661. トライアングル(2009)
《ネタバレ》 やはりレビュアー全員一致で予備知識なく観賞ですね。 私も幸運にも全く知識なしに観ることができました。 ただ、面白かったのが最初の1時間くらいで、繰り返し体験する主人公が何故こういった行動へ導かれなければならないのか、それが疑問だったのです。 ↓の目隠シストさんのレビューでよく理解できました。 彼女は不思議な絵を描くような子供を育てることに疲れ切っていて、彼女と子供が乗っていた車が大破した状況を見て、悪魔に魂を売ったんですね。 タクシーの運転手に戻るか聞かれて「約束する」と言った主人公は既に現実から遠ざかっていたのですね。 そう考えると、この映画がいろいろなサイトで好評価を得ているのも理解できました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-22 09:52:12) |
662. ロフト.(2008)
どんでん返しなるサスペンスを期待していたのですが、どうしようもない登場人物の5人が全て同じような浮気目的というのも感情移入できないし、また、その奥さんたちの立ち位置もなんだかよくわからず、誰がサラなのかも、途中までよくわからなかったです。時間軸がもう滅茶苦茶で、なんでそこまで難しくしたのか、最後まで完全不完全燃焼でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-03-21 22:01:30) |
663. マリリン 7日間の恋
《ネタバレ》 タイトルから察すると、マリリン・モンローが7日間恋をしたって感じだけど、恋をしたのは若手の助監督だけのようですね。 マリリンが生きていたら、こんな些細なこと、もう忘れてると思いますよ。 もう一人のスタッフが「俺も10年前、お前と同じように恋をしたけど10日で捨てられた」と言うから、今回のお兄ちゃんは3日少ないって訳?(笑) 男性側から感情移入はできるけど、女性側から感情移入はできない作品ですね。できた貴女は相当なワガママ女ですよ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-03-16 16:11:54) |
664. カントリー・ストロング
昔「歌え!ロレッタ・愛のために」に感動して、カントリーミュージックのCDを買い集めたことがあります。 本作も感動させてくれるかと思ったのですが…。 蓋を開けてみると、何て感想書けばいいのかわかりません。 曲にインパクトがなかったのかな。 なんかよくありますよね。流産したショックでアル中になって落ちぶれていくシンガーと主人公を支える男性二人、期待の若手女性シンガー、これだけでどんな話が作れるかと問えば、ほとんどの人が同じようなものになるでしょう。 劇場未公開の理由がよくわかります。 グウィネス・ケイト・パルトローは老けたなぁ。役にはハマってるけど。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-03-16 13:45:07)(良:1票) |
665. サラの鍵
《ネタバレ》 フランスのユダヤ人とナチスの関係って、少々日本人には驚きというか、意外というか、第二次大戦と現代がつながる人間関係の映画を作れるのは、時期的に、もう今頃が最後ではないだろうか? この映画はフランスでかなりヒットしたらしい。 家族が連れていかれた屋内収容所の悲惨さはリアルすぎて目を覆いたくなるのは地元フランス人も同じはず。 サラが鍵をしめた納戸の中に約束を守って出ようとしなかった弟。 いや、出れなかったのかも…。 姉と妹の絆がこれほど残酷な形で結ばれるシーンに涙なくしていられない。 大人になったサラは一言もしゃべらない。 サラは美しさだけを持ち、流されるままに生きていく。 サラの映像は現代に生きるジャーナリスト、ジュリアの目を通して描かれていくが、真実がわかるのは、死んでしまったサラに残された息子が父に残された形見、そして納戸の鍵が現れる、その時までハッキリとでわからない。 ジュリアが自分の娘にサラと名付けた訳を他のレビューを読んでも私には、どうしても理解できなかったが、幼ないサラを有刺鉄線を引っ張って助け出してやる軍人の手にも赤い血が流れていることがエンドロールで思い出すことになった。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-03-13 00:14:52) |
666. ハスラー
《ネタバレ》 男のために作られた男の映画って感じだ。 初めの戦い、エディがミネソタ・ファッツと何十時間もビリヤードで勝負する様は観ているこちらも疲れを感じてしまう。 そして、早朝のカフェでのエディとサラの会話。お互いアルコールに頼った人生を送っている、それだけで男女関係が生まれる時代背景。モノクロ映像が、このドロドロした関係を更に際立たせている。 サラがエディを暗黒の世界から救い出そうとするも、エディがわかるのは彼女が死んでしまった後。 最後のビリヤードはもう関係ない。 エディとバートのやりとりは、私が観たどの映画よりも緊迫感があふれている。間にいるファッツはもう完全な脇役。 エンディング、ビリヤードには勝てたが、人生の勝負には負けたエディ。しかし、一人残されたバートの姿は、どうみても勝者には見えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-03-12 23:49:39) |
667. リアル・スティール
《ネタバレ》 友人に録画を頼まれて観てしまいましたが、子供のころに観た、スタローン主演の「ロッキー」と「オーヴァー・ザ・トップ」を足して2で割ったような作品です。親子愛とか宣伝してましたが、今はゲームだけで繋がってしまう世の中に自分の価値観のズレを感じずにいられません。 点数が高いけど、どこがいいの? [CS・衛星(吹替)] 4点(2013-03-12 23:33:10) |
668. アーティスト
《ネタバレ》 今年の作品賞が「アルゴ」だったのは納得いかなかったけど、本作が作品賞なのは納得がいく。 この映画は小さな子供から老人までが楽しめる映画だ。 「アバター」の3Ⅾ映画で革新した矢先、サイレントに戻ったアイデアは頭が下がるとしかいいようがない。 私自身の話だが、子供のころ、時代劇を見ていた弟が「この人たち、どこの国の人?」と聞いてきて、皆から笑われたのを思い出す。 この映画の主人公は撮影の時だけでなく、生活もサイレントなのだ。 そこに、ある日突然トーキーというものが登場して、グラスがテーブルにぶつかる音に驚く悪夢を見る。 私は主人公のジョージは途中から喋りだすと思ったが、中盤に入り、やはりサイレントで通さないと、自分のやってきたことを捨てることになるのではないかと考えが変わり始めた。 犬の扱いがこれほど上手く使っている映画も少ないと思う。 拳銃を手にしたジョージを犬が懸命に止めている姿はやるせない気分だった。 まずは、この犬にアカデミー賞をあげたい。 自殺を思いとどめたジョージに残されたもの、それは新しい映像の世界、トーキー。そう、だから、ジョージは最後に喋ったのだ。 納得ッ! チョウ娯楽作品!! [地上波(字幕)] 10点(2013-03-09 21:20:15) |
669. アリス・クリードの失踪
《ネタバレ》 新人監督が作った滅茶苦茶面白い作品ですよ。ホントに。 皆がネタバレしてますが、やはり登場人物3人だけで1時間40分持たそうとする脚本力は相当優れていると思います。 個人的に思ったのは、男二人は、こういう時、大概ホモだったりするんですよね(笑)。 誘拐されたアリスと犯人二人が三角関係で有利な立場を二転三転するところは息つかせない。 こういうシナリオはホラー系統が多いですが、サイコサスペンスで最後までやってしまうところに新鮮味を感じます。 まだ未見の方はできるだけ予備知識なしに観賞されることをおススメします。 [地上波(字幕)] 8点(2013-03-09 21:04:43) |
670. アンノウン(2011)
リーアム・ニーソンが主演とのことで観賞しましたが、とても楽しいサスペンス・アクション映画でした。 この映画、ネタバレしてしまうと面白くないので書きませんが、どっかでよくある「意外な展開」はお約束どおりです。 サスペンスものは、つまらないと最初の30分でリタイヤしてしまうのですが、時間を忘れさせてくれたところがよかったです。 [地上波(吹替)] 7点(2013-03-09 04:12:45) |
671. テルマエ・ロマエ
予告編が面白かったけど本編はそれを超えることができなかった。 笑いのつぼ、一切はまらず、ラストまで観るのが拷問だった。 [地上波(邦画)] 4点(2013-03-06 01:25:55) |
672. ラビット・ホール
《ネタバレ》 正直ピンとこない作品でした。ストーリーはリアルなんだけど吹き替えで観たせいか、リアルさが伝わってこない。 この作品、字幕で観たほうがいいかも。 こういう身内を交通事故で亡くした家族のドラマって、運転免許の書き換え更新で教習所に行って見せられる安っぽいドラマのほうが痛く伝わってくる。 [地上波(吹替)] 5点(2013-03-05 20:47:52) |
673. エネミー・ライン
ジーン・ハックマンが主演とのことで期待したのですが、ハックマンの見せ場何もなし。 あんな役、誰がやったって同じ。 内容はランボーやコマンドーと同レベル。 私はもう卒業してます。 [地上波(字幕)] 5点(2013-03-05 20:36:13) |
674. 刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM>
《ネタバレ》 NHKで放送されていたのを知って久々の観賞。 でもタイトルが「指輪の爪あと」ってのがセンス悪いですよね。 これじゃ、犯人の決めてが何だったのか途中でわかっちゃう。 人間ドラマがあまりなく、単なるミステリーもので終わっちゃったのも不完全燃焼。 [地上波(吹替)] 7点(2013-03-05 19:49:51) |
675. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 アイデアはホームレスから作り上げたのでは?原作の東野圭吾さんは、ある日、陸橋を歩いていて、河川敷に住むホームレスを見て、「こいつら殺しても誰も気が付かないだろうなぁ」と思いついたのではないでしょうか。ホームレスなんて輩は税金も払ってないし、誰も同情しないだろう。アイツら、どうせ俺の本なんて読むわけないし、まさか自分たちが映画の中でネタにされているなんて絶対気づかないだろう。この映画はそこから膨らませていったに違いありません。そう考えると福山なんてのは客寄せの餌みたいなもので、正直、筋にほとんど絡んでいってないことも納得できます。テレビは観たことないけど、そこそこ面白かったです。 [地上波(邦画)] 6点(2013-03-05 19:40:21)(良:1票) |
676. 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
《ネタバレ》 次第に成長していくシーザーの顔が怖かったです。でも誰かに似てるんだよなぁ…。どこかで見たことあるんですよ、あの目つき。 あまりにリアルな展開でしたが、ロサンゼルスに猿って何匹いるんだろうって考えてしまいました。 悪いやつ以外は決して、人を殺さないところに感情移入が猿側にできていいと思います。 最後、主人公の人間と背の高さが同じになったシーザーにも驚かされました。 う~ん、でも、どうしても思い出せない…誰かに似てるんだよなぁ…。 [地上波(吹替)] 5点(2013-03-05 19:31:40) |
677. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
うわぁ~、なんとなくダラダラ観ちゃって時間の無駄遣いをしてしまったって感じ。 広末のやることをどこまで許せるか、いや、そもそも広末が好きか嫌いか、それが観る人の評価を変えると思う。 私はこの広末のホームコメディ調の演技については好きでも嫌いでもないと言いたいところだが、さすがにラストまで観るには辛いものがあった。 [地上波(邦画)] 3点(2013-03-02 18:44:45) |
678. ヒューゴの不思議な発明
まずヒューゴとイザベルの抱きしめたくなるような可愛いキャスティングだけで始めの30分掴みはОKです。 女の子のほうが、ちょっとだけ背が高いのがキュンとします。 まるでマイケル・ジャクソンの「BAⅮ」と一緒です。 そして予告編を観た多くの日本人が、このままの展開でハリーポッターを望んでいたことでしょう。 私はアカデミー賞の選考基準には興味はありませんが、この映画が絶賛されたのは、ヒューゴではなく、実際、本当に不思議な発明をしたジョルジュ・メリエスに対する賞賛だということは、このサイトで低い点数で物語っていると思います。 甘いものを注文したら、頼んでもいない豪華ディナーを並べられた心境です。そんな時に食べたって味なんかわかる訳ありません。 邦題のタイトル付けで失敗ですね。 [地上波(字幕)] 4点(2013-02-23 23:38:31)(良:1票) |
679. ラブ & ドラッグ
《ネタバレ》 薬品メーカーのセールスマンのサクセスコメディだとばかり思って観賞したものですから、予想外の展開に喜びのびっくりです。とてもいい収穫でした。 R指定なのはセックスシーンが多いからでしょう。(今はこの程度でR指定ですからね) 弟のコミックキャラが笑える中、バイアグラのトップセールスになる男とパーキンソン病で落ちていく女の振幅と近づき方が、とてもリアルだし好感が持てます。 金や出世も大切だけど、やはり愛が一番ですよね。 [地上波(字幕)] 8点(2013-02-23 16:26:34) |
680. アナザー プラネット
《ネタバレ》 観終わって印象としては「惑星ソラリス」や「地球に落ちてきた男」でもやりたかったのかなぁなんて思いましたが、これ、別に第二の地球がなくてもドラマは成り立たせられないの?って疑問が残りました。何故って第二の地球に行くか行かないかは最後のシーンだけだし。その最後にチケットを渡しただけで乗組員変えられるのって笑ってしまいました。でも、その4か月後に向こうから自分がやってきていたというオチは面白かったです。 [地上波(字幕)] 7点(2013-02-23 16:12:56)(良:1票) |