されて命拾いしながら手中の珠は失った男と。少女っぽい面差しのタン・ウェイが濃い化粧で妖艶なマイ夫人に身をやつし男の心に入り込んだその先は・・・当時の雑踏を再現した街頭シーンなど実在感のあるセット撮影がすばらしい。 [映画館(字幕)] 6点(2008-05-18 06:08:23) |
655. チャタレイ夫人の恋人(1995)
メラーズ(森番)役がショーン・ビーン、コンスタンス・チャタレイ役のジョエリー・リチャードソン(V・レッドグレーブの娘さん)も素晴らしい美女であるうえ、彼女の夫クリフォードもジェームス・ウィルビィと美男美女には事欠かず、目の保養になる95年版。自分が見たのは編集された映画版ではなくてTVバージョンだった気がするけれど、デリケートでいい作品だと思う。メラーズがコンスタンスを見つめる憧れと欲望の入り混じった眼差しが印象的。それぞれに孤独な2人の心が初めて寄り添う、鶉の雛のシーンが好きだ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-05-11 13:47:24) |
656. ナイト ミュージアム
「子どもの日」にピッタリだけど、大人が見たっておもしろい。こういうワクワク映画は好きですね!ミュージアムらしく雑多に何でもありなのが楽しい。ファミリー映画らしく、毒気の薄まり加減がほほえましいベン・スティラーとカメオとは名ばかりのでずっぱり出演が笑えるオーウェン・ウィルソン。D・V・ダイクのダンスもサービス満点。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2008-05-05 14:23:34) |
657. ぼくの伯父さんの授業
「ぼくの叔父さん」が先生に!「ぼく」は出てこないけど。大真面目に繰り広げられる講義の数々が可笑しい。短いのでさらっと見れます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-04-12 11:25:46) |
658. イルマーレ(2006)
《ネタバレ》 韓国版未見ですけど、これイイなぁ。過去と未来を結ぶエピソード群もいいし、(キアヌがサンドラのために植えた苗木が彼女のそばに忽然と現れるのも好き)サンドラとキアヌの抑え目の演技もいいですね。R・ポートマンの音楽も雨だれのようにしっとり。(ビートルズっぽい曲・・・と思ったらポールの曲でした☆)登場するJ・オースティンの本のようにテーマは切ない心を抱えてひたすら信じて待つこと?たまにはこんなロマンチックなのも○。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-11 12:22:23) |
659. イルマ・ヴェップ
映画監督役で初老にさしかかったジャン=ピエール・レオが、トリュフォーを思い起こさせる。 [映画館(字幕)] 6点(2008-03-16 09:48:49) |
660. ロスト・チルドレン
クローンの六つ子、そのオリジナルの博士(ドミニク・ピノン)に脳だけの男イルヴィン(ジャン=ルイ・トランティニャン)、夢を見られぬクランクと小人美女、シャム姉妹と一つ目族。 愛すべき変わり者たちにベール(緑)の海、耳にどこか懐かしい手風琴の音は、ジュネ&キャロのめくるめく世界。 少女ミエット(ジュディット・ビッテ)の大人びた表情に魅了され、失意のワン(ロン・パールマン)を慰める酒場の赤いドレスの美女も捨てがたく。 「私はあなたのヒーターなの」 ちょっとばかり気をひかれる男に、ジェラスな少女。 小さくてもミエットは女、少年窃盗団のリーダーだったクールな彼女の瞳が潤んで見えるのも、さらわれた弟を探す心やさしき怪力男ワンに恋してしまったから。 「ダンレー弟、ミエット妹」 それでもいいわ、今のところは。 ミエットはそっと笑みをもらす。 [映画館(字幕)] 9点(2007-09-30 11:15:14) |