681. WE LOVE BALLS!!
ありきたりと言えばありきたりで、中途の練習シーンの弛み感や肝心の試合シーンのチョッとショッぱい感じなんかは正直いんだけど、ドイツというお国柄や「ゲイといっても色々あるんだぜ?」的なチームメイト集めのシーン、音楽のセンス(ハードゲイが集うクラブでのシーンが特に)なんかはイイ感じだし、ソコソコと達成感もこみ上げてきたりもする。ムゲに低評価しにくいカウチポテト・ムービーです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-13 00:53:29) |
682. TRICK トリック 劇場版2
可もなく不可もない「トリック」っぽさ。細かい笑いとしては赤星昇一郎・大仁田・ゆーとぴあ・7がない・悪魔の実…と、細かい笑いが多い!笑。ま、どれだけこの「細かい笑い」を拾えたかがこの作品の評価のポイントなんじゃないかな…と。観る人を選ぶ作品である、といういやらしい敷居の高さと、矢部刑事の活躍の少なさが引っかかりはするものの、まぁまぁ自宅鑑賞レベルで楽しんでしまった私なのですが。テレビの2時間スペシャル的なレベルの作品。 [DVD(邦画)] 5点(2007-03-08 20:42:30) |
683. リトル・ランナー
《ネタバレ》 レース中のサンタの激励やゴール寸前のデッドヒートなどのスポーツ物としての見応えや周りを取り巻くドラマ性の高さ、青春モノとしての馬鹿馬鹿しさも悪趣味に可笑しく、素敵でした。長距離ランナーは誰もが自分の内なる神様と会話する。走るという行為は極めれば高レベルな禅だなぁ、と、「走禅」という言葉をリアルに感じた。監督自身もマラソン経験者か。納得ー。 [DVD(字幕)] 8点(2007-03-08 20:28:41) |
684. 悪夢の破片
アンヌ・パリローって、いいなぁ…とポケーっと観てるうちに夢見心地…(寝てないですよ?笑)でした。 ウィリアム・ボールドウィンと夫婦ってのは、何か嫉妬した。そんな言いがかりしか出てきませんね。夢のお話を面白くするって結構難しいし、少しズルイくなるし、この作品にはそういう引力的なものが弱め。5点の内、アンヌに3点かな。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-03-04 00:12:44) |
685. 陽気なギャングが地球を回す
こういうセンスは嫌いではなく、伊坂幸太郎の原作っぽい台詞回しなんかには好感が持てるが何か「特別面白かったか?」と問われれば「そこそこ」としか回答しにくい。配役は面白かった(というよりは豪華で好みなカンジだった)んですが、活かし切り度は低かったような。オープニングのCG全快カーチェイスも、ギリギリでアリかな?と。ま、伊坂作品で落ちがイマイチってのが致命的だったなぁ。 [DVD(邦画)] 5点(2007-03-04 00:03:40) |
686. 天地無用! in LOVE 2 遥かなる想い
男一人に可愛い女の子大勢!的作品が超苦手なワリにそこそこ好きな「天地無用」なんですけど、ようやく同窓会レベルを半歩超えれた的な評価。派手さも売りのはずなこのシリーズ、そのムードをかわすかのような地味さの勝利? [ビデオ(邦画)] 5点(2007-03-01 00:46:42) |
687. 事件
《ネタバレ》 愛憎劇というニチャニチャした世界観がホント苦手で、例外なくこの作品も苦手でした。しかしラストの丹波哲郎が演じる弁護士が現実的に事件を捉え語るシーンと、渡瀬恒彦演じるチンピラの「オメェもいいタマだぜ?」というセリフ(うろ覚え)がとてもイイ。女優に瑞々しさのないのが、気になった。よく観りゃ松坂慶子と大竹しのぶなんだが。 [DVD(邦画)] 6点(2007-03-01 00:40:18) |
688. ぼくんち
西原理恵子作品が映画化というショッキングな事に付け加えて、鳳蘭が出演!というウレシイ椿事。しかし、そこまででしかないのか?と。サイバラ作品は漫画というメディアから出しちゃ駄目なんじゃないでしょうか。ハードルが高過ぎ。「んな事ねぇ!どんどん映像化してガッポガッポ印税稼がせろやァァァ!」と心なしか西原理恵子の叫びのようなものも聞こえてきそうです、が。鳳蘭は、イイなぁ…とは、思いました。 [DVD(邦画)] 5点(2007-03-01 00:30:40) |
689. おいしい殺し方 -A Delicious Way to Kill-
TVドラマの域を超えていないとは思うが、相変わらずケラ氏の脚本の面白さとミステリとの相性は良く、意外なまでに!というと失礼ですが、奥菜恵の演技は面白かった。ケラ氏はポスト堤幸彦?と勘繰ってみたくなる今日この頃。(死フレーズ) [DVD(邦画)] 6点(2007-03-01 00:21:21)(良:1票) |
690. ときめきに死す
この作品、丸山健二原作と森田芳光監督というミスマッチにかなり興味を持った。言わば「原作江国香織・漫画どおくまん」みたいな、もしくは「本宮ひろ志の漫画が宝塚歌劇で登場!」みたいな(こちらは実際に舞台化しましたけど。)違和感というか、怖い物観たさというか。いやぁ、実際「怖い物観たさ」って、期待を裏切らないですね。怖いものついでで丸山健二氏にこの作品の感想を聞いてみたい…滅茶苦茶怖いけどね。 [DVD(邦画)] 2点(2007-03-01 00:02:33) |
691. フライトプラン
「誰も信用できなくなる」展開がありきたりと言えばありきたりだし、(飛行機が舞台なだけに)オチも新鮮味に欠ける。がしかし、J・フォスターの演技と舞台設定がソコソコ面白く、退屈はしない感じ。テレビ作品で申し訳ない上に完全に余談だが、「24」といい「LOST」といいアラブ系の怪しい男がこの手の作品に登場するのはそろそろウンザリ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-25 00:33:57) |
692. 殺しの烙印
美的センスは凄まじく粋。とくに真理アンヌの格好良さは筆舌に尽くし難い。が、物語や世界観に、ある程度スジは通してもらわないと、困る。文句無しに格好イイ!と思わせるような勢いが足りないというか何と言うか。アチコチと何かが足りないような気がするんですヨネ。下手すれば牽引力が妙に甘いマスターベーションプレイとも、とれる。 [DVD(邦画)] 5点(2007-02-25 00:07:55) |
693. 殺人の追憶
「君は、どう感じた?」と投げかけてくるタイプの作品ではあるが、決してタチの悪い丸投げではない。近年稀に見る高密度な人間ドラマ。ミステリ作品かと勘違いしながら観てしまったが、裏切られた!という感じが微塵もない。恐るべし。 [DVD(字幕)] 9点(2007-02-24 23:58:48) |
694. 桑港(サンフランシスコ)
説教臭くとも米国国民(というかキリスト教徒というか)にはこれが大事なのです!みたいな感じ。プロバガンダ臭もさして気にならないし、単純に娯楽作品をそれなりに楽しんだといった感じ。それなりに感動もするし、パニックシーンに対する意気込みみたいなものも感じるし、何よりクラーク・ゲーブルは格好イイ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-19 00:08:22) |
695. リンダ リンダ リンダ
《ネタバレ》 ラストの「リンダリンダ」で唐突に盛り上がるシーンについていけないのは世代のせいなのか?文化祭ライブって、今はそうなの?ブルーハーツは好きだけどさ。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-02-19 00:03:17)(良:1票) |
696. 八つ墓村(1977)
渥美清の金田一って、意外と中尾彬よりかはシックリくる。悪くないというよりかは全然OKですよ。私的には。で、野村芳太郎監督のロケに対する思い入れは相変わらず半端じゃない。ホンマに日本でのロケ?と疑いたくなるほどに美しい。「タタリじゃ!」は、さしてインパクトなし。笑。流行った当時はおぼろげに覚えてはいるんですが、ねぇ。 [DVD(邦画)] 8点(2007-02-18 23:56:17) |
697. ファイナル・デッドコースター
《ネタバレ》 飛行機→ハイウェイ→ジェットコースターと、何故か常にマイナーチェンジし続ける本作品ですが、今回もソコソコ面白い。 一作目では飛行機嫌いが観たら、二作目はペーパードライバーが観たら、本作は絶叫マシーン嫌いが観れば確実に益々イヤになること間違いなし。つけて加えるに日焼サロンも怖いね! しかし、派手で凄惨ながらもワクワクしてしまう死にっぷりにも飽きがきてるのも紛れ無い事実なので、そろそろ打ち止めでイイかと思う。 「ファイナル」とか「最終章」とか「完結編」とかは信用できないけどね。 イイ仕事でしたよ~ [DVD(字幕)] 7点(2007-02-11 23:40:44) |
698. 県庁の星
《ネタバレ》 苦味をごっつ薄口にした現代版「生きる」っぽい作品。如何にもテレビ的で「ふ~ん」としか言えない展開には達成感もヤハリ薄口。減塩。ヘルシー志向な時代性ってことで。でもまぁ、辛口といえば辛口とも言えなくもないし。主役も脇も、配役にソツが無いというか、柴咲コウのサッパリ感も好感。タイアップ的なエンディングでヘキエキすることも無く、こういう邦画がコンスタンスに製作されれば、まぁ安心!と思わせる。良心的だと思いますよぉ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-02-09 05:46:20) |
699. グエムル/漢江の怪物
《ネタバレ》 ハリウッドからのパクり系で韓式の手垢つきまくりパニック&家族愛(←日本の配給会社の、もはや笑えないセンスが特盛のコピー)映画…じゃないのか?じゃないよ!?吃驚する程の完成度の高さ。見所は、客に出す筈のイカ焼きの足を一本くすねちゃうような主人公と、その家族の駄目っぷり。ここまで駄目でも成り立ってしまった脚本は、もう誉めるしかない。冒頭の惜し気の無いパニックシーンや、社会風刺・体制批判をも盛り込みつつも衰えないエンタテイメント性の高さにも、かなり驚かされた。そして何よりも凄いなと感じたのはラストの食事シーンからエンドロールにかけての流れ。スリムでシンプルで完璧。全然好みの作品ではないが、「トレマーズ」を初めて観た衝撃をアジアンテイストに仕立てて出世させたような感じ。御馳走様。 [DVD(字幕)] 9点(2007-02-04 00:21:31)(良:2票) |
700. アフリカへの想い
《ネタバレ》 ドキュメント作品が巧いのかアザトイのか、もヒトツ(ヘリの事故シーンとか、クルーが去るヘリを地上から撮るという発想なんかが)わかり難いレニ作品ですが、ヌバ写真集(←かなり欲しいんですが)にまつわるエピソードや、噂に違わぬ作品に対する真摯さなんかが窺えるあたりを堪能できました。コカ・コーラの看板を見るに思うアフリカに侵食する経済、紛争、内戦、文明、なんと宗教までもが、かつて美しかった「ヌバ」を過去のものへと葬り去られていく、という(とはいえそれを現地住民が悲しいと感じているのか?は、わからないが)寂しさ。殊更、監督にとっては想像もつかないくらいの寂しさなんじゃないかなぁ、と、感じました。…あ~…ですが、ヘリが墜落して肋骨骨折・入院というエピソードが、レニ・リーフェンシュタール伝説に箔をつけたといっても過言ではないでしょう。笑。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-01 00:53:20) |