661. 新婚道中記
《ネタバレ》 1936年という、とんでもなく古い映画ですが喜劇としての面白さは全然色あせておりません。 なぜ離婚道中記じゃないのかと最初は思ったが、いろんなドタバタを得て結局はヨリを戻すので、 なるほど確かに長い目で見れば結婚道中記なのだなと。賢いワンちゃんがとても可愛い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-05 19:17:19) |
662. ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
《ネタバレ》 国民的人気コミックの映画化ですが、正直いうと漫画の方は読んだことありません。 そんなわけでなんの予備知識もなく鑑賞いたしました。 一言で言うと、ツッパリたちの人情物語みたいなものだったんですね。 多分ヨーロッパのどこかでロケしたんだろうけど、その街並みに 日本語の看板やらポスターが貼ってある絵面はなんだかシュールでしたね。 正直、背景やCGなど、映像の完成度という意味ではいまいちだなと思ったのですが、 こういうやんちゃな子の男気みたいなストーリーは割と好みで、 敵の子を助けて、その子は借りを返して仲良くなるラストとか、 化け物の姿になったけどずっと家族の写真を集めてた父親とか、なんかそういうのぐっときちゃいます。 そして、続きがすごく気になる。多分続編があると思うので、これは観たいと思わせる出来でした。 一作目の本作は、スタンドという力の説明に結構割いていた印象。 次はどうなるのだろうと期待。おまけの7点。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2018-05-01 20:46:15) |
663. バリー・シール/アメリカをはめた男
《ネタバレ》 はぁ〜こんな人がいたんダァ、というのが感想です。 80年代ぐらいまでは、こんな破天荒さも成立できてたんだなぁと。 金を隠す場所が無くなるぐらい、札束に埋もれるだなんて。 そんなとんでもない密輸王が生まれたのが、 ある種の歪みと言いますかCIAがやることの皮肉な結果としてあるわけですね。 全体としては軽いノリで描かれるので作品自体もあんまり重みは感じませんが、 一人の男の人生として冷静に見ると結構重たいですね。 彼の人生とは一体なんだったんだろうって。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-04-28 20:10:59) |
664. 新感染 ファイナル・エクスプレス
《ネタバレ》 どうでもいいけど、この題名はひょっとして「新幹線」とかけてるんでしょうか?(苦笑)、、、。 作品自体はとても楽しめました。いわゆるゾンビ映画なんですけど、中身はしっかりしてましてね、 良心の希求、家族の大切さ、思いやりを持つ気持ちの尊さなどギュッと詰まってました。 ゾンビたちも皆さん全力の演技でして、あれ以上ハツラツとするとコメディになりそうなギリギリのところで踏みとどまってる。 主人公を始め、頼りになる肉体派のとっちゃんや最初からいる小汚いにいちゃん、高校生コンビに 自分だけ生き残ろうとするとことんクズのおっさんなど、キャラもみんな素晴らしかったですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-25 20:38:59) |
665. 続・さすらいの一匹狼
《ネタバレ》 続、とついているから続編なのかと思いきや、こっちの方が制作年が遅い。 実はさすらいの一匹狼とは全く関係のない作品のようですね。ややこしい。 まぁでも比較して言うならば、さすらいの一匹狼の方がユーモアがあって面白かったかな。 美人のヒロインが唯一の慰めでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-04-24 19:20:10) |
666. ゲット・アウト
《ネタバレ》 これは本当に面白かったです。 表向きは人種差別を扱った作品だなと思って観ておったわけです。 それは直接的な差別ではなく、表面的にうまく取り繕うとする白人の人たちのあの独特な感じとか、 そう言うのが描かれていて、なるほど、黒人の人たちはいつもこう言う感覚を味わってるんだなとか、 そう言うことが追体験できる。黒人の使用人を持っているから、やはり差別主義者の集まりなのかと思わせながら、 なんと黒人の身体能力に憧れを持つ結社の集いであったと言う、驚くべきひねりの効いた展開になっていく。 よくできたシナリオだと思います。印象深いシーンは多々あります。 最初に催眠術かけられるシーン。深い底に落ちていくあのシーンは、アート的ですらあったと思います。 それから、不気味な微笑&穏やか黒人のローガンが、シャッターの光でと突如豹変するシーン。 そしてローズの「鍵は渡せないわ」のシーン。それまでの優しいローズが一気に切り替わるのがすごいです。 そう、やっぱ主人公のクリスと彼女のローズの演技が本当素晴らしいのよね。見事なキャスティング。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-04-23 21:11:12) |
667. アナベル 死霊人形の誕生
《ネタバレ》 スピンオフの続編にしてはかなりいい出来栄えですね。 驚かせるシーンがいずれも秀逸だなと思うし、子供達も、みんないい演技してたと思います。 最近のホラーは理解不能な展開が多いですが、ストーリーも破綻してなく筋が通っているのにも好感持てます。 アナベルの人形は、女の子の霊が取り憑いているのかと思いきや、実は悪魔だったのですね、、、。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-04-23 20:06:04)(良:1票) |
668. メアリと魔女の花
《ネタバレ》 米林宏昌監督がジブリから独立して作った第一回作品。 女の子の振る舞いとかはまさにジブリらしい感じなんだけど、キャラの顔がどれもジブリとは違うなぁなんて思ったり。 そういうジブリっぽさとジブリじゃないところが混在していましたね。 ストーリー的には千と千尋と魔女の宅急便を合体させたみたいな? ただ、他の方も言うように「薄い」なと言うのは実際思いました。 ストーリーをそのままなぞっているだけで、それプラスアルファの何かが欲しいなと思うのもまた事実です。 前作の思い出のマーニーは結構好きだったんですけどね。 ジブリの作品って言うならば全世代が楽しめるような作品だと思うけど 米林監督は子供向けに絞って作っていくのかな。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2018-04-18 22:00:54) |
669. ジャッジ 裁かれる判事
《ネタバレ》 なかなかいい映画だったと思います。 法廷ものというよりは、法廷を舞台にした家族の和解の物語といった感じ。 まず何と言っても名優ロバート・デュヴァルの素晴らしい演技。 頑固オヤジを見事に演じ切ってるわけですが、結構汚らしいシーンもあったりしてね(笑)、 キャリアあってもここまでするんやなぁって、役者魂感じました。 そしてロバート・ダウニー・Jr。アイアンマンのイメージ強いですけど、 演技力もちゃんとあるのよってことを見せつけてくれました。 ここまでの頑固オヤジはあんまりいないかもだけど、そこで繰り広げられる父と息子の葛藤は なかなか共感できるものがあります。良作です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-18 21:31:52) |
670. マイティ・ソー/バトルロイヤル
《ネタバレ》 いやぁ壮大ですねぇ。このシリーズはほんと、スケールがでかい。 そのスケールに逆らうかのように、アホなコメディ要素が散りばめられております。 浅野さんが瞬時に殺されちゃったのは残念でしたが、本作は多分ケイト・ブランシェットを見るための作品。 彼女のコスプレと、めまぐるしいアクションの活躍をファンが存分に堪能できる作品です。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-04-18 21:21:16) |
671. ゴールド/金塊の行方
《ネタバレ》 頭髪を薄くし、腹をダボーンと太らせてみっともないおっさんの役を演じきっている。 マシュー・マコノヒーの本作にかける意気込みは伝わってきます。 ただ、どうなんでしょう。主人公は自身が金鉱を見つけ出す役柄というより、 金鉱を見つけるアコスタと資本家を繋げる橋渡しみたいな役回りでしたね。 ビジネスの話を持ちかけてきた人物に対し、鉱脈を見つける経験はどんなものかを 語るシーンがありましたが、実際にそういう絵面がないのが残念なんですよね。 ツルハシで鉱脈をカンカンやって、キラリと光る鉱石を手に持つみたいなね。 勿論、そういう絵面がないのは話の都合上仕方のないことなんだけど。 実際の話を元にしてると謳ってますが、終盤の展開はすごく映画的に感じました。 まぁ、ああでもしないとケニーが可哀想すぎるか。 [DVD(字幕)] 6点(2018-04-14 19:37:50)(良:1票) |
672. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 あの名作の続編ということで、ファンにはそれぞれ思い入れがあるから、 どうやっても批判というのはあると思うんですよね。 私もブレラン好きの一人として言いたいことはあります。 ブレランの街のあの雑踏とした雰囲気が良かったと思う自分にとって、本作はいささか綺麗すぎるというか、 どの画も美しいんだけど雑味がないのがものたりねぇな、なんて思ったりします。 多少長いかなと感じるところもありましたが、でも最後まで集中して見ることができました。 それだけの力のある作品になっていたということでしょう。 自分探しの旅という取っつきにくいストーリーの中で、 ラブやエロス的要素を多く感じるものだったのが良かったのかも。 前作に出てきたあのおっちゃんが本作でも出たり、あのレイチェルがまた蘇ったりと なかなかインパクトもありました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-03-30 21:36:36) |
673. 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
《ネタバレ》 新三部作の最終章。しっかりと楽しめせていただきました。 最後まで、ハードとソフト両方に素晴らしいクオリティを保っていた。 お猿さんたちがアップになるシーンなんかは、ほんといちいち感心させられる。映像技術もここまで来たんだなと。 そして引き続き、シーザーの目の演技の素晴らしさ。彼の目を見ると、その心の奥底をのぞいているかのよう。 シーザーがひたすら虐げられる、実に辛いお話ですが、その中で優しいモーリスやノバとの心温まるやりとり、 そして面白キャラのバッド・エイプなど、キャラクターにすごく助けられてます。 救いようのない人類は絶滅し、賢い猿たちがこの惑星を支配していくという、 人間にとってはこの上なく残念な結末なのに、なんて清々しいことでしょう。 賢さや優しさこそが人間たらしめるものなのだとすれば、このお猿さんたちこそ新しい人類にふさわしい。 新人類の誕生や。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-03-27 19:44:51) |
674. IT イット “それ”が見えたら、終わり。
《ネタバレ》 鑑賞しながら私もスタンドバイミーやグーニーズを思い出してましたが、 そういえばスタンドバイミーもこれもキング原作ですね。あれのホラー版といった方がいいのかな。 最初に子供が襲われるシーンの容赦なさには驚きましたが、脈絡なくお化け屋敷的に出てくるパターンが 個人的には苦手で、最後までどうにも乗れませんでしたね。 子供たちはそれぞれ家庭環境などに悩みを抱えててそういう現状がダークな妄想を作り出すという その背景はわかりますけどねえ。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2018-03-26 21:50:48) |
675. 僕のワンダフル・ライフ
《ネタバレ》 私は大の犬好きなもんで、多分鑑賞したら泣くんだろうなと思っていたら案の定! ワンちゃんが犬生を終えるたびに涙がほろり、またほろり。 そしてラスト、自分がベイリーであることをわかってほしいと奮闘し、イーサンがそれに気づいたところで号泣。 わしゃ探偵ナイトスクープの局長かい!と言いたくなるほど泣いてしまいましたねぇ。 過去(今も)にわんこを飼っていた人なら、やはりそれぞれ思い出して見ちゃうんじゃないかな。 そしてまた、犬の視点で書かれたお話ですが、その犬の視点で人々の暮らしを見つめ、それぞれ共感できるという そういう話になっているのがまたいいですね。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-03-22 20:26:09)(良:1票) |
676. ブルージャスミン
《ネタバレ》 さすがはケイト・ブランシェット。彼女はハリウッドの中でも一番の演技派ではないかと個人的には思います。 なんてことはないお話で、ケイト以外じゃ考えられない。彼女以外ならもっと平凡さの際立つ作品になっていたでしょう。 自業自得とはいえ、哀れみも感じる主人公。でもバレる嘘はついちゃダメよねぇ。 対比される妹の暮らしですが、サンフランシスコの風景は美しく、妹の生活もそんなに悪くないと思った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-06 21:25:40) |
677. 31年目の夫婦げんか
《ネタバレ》 結婚して31年。子供も巣立った老夫婦。セックスレスって言っても、もう別にええやんて思っちゃうんですけど(笑)。 トミーリーとメリルがカウンセリングで赤裸々に話したり、あれこれと方法を試したりと、 おぞましい絵面に見え個人的には失笑ものなんですが、これは高齢夫婦が見ればツボなのかな、、、。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-05 23:44:11) |
678. エイリアン:コヴェナント
《ネタバレ》 前作「プロメテウス」よりも格段に面白く観ることが出来ました。 プロテウスでは明らかにならなかった、エイリアン誕生の秘密が本作で明らかになってきます。 勿論、謎は謎のままのほうがいいのではという意見もあるとは思いますが、、、。 小さな胞子のようなものを吸い込むだけで人々は次々と死んでいき、誕生したエイリアンはすばしっこく、 人間には全く勝ち目がありません。2時間、ひたすら悪夢が繰り広げられる。 純粋な娯楽であったエイリアンシリーズと違い、こちらは妙に哲学的なのでその辺で賛否がはっきり出てるなと思うのですが、 人が作ったアンドロイドがエイリアンを作り、そして人を滅ぼしていくという皮肉な展開は個人的には好きです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-03-05 22:29:46)(良:1票) |
679. ニンゲン合格
《ネタバレ》 ものすごく淡々とした演出。思えば90年代前後の邦画は、なぜかこういう淡々演出が多かったような気もする。 その淡々さ故にラストの展開は尾を引きます。 自分は本当に存在してるのか?なんて問うて、確実に存在した、と答えるなんて変な台詞ですけど、 ひょっとして長い長い夢だったのかな?なんて思ったり。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-03-05 21:46:17) |
680. ミスター・ノーボディ
《ネタバレ》 少々風変わりな西部劇。高速平手ちと便所でおっちゃんを誘惑するシーンが印象的(笑)。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-05 15:30:07) |