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 > アラジン2014 さん
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プロフィール
コメント数 731
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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641.  RED/レッド(2010)
悪い意味で、、最近のブルース・ウィルスには一際軽さが目立ちます。金(money)をハリウッドから搾れるだけ搾り取ってやろうという感じなんでしょうかね? 本作REDも全体的に悪くないし面白いことは面白いのですが、でもハッキリいってTVドラマレベルの軽さです。昔は映画といえばもっと威厳があったものですが、ブルース・ウィルスを筆頭に一部のハリウッドスター達が敷居を下げてしまったような印象があります。昔は一世を風靡した大物俳優たちの競演は、当時のことを知っている観客らは結構楽しめますが、なんか軽いんですよねえ。。本作の脚本も、とにかく巷に溢れている安っぽいドラマ番組程度の出来映えで、とにかく何から何までかなり軽いです。(いいぇ、面白いことは面白いのですが・・)
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-22 12:01:42)
642.  崖っぷちの男 《ネタバレ》 
全体的に予定調和感バリバリで都合よく話が進んでいきます。もちろん当然ながらストーリーの背景には丹念な準備がなされている訳ですが、なんというか映画全体が非常に「軽い」。。とにかくライトなのです。  ぶっちゃけた話、なぜこんな面倒で回りくどいことをして一石二鳥的に真相を暴こうとするのか?その上金までせしめようとするなんて難し過ぎるだろう。と。なぜ最初から正攻法できちんと濡れ衣を晴らそうとしなかったのか?まずはこの点が大きな疑問として鑑賞者の目の前をふさぎます。また、過去ニック(サム・ワーシントン)をハメた警察関係者などが飛び降りようとしているニックを見て気が付かないとかってあり得るのか?脚本が無理筋過ぎて、ほとんど観客をバカにしているかのごとくです。  ラストも違和感がありすぎで、まるで何もなかったかのように和気藹々としているのもあまりに不自然。とにかくなんというか・・ 全体的に「軽い」のが最大の違和感なのです。でも不思議と映画全体を見渡すと意外にもそう悪い出来でもなかったように感じるので、まあ見たい人は止めませんよ。どうぞご自由にといった感じの作品でした。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-09-22 11:58:47)
643.  スーパー!
題名とパッケージから、ヒットガールの二次的な何かかと勝手に想像してディスクを取り寄せました。鑑賞してみてビックリ、あまりのリアルマジグロ路線にドン引きしました。私としてはこの感覚には全くついていけませんでした。  あまりにも酷い映画だと感じたので当シネマレビューや考察サイトなど多数を読んでみましたが、意外にも高評価の方が一定数いることに驚きました。友好的な方は概ね現実的に捉えている方が多いようで、現実世界とシンクロさせてこのイミフな世界観に意味や理由を持たせているようです。仮に現実世界とシンクロさせて考えたとしても、私には一切共感したり理解したりできる部分はなく、これの一体どこが良かったのか?いったい何に共感すべきなのか?基本的な部分すらもわからず、私にとっては全く理解ができない映画という結論に至りました。  真面目な話、コレほど酷評するのは珍しいくらいですが、私の感性には一切合わないし今後一切関わらなくても問題無い作品でした。もしかすると逆説的に、この映画の不幸な主人公に共感できない=私自身、ある程度恵まれた人生を送ってきた幸せな人間なのかもしれないと思ったりもしましたが、どうしたものか・・
[ブルーレイ(字幕)] 0点(2014-09-22 11:54:57)
644.  キャプテン・フィリップス
リアル志向で迫力もあり、緊張感は凄まじかったです。しかし裏を返せば、まるで某TV番組の再現ドラマを見ているようでもありました。不謹慎なのかもしれませんが、単にもう少しエンターテイメント性(遊びの部分)が欲しかったところです。 また、フィリップス船長(トム・ハンクス)の演技があざとすぎて嫌悪感すら感じました。個人的な見解ですが、彼の役へのアプローチは素晴らしいとは思いますが、2000年くらいから後はちょっとわざとらし過ぎて嫌いです。1999年のグリーンマイルや2000年のキャストアウェイくらいで私の中ではトム・ハンクスは終わりました。 本作でも救出された後のシーンがあまりにもあざとすぎて見ていられないくらい嫌悪感を感じました。あのシーンなんて明らかにカットすべきシーンなのに、おそらくハンクスの意向なのか判りませんが、無理やりねじ込んであるように感じてしまいました。  アブディワリ・ムセ(バーカッド・アブディ)ら海賊側の演技は本当に迫真でリアルでしたが、トム・ハンクスのせいでこの点数に落ち着きました。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-09-22 11:50:25)(良:1票)
645.  ミッドナイト・ガイズ 《ネタバレ》 
ブルーレイ発売を楽しみに待った映画でした。渋い役者を使った渋い映画で、年齢を無視した勢いが心地よい映画です。ラストも通向けに納得ゆくものだったと思います。 以下、点数を下げた理由を書いておきます。まず映画の尺の割に娼婦パートが長めです。コレにどれほどの意味があったのか大いに疑問です。また、三人に見せ場を設ける為かエピソードを詰め込み過ぎていて、何もかもが軽い感じでサクサクと進みます。物語の流れ的には思い切ってハーシュ(アラン・アーキン)のパートは全カットでも良かったかもしれません。  ラストカットも含めてこの映画で渋かったのはやはりドク(クリストファー・ウォーケン)でしょう。ヴァル(アル・パチーノ)も霞むほどで、「俺をヤル役はお前だろう?」と詰め寄られるシーンは素晴らしかったです。どうせ一晩限りの話ですし、物語としてはもっと彼ら二人の駆け引きや友情にフォーカスして丁寧に描いてくれていたらより重厚な作品になったかもしれません。ラストカットの渋さ以外はいまいちバタバタして乗り切れなかったというのが正直な印象です。個人的には少し残念な作品でした。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-09-22 11:46:08)
646.  ジャッキー・ブラウン
まず最初に とにかく長い。154分とリアルにも長い作品ですが、感覚的にも長さを感じてしまいました。私は映画観賞中に観客に時計(時間)を意識させてしまった時点で、映画としての評価は下がるものと考えています。 内容的には70年代風で「夏の日曜の午後の気だるい雰囲気」みたいな感じが上手く表現されています。タランティーノ監督が大好きだと公言しているパム・グリアーとロバート・フォスターが非常に”らしく”撮られていて、強く70年代風を意識させます。タランティーノ監督はこういった昔の(味がある)二流役者を発掘するのが本当に上手いです。しかしなかなかパルプフィクション時のジョン・トラボルタのようにリバイバルヒットにはつながっていません。 個人的に最もツボだったのはオデール(サミュエル・L・ジャクソン)の落ち武者ヘアー。日本びいきのタランティーノらしいシャレでした。また、ロバート・デ・ニーロの使い方がとてもウマかったです。デニーロ、デルトロ、ウォーケンなどはメインより脇役をやらせたほうが絶対光ると思いますので、タランティーノ監督はよく判っているなあと感じ入りました。  70年代を意識した野暮ったい脚本、タランティーノらしいシャレの利いたセリフ回し、夏の日曜の午後の気だるい雰囲気のようなテンポの悪いシーンの連続で、まあ、おそらくタランティーノ監督が狙った通りの映画になっていると思われます。当然ながら万人受けしにくい作風になっているのも事実で、仮にもっとテンポよくカット割りを削って120分くらいで納めてあればそれなりにヒットしたかもれません。最終的な印象としては、音楽的なセンスは120点でしたが明らかにヒットを狙っていない趣味映画・マニア映画だったということです。点数は監督のセンスに。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-22 11:35:05)
647.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
【ネタバレ注意です!】映画未見でここをウロウロしているそこのあなた、前情報無しで観ることをお勧めします。急げ!!  思いっきりネタバレしますが、単純に頭の中のことをこのような見せ方で表現したのは大正解だったと思います。マジで素晴らしかった!最初はサスペンスに関連する各ピースがバラバラに見せられて、観客側は全く意味が判りませんが、早い段階から殺人が起き、そしてオカルト物へと変貌してゆきます。 そして、オカルト物かと思えば護送犯が現れてサスペンスかオカルトかハッキリしない流れは素晴らしい。?連発の観客心理を知ってか中盤早々にネタバラシされますが、そこで冷めてしまうか頑張れるかで評価が変わってくると思います。私は頑張れましたのでなかなかの高評価です。エド(ジョン・キューザック)もハマリ役でとても良かったと思います。  個人的にはラストの子供シーンは無くても良かったような気がします。あそこは刃物か何かが彼女の前に出てきて終わりだともっと渋かったような気がします。自分でも監督やってみたいと思わせる素敵な映画でした(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-09-22 00:07:25)(良:1票)
648.  ジャンゴ 繋がれざる者
キング・シュルツ役のクリストフ・ヴァルツの魅力が凄い。ヨーロッパらしい気品が残っていて本当に魅力的でした。この方は前作イングロリアス・バスターズでもとても印象的な演技を見せていますので、その評価からの続投でしょうか。  自身もマカロニウエスタンが大好きだと公言しているクエンティン・タランティーノ氏が言う通り、非常に洒落の効いた映画に仕上がっていて映画としては十分に楽しめます。しかし本作ではタランティーノお得意の「セリフ回しの妙」が少々行き過ぎている印象で、何とかシュルツとジャンゴ(ジェイミー・フォックス)のパートくらいまでは楽しめるものの、その後のKKKネタ、キャンディ家(レオナルド・ディカプリオ)にまでくると、過剰気味で疲れるセリフ回しがほぼほぼ苦痛になってきます。更に大オチにはタランティーノ作品には欠かせないサミュエル・L・ジャクソンが待ち構えていますが、観客は既に完全にダレた状態でオチを迎えることとなります。  総合的には本作「ジャンゴ」もまあ面白かったといえるのですが、タランティーノ作品は総じて下品な作風が多く、本作も面白いのに名作にはなり得ない致命的な何かを抱えているようにも感じました。誤解を恐れず書くとするならば、もう少しセリフ回しをスッキリさせ、収録時間も120分以内に収めてくれていたとしたら、もしかしたらもう少しは評価が上がったかもしれません。シャレと下品で押し通すには少々長すぎました。ちなみに奴隷制度やKKKのことなど難しい歴史を勉強しなくてもそれなりに楽しめます。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-09-21 23:54:07)
649.  オープン・ユア・アイズ
オープン・ユア・アイズに感激してトム・クルーズがバニラ・スカイをやりたがったという話は有名ですね。リメイク版はまるでトムのPVのようなパッケージで少し引きます(笑)。当初バニラ・スカイを観るつもりでしたが、、調べてみるとオリジナルと比較論争があることを知り、ならばオリジナル版である本作のほうが先だろということで無理やりこちらを鑑賞しました。  この映画は脚本ありきなので、そういった意味ではオリジナルである本作を評価せざるを得ないところです。しかし映画はオリジナルだから価値が高いとも限りません。個人的にはリメイク版であるはずのバニラ・スカイのほうが圧倒的に洗練されていて観やすい映画になっていたと思います。一言でいってしまうとオリジナルのほうは全体的にチープで素人くさく、リメイク版のほうは一流たちが金にモノをいわせて丁寧に作ってあるといった印象でした。  内容に関してはほぼほぼ同じなのに鑑賞後の余韻が正反対だったのには驚きました。お化け屋敷から出てきたような印象の本作(オリジナル)と比べ、バニラ・スカイのほうは余韻が素晴らしいです。なんだか初恋に敗れたようなほろ苦さや甘酸っぱさがあってとっても素敵なのです。オリジナル脚本であるオープン・ユア・アイズには敬意を表しますが、個人的にはバニラ・スカイのほうが圧倒的に良かったです。
[DVD(字幕)] 4点(2014-09-21 23:41:01)
650.  ブレードランナー/ファイナル・カット 《ネタバレ》 
いままで触手が伸びませんでしたがついに鑑賞。私も自由な解釈で自由にレビューしたいと思います。  まず映像美と世界観はまあまあでした、やはり今更32年前の映像を観ても感動は薄いです。街中で銃を撃ってもパニックにならないなど演出面も粗が目立ちますが、情緒的・官能的な余韻を残すという意味ではTOPレベルの映画ではあります。コアなファンがいるのも納得です。  ストーリーも判りやすく、レプリ達の心の動きも素晴らしいものです。人間以上に人間らしいロボット。ここに焦点を絞ったのは大正解だったと思います。前半でレイチェルが涙を流すシーン、ラストでのロイの台詞などホントに素晴らしかったです。  以下、減点理由を書いておきます。まず4年の寿命にしてしまったことは大きなマイナスです。すぐ死ぬんですから追う必要性が無くなってしまいます。(しかし不死にすると生への執着という意味で矛盾が生じてしまいますので、どちらがイイのかは安易に言えそうにないが) あと、これほど精巧なレプリが作れる未来なのにこの町の状態、そして住民が把握できない管理体制はかなりの矛盾ですね。これらの点は映画以前の問題ですので、ぜひ最新技術でリドリー監督にリメイク版を作って頂きたいものです。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-21 15:35:50)
651.  エイリアン4
あのエイリアンの最終章!流れ的にもかなり冒険に走ったパート4ですが決して嫌いじゃないです、いや好きですこの流れ!今作は完全にあちら様側(会社側)の視点ですが、これがまたグロくてバカバカしくて素晴らしいです。エイリアンの飼育・研究、エイリアンと人間の融合、リプリーがクローン化して出てきた点も高評価です。今までの疑問やうさん臭さがきちんと映像化されていて、ストーリー的にもエピローグとしてきちんと機能しています。  ウィノナ・ライダーは超絶に可愛くて素晴らしい女性ですがクローンリプリーが出ていなかったら全く締まらない映画に成り下がっていたと思います。賛否ありますが本当に出てくれてありがとうというくらい重要な役柄でラストも綺麗にまとまっています。(まあ、ニューボーンとのくだりは本当に悪ふざけが過ぎるが・・)  ジャン=ピエール・ジュネ監督の手腕は認めるべきです。アメリもエイリアンも撮影できる監督はそうそういません(笑) 超ビッグヒット作の最終章としてはかなり納得できる形で終わってくれたと思います。エイリアンといえば4作品で一つの作品として考えたい映画ですね。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-09-06 18:24:30)
652.  エイリアン3/完全版 《ネタバレ》 
エイリアンシリーズは4作で一つの作品として考えたいです。バックトゥザフューチャーやゴッドファーザーと同レベルの映画なのは間違いない!でしょ?(笑) また他の方からも指摘があるように続きモノ作品は連続で見たほうが正しく評価できると思います。結果論ですがエイリアン2の続編として考えた場合、劇場版は最低でした。あれはあまりよくない。1-4まで完全版で通して鑑賞した場合はパート3もかなりの完成度です。  パート3はパート2のようなエンタメに走らず、またパート1ともタッチが違う哲学的(宗教的?)&重厚感あるSFに仕上がっています。観客はもう十分にエイリアンの怖さを知っていますので、なかなか姿を表さない演出も正解だと思いました。そのおかげで荒涼とした無名の星での置いてけぼり感&たった一匹の最強生物と対峙することになるであろう終盤に向けての絶望感が素晴らしいです。今作は囚人の人数が多いのでワケワカメですが、パート1とは違う鬼ごっこになっているのも素晴らしいです。ラストのメッセージ性も含めて、なかなか奥深い仕上りになっています。フィンチャー監督は嫌いですが、意外とイイ映画に仕上がっていますよ完全版は。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-09-06 18:08:49)
653.  エイリアン2/完全版 《ネタバレ》 
「あの」エイリアンの続編ですから関係者は相当なプレッシャーだったと思います。しかも180度の方向転換を行うとは、、キャメロン監督は凄い勝負師だ(笑) 「今度は戦争だ!」中学生だった私もワクワクしてロードショーを観に行き、帰りは興奮冷めやらずといった感じで大満足でした。 パート1では得体のしれない生物を相手に受身が多いストーリー展開でしたが、キャメロン監督はこの点をよく理解していて今度はリプリー(シガニー・ウィーバー)に派手な攻撃をさせます。今観返してみるとパワーローダーの流れはチョット弱いですが、あの当時は画期的で「行け行けゴーゴー!」と最高に盛り上がったものです。後のTVでもパロディでよくみかけましたね。  しかし新しいことばかり取り入れている訳ではなく、パート1の流れを丁寧になぞっている部分も多く見られます。脱出できたと思ったらアイツが乗っていた流れもしっかり踏襲していますし、またビショップネタ(ランス・ヘンリクセン)もパート1の恐怖再来かと思わせつつ、あの展開は最高としか言いようがありませんでした。  完全版に関してはより深掘りされた感じで好印象です。リプリーに子供がいたことを強調するオープニングの流れは少し違和感を感じますが、まあ、実は地球に子供が居ましたよと言われてもあり得ることなので許容範囲でしょう。この流れはラストのニュートへの伏線であることは明らかですが、、ばっさりカットした劇場版も決して悪くはありませんでした。(劇場版も完全版もどちらも出来が良いという、非常に珍しいパターン) エイリアンもバック・トゥ・ザ・フューチャーやゴッドファーザーのように全シリーズを通して一つの映画として評価したい作品です。パート3と4は多少問題があるかもしれませんが、シリーズ全体を通して見たらきちんとつながっていて決して悪くはありません。
[映画館(字幕)] 9点(2014-09-06 18:00:04)(良:1票)
654.  エイリアン
パート1の計器類、装置類、装備類など今見るとかなり古臭さを感じます。また現代映画と比較すると脚本も映像も随分と粗い感じです。タバコぶかぶか吸って危機管理もグダグダ、おまけに洋服の着こなしも古臭くてどう考えても未来には見えません。そもそもプロメテウスなんて作らず、、素直に一作目をリメイクしたほうがずっと良かったのかもしれません。  昔はよくTV放送していましたが当時感じた怖さや緊迫感はちっとも色褪せていなのは幸いです。今や伝説であるエイリアン初登場シーン(胸から出るアレ)も本当に素晴らしくて、まさにフィルム時代の名シーンの一つでしょう。また、逃げ回る怖さがあった前半と攻めに出る後半との対比も素晴らしく、おかげで映画の進行が全くダレておらず、終盤のフラッシュライトの対決へとスムーズにつながっています。まさに手に汗握る映画体験といえばコレでしょう。  この映画のヒットで歴史的ヒロインとなったリプリーさんですが、彼女がパート1からパート4まで全てに出演してくれているのも素晴らしいです。このシリーズは珍しいことに各話ごと監督が異なりますが、シリーズ全体の流れもスムーズで話のトーンも破綻しておらず、完成度が高いシリーズへと昇華しています。これは明らかにリプリーという女性のけん引力で、結果論ですがこの歴史的シリーズが成功した要因の一つになっています。そういった意味でもリドリースコットの一作目は、まさに歴史的一作目、リプリーとエイリアン、リドリーに感謝したい、本当に素晴らしい作品です!
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-09-06 17:42:29)
655.  イングロリアス・バスターズ
ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)がやたら素晴らしいと思ったら助演男優賞ですね納得。。ショシャナ役の女優さん(メラニー・ロラン)もなかなか緊張感があって良かったですが、これはランダ大佐が相手だったから良い演技を引き出したのかもしれません。最初のミルクのシーンと途中のケーキのシーンは緊張感が半端なく、これだけでも本当に素晴らしかったです。反面アルド・レイン中尉(ブラピ)のパートはギャグに近い作りになっています。しかしグダグダにならずシャキっとしていて、ヒューゴ・スティーグリッツ(ティル・シュヴァイガー)の登場シーンなどは本当に最高です。(グロいですが)  全体的に妙なコダワリが多かったり長かったりしますので、合わない人にはとことん合わない可能性があります。また、クエンティン・タランティーノ監督作品なのであまり上品な映画とは言えません。それらの点がクリアできた人にとっては高評価に値する映画だと思います。私は、、まあ”普通”といった印象で、随所に素晴らしいシーンや演技は見られるものの、少々冗長で長ったらしいシーンも目立ってしまいました。プラスマイナスゼロといった感じで微妙な点数に落ち着きました。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-05 16:28:26)
656.  I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 
映画に興味ない若奥さん達の間で結構評判になっていた映画でした。娘ルーシー役のダコタ・ファニングの可愛いさと、父親サム役のショーン・ペンの演技の上手さで何とか持ちこたえた映画ではないでしょうか。(ちょっと辛口すぎるだろうか?)  そもそも論として、ストーリー自体にかなり無理があり、8歳で云々という以前にそもそも8歳まで育てること自体が大変だったはずであるという大きな矛盾点が挙げられます。ぶっちゃけ、8歳から後は今までと比較するとかなり子育ても楽になります。まずはそこが気になりました。さらに後半は法廷レベルにまで論点がエスカレートしていきますが、仮に子供が子供を(7歳の知能の父が8歳の女児を)育てること云々を論じるとするならば、、その7歳の知能しかないお父さんを法廷に引っ張り出すこと自体がほぼほぼ「いじめ」の構図になってしまっていて痛々しいことこの上ない流れになってしまっているのです。 結局最終的には何も解決せず何となくハッピーエンドという体で結末を迎えますので、静かに、幸せに暮らしていた素敵な親子と、優しい隣人や友人たちをわざわざ引き離す意味があったのか?という疑問につながりがちです。敏腕女性弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)をタダ働きさせ、里親として努力したランディ(ローラ・ダーン)らにも辛く悲しい思いをさせただけで終わってしまっているのです。  とはいえ、セブンイレブンをバックに夜道を歩くダコタが最高に可愛いかったことや、全編に流れるビートルズのカバー曲が反則的に感動的だったことなどを考えると、、辛口批判なわりにこの点数までランクアップできてしまう不思議な映画でした。何とも悩み多き作品。
[DVD(字幕)] 6点(2014-09-05 16:09:00)
657.  クイックシルバー(1985)
全体的な流れはベッタベタな青春物といった安易な感じです。時代背景も中途半端に古さを感じさせる80年代中盤、ラスト付近のサスペンス風な流れも安易すぎて安っぽさに拍車がかかってしまっていると感じます。そんな微妙な感じの映画ですが実は自転車好きには密かに人気が高かった映画でした。  自転車がメインの映画でこんだけマニアックなのって他にありましたっけ?自転車関係の描写や会話はかなりマニアックなのにほぼ説明がありません。固定ギアでブレーキレバーが無いハンドルの描写があったかと思えば走っているシーンではブレーキレバーがあったりと矛盾もありますが、ピストバイクとかあの手の自転車が好きな人にはたまらない映画です。(私も影響されて自転車やウェアなど揃えました) ライバルの黒人さんも印象深かったのですが、今見たらモーフィアス(ラリー・フィッシュバーン=ローレンス・フィッシュバーン)じゃありませんかー!印象深いハズだ。。青臭い青春映画なので広くお勧めするつもりはありませんが、ラストも綺麗にまとまっていますし自転車好きな人はハマっちゃう映画です。
[映画館(字幕)] 7点(2014-09-05 15:52:29)
658.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
この映画を端的に表すとするならば、まあやたらと長いということです。最初30分は説明風の流れが延々と続きます。途中も拷問のシーンや砂漠のシーンがやたらと長い。汗臭そうなこめかみのアップが延々と続くし、ラストの三つ巴の決戦もまた長いこと長いこと。音楽が終わってからもさらに長い。もう本当にマカロニウエスタンを一言で表すなら「しつこい」。  ハッキリいってもう少しウマくまとめてくれたら余裕で120分で収まったハズです。しかしこの単調で気だるい雰囲気が正にマカロニウエスタンだともいえますので、難しいところです。何よりクリント・イーストウッド=ジョーとリー・ヴァン・クリーフ=セテンサ、そしてイーライ・ウォラック=テュコの三つ巴の絵が最高すぎて嬉ション出そうな勢いなのです。 随所に豪快なシーンもあって、有無を言わさずテーブルの下からぶっぱなしたり、、風呂桶からぶっぱなしたり、、と、とにかく最高×豪快×かっこイイ×マカロニ=続・夕日のガンマンなのです!   2023/9再鑑賞 ドル箱三部作として4K放送されていたので「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」と、続き物として再鑑賞しました。やはり以前の鑑賞時同様、本作はどうにも間延びしていて時間が長く感じてしまいました。余談ですが、イーライ・ウォラック=テュコが夕陽のガンマンのジャン・マリア・ヴォロンテ=インディオじゃなかったことに驚きました。似てますが別人ですねこれ。  前二作と比べると本作はストーリーが凝り過ぎていて、マカロニのしつこさとは相性が良くありません。南北戦争とかも必要なくて、伝説の黄金と戦争を絡ませた伝説話で十分でした。続けて見るとロケ地が同じだったりして少し安っぽさも感じました。私のとっては前作「夕陽のガンマン」がマカロニウエスタンのベストオブベストでした。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-05 14:51:18)
659.  キック・アス
パッケージから興味無しとスルーしていましたので大分遅れて鑑賞しました。子供にここまでやらせていいのかという議論はごもっともですが、、だからこそ面白かったとも感じます。ラリった不良は画面に登場させてもOKで、正義の味方として若いヒットガール(クロエ・グレース・モレッツ)が銃を撃つのはNGというのはやはりちょっと理不尽でしょうか。  キックアス(アーロン・テイラー=ジョンソン)の思想はなかなかの失笑もんですが、ボッコボコにやられるので思ったよりリアル路線で描かれています。身体に金属が入ってDCコミックみたいだと喜ぶ彼はなかなか痛い人物なのが見てとれます。また、ヒットガール親子(クロエ / ニコラス・ケイジ)の口の悪さもなかなかアレですが、、普段の彼らがインテリで結構まともそうなのも笑いどころです。フランク・ダミーコ(マーク・ストロング)とレッド・ミスト(クリストファー・ミンツ=プラッセ)親子の物語も結構面白く、シニカルでドギツイ感じがなかなかの恐怖感を醸し出しています。徹底的にリアル路線で描かれたキックアス側と比較してヒットガール側とマフィア側はマンガチックに描かれていて軽めの演出だったのは意味があるのかないのか。  キックアス陣営、ヒットガール陣営、マフィア陣営、それぞれの温度差も一つの見せ場になっていて、映画としては思ったよりもずっと深い作りになっています。ボコられるシーンがYouTubeで人気になったり、TVゲームを意識した見せ方、ロリ的な可愛さを強調したり過激な殺陣のシーンなど色々とツボを心得た作りになっています。また、死体処理のシーンなどもリアルにしっかり描かれていて、この監督さん、意図的に色々やってる感じがあってなかなかの曲者です。助手席にキックアスで運転席にヒットガールというのも、この映画の立場関係を物語っているようで意味深です。またリアル路線のキックアスにラストの善悪を考えさせるのにも何か意味があるのかないのか・・  単純に面白いのはもちろんですが、色んな部分で問題提起された映画だったと思います。興味本位でも構いませんので是非一度お試しください。音楽の使い方もオシャレでポップです♪
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-09-05 13:44:09)(良:1票)
660.  パーフェクト・ワールド
イーストウッドの映画はあまり好きではないのですが、この映画はかなり好きです。まず子供の演技が素晴らしい。そしてもちろんブッチ(ケビン・コスナー)も凄みや優しさを巧みに表現していて、なかなか難しい役どころをきちんと演じています。  大きな視点で見るとこの映画は単調でのんびりしすぎているところがありますし、イーストウッド&ローラ・ダーン組のパートは退屈でスピード感をそぐ最大の要因にもなってしまっています。でもそれらを含め、一つ一つの小エピソードが非常に素晴らしい。誘拐、電話ボックス破壊、タバコ屋、コーン畑、ビュイック強奪、衣料品店、ハロウィン、レコードでのダンス等々、いちいち印象的で素敵、心に残るんですよね。  宗教的戒律に関しては日本人ではあまりピンときませんが、その点はコスナーが代弁してくれるのであまり気にしなくて大丈夫です。子供が宗教によって押さえつけられると本当に可愛そうで、リストを一つずつ叶えてやるシーンには涙がでました。なお、宗教的なルールを破らせることと自由をはき違えている的な意見も見られますが、私はそうではないと考えます。あくまで「子供本人がどうしたいのか?」が重要であって、それを尊重してあげようと考えたブッチに子供が懐いたものだと思います。  オープニングである程度は判っていましたがあのラストは悲しい。予定調和的でベタベタな展開でしたが嫌味が無いのはイーストウッドの手腕か。子供だけが知っている悪人ブッチの真の姿。本当に良い映画だったと思います!
[ビデオ(字幕)] 8点(2014-09-05 13:33:01)
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