641. ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY
TVシリーズの最終回三部作には到底及ばない。最初から最後まで一本調子で飽きる。盛り上がりの演出が単調。ティガ復活の哀願書が多く寄せられ、その声に応えるべくして制作されたそうだが、主演の長野博のスケジュールが多忙すぎて、結局三年越しになってしまったそうだ。三年ですよ、三年。いくらでも脚本の見直し手直し出来たはずでしょ。それにしても古屋暢一くん、激変しすぎ!なんかヤズミ隊員じゃないみたい。 [DVD(邦画)] 2点(2014-08-14 14:43:25) |
642. トランスフォーマー/ロストエイジ
ツッコミどころ満載で、かなり時間の長さを感じるけれど、それでも十分楽しめることができた。とにかくもう映像技術がハンパない!あまりにリアルすぎて、本当に香港の街を破壊しちまったんじゃないかって思えるほどだった。とにかくこの映像体験は、必見の価値ありです。はい。楽しめたのでツッコミは止めておこうかと思いましたが、ど~しても一言だけ言わせて下さい。オプティマスさん、あんたどんだけ不死身やねん!てかいつの間に直ってるねん!ビックリだぜ! [映画館(字幕)] 7点(2014-08-14 04:04:28) |
643. ファインド・アウト
ヒロインの名探偵並な活躍は面白いんだけども、結局それしか見るとこがない。役立たずの警察。怖くもなく最弱で、何がしたかったのかよ~分からん犯人。観終わった後、私の口から出た言葉は、だからなんなの?でした。以上。 [DVD(字幕)] 4点(2014-08-12 19:52:29) |
644. ラッシュ/プライドと友情
余計なものを削ぎ落とし、ただひたすら二人の男に焦点を絞って描ききった点は良い。ただなんだろ~な~、上手くは言えないんだけども、どっちにも感情移入できなかった。なぜだろう。自分の性格的にはハント寄りなんだけども、特に彼に対して熱くなるものもなく、最終決戦でのレース展開も、さほど胸の鼓動が高鳴ることはなかった。スポ根ものによくある、逆転勝利の歓喜を全くもって感じなかった。だから二人の男のドラマを、終始蚊帳の外で見ているようで物足りなさが残った。悪くはないけど良くもない。そんな映画。 [DVD(字幕)] 5点(2014-08-11 22:15:30) |
645. 永遠の0
この映画に私が一番期待していたのは戦闘シーン。それは予告編を見た時に、ビビっときたからです。物語的な部分は後回しでした。結果的に、たしかに特殊効果は素晴らしく、近年の日本映画の中ではトップクラスの仕上がりだったと思います。しかし映像以外のカット割りだとか、SEだとかが今一つで、緊迫感を下げる要因になっていました。また戦闘シーンそのものも、予想以上に少なく感じました。なので必然的に物語部分に注目することに。生きて帰りたい、という主人公の設定は斬新な切り口だと思いました。ただこの設定だとどうしても主人公が最終的に、特攻、をしなければ感動という地点に着地できない。だから特攻というものが美化された予定調和となってしまい、そこがどうしてもこ作品のアキレスになっている気がしました。『戦争』を後世に残していきたい。その想いは十分伝わりました。 [DVD(邦画)] 5点(2014-08-11 17:54:11) |
646. リベンジ・マッチ
デ・ニーロとスタローンが共演!?それもボクシング映画だって!?もうこれだけでお腹いっぱい。御馳走様でした。内容は思っていたよりはしっかりと作られていた。時々ロッキーのネタなんかもあり楽しめた。何よりも驚いたのは、中年太りのデ・ニーロがけん垂を黙々とこなしているシーン。ラストのダンスシーンはCGぽかったけど、このけん垂はマジでやっていて、そうとう努力したんだろうなって感動した。 [DVD(字幕)] 5点(2014-08-10 22:50:46) |
647. 劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇
延々とお説教をされる映画でした。(´ω`) [DVD(邦画)] 2点(2014-08-10 12:28:02) |
648. 東京家族
《ネタバレ》 小津作品を観ていない上での感想です。そんなに悪くないと思いました。「家族」というものを、色々な角度から切り込んでいて、どこか人ごとと思えないような場面もあり、なんかやるせなくなりました。色調も暖かい色合いでホッコリできます。ただこの監督さんのこだわりの、エキストラにも物語を、が時々邪魔に。たとえば蒼井優が朝、妻夫木聡の部屋を訪ねて母親と会話をするシーン。そのシーンの後ろで、向かいの部屋の住人が何やらガチャガチャと動き回っていて鬱陶しい。生活感のリアリズムを出したいのか、落ち着きのない画には疲れる。こういった演出法は、他の作品では効果的に見えていたのに、今回は非常にバランス悪く思えた。もったいない。まあ良くも悪くも、山田作品、ですね。 [DVD(邦画)] 5点(2014-08-02 23:15:21) |
649. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 話なんかどうでもいい。ただただ破壊の限りを尽くしてくれれば。鑑賞前の率直な気持ちです。ところがどっこい!開けてビックリ玉手箱。そこに破壊神ゴジラの姿はなく、なぜか救世主的扱いを受けるゴジラが!?はあ?ですよ。なんじゃこりゃ?ですよ。傍若無人に暴れまわるゴジラが見たかったのに。破壊のカタルシスを味わいたかったのに。ほんと、肩透かしもいいとこですよ。ゴジラの敵役で、ムートーっていう怪獣が出て来ます。コイツがほぼ、街を破壊しまくります。正直、劇中もコイツの方が人類の驚異として描かれており、ゴジラって結局なんなの?みたいになっちゃってます。ハリウッドお得意の「家族愛」もしつこすぎ。どんだけ離別させるじゃい!核に対する認識も酷い。とにかく核さえ使えば間違いなし。広島も一応入れときました。軽すぎもいいとこ。そういえば父親の死も、軽かったな~。破壊のカタルシスを味わえなかったので、アレコレとツッコミたくなってきちゃいましたよ。メスのムートーが核処理場から豪快に出て行っちゃったのに、警報鳴らない、建物揺れない、で誰も気付かない。ってあるわきゃないだろ~。オイ!ゴジラの餌は放射能。その放射能をムートーくんも食べちゃう。だからやっつける。でもやっつけたムートーくんの体内にある放射能には手を出しませ~ん。また軍が用意した核にも手を出しませ~ん。そもそもこのゴジラ、今までどこで何してたんでしょうね?ただひたすら海底で、ムートーくんが目覚めるの待ってたんですかね?だとしたらマジで、平成ガメラ、まんまじゃないですか。いいのかこれで、ゴジラがこれで。私は嫌だ! [映画館(字幕)] 3点(2014-07-27 02:30:18)(良:2票) |
650. 武士の献立
《ネタバレ》 安定感のある、しっかりとした映画です。実在の人物と実際の事件を取り扱っているので、ある意味歴史の勉強にもなります。上戸彩も単なるアイドル女優ではなく、強弱をつけるのが難しい役どころを一生懸命に演じていて、とても好感が持てました。男尊女卑の根強かったあの時代に、武家の夫に対して強い態度を示すのは、とても難しかったと思います。ただ一番オイシイところを持っていったのは、鹿賀丈史さんでしょう。争いごとで人が死ぬのを終わらせたい。そう気付かせてくれたのは美味しい料理のおかげかも。もうね、このシーンがこの映画の全てですよ!美味しいものを食べればみな幸せになる。幸せな気分で争いごとをしなくなる。そしてみなハッピーで平和になる。そう受け止めました。いい映画でした。 [DVD(邦画)] 6点(2014-07-21 12:35:15) |
651. アナと雪の女王
《ネタバレ》 良くも悪くもここ最近のディズニー映画。現代的で活発な女性がメインになっています。おとぎ話なのにどこか今を感じさせる作りになっており、そこが多くの支持を得ている所以でしょう。あるシーンを例に挙げますと、王女の寝起き姿が、髪はボサボサで口は半開き、おまけにノーメイクで可憐な王女の寝姿なんて微塵もございません。オマケにもう一つ。アナ王女が、出会ったばかりのどこぞの国の王子と即結婚の約束をしてしまいます。お前はブリトニーか!ラストはその王子にパンチを食らわせました。こういった今風の女性像がきっと、好感度を上げているんでしょうね。ただ私の中では平均点の出来でした。+1点は、雪や氷の表現力の素晴らしさです。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-07-19 20:38:12)(笑:1票) |
652. ジャッジ!
少々説教臭いけど、まあそこそこは楽しめます。ただきつねうどんのCMは、主人公がゼロから作ったものじゃないから、そんなに評判になってもあまり感動はしなかった。トヨタのCMはなんとなく海外のCMぽかった。だけど出来としてはGOOD!嫌いじゃないです。 [DVD(邦画)] 5点(2014-07-17 20:21:20) |
653. マレフィセント
《ネタバレ》 これは単なる焼き回しなんかじゃない。全く別の、全く新しい物語だ。誰しもが抱えている内にある醜さ。その醜さをストレートに描きながらも、決して暗く陰湿なものにはなっていない。むしろ”愛”という大いなるものによって、美しい物語へと昇華している。真実の愛が醜さを超越していく。それがこの作品を、ただのリメイクに終わらせていない最大の理由でしょう。悪役を主役に、という逆転の発想が功を奏したといえるでしょう。また映像も圧巻の一言。絶対に大画面で鑑賞することをオススメします。ただここまで絶賛しながらも、どうしても?の箇所が幾つかありました。※ここからはネタバレです。オーロラ姫が真実を知った時の心変わりの速さ。あれはちょっと、えっ!?てなりましたよ。いくらなんでもそりゃないだろうって。それから呪いをかけるシーン。なにボーって眺めてんねん。矢を射るなり剣で刺すなり出来るだろ。敵なんだし。百歩譲ってお祝いの席だからって言うんなら、せめて縄で捕獲とか方法はいくらでもあったはず。ていうモーションをちょっとだけ入れてもよかったのでは。まあ結局は魔法はかけられるんだけどね。でその魔法。前半で兵士たちを軽くあしらってたのに、後半でその兵士たちにあしらわれる。いくら鉄の楯を持っているからってありゃなしですよ。説得力がない。せめて鉄じゃなくて何か特殊な素材にして、あらかじめその素材には魔法が通じないように前フリでもしていてくれればよかったかも。城に潜入だって魔法を使えば簡単じゃん。だから「魔法」というものに対して、細かな設定付をしてほしかった。別にストーリーに支障は出んでしょ。それから王子様。なんか取って付けたかのような王子様。ほとんど道化じゃん。真実の愛の演出上必要だったのかもしれないけれど、もうちょっとなんとかしてほしかった。それにさ、呪いを解くためにキスをしたんじゃなく、あれはどうみても寝ている今がチャンス!て感じでキスしてましたよね。セクハラ!?いやいや立派な痴漢、犯罪行為でしょ。もうね、わたしゃ心ん中でドン引きでしたよ。と、言いたい放題言ってきましたが、でもねこの映画はいいですよ。面白い!楽しめるし感動できます。ちょっと風刺のきいたファンタジー。観て損はないです。それと、ツッコミどころは個人差が出ると思いますので、予めご了承くださいませ。では・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2014-07-13 06:53:38)(良:1票) |
654. オール・ユー・ニード・イズ・キル
タイムパラドックス。もっともポピュラーなSF設定の一つ。この設定を利用し、数々の作品が誕生した。しかし、この設定には宿命的なアキレスがある。それはタイムトラベルしたことによって生じる多重時間軸である。これこそが、タイムパラドックス設定の避けては通れぬ、一番の難問でしょう。そしてもっともツッコまれやすいところでもある。だが私はあえて声を大にして言いたい。夢物語、なんだと。ありえないお話なんだと。あーだこーだと論争しても結局は、非現実のおとぎ話でしかないんだと。個人差はあると思いますが、そこんとこをどれだけ許容出来るかによって、楽しみ方が変わってくるでしょう。で今回のこの作品、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」である。いや~まあ時間軸のオンパレードである。あの時間とこの時間が・・・などと言い出したらキリがない!もう好きなだけ言い合いをして下さい。と、まるで挑戦状を叩きつけられているようにさえ思えてくる。実に挑発的な作品です。実際私も観賞後に連れと、あそこはさ~、いやいやあれはさ、などと大いに盛り上がったクチです。まんまとハマってしまいましたよ。それほどまでに魅力的な作品でした。日本人が原作ということもあり、細かな配慮を随所に感じられました。大味なハリウッド作品とは明らかに一線を画しています。監督の手腕も見事でした。繰り返される時間の見せ方が非常に丁寧で、主人公の内面と上手くリンクしていました。トム・クルーズもそんな監督に応えるかのように、実にイキイキと演じてました。ヒロインのエミリー・ブラント。一本調子な表現で終始押し通していたので、もうちょっと色んな表情も見てみたかったかな。とまあ色々と述べてはきましたが、とにかく観ておいて損のない映画でしょう。そして、あれこれと考えを思いめぐらせてください。きっと迷宮にハマってしまいますから・・・。 [映画館(字幕)] 8点(2014-07-06 07:16:02) |
655. キック・アス ジャスティス・フォーエバー
監督が変わっても、独特なテイストは変わってなかった。そこは評価したい。バイオレンスとエロとコメディ。まさにキック・アスの世界。十分に堪能させてもらいました。マザー・ファッカーはベイダーみたくなるんですかね。(笑)ジム・キャリーはらしくなくって、後になって、ああジム・キャリーだったんだって気付きましたよ。(笑)ヒット・ガールはほどよいエロさが増して、他の女優とは一線を画す独特な雰囲気がたまらない!美人とか可愛いとかは違う、何とも言えぬオーラがある。彼女の他の作品は観ていないが、きっとこのヒット・ガールが一番の当たり役だろう。正義よ永遠にー!て叫んだから三作目は、悪は滅びねえー!かな。(笑) [DVD(字幕)] 6点(2014-07-05 07:42:18) |
656. 大脱出(2013)
《ネタバレ》 う~む、実に困ったちゃんな映画である。シュワちゃんとスタローンという偉大なスターが共演して、面白くないわけがない!と思いたいのが映画ファンの心理である。しかし、しかしである。これが思っていた以上に面白くない!本当に困ったちゃんである。そもそも肉体派な二人を、密閉された空間に閉じ込めてしまったのが間違い。表に出して大いに暴れさせたほうが良かった。それから気になったことがいくつかある。まずは所長や看守。彼らは一応民間人ですよね。その民間人をああも簡単に殺しちゃって良かったんですかね。それとシュワちゃんはいったいどうやって外の仲間と連絡をとったんでしょう。それからモノを簡単に盗みすぎ。スタローンの本をお手本にしているくせに、囚人を帰す時にはボディチェックもしないんかい!ちょっとムラが目立ちます。せっかくの夢の共演なのに、ちょっと残念で悔しいです。 [DVD(字幕)] 4点(2014-07-05 04:53:44) |
657. 風立ちぬ(2013)
主人公の感情の起伏の乏しさにはやや困惑を覚えるものの、紳士であるがゆえと解釈をして鑑賞すればさほど気にもならなくなる。むしろそこに監督の狙いがあるのでは、と勘ぐりたくもなる。淡々としたドラマの中に、小さくて力強いモノを感じるのも、恐らくはそのせいであろう。生きることはとても困難。困難が故についつい乱れたりもする。しかしこの作品は常に美しくあろうとする。美しく生きようとする。それが気持ちよく伝わってくる。CGではなく手書きだからこその気持ちよさでもある。しかし、どんなに美しくても戦争の武器を作っていることには変わらない。どんなに美化しても人殺しの道具である。時代のせいにしてもこの作品には、人の生き死にを問うことに疑問を感じずにはいられない。なぜか「戦争」そのもに目を背けているようにも見える。「戦争」は決して美しくはない。むしろ残酷である。その残酷さをあえてオブラートで包んでしまっては、生死をテーマにするのはピンボケである。もう映画は作れないと言った監督。美しく幕を引きたかったのでしょう。 [DVD(邦画)] 5点(2014-07-04 08:29:14) |
658. ロボコップ(2014)
《ネタバレ》 作家テイストさが消えて完全に商業作品になってしまった。まあそれはそれでいいのだけれど、商業映画としても今一つパッとしない。まず何が良くないのか。一つはマイケル・キートン。最終的に悪役になるのだけれども、なんか取ってつけたような感じで、あまり憎々しさを感じない。同じ会社の戦闘訓練を指揮する奴もそう。あと主人公を殺害しようとした奴らもそう。とにかく悪役が全員みなパッとしない。だからやっつけても爽快感がない。悪役としての憎々しいオーラが全然ない。もう一つは銃撃戦。この銃撃戦がいわばこの映画最大の見せ場。なのにまるでTVゲーム。緊迫感も痛々しさもない。うまくクリアしましたよ~、てな感じ。変化球を投げてもストライクが決まらなければ意味はない!こんな演出いらんよ。まあでもね、頑張っていたところは評価したい。それは「ロボコップ」というものにリアリティを持たせたこと。実際に「ロボコップ」が実現可能になったら、きっとこういった感じなんだろうな~、というのはもの凄く伝わった。そこんとこだけは高く評価しましょう。 [DVD(字幕)] 4点(2014-07-03 22:40:39) |
659. ばしゃ馬さんとビッグマウス
麻生久美子の役者っぷりに大いに拍手!素晴らしい!ブラボー!一生懸命に考えて作ったモノよりも、勢いや行き当たりばったりで作ったモノが評価されることってよくある。そんな世の中だけど、たとえどんなに回り道をしても、自分の居場所だけは見つけ出したいものです。そんなことを感じさせてくれた映画でした。 [DVD(邦画)] 6点(2014-07-02 21:48:47) |
660. マラヴィータ
《ネタバレ》 この映画、改めて振り返ってみると、デニーロ一家は誰ひとりとして一般人を殺害していないんですよね。痛めつけてはいるけれど。そこがミソですね。息子役の子がなかなか味があって良かったです。続編を作るようなことがあれば今度は、アル・パチーノを出演させてほしいな。 [DVD(字幕)] 5点(2014-07-01 19:09:11) |