681. I am Sam アイ・アム・サム
《ネタバレ》 非常に丁寧な映画だと思います。手堅く作っているし、前評判通り感動も出来ます。個人的には福祉団体の人々やサムと争う検事にも焦点を当ててほしかったです。彼らが何でそこまでサムがルーシーを育てる事に関して執拗に攻撃するのか。そりゃ勿論、今までの経験からや、ルーシーの将来を考えての事なんでしょうけど、そこに何かしらの理由がほしかった。それにしても弁護士の"ラブリー"リタはいいですねー。あんなに美人で責任感が強い魅力的な彼女をほっといて浮気する旦那は許せん!彼女がサムに自分の感情を吐露する場面はホロっと来てしまいました。 [地上波(字幕)] 7点(2010-10-10 15:06:50) |
682. 犬神家の一族(2006)
非常に乱暴な言い方ですが、横溝正史が描く旧来の日本家屋を用いたミステリは、平成の映像と合わないと確信しました。画面が綺麗過ぎて、映画全体が全く不気味ではなく怖くありませんでした。それっぽい雰囲気はあるんですが、どうも妖しさが無い。 [地上波(邦画)] 7点(2010-10-10 12:16:40) |
683. 鉄男 TETSUO
とんでもないビザール・ムービー。綺麗なモノは歪めてしまい、おぞましいモノは滑稽にしてしまう監督の演出が個人的に好き。後半のストップモーションはちょっとやり過ぎな気も。 [ビデオ(邦画)] 7点(2010-10-10 12:07:09) |
684. コンスタンティン
《ネタバレ》 見所は地獄の荒廃した風景。他はフツーの悪魔憑き映画。 [映画館(字幕)] 5点(2010-10-07 21:43:59) |
685. 人間椅子(2006)
《ネタバレ》 数ある乱歩作品の中でも、ひと際耽美的な印象が強い作品『人間椅子』。本来は一人の男による独白のみで構成される短編小説です。その舞台を現代に移し、ストーリーは大きく脚色し作家とゴーストライターのお話しにした事は、映画化するにあたって妥当であると思います。物語もそれなりに楽しめました。問題は作り手の器量が明らかに足りてるとは思えない点でしょうか。どーも乱歩作品独特の変態的な世界を作ろうと腐心している事は分かるのですが、どれも中途半端で終わっているのが勿体無い。宮地真緒の蒐集癖や、小沢真珠のサディズム、そして小説では綿密に描かれていた人間椅子の常人では感じられない悦楽。これらがどうも描き切れていない様に感じられました。 [DVD(邦画)] 4点(2010-10-05 01:08:43) |
686. 地球最後の男
古典ホラー映画としては面白いし、リメイクされ続ける位魅力的な設定なのは分かります。ただ今観ると、画面が余りにも古く感じてしまったり、突っ込み所が多い事も確か。この位の点数が妥当かな。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-03 23:34:19) |
687. パラサイト
《ネタバレ》 ボディ・スナッチャーやパペットマスターの引用、自家製ドラッグ吸ってラリる主人公たち、終盤のアメフト会場で流れるピンク・フロイドの「Another Brick In The Wall」、人のキスシーン見てニヤニヤするイライジャとジョシュ、律義にラストで真っ裸になるエイリアンの少女等、ロバート・ロドリゲスのオタク精神が随所に垣間見れて面白い。てゆーか最高。それ抜きにしても、普通にB級SFアクションとしても十分に楽しめる作品かと思います。 [地上波(邦画)] 7点(2010-10-03 23:07:57) |
688. テキサス・チェーンソー ビギニング
《ネタバレ》 オリジナルの「悪魔のいけにえ」とは違った演出が多く、ホラーのリメイクとして大いに楽しめました。チェーンソーでの惨殺を隠すことなく見せた事、安易なハッピーエンドにしなかった事、ヒューイット一家のキャラクターが良く出来ていた事、等が個人的に良かったと思います。特に偽ホイト保安官は良いですねー。彼こそがキング・オブ・キチガイでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-03 16:16:58)(良:1票) |
689. ゴッドファーザー PART Ⅱ
《ネタバレ》 前作と比べると、若干目劣りしたPartⅡですが、ゴッドファーザーという大きな大河ドラマの前日譚、後日譚として十分に面白い。前作でコルレオーネファミリーのドンとなったマイケルと、アメリカ開拓期に移民として流れてきたヴィトーとのボスに成り上がる手段の相異が、ラストの粛清をより哀愁漂うモノにしています。この2つの時代の綿密な構図を作り上げただけでも、コッポラの実力が覗えるかと思います。 [地上波(字幕)] 8点(2010-10-03 14:09:10) |
690. バイオハザードIV アフターライフ
《ネタバレ》 2時間ずっと苦笑し続けた映画を観たのは久々でした。もう突っ込み所がありすぎるので、細かい事は態々書きませんが、一番キツイのは最早「ゾンビ映画」では無いと思った事です。全世界がT-ウイルスに感染している(って設定でしたよね?確か)のに、この映画の中では主人公一行は感染するのでは無く、単にゾンビに食われるだけの存在に。ゾンビ映画ならではの、仲間が人間ならざる"モノ"に変わってしまう、そして殺さなければならないという極限状態を、この映画は自ら放棄しています。これじゃ普通のモンスターパニック映画だ。演出も今更にマトリックスのウォシャウスキー兄弟や300のザック・スナイダーを半端に真似ているだけで、オリジナリティはゼロに等しいかと。あと見せ場で繰り返されるスローモーションがクドい。とにかくクドい。ポール・W・S・アンダーソン監督ってこんな演出でしたっけ?良く分からん。彼が1作目から一貫している演出としては、カメラを素早く横切るゾンビ位なもんです。あと個人的に音で執拗に驚かそうとするのは凄く嫌い。そんな演出は誰にだって出来る気が。そりゃオバケ屋敷で「ワッ!」って叫ばれたら誰だって驚くでしょ。 [映画館(字幕)] 2点(2010-10-01 23:51:18)(良:1票) |
691. 盲獣VS一寸法師
あの怪奇極まる乱歩作品の雰囲気を、少しでも忠実に映像化しようとする気概には並々ならぬものを感じたものの、他の人も仰っている通り画面がどうにも安っぽい。この安っぽさも乱歩作品らしいと言えばらしいのですが、そこはキッチリと評価される様な演出にしてほしかったなーと。おっぱいを惜しげもなく披露する女優陣には好感が持てます。おっと、自分が助平なだけですか。 [DVD(邦画)] 5点(2010-09-28 01:10:41) |
692. キャタピラー
《ネタバレ》 題名がキャタピラーである通り、原案は江戸川乱歩の「芋虫」だそうです。乱歩作品と言えば、彼が残した言葉「夜の夢こそまこと」の様な、現世と幽世の境ともいえる妖艶な作品が思い出されます。そして若松孝二監督はこの乱歩の世界をどう料理したのかと言うと……、大して原作に思い入れは無い様な作りでしたね。個人的には原作にあった、シゲ子が久蔵を性的に苛め抜く展開が観たかったのですが、映画全体を支配していたのは手足を無くしてしまう現状を生み出す戦争への怒りです。しかしこれはこれで良いのかも。本来なら5点位の作品と思いますが、寺島しのぶさんの体当たりを最早超えた演技に+1点。 [映画館(邦画)] 6点(2010-09-23 20:21:54) |
693. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 今までに観たマフィア・ヤクザ物の中で最も印象に残っている作品です。マーロン・ブランド、アル・パシーノ、ジェームズ・カーンらの神懸かった演技は言わずもがな。重厚かつ哀愁を含んだ音楽も美しい。しかしなんといっても妙なのは監督コッポラの演出の手腕でしょう。普通であれば様式美に収まり過ぎるニューヨークのマフィア抗争をあそこまで美しく、しかし泥臭く作れるのは本当に凄い。物語の終盤で洗礼式を執り行いながら、バルジーニ、タッタリア、カルロ等を同時に襲撃、虐殺するシーンは鳥肌モノでした。美しさの象徴である洗礼を受ける赤ん坊と、悪徳の象徴である虐殺されるマフィアのドン達の対比が美しくも、恐ろしい。他にも特筆すべきシーンが多々ありますが、書ききれませんね。名実ともに最高のマフィア映画だと私は思います。 [地上波(字幕)] 9点(2010-09-23 11:23:42) |
694. ベン・ハー(1959)
《ネタバレ》 物語は「かつての友情と裏切り」、「身分違いの恋」、「人生の転落と再生」等、非常に王道(悪く言うとベタ)な作りです。絶望から希望と憎しみを糧にして、エルサレムへの帰還を果たすベン・ハーの人生には心打たれるものがありますし、有名な終盤の戦車戦のクオリティは今観ても血沸き肉躍る様な素晴らしさ。物語が壮大である為、240分の長い上映時間も気になりませんでした。しかし原作に忠実とはいえ、最後のキリストの磔刑のシーンは個人的に蛇足だと思ってしまいます。私はキリスト教信仰者では無いので、キリストが天に召されて奇跡が起こり死病が治るってのは、只の都合の良い展開としか思えなかった。 [地上波(字幕)] 7点(2010-09-19 12:43:05)(良:2票) |
695. ファイヤーウォール
《ネタバレ》 地味に大物俳優が沢山出てるB級サスペンス。ストーリーは超ありきたりな内容で、更に脚本の粗による突っ込み所も満載ですね。特にここは酷いなーっと思ったのは、悪役グループのボス、コックスが余りにも間抜けなリーダーにしか見えない事。最初の計画が頓挫してからは全てを他人任せにしてる様なもの。あんなリーダーじゃもっと早くに裏切られるんが普通なのでは?逆に良かったと思ったのはラスト。ツルハシで敵にトドメを刺すヒーローなんて初めて観ました。そんなアホな最後に大爆笑。 [地上波(吹替)] 6点(2010-09-15 23:26:08) |
696. エイリアンVS. プレデター
《ネタバレ》 これだけアホな作りに徹してくれたら逆に許せます。ポール・W・S・アンダーソンは本当に碌な映画作りませんね、良い意味で。プレデターとヒロインが最後に共闘するシーンなんてバカらし過ぎて最高です。特に二人で南極の地下から脱出する時のマヌケな画!素晴らしい! [地上波(吹替)] 6点(2010-09-12 12:52:49) |
697. メメント
《ネタバレ》 物語を結末から逆再生の様に進行させるって手法は、ギャスパー・ノエ監督の「アレックス」でも行われていますが、その面白さは本作の方が数段上でしょう。何故テディを銃殺してしまったのか、倒叙形式のミステリの様で非常にスリリング。主人公の障害の所為もあり、彼を取り巻く人々が誰しも信じられなくなってくる展開が非常にスマートかつ面白い。このややこしい脚本を監督が兼任しているんですから、クリストファー・ノーラン監督はホントにとんでもない新人だったんですね。彼がこの映画から大成したのも納得。 [地上波(字幕)] 7点(2010-09-10 22:55:33) |
698. ドラゴンボール 最強への道
《ネタバレ》 殆ど無印の焼き直しに等しいので、見る時には注意が必要。個人的にはリメイクする必要性を感じる事が出来なかった。 [ビデオ(邦画)] 3点(2010-09-10 00:56:30) |
699. ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない
普段に余り活躍しない三人がメインなのは面白かった。村の生贄云々のシーンなんて結構好きです。 [ビデオ(邦画)] 4点(2010-09-10 00:54:47) |
700. ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人
《ネタバレ》 序盤のギャグパートが一番面白い映画って、なんだかルパンみたいですね。正直三大超サイヤ人の部分はそんなに面白くなかったです。 [ビデオ(邦画)] 4点(2010-09-10 00:52:32) |