681. ランナウェイ/逃亡者
《ネタバレ》 おおぉぉっと!誰も投稿してない!劇場公開は去年、2013年の10月だったのに。人気ないんか?まあそれはさて置きこの作品、いやあ~実に渋い!アクションシーンは皆無。ひたすら淡々と進む。しかしそれほど飽きることはない。さすがはレッドフォード様、です。無理なく丁寧にまとめあげています。ただ全編を通してFBIのだらしなさが気になってしまった。レッドフォードの正体に気付くのも、養女の素性に気付くのも、何から何まで記者が探り当てていく。無能すぎるぜFBI!それと偽名で弁護士って出来るもんなんですかね?そこんとが理解し難かった。 [DVD(字幕)] 5点(2014-03-16 14:46:31) |
682. ホビット/竜に奪われた王国
《ネタバレ》 前作の方が遥かに面白かった。期待値がかなり高かったせいもあるが、アトラクション的なワチャワチャ感が薄れてしまい、劇場ならではの醍醐味をあまり味わえなかった。この世界観に慣れてしまったのもあるが、それ以上にお話に魅力がなさすぎる。毒に犯され死にそうなのも、ボヤけた三角関係も、蜘蛛も、魔の森も、焼き回し感が半端ない。まあね、原作は約80年前に執筆されたものだから、今更とやかく言ってもはじまらない。それに焼き回し、とは言っても実は「ホビット」の方が先に執筆されてるんですよね。はは。ただそれを感じさせないくらいのダイナミズムを、最新映像の力で思う存分発揮して欲しかったかな。この監督にはそれだけの実力があるはずなんだけど。あとドラゴンがあんなにお喋りだとは思はなかった。怖くて格好良くて神々しいものを想像していた。文化圏の違いってやつですかね。ちょっとテンション、だだ下がりでした。 PS:キングギドラだけ大爆笑! [映画館(字幕)] 4点(2014-03-16 08:16:48)(良:1票) |
683. モンスターズ・ユニバーシティ
《ネタバレ》 よくある、落ちこぼれたちのサクセスストーリーのモンスター版。またここ最近の流行りでもある、ヒット作のエピソードゼロでもある。穿った見方をすれば、どこかで見た焼き回しとも言えなくはない。ただこの作品にはそれを踏まえた上でも楽しむことの出来る、何か特別な魅力がある。恐らくそれは、様々な要素が合わさった結果ではなかろうか。ピクサーマジックここにあり!である。ただし、残念なポイントも上げておきましょう。まずは町並み。人間世界とあまり変わらない。子供が素直に受け入れられるようにと、擬人化しているのは分かるが、あとほんのちょっとしたアイデアがほしいところ。それと学長。結局最後までこれといったこともなく、ただ素直に厳しいことを言う普通の存在で終わってしまった点である。キャラデザインは非常にいいのにもったいない! [DVD(吹替)] 6点(2014-03-15 23:22:23) |
684. パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海
監督が変わったせいか、前作よりも気楽に楽しめる要素が増えていた。また2作目ということもあり、舞台設定の説明も省かれ、その分アクションシーンに時間をたっぷりと掛けられるようになった。なので観ていて退屈することもあまりなかった。そこは評価したい。スクリーンで観てもよかったかな。ただし視覚的な部分であって、内容はあってないようなもの。こんなもんだろう、です。ところで原作によればあと2作品控えていることになるが、はたして制作されるのだろうか?まぁハリポタも頑張って完結させたんだから、こちらも頑張って最後まで作って欲しいですね。でもあの黄金の布、ある意味無敵じゃん!この先どうすんだ?3作目には無かったことになってんのかな?ははwwwあ!それと吹き替え版で観たんですが、宮野真守は歳が合わなすぎだろう、と違和感を感じました。 [DVD(吹替)] 5点(2014-03-09 09:49:52) |
685. 舟を編む
《ネタバレ》 前々から気になっていたがなかなか手の出なかった作品。アカデミー作品賞を受賞したので、それキッカケでついに観賞。正直観て良かった。面白かった。辞書作りの大変さも分かったし、何より言葉の、コミニュケーションの大切を改めて感じた。と言いたいところだが、微妙なモヤモヤも残った。それは、主人公の馬締は何十年経っても大きな変化もなく、奥さんともどこか余所余所しい。多少の進化はあるのかもしれないが、表立って描かれてはいない。なので主人公の成長物語と、声を大にしては言いにくい。しかしそこがいい。実はその微妙のモヤモヤこそがこの映画の魅力。言葉は文化の変化とともに生まれて消えていく。まさに日進月歩。しかしその反面、人間自体はそんなに成長していない。世代が変わり見た目や言葉遣いは違っても、さほど根本は変わっていない。そんなことを裏読みさせてくれたとこが、私には大きな魅力の一つとなりました。さらに好きなセリフはタケさんの、「他人のことなんか分かるわけない。だから話すんじゃないか」です。まさにその通り。特に日本人は言葉の伝達が下手くそだから尚の事ですよねwでも分かっていてもうまくいかない。そこ儚さがたまらんです。この辺のモヤモヤ感も日本チックで好きです。あと、何といってもオダギリジョーがいい!酒に酔いながらプロポーズするシーンには、ついつい涙腺が緩んでしまいました。最後に作品賞受賞の決め手となったのは、言葉の文化が乱れに乱れている今だからこそ、言葉の大切さを知ってもらいたい。そこではないでしょうか。憶測ですが。 追加:実話かと思って調べたら実話じゃなくってビックリ!それだけ信憑性が高かったってこと。 [DVD(邦画)] 7点(2014-03-08 15:21:55) |
686. 終戦のエンペラー
太平洋戦争における天皇陛下の処遇に焦点を当てています。それと同時に、その捜査を任命された男の愛にも焦点を当てています。予告編ではまるで歴史ミステリーかのように煽っていますが、鑑賞してみるとそんなことはなく、割とあっさりとしています。そして、主人公であるアメリカ軍人が、日本人女性との回想を振り返りつつ、日本人の精神を理解していくといのがこの作品の本筋になっています。なのでミステリーというよりは、純愛と探究心による精神改革、とでも言えましょうか。ただしそのへんもなんだか淡白な印象です。演出のせいなのかな。他にも言いたいことは山ほどあるけれど、ここのサイトが荒れそうなので止めておきます。 [DVD(字幕)] 5点(2014-03-06 21:23:19) |
687. スーサイド・ショップ
《ネタバレ》 アイデアがアイデアのまま終わってしまっていて残念。もっと掘り下げられた気もする。作品自体がミュージカル仕立てなせいで、あまりブラックさを感じられない。つまり次男が爆音で陽気にさせる作戦が、それまでさんざん歌って踊っていたから、おお!とまでならなかった。それにしても父親の名前、ミシマって・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2014-03-04 21:44:54) |
688. キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-
キャプテンハーロックが大好き!なので観賞。格好良いとこもあるんだけど、結局ただの未熟な青年野郎みたいで、なんか中途半端でイマイチ。別に完全無欠を望んでいるわけではないけれど、ヒーロー像としての描き方が、男の憧れに繋がらない。本当、何してくれてんのって言いたいよ。ただCGは世界に通用するほどの出来栄え。エロいお姉さんもグッド!バイオハザードかよ!ていうシーンもニンマリ。それだけに実に惜しい作品なんだな~。 [DVD(邦画)] 4点(2014-03-01 18:57:26) |
689. 少年H
《ネタバレ》 戦争ほど「人間」を浮き彫りにするものはないでしょう。一番印象に残ったのは、飢えている人に自分の食べ物を与えるかどうか。少年は言う、「一度味をしめたらまた貰えると思うで」と。たしかにそれはいえる。私ならどうするだろうか?自分の空腹を我慢してまでも、他人に施しを与えられるだろうか?綺麗事だけではすまされない。生きてはいけない。理性と本能が天秤にかけられる。それほど戦争は残酷で正直だ。しかしこの映画、そこまで残酷さは伝わってこなかった。少年が理不尽に暴力を振るわられるシーンも、痛々しさを感じない。淡々としている。まるで児童文学だ。そう、児童文学戦争映画・・・新ジャンルの誕生だ。PS:原田泰造に鬼教官は似合わない。 [DVD(邦画)] 5点(2014-02-23 15:42:35) |
690. 真夏の方程式
《ネタバレ》 成実少女がなぜ、包丁持って追いかけて殺そうとしたのか、全くもって理解できなかった。ていうか殺されたホステスが、いったい何をしたのか分からない。そう、殺されるようなことを。そんな非道なことした?そして人殺しをしておいてそれを美化するのも良くない。何が家族愛だよ!ふざけんな!と、ここまではケチョンケチョンにけなしましたが、それを差し引いても少年と博士の物語は美しい。そして儚く眩しい。少年から大人になる過程には様々な問題が現れる。その問題を色んな方程式で解き、そして自分の進むべき道を見つける。そうこの映画はまさに、大人への方程式、そのものなのです。 [DVD(邦画)] 5点(2014-02-11 17:51:47)(良:2票) |
691. マイティ・ソー/ダーク・ワールド
「マイティ・ソー」の独立した1本の映画として捉えると、大きなイベントはあるものの、他にこれといって何もない。なので、迫力ある映像とダイナミックな音響を体感し、「アベンジャーズ・シリーズ」の一つのエピソードとして楽しみましょう。個人的に、女同士のバチバチがなかったのが残念。もしかしたら、時間の都合上カットされたのかな?それにしてもナタリー・ポートマンには、老けという言葉が全くもって当てはまらず、年々美しさに磨きが掛かってきてますね。 [映画館(字幕)] 6点(2014-02-01 21:26:30) |
692. レスラー
タイトルに惹かれて留守録をした。ミッキーロークが主演というのも気になった点でもある。ここ最近はパッとしないミッキー様ではあるが、やはりド派手なSFXよりも、シンプルなヒューマニズムの方がしっくりとくる。心に染みる。心が痛む。無様で惨めで滑稽で、でもそれでも格好良い!こういった役をやらせたら、ミッキー様に敵う者なんかいやしない。どことなく「ホームボーイ」を連想させるが、そんなこたぁどうでもいい!格好良いもんは格好良いんだから。「俺にとって痛いのは、外の世界なんだ」この台詞はもう・・・名言です。 [地上波(字幕)] 8点(2014-01-18 23:17:02) |
693. ハル(2013)
《ネタバレ》 絵は綺麗だし、心に訴えかけてくるモノのある。そうたしかにあるのだけど、ん~・・こう素直に感動できないんだよな~。最後にネタばらしがあるけれど、かえってそれがね、変に捻ってあって素直さを失わせる原因になってしまった気がする。なんで自分をロボットだって思い込むのか?また治療用のあのロボットの行動は、プログラムなのか?まあプログラムでも自意識でも、恐ろしくって逆に引いちゃいます。それに結果的には悪友たちの荒治療!?によって回復したようなもんじゃない。ちょっとそこが納得いかなかったですね。ただ題材やテーマは非常に斬新でユニークなので、そこは評価したいです。 [DVD(邦画)] 5点(2014-01-11 22:07:48) |
694. ホワイトハウス・ダウン
《ネタバレ》 ド派手さでは「エンド・オブ・ホワイトハウス」だが、細かな演出さではこちらに軍配が上がる。リムジンに乗っていざ脱出!と思いきや強化塀によって外に出れませ~ん。て、面白すぎだぞオイ!パスポートで娘の正体がバレるのも無理がない。でその娘がiPhoneを使いこなし、古株のオジさんたちがポケベルを愛用って、このさりげなさが好き。ただね~、結局は核攻撃が目的だったのが、ちょっと期待はずれ。それに指紋だけ欲しいなら大統領、別に生かしておく必要ないじゃん。もうちょっと脚本を練りこんで欲しかったな~。時計が銃弾を受け止める件も、もう何回と見たことか~・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-11 21:35:12) |
695. ウルヴァリン:SAMURAI
X-MENシリーズが好きで、全作品鑑賞済みです。時間軸的には、ファイナル・ディシジョンの後になるのね。観ていて気付きましたよ。いやぁ~それにしても随分と、荒い脚本ですな~。焦点がボケボケ。何をしたいのか?何をしているのか?それぞれのキャラが暴走しすぎていて、話の流れが全くもって見えてこない。ま、暴走王もチョイ役で出てますけど(笑)とにかく、やくざ・忍者・芸者・パチンコに新幹線、寺に切腹と、これだけ出せばOKだろうという時代錯誤のトンチンカンさには、もう笑いを通り越して怒りすら感じます。 [DVD(字幕)] 4点(2014-01-10 17:59:02) |
696. モンスター・ホテル
《ネタバレ》 典型的なシナリオで、たしかにこれといった驚きはないけれど、これぞアニメ!という動きの楽しさは詰まっています。ジョナサンとドラキュラが、テーブルに乗って空中サーフィンみたく遊ぶシーンは、ジャパニメーションに通ずるダイナミズムを感じ、とってもハッピーな気分になれました。他にもアニメならではのユーモア溢れるモーションが、随所に散りばめられており、退屈することはなかったです。ただご都合すぎる展開が後半に多くなり、ちょっと興醒めしてしまいました。まぁでも、気楽に鑑賞するにはもってこいです。PS:出来れば吹替で観ることをオススメします。オリラジの慎吾がいい味出してます。あと、「すべらない話」のナレーションで有名な、あの独特なしゃべりをする若本規夫さんも出ていて、声を聞いているだけで、可笑しくなってきます。 [DVD(吹替)] 5点(2013-12-21 20:39:20)(良:1票) |
697. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 ロバートレッドフォード主演で海上を漂流する映画が、来年公開予定である。ライフ・オブ・パイという漂流映画もありましたね。そして本作も漂流モノ。まさにハリウッドは今、漂流ブームなんですかね。で作品ですがまさに、THE・体感!それ以上でもそれ以下でもない。ひたすら宇宙。ひたすら漂流。ひたすら危機。ひたすら孤独。潔いほど他になし!またね、サンドラ・ブロックが丁度いいんですよ。何が丁度いいかって?宇宙服を脱いで下着姿みたいになるシーンがあるんですが、これがいいサジ加減でエロくないんですね。だから緊張感を持続できるんです。もちろん個人差はあると思いますが、彼女からはイヤラシさよりも哀愁を感じるんです。それは演出やカメラ、照明、特殊技術等、多くのスタッフの努力によるところもあるとは思いますが、それ以上にサンドラ・ブロックという存在が、哀愁を感じずにはいられないオーラを放つ位置に、たどり着いたからでしょう。演技も素晴らしかったです。ただ難点を言えば、不時着した場所が陸地のすぐそばっていうのがね。まぁ感動シーンを演出するためだから致し方ないですか。最後にこの映画は出来れば、疲れている時には観賞しないほうがいいです。ブラックホールに吸い込まれます。www [映画館(字幕)] 6点(2013-12-15 19:59:00)(良:1票) |
698. 俺はまだ本気出してないだけ
《ネタバレ》 漫画をベースにしたコメディ映画というのはたいがいが、悪ノリや監督の自己満足で完結しているケースが多い。そんな中で本作は、漫画的演出はしていても、ちゃんと訴えかけてくる奥深いメッセージを感じ取ることができた。大人の観賞に充分耐えうる仕上がりと言えよう。ただどうしても気になる点があった。サラリーマンに対する解釈である。いわゆるサラリーマン=面白味のない職種、みたいな風潮を、何の捻りもなく取り入れていてガッカリしました。自由奔放に生きる主人公に憧れながらも、幼馴染の宮田氏には最後、サラリーマンとして勝ち組になって欲しかったです。だってそうでしょ、サラリーマンが何一つ報われないんじゃ、あんまりじゃないですか。それに別れた奥さん。あんた勝手すぎ!自分なら信用出来ずにヨリなんて戻さないな。子供は別だけど。そうそう子供で思い出しました。この子供が淡々とパンを食べているシーン。めっちゃシュールですよね。この作品の隠れた名シーンでしょう! [DVD(邦画)] 5点(2013-12-15 01:48:33) |
699. キャビン
《ネタバレ》 今までのホラー映画は儀式だった!?これは一般観客よりも、ホラーマニアへの出血サービス映画ですね。オマージュがてんこ盛り!モンスターのオンパレードです。たださすがに、超有名どころは登場させられなかったみたい。大人の事情ね。でもどうやってあれだけのモンスターたちをあそこに閉じ込めたんだ?で、地上で活躍終わった後はどうすんだ?色々疑問はつきませんが、バカバカしい作品として楽しむのが一番でしょう。あと個人的には、あのヘルレイザーもどきくんの暴れる姿を見たかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2013-11-24 20:46:32)(良:1票) |
700. エンド・オブ・ホワイトハウス
《ネタバレ》 プロバガンダと捉えるか。エンターテイメントとして割り切るか。ハッキリ言ってそこだけでしょう。ただし割り切った場合は、リアリティを追求することも捨てなければなりません。まず韓国サイドに、あれだけ大量のテロリストが、要人警護として潜伏しているなんてありえない。ロン毛のヒゲおやじ怪しすぎだろ!そしてテロリスト側も、主人公に対して、人質をタテに武装解除&出頭を要請しないこと。なんのための人質なんだよ!この辺は脚本の練り込みの甘さでしょう。ただその点に目をつぶって、アクション娯楽として楽しむ分には、申し分ない仕上がりにはなっています。とくに前半のホワイトハウス奇襲は、近代戦争かと思うほど迫力満点です。にしても世界を救った主人公に何の賞賛もなく終わりって・・・そりゃないよね。 [DVD(字幕)] 5点(2013-11-24 15:13:35)(良:1票) |