641. 世界で一番パパが好き!
《ネタバレ》 今年は完全なネタバレあり みなさんのおっしゃるとおり、わかりやすいと言えば、ほんとわかりやすい映画で。 ああ、学芸会と面接が同じ日になるなあとか、父は面接をあきらめるんだろうなとか、すぐわかってしまったし、あと実はアメリカ映画にありがちな「やっぱり家族が一番」っていう流れにかなり食傷気味なんだけれど…… それでも面白いものは、面白いし、楽しいものは楽しかった。 子役中心の映画なのに下ネタ、エロトーク満載なのが、かなり笑えたし、あの学芸会のミュージカルが実に楽しかった。あと子供も含めて全員結構、毒舌なのも。 ま、あんなこと言ってる娘でも中学生くらいになったら父親のパンツを箸で(ってアメリカにはないかw)掴むようになるだろうけど、りヴ・タイラーと結婚できるなら、いい人生かな。 実に綺麗ですよね。映画見てる最中に女優がどんどん好きになるって久々の体験です。平成25年2月23日追記 実は前回見た時はアルマゲドン見てないか、まだあまり印象に残ってなかったかで。今回は違いました。見た瞬間、A.J.とグレースじゃんって感じで無茶苦茶好感度アップです。あと学芸会に父親が来てくれた時の、あの娘の笑顔!正直、男女を問わず「やりがいのある仕事」の価値をこうまで低く見なすのは、なんだかなあって気持ちもありますが、あの笑顔には負けますね。というわけで+1点 購買リストに載りました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-05 17:34:48) |
642. スウィングガールズ
《ネタバレ》 出てる女優さんにほとんど魅力を感じず(上野さん、貫地谷 さんには全く魅力を感じたことが無いし、本仮屋さんの顔立ちは好きだけどあまりにも地味な役柄で)、話自体も強引なご都合主義、いい加減さ(復帰組の突然の名演奏とか、音楽祭への応募忘れとか)が目だって、ものすごく評価が低くなりそうだったんだけど……… これが面白かった、結構楽しめた。 どんな行きがかりでも、一つのことに集中して夢中になり少しでも上達するとより一層好きになっていく過程がものすごく共感できたから、本物のブラスバンドが復活した時に泣きながら帰る気持ちが痛いほど理解できた。 あと小ネタも笑えたし。 [DVD(邦画)] 7点(2010-04-05 12:09:46) |
643. 女系家族
《ネタバレ》 こういう綺麗事を一切言わない、欲望を正直にむき出しにした映画好きです。 一番すごいのは父親ですね。戦後で民法が変わったとはいえ、先祖代々女系家族で続いてきた老舗を、全く無関係な自分とめかけの血筋で乗っ取ってしまうんだから。 ものすごいしたたかさだと思う。 ただ、爺さん、婆さんがやたら色気を振りまいて、性的なものを匂わせるシーンだけは勘弁して欲しかったなあ。昔は、ああいうものに需要があったんでしょうか? 平成23年6月10日再見 やはりダイジェスト感は否めないので6点に減点。 [DVD(邦画)] 6点(2010-04-05 11:30:13) |
644. ソラニン
《ネタバレ》 企画段階で失敗だった映画というのも珍しいですが、まさしくこの映画はそうです。 もともと映画化の企画があって宮崎あおいを選んだのか、あるいは宮崎あおいの主演作としてこの題材が選ばれたのか?いずれにしろ、大失敗でした。一旦動き始めた企画というのは、取り返しのつかない事実が判明しても止められないんでしょうか? ま、ストーリー自体が「現実の仕事はくだらないよ(っていちゃもんつける前にホッチキスくらい決まった位置につけろよな。w)人間好きなことして生きてければいいんだ、それ以外の生き方は駄目だよ的な陳腐で陳腐でしょうがないテーマと、人を殺せば感動を得られると思ってる駄目な邦画の典型みたいな流れ、二人とも無職で生活が不安な様子が画面から全くわからない脚本・監督の無能さ」で成り立ってたんですが、それでも宮崎あおいの演技があまりに上手で、表情があまりに良くてなんとか終盤までは脱落せずについて行ったんですが…… 最後のライブシーンがね。一番感動を盛り上げなければならないところで、あの歌唱力は……………。 もちろん、女優としての宮崎あおいの魅力、能力に歌唱力なんて全く関係ないことは、言うまでもありません。しかしながら、少なくともあのシーン、ライブハウスで大勢の観客から喝采を受け、感動させるだけの歌の魅力、全くありませんでした。(塚、テレビを壊すくらい否定したグラビアアイドルより下手だったら、もうその時点で映画のリアリティ終了でしょ) 歌唱力、声量の乏しい女優が、余技としてCDを出したり、それをファンが喜んで買ったりするのは別に問題はないと思います。(塚、自分がやってますw) だけど、映画の中で歌の力で人々を感動させる役をやっちゃまずいでしょ。短期間のボイストレーニングで何とかなると考えたとしたら、映画と音楽の両方を舐めきってると思います。 自分が大好きな女優の映画を、しかも封切りの第一回で見に行って、こんな不快ななんともいえない思いをするとは予想すらしませんでした。 がっかりです。 [映画館(邦画)] 6点(2010-04-03 17:03:47)(良:3票) |
645. 007は二度死ぬ
《ネタバレ》 充分堪能させてもらいました。皆さんおっしゃるように、姫路城が忍者スパイの養成所とか、変装してもどう見ても日本人に見えないボンドとか笑いどころには、欠きませんでしたね。 自分的にはあと、ホテルニューオータニを本社として借り切ってる(笑)大企業とか(若い頃あの近くに住んでいたので)、日本で日本人が話してるのにどうも不自然なアクセントの日本語とかも楽しかったです。 浜美枝さん、すごく綺麗だったけどいつまでも水着姿は、カワイソス(サービスカットでしょうかw) [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-01 08:26:08) |
646. 白い巨塔
《ネタバレ》 この映画を見て、正義というもののあり方をつくづく考えました。 確かに、この原作、映画が製作された段階では医療ミス、特に大学病院での医療ミスが隠蔽される傾向があり、それを糾弾するこの作品の立場は正義だったかと思われます。 しかし、この映画で訴えられるような、患者側優位の正義が主流になっていった結果としての現在の状況はどうでしょうか? 医者に対する訴訟が頻発に起こされ、あまつさえ刑事責任さえ問われて医者が留置される事態さえ起こっています。 その結果として産婦人科等の開業医は減少の一途をたどり、また訴訟されることを回避しようとする病院側の意志も相まって、救急車による患者のたらい回し等、深刻な事態が発生し、大勢の命が危険にさらされてるわけで。 もちろん山崎豊子さんや、この作品に、そういった現状の責任を問うほど単純じゃありませんけれど、そのような事態を招いた流れに加担した一人として、現状に対するご意見を是非伺いたいと思います。 非常に複雑な問題を一面的な「正義」で描くのってどうよ? また、東教授親子が実に不愉快でした。 人間が他人を嫌うのは別に理屈じゃなく、どうしようもないことです。 しかし、自分の感情を正当化するために相手を悪と決めつけ、自分を正義として行動するその姿には、吐き気を感じさせるほどの醜さを感じました。さらに一番恐ろしいのは描いている山崎さん自身が、その醜さに気がついてないことですね。 (誤診以前には特に財前に巨悪とまで言われるほどの行動は無かったこと、東が通常どおり、財前を後継者に指名していれば、そもそも買収等の悪事も行う必要が無かったことに注目!。どうも山崎さんは、下層階級からの成りあがり者を嫌い醜く描く傾向がありますね) ※ 最近、ヒロインを演じる女優に魅かれて見た医療ドラマに深く感じるところがあり、そのためにかなり偏った見かたになっているかもしれません。ご容赦を [DVD(邦画)] 4点(2010-03-29 12:02:56) |
647. 007/慰めの報酬
《ネタバレ》 やはり畳と007は新しいものに限りますね。 少し古いものはどうしてももったいつけて出てくる「新兵器」の古さ加減に白けて。 その点この作品はQこそ出てこないものの、本部での情報検索とか充分新しさを感じさせてくれました。 ストーリー展開もテンポが速くて良かったと思います。 また、Mもいままではウザいおばさんとしか思わなかったのが、なかなか味が出てきましたね。 ただ、ラストが少し。あんだけ大風呂敷広げた割には、少し簡単なような。 例えばイギリス政府内の黒幕とかどうなったんでしょうか? CIAにしても、アメリカの国益のために確信を持って行動してるわけですから、動きが鈍すぎるし、単に話し合いがついたの一言で済ますのは雑すぎるのでは。 [DVD(字幕)] 6点(2010-03-29 11:32:38) |
648. ワーテルロー
《ネタバレ》 史実に忠実な歴史大作はいいですね。充分楽しめました。 戦闘シーンもすごい迫力で、なおかつ史実通りで。 ただ、できたら手元に戦闘の解説書等を置いてみる方が楽しめると思います。 ウェリントンの娘の彼氏?が、娘に時計を贈るなんて完全な死亡フラグが立つ行為を行って、あれあれと思ってたら即座にウェリントンに注意されてたのにはちょっと笑いました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-03-29 11:14:24) |
649. 深呼吸の必要
《ネタバレ》 見るのを1回だけにしておけば良かったのかと思える映画。 そりゃ1回だけにしとけば、あまりにも圧倒的な量の作業に立ち向かい、変わっていく主人公達の姿にうたれないこともないんだけど。 2回目ともなるとこの映画の前提そのものが気になって。 例えば、何故機械を使わずに手作業でやらなければならないか、一切説明なし。(調べたらレンタル料がとてつもなく高いそうで) 何故、あのような手順で刈り取らなければいけないかも説明なし。(これも調べたら、枝払いは、刈り取ってまとめてからでもいいそうで。無理に難しい、やりにくい手順に描いてるような気がする) 低賃金なほとんどボランティアのような状態なこと、農家の経営がかかるような大事な農作業に、未経験者ばかり雇うこと。ここらあたりは、いろいろな情報があって実態はわからない。 しかし少なくとも、ボランティア同然の賃金で、大変な重労働をさせることで、ようやく成り立つ産業って、絶対歪なんだから、単純に肯定しちゃまずいだろ。 とにかく、少し考えれば気づくような無理の上に無理を重ねて話を作って、労働は素晴らしい、人間を変えると訴えられてもね。 [DVD(邦画)] 5点(2010-03-22 10:50:15) |
650. オーロラの彼方へ
《ネタバレ》 細かい突込みを入れるときりがない。(特に最終的に確定した歴史の中では、連続殺人事件の犯人と特定され、片腕を父親に撃ち飛ばされ、それでも30年間捕まりもせずに逃げ続けて、息子をあと少しのところで殺すまで追い詰めた真犯人の苦闘の人生には涙を禁じえないw) ただ、好きなんだよね。「まだ生きてる」って父親が出てくるラストシーンが。 あまり母親、母親言われるとドン引きするんだけど、父親との情愛は素直に受け入れられる。 (※アメリカ人の野球好きってのは、すごいものがあると思った。30年もたったワールドシリーズの細かい経過を覚えてるとか。自分も相当痛い巨人ファンを自負してるけど、それでも、もう去年の日本シリーズって亀井と阿部のホームランくらいしか覚えてないのに) [DVD(字幕)] 7点(2010-03-22 10:27:48) |
651. 純喫茶磯辺
《ネタバレ》 あの居酒屋のシーンが古典的な愛想尽かしだと、はっきり言ってくださる方がいて嬉しく思いました。父、娘、若い女、別れた母、みんな特に善良でないけど、何故か憎めない。喫茶店のみならず、映画全体に広がるダラっとした雰囲気が好きです。 麻生久美子さん目当てで見たわけだけど、娘役のリーサもなかなか、ちょっと緩めの体形とか愛想の無さとかリアル女子高生っぽい雰囲気の中で、ほんの1瞬か2瞬、間違いなく美少女っぽい表情もあって良かった。 [DVD(邦画)] 6点(2010-03-22 10:18:49)(良:1票) |
652. インスタント沼
《ネタバレ》 実は封切りの時、ものすごく期待して見に行ってがっかりして帰ってきた記憶があたので、どんなものかと思いましたが案外楽しめました。 三木さんの笑いと言うのは、言葉で笑わせるんじゃなくて、間とかそういうもので笑わせるんですね。今回初めて理解できました。気取った骨董屋でハナメの友人が暴れだすシーンではまわりをはばかるくらい爆笑してしまいました。 基本的には見えない物は信じない人間なんですが、登場人物たちの常人と変人の間で微妙にゆれるバランス具合が面白くてよかったです。 麻生久美子さんもあいかわらず素敵でした。 なんか久々に見たら、感性がすごく合って、終始にやにやしっぱなし。麻生さんも、ああ綺麗だなあって思えるカットもあってセルDVD買いたくなりましたので1点あげます(H27 9 10) [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-03-22 10:06:27) |
653. 忍 SHINOBI
《ネタバレ》 ファンタジーなんだから、「うわ、駿府から伊賀、甲賀まで手紙一瞬でとどくやん」とか「榴弾でもない大砲の弾が元気に煙出してるなあ」とか「柳生家って一万石くらいの割には立派な軍勢揃えれるなあ」とかつまんない突っ込みはなしで見ました。 でも、それでも駄目、駄作。 まず、ファンタジーならファンタジーで、きちんと作品内部の約束を守って欲しいのに、そこがグダグダ。 ものすごく強い忍者集団だから国内の平和のために罠をかけて滅ぼさなければならないはずが、たかだか双方5名ずつの優秀者が抜けただけで、あとは普通の軍勢に襲われたらなすすべもなく全く抵抗できない。あのシーンだけで無理に滅ぼさなければならない意味がわからなくなります。 それから尺が短いからしょうがないか知れないけど、一つ一つの戦闘が短くてしかも、あまり面白くなかった。 何せ9名死んだ中で3名くらいが、背中から不意に切られたりとか、味方を敵の攻撃から守ったりとか……すさまじい忍者同士のたたかいがごくありきたりの結末つけられたら興ざめ。 ま、個人的にはエリカ様目当てにこの映画見た人間が、間違ってるんだけどw 可愛いことは間違いないけど、実に出演時間短かった。w [DVD(邦画)] 6点(2010-03-20 16:35:23) |
654. グリーン・デスティニー
《ネタバレ》 ぶっちゃけ、自分にはこの映画をまともに評価する資格はありません。 なんせ、ひたすらチャン・ツィイー見たさで見て、彼女が主役と思ってるんですから。 ただ、少なくとも彼女に関する限りは、いろいろな表情あり、素晴らしい剣戟シーンありで充分楽しめました。 ワイヤーアクションも最初は面食らいましたが、すぐに慣れましたし。w ラストシーン、あのまま地上にスクッと降り立つと思ったのは、自分くらいですか?w [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-03-18 11:14:59) |
655. がんばれ!ベアーズ
《ネタバレ》 若い頃、絶頂期を迎えてしまった女優ってほんとに残念。 テイタム・オニール本当に可愛かったのにな。(涙)。特に監督と喧嘩して涙するところとか。 たぶん10点だろうと思って見たんだけど、う~ん。 確かに自分と相手チームの監督の姿に醜さを感じて、勝利至上主義を捨てたのはわかるんだけど、最終回の選手交代はやりすぎ。ルパスがボールを捕ったのは単なる偶然。何十点取られてもおかしくない。 負け犬の子供たちに勝利の味を教えることもすごく大事なことでは?あれでぼろ負けなら、交代で出された子が一番傷つく。 勝利に拘るのも大人の勝手なら、勝利を放棄させるもの大人の勝手。アメリカ映画の割には、つまらない綺麗事で最後まとめたな。 というような疑問を持ってしまったので2点マイナス。 [DVD(字幕)] 8点(2010-03-16 18:43:26) |
656. オリエント急行殺人事件(1974)
《ネタバレ》 日本の安っぽいミステリードラマなら、あの結末 「あの男を殺しても、決して死んだ人びとは喜ばなかっただろう」みたいな恐山のイタコまがいの安っぽい台詞が出て、犯人達は汚辱の中警察に引き渡されただろう。 それと比したら、5人もの死んだ人々の無念がきちん晴らされて、犯人達が晴れ晴れと乾杯するラストシーンは、本当に素晴らしかったと思う。 ただ、2時間ではちょっと寸足らずでは。犯人それぞれが自分の大事な人を亡くした悲しみをもう少し丁寧に描いて欲しかったし、またミステリーとしても「その時間には全員のアリバイが」とか言われても、いきなり謎解き直前に現れてる人もいるわけで。(ま、これは自分の理解力不足かもしれませんが) 映画として傑作かと言われると迷うけれど、少なくともラストのポワロの裁き方で、自分にはとても愛着の沸く映画となった。 [DVD(字幕)] 7点(2010-03-16 12:12:04) |
657. 櫻の園(1990)
以前見たときより、印象が落ちた。いかんせん、主役に華が無さ杉で見ていても熱がこもらない。で、映画の世界に入りそびれると、何と言っても話し自体は、とりとめのない軽い話なので。深夜に一人見てて欠伸、転寝が。 ただ、男子校出身者の自分にはガールズトークは気持ちよく。いざ手にとって廃棄しようとすると、かなりのためらいを感じる。 数年後、再評価予定 [DVD(邦画)] 5点(2010-03-13 22:09:39) |
658. 王妃の紋章
《ネタバレ》 久々に「ああ、駄作だな」とつくづく感じさせられた映画でした。 ものすごくお金と人を使ってるのはよくわかりますが、結局は昔の大映ドラマレベルのベタベタな家族間の愛憎劇。というか、大映ドラマの方がまだある意味ましかと。 何故、王が王妃を毒殺しようとするかとか、意味不明な点も大杉です。 つか、ぶっちゃけ一番最初にコン・リーさんの大写しにまるで魅力を感じなかった時点で、自分的には終了ですね。この映画。 ただ、迫力ある戦闘シーン(これぞ本物の集団戦ですね)と、リー・マンの可愛らしさと肌の張りにそれぞれ1点ずつ。 正直自分の場合、監督さんと女性の趣味が合わない映画は見ないほうがいいかもしれない、っていっても「初恋の来た道」は大好きなんですけどね。 [DVD(字幕)] 3点(2010-03-11 11:16:07) |
659. この胸いっぱいの愛を
《ネタバレ》 原作者は、よほど映画に不満だったんでしょうね。映画とは、真逆な結末のノヴェライズを改めて書いてます。最後の十か条目は、「決して飛行機に乗るな」です。 絶対そうでなきゃ!!!!!!!!!!!!!!!!! これから不具になる愛しい女性のことを「頼むぞ」と過去の自分に眼差しで頼んでも、その肝心の過去の自分が、自分と同じように将来飛行機事故で死ぬことを放置したなら、結局は女性を孤独な辛い生活に放置することになり、あまり意味がありません。 それに、ヒロシBの方は、あれほど熱愛したお姉ちゃんと年賀状だけの関係になり、そしてそのまま死んでゆくんじゃむなしすぎます。 何故、誰でも考える結末を避けたんでしょうか。是非、脚本家の考えを知りたいものです。 今でこそバリバリの年下趣味ですがw、少年期においては年上の女性に惹かれた時期の記憶もあるため、なんか思いきり熱くなりました。 ミムラのルックスの微妙さがかえっていいですね。 [DVD(邦画)] 7点(2010-03-09 20:37:23) |
660. 恋の門
《ネタバレ》 個人的にすごく不思議な映画です。 わけのわからない小理屈がたくさん出てくるし、ストーリー展開もイミフで、なんでそうなるってのが多々ありました。本来なら大嫌いな映画のはずなんですが…… 見直して、つくづくこの映画好きだなと…… まずは、酒井若菜、他の方みたいに演技がどうとかいうよりは、可愛くて巨乳w。少なくともこの映画に出てくる彼女は、完全に自分の好みです。小島聖もなかなか良かったですね。 それから、キャラ設定が上手くて。主人公の門は、石の漫画に拘っているという一点をのぞけば、あのまっすぐな性欲wといい、純情な面といい充分共感できますし、恋乃もああいう性格が破綻しきった子ってあの世界にいるんですよ。(ルックスは除くw) ただ、非常に間口の狭い映画ではありますね。 全くヲタクに疎い人には、違和感が付きまとって楽しめないだろうし、逆にその世界にいる人間にとっては何か馬鹿にされてるような気がして楽しめないような。(コミケによく出品してるうちの妹がそういうんでw) 結局、身近にそういう人間がいて、どんなものかの知識は豊富なんだけど、自分自身は一定の距離を置いている自分のような人間しか楽しめないのでは(ってどんだけ間口の狭い映画やねんw) 一応8点つけさせていただきますが、あくまで他の方の参考にはならない全く個人的な点数ですのであしからず。 amazonで出物があったので購入して再鑑賞。ずぶんと同じようにあまロスに苦しんでる人がいたら是非お勧め。なにしろ主役三人のうち二人(松田さん、松尾さん)をはじめとして、非常にあまちゃんと出演してるメンバーがダブる。それと松尾さんはクドカンの師匠だから、テイストが結構似ている。昨夜は、3回(普通に1回、2種類のオーディオコメンタリーで一回ずつ)見てしまった [DVD(邦画)] 8点(2010-03-04 16:36:29) |