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661.  鍵(1959) 《ネタバレ》 
若さを保つために自らを嫉妬に狂うような状況に陥れるのはストレスを生むだけで逆効果でしょ、今ならドーパミンとかオキシトシン効果に走るのか?この作品が当時18禁だったことに驚く。京の街並みや京マチ子のメイク、市電に車にテレビ、文学風?セリフ回し、情交や女性の裸を連想させる機関車の連結や砂丘の映像、随所に印象的なシーンが出てくる。最後に娘の母への殺意は空振りとなり、婆やに婚約者を含む文学的家族はみんな殺されてしまう。しかし警察は夫人の残した日記から心中事件として婆やの自首に取り合わない。「マダムと泥棒」みたいなブラックコメディのラストは原作にはないようだが、これはこれで面白かった。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-21 00:07:18)(良:1票)
662.  野火(1959)
現地人との会話(タガログ語?)シーンに字幕がほしい。肺病の主人公がタフ過ぎるが、痩せ細った体に伸び放題の爪や髭、負け戦の無気力感と究極の飢餓感が生々しい。サルの肉と偽りながら生き延びる。強烈な生存本能が平時の非常識を極限状態の常識とまでは言わないが選択肢の一つにしてしまう。実体験がないとなかなか理解し難いが。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-19 23:01:12)
663.  闇の狩人
やたらとオッパイが出てくる。嫌いじゃないけど、そうそうたる顔ぶれが、男も女も次から次へと死んでいくグダグダの物語は退屈極まりない。原作とかけ離れているようだが、ストーリー軽視の映像映画か。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2015-11-17 15:03:53)
664.  ザ・タウン
カーチェイスは迫力十分、緊張感も満喫。しかし、強盗を家業のように親から子へ引き継ぐなんてことがあるのか、そんなに何度も成功するものなのか、素朴な疑問が沸き起こる。犯罪映画をチャールズタウンの善良な市民に捧げるって、犯罪に手を染めるのは環境の所為ってことか。当事者でないとなかなか理解できないように思う。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-14 21:16:30)
665.  夜叉 《ネタバレ》 
一周忌を偲んでを立て続けに鑑賞した5本の中では比較的感情移入できた作品。足を洗って15年の現役漁師がいい女に懇願されて、自分の家族を顧みずにいい女のヒモを取り返しに行く。単身で乗り込んだのに夜叉は無傷で帰ってくる、さすがは高倉健。田中裕子、いしだあゆみ、ビートたけし、みんないい演技だった。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-11-13 23:24:26)
666.  野性の証明
冒頭のハングライダーによるテロ集団殲滅シーンから違和感バリバリだったが、その後のオープニングクレジットの製作者の名前で納得。そのあとも違和感どころか見事なまでのリアリティ無視の中身に角川映画の凄さを実感。軽視程度にしてくれると少しは気持ちも入ったかも。それにしても健さんはピンからキリまでいろんな作品に出ていたんだね。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2015-11-12 23:40:33)
667.  海峡
時々目にする一部の子供向けドラマのような粗雑なシナリオに取ってつけたような演出。主人公は最後までエンジニアというより渡世人のようだった。健さんをはじめ豪華なキャスト陣や実際に施工に携わった人たちが可哀相。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2015-11-11 21:08:49)
668.  王妃マルゴ
中世フランスというとローマ、ケルト、ゲルマンが入り混ざったようなイメージで見てしまう。ヨーロッパ映画にしては大作っぽい。マルゴ役も体型はそれなりだがアラフォーには見えない容貌。宗教や権力闘争の史実がベースになっているが、いかにもフィクションって感じ。宮廷社会の人たちが薄っぺらいのか、本質的な人間臭さが感じられないので物足りない。
[地上波(字幕)] 5点(2015-11-10 23:00:16)
669.  ザ・インターネット
なんで「ザ」なのかなどと考えながら見始めるもすぐに引き込まれる・・今よりもコンピュータ過信社会が描かれているが、20年前だったらもっとテンション上がったかもしれない・・・などと、途中まではイイ感じで見ていたが、違和感バリバリの粗っぽいシナリオにどんどん冷めてしまう。クライマックスとなる最後のバトルも、それまでのキャラから一転した主人公のスーパーウーマンぶりとサイバーテロリストの間抜けっぷりに、思わずゲームの世界を連想してしまった。
[地上波(吹替)] 5点(2015-11-09 21:28:10)
670.  駅 STATION
どうにもまわりくどい。倉本氏脚本の映画は自分には合わないようだ。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-11-08 20:59:14)
671.  馬鹿が戦車(タンク)でやって来る
バカバカしさの中にも人間の本性が見えてくる。製作後半世紀が過ぎているが、物質的には豊かになっても心は少しも変っていないかも。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-11-08 20:57:42)
672.  ザ・ヤクザ(1974)
高倉健とロバート・ミッチャム以外は存在感が希薄で寂しい。日本人の描写にぎこちなさを感じるのはやむを得ないとしても、アメリカ人が「義理」を理解できないというのはどうなんだろう?欧米の映画でもそれに似た感情表現や行為を見かけるが。最後に自責の念から主役二人が自ら指を詰めるが、その行為を賛美しているかのような感性にも違和感を覚えてしまう。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2015-11-07 23:46:07)
673.  白い肌の異常な夜 《ネタバレ》 
イケメン北軍兵士が女の園でモテ男になるが一転どん底に落とされる異色サスペンス。イーストウッドをはじめ女性陣の猜疑、期待、打算、恋愛、嫉妬、嘘、憎悪、殺意、騙し、希望、絶望等の表情がリアルでとてもいい。邦題のセンスや皮肉な結末には苦笑してしまうが、ワクワクするような世界に潜む異様な怖さを満喫できた。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-11-07 20:36:14)
674.  カサンドラ・クロス
ヨーロッパが舞台なのにアメリカが好き勝手にやってるのも何か変。列車を隔離するより鉄橋から落下させてしまった方が感染を防げると考えているのもおかしな話。度々出てくる辻褄の合わない鉄道の映像や橋のクライマックスシーンの安っぽさは我慢するとして、豪華キャストと意外な展開だっただけにあまりにも雑なシナリオが残念。
[地上波(吹替)] 5点(2015-11-06 23:51:39)
675.  荒野の七人
作り物感漂う寓話のような西部劇。ブレイク前の人も含めスターたちの若かりし頃の演技が興味深い。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-06 23:49:00)(良:1票)
676.  大列車強盗(1978) 《ネタバレ》 
ショーン・コネリーの列車アクションシーンは見応え十分。金庫を開けるための4種類の合鍵を、描いたシナリオ通りに次々と手に入れていく様子はなかなか面白いが、四つ揃ったと思ったら怪しまれて鍵を変えられてしまう。その後の野暮ったい作戦とカットされているかのようなラストまでのあっさりした展開はちょっと期待外れ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-01 22:54:28)
677.  男はつらいよ ぼくの伯父さん
渥美清の体調の問題からということらしいが、シリーズも後半になると寅さんの出番も減ってきてちょっと寂しい。42作目ということで、中身の安定感と継続の凄さを実感。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-31 20:53:42)
678.  青春群像
暫くして誰が誰だか分からなくなってきたので最初から見なおして把握。ずいぶん老けた若者たちだなと思ったら実際も30代の俳優が多かった。浮気性の嘘つきで泥棒のダメ男が嫁さんの家出で反省するが、その姿に全然説得力がない。この程度でチャラ男は変らんでしょ。彼らのふるまいにチャランポラン気質やマフィアにも通ずる家族愛を感じるが、老け過ぎと青くささがマッチしていないのでいまいち入り込めない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-31 15:31:06)
679.  ラストキング・オブ・スコットランド 《ネタバレ》 
偶然にも直前に見た「パニック・ルーム」の優しい強盗がアミン役で登場したのには思わず苦笑。ひょんなことから独裁者に気に入られた主人公が調子こいてどんどん深みに嵌って逃げられなくなってしまう。投げやりになって酔っていたとはいえ独裁者の妻に手を出しちゃってこいつは阿呆か、と思っていたらスコットランドの主治医は実在でなくフィクションだとか。ちょっと拍子抜けの感もあったが、独裁者というものが普通の感覚でいられなくなる怖さは伝わってくる。ウガンダからの危機一髪の脱出も緊張感十分だった。
[地上波(字幕)] 7点(2015-10-29 23:10:14)
680.  パニック・ルーム 《ネタバレ》 
2度目の鑑賞で初めの時より違和感は増すも、3人組の隙をついてパニック・ルームから携帯電話を取りに行く所は相変わらず緊張する。途中で攻守逆転の皮肉な展開がなかなか面白いが、最初のガス攻め、警察官とのやり取り、最後の強盗との攻防等、あり得なくはないんだろうが成程感がいまいちでちょっと物足りない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-29 00:30:46)
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