Menu
 > レビュワー
 > Cinecdocke さん
Cinecdockeさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 895
性別
自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
>> カレンダー表示
>> 通常表示
681.  パラダイス・ナウ 《ネタバレ》 
【現代の楽園】というタイトルが一層皮肉を強める。自爆テロリストが如何に誕生するかの一例を淡々と追っているが、殉教ビデオ撮影中に軽食中の男が素通りするブラックな演出が、殉教における高尚さとは皆無の、居心地の悪さをより身近に感じさせる。自爆テロに積極的・消極的な二人の兄弟の立場が逆転していく過程が印象的。空爆を除けば、彼らもごく普通に暮らしている人々に過ぎないのだろう。どちらかが滅ぶまで殺し合いは永遠に続き、それを大義として利用している権力者がのさばる不条理。民族と宗教が歴史レベルで雁字搦めになっては第三者が論じる資格すらない。
[DVD(字幕)] 6点(2016-02-15 18:38:35)
682.  悪魔のいけにえ
トビー・フーパーのただ単純な衝動で撮ったようなものだから、崇高な講釈なんていらない。おぞましい殺人鬼一家の装飾も獣性も、ヒロインの生き抜く本能も計算通りでなくて、全て偶然の産物だろう。それでも、(予算の関係上)下手なゴア描写がほとんどないからこそ、"ピュアな狂気"という美しさが際立つのは気のせいだろうか。
[DVD(字幕)] 8点(2016-01-27 22:57:03)
683.  魔女の宅急便(1989) 《ネタバレ》 
期待と不安を胸に、知らない街へ独りで飛び込んで奮闘した日々を疑似体験させてくれる。日本人の抱く、ヨーロッパの美しい街並みへの畏敬と憧れが、空飛ぶほうきで旅立つキキの高揚感とリンクして、題材にもってこいだ。仕事をすればトラブルが起こるし、苦労が必ず報われるとは限らない。打ちのめされて挫折することもあるだろう。それでも真摯に尽くせば、周りが見てくれる、背中を押してくれる、目の前の世界が隅から隅へ広がっていく。そうやって大人になっていくし、今日の人々の営みも形成されていくのだろう。個人対社会の構図を100分弱でまとめあげ、少女の成長と自立を普遍的に描いた傑作。
[地上波(邦画)] 9点(2016-01-27 22:51:10)
684.  冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 
遠い昔、テレビで見た。軽やかな口笛と臨場感を盛り上げるピアノの対比が利いたメインテーマが耳に残る。夢に破れ、宝探しに没頭するロマンと、友達以上恋人未満の三角関係が、男たちの青臭い夢を具現化していてよろしい。ヒロインに襲った悲劇で締めるかと思いきや、虚しさと喪失感をまとった男二人の物語はちょっと蛇足か。青春の終わりを告げる悲壮な結末がこれまた儚い。
[地上波(字幕)] 6点(2016-01-27 22:45:19)
685.  アルファヴィル
CGや特撮がなくても、演出や撮り方次第で未来的に見せることが出来る好例。物語自体はどうってことはないスパイスリラーのパロディだが、やっぱり「Cool!」の一言に尽きる。シュールでスタイリッシュでレトロフィーチャーなSF世界を堪能。途中で睡魔に襲われて二度見のため、この点数。
[DVD(字幕)] 6点(2016-01-27 22:41:09)
686.  気狂いピエロ 《ネタバレ》 
ジャンルは【ゴダール】。あらゆるジャンルを組み合わせ、既存の映画の分解・融合してオリジナリティを生み出す意味でタランティーノの先駆けだろう。アルファベット順に表示される凝ったオープニングに惹かれ、「ねえ、ピエロ」「だから僕はフェルディナンだ」を始めとするベルモンドとカリーナのコントみたいなやり取りで面白い。次々に繰り広げられるシュールな展開のオンパレードで確かに創作を志したい人以外は向いてない。自爆寸前のふと我に返る姿に滑稽さと妙なリアリティがせり上がる。そして可笑しくも哀しい。
[DVD(字幕)] 6点(2016-01-27 22:35:23)
687.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 《ネタバレ》 
歴史の浅い現代アメリカでギリシャ神話が甦るという荒唐無稽な設定は面白そうのに、携帯電話やパソコンを駆使した活劇をいくらでも掘り下げられたのに、子供でも騙せないご都合展開の塊で大幅減点。絶体絶命のピンチ→近くに水が流れている→大逆転 のパターンはここまで来ると笑ってしまうレベルで、もっと捻ることが出来たのではないか? 世界の終りが近づいているのにのほほんと気楽なのも如何なものかと。監督がクリス・コロンバスなのが皮肉に感じる。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2016-01-27 22:28:58)
688.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 
平均点下げて申し訳ない。これは映画館の大スクリーンと音響で感じる類の映画だろう。見逃していなかったら評価は違っていたと思うが、ここまでアクションが続くと単調で集中力が切れてしまうのも事実。そうならないよう適度に変化を付けたり、休憩タイムを設けたりと緩急を入れているわけだけど、ちょっときつかった。それでも往復だけで一気に見せてしまう演出力は70歳と思えぬパワフルさ。まあ、世界観に入り込めなかったということで。
[DVD(字幕)] 6点(2016-01-02 00:44:37)(良:1票)
689.  インサイド・ヘッド 《ネタバレ》 
感情を擬人化した作品は過去にあれど、ここまでイマジネーション豊かに展開されるピクサーの発想には驚くばかり。現実世界において解決されていない問題が放置されていたりと、脚本の詰めの甘さは無視できない。それでも生きていくうえでヨロコビ以外のネガティブな感情も重要なものとして機能していて、ヨロコビとカナシミが表裏一体となった抱擁と同様に、色彩豊かな感情が見ているこちらにもあふれてくる希有な映画体験だった。ヨロコビだけの人生なんて存在しない、むしろカナシミやイカリに支配された人生を送っている人が非常に多い方。ない交ぜになった秘めた感情と折り合いを付けながら誰もが大人になっていく。思春期前の子供より、人生経験を積んでいる大人ほどこみ上げるものが大きいのではないだろうか。
[DVD(字幕)] 8点(2016-01-01 03:09:55)(良:1票)
690.  ALWAYS 三丁目の夕日
ずっと前にテレビで見たっきりのため、あまり覚えていない。 ただ、汚い言い方で申し訳ないがこれだけは言える。 「綺麗ごとばかりで反吐が出る」。  漫画が原作らしいが、実写にまんま置き換えればリアリティのない、嘘臭さ全開の理想郷が提示されるだけで、 こんなのでノスタルジーに浸れるわけもない。 公害や凶悪犯罪だって現在以上に酷く、隠喩すら含まれないのなら尚更。  一番酷かったのは、山崎監督特有の泣けと言わんばかりの病的なまでの過剰演出。 一度だけでもお腹一杯なのに、これだけ執拗にされると怒りすら湧いてくる。 この監督を邦画を引っ張る巨匠のように崇め立てる風潮はやめて欲しい。
[地上波(邦画)] 1点(2015-12-31 02:25:38)(良:3票)
691.  幻の湖 《ネタバレ》 
ソープ嬢、ジョギング、白い犬、CIA諜報員、十一面観音像、戦国時代劇、宇宙パルサー・・・何の繋がりのない要素が闇鍋の如く一つになった映画はこの『幻の湖』しかない。前衛芸術映画なのか、はたまたバカ映画なのか振れ幅が凄まじすぎて、引き攣った乾いた笑いがしばし起きる始末。名脚本家が名監督になれるとは限らない最大級のお手本と教訓がここにある。
[インターネット(字幕)] 1点(2015-12-31 02:02:07)(良:1票)
692.  パール・ハーバー 《ネタバレ》 
ところどころに美しいショットが挟まれ、マイケル・ベイ監督らしい映像センスが光る。リアルタイムで観て、当時映像"だけ"気に入った自分を大いに恥じた。黒歴史だ。救いなのは日米共々酷評ということ。日本をバカにしている云々より、むしろ延々と昼メロ以下の三角関係を見せられるという苦行。タイトルからして真珠湾攻撃で決着を付けると思っていただけに、大作感を出すための時間稼ぎ的な後半に「まだ続くのか」と絶望したものだ。ヒロインはビッチなのか強かなだけなのか・・・いずれにしても三人は悲恋を盛り上げるためのただの駒で、第二の『タイタニック』を作ろうとしたら、そりゃ分かり切った酷いものが出来るよね。偏見に満ちた本作を真に受けて、自虐しようがしまいが当人の自由というスタンスだが、出来的には1点で十分かと。
[映画館(字幕)] 1点(2015-12-31 01:55:57)
693.  アルマゲドン(1998)
日本では感動大作/欧米ではおバカ映画。 映画を観る人の成熟度と感性において御国柄で大きく左右されるものだと実感させられる。 マンガチックでリアリティの無い展開に感動のゴリ押しと仰々しい画面の洪水。 もはやギャグとしか言いようがなく、それでいてちっとも笑えないのは致命的。 横並びでシャトルに向かうショットだけは良かったです。
[地上波(吹替)] 2点(2015-12-31 01:49:38)
694.  タイタニック(1997)
二人の愛を盛り上げるために豪華客船が沈没するだけの映画。時代考証にしても科学的にしてもかなりリアルな映画には間違いないが、ラブストーリーとしての舞台装置に過ぎないところが大きく足を引っ張っている。ジャックとローズの悲恋よりも、脇に追いやられた乗客の運命の方がずっと感情移入できる。商業的に考えれば仕方ないかもしれないが、犠牲者に捧げるものに達していないように見えるのは自分だけかな。脚本賞にノミネートすらされていない凡庸なストーリーの地点で御察し。外観が壮麗なだけのお粗末な超大作とどこが違うというのか?
[地上波(吹替)] 3点(2015-12-31 01:45:59)
695.  ブラック・ダリア
数年前の航空機内で観賞。『L.A.コンフィデンシャル』の姉妹作だが、それに匹敵する傑作ノワールに期待すると痛い目に遭う。悪い意味で荒削りというか青臭さが鼻につき、ストーリーテリングより映像技巧と残虐描写に溺れている感じ。俳優陣は好演だが、作品空気に溶け込めずパッとしなかったのも大きいようだ。良くも悪くもデ・パルマ印なので納得。
[DVD(字幕)] 4点(2015-12-31 01:40:12)
696.  L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 
原作小説は貸出時間切れで途中で投げ出してしまったが、映画版の大胆な脚色でこの完成度の高さと濃厚さは稀なケースではないか。それだけこの映画は素晴らしい。暗く血生臭い内容であるにも関わらず、爽やかな後味を残す。巨悪を追うタイプの違う三人の刑事は決して潔癖ではないが、それぞれの信念と正義を持ち、そして人間臭い。だからこそ、一つ一つの台詞が伏線となって、鮮やかに決まったときのカタルシスに打ち震える。特に「ロロ・トマシ」と「更生のない悪人を背後から撃つことが出来るか」には痺れた。カッコいい。これに作品賞と監督賞をあげないとは、アカデミー賞最大の汚点として恥じるべきだろう。
[DVD(字幕)] 9点(2015-12-31 01:32:43)
697.  マンダレイ 《ネタバレ》 
『ドッグヴィル』よりこちらの方が好み。ミステリーとしての面白さが遺憾なく発揮されていて、2時間強で済んだのも良い(逆に線を引いただけのセットの役割が薄れてしまったが)。『マンダレイ』をイラク戦争後の物語に置き換えると、欧米式グローバリズムは、日本を含め、価値観の違う世界を良い方向に進ませているのか、ということだ。村のためだと言いつつも、実は自分にとって居心地の良い空間を押し付けているだけのありがた迷惑に過ぎないのではないか。早い話が理想主義という名の優越感や自己顕示力である。結局、王家出身の黒人が実は卑しい身分だと知るや、自分の都合で罰を与える皮肉なオチが効いている。差別主義者と同じじゃん。改革する前の方がマシだった、というのはよくある話だが、リスクや挑戦なくして改善も発展もないし、平凡な安定志向のままではいずれ社会全体の首を絞めてしまう。古き良きものは尊重しつつ、少しずつ人間として進化していく意思は持ちたいものだ。
[DVD(字幕)] 7点(2015-12-25 21:06:29)
698.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 
言いたいことは分かる。適度な距離と本音と建前を忘れると、人間なんて犬畜生以下だということも、現実社会で生きている以上は幾度となく感じていることだ。しかし、スタジオに線で引いただけの前衛的なワンセットで170分はかなり厳しかった。最後の虐殺で今までのフラストレーションをチャラにする構成だが、あの長さでスカッとするには全然物足りず、観念的すぎて手応えを感じられなかった。頭は良いが精神は子供。だから、ミヒャエル・ハネケのような成熟さはなく、腰をどっしり据えた映画を撮れない。視野が狭くて意見すら聞かず、常に寓話に引きこもって人間の可能性を信じない。安全な場所で人のグロテスクさに安心している自分が正しい。そういう限界が垣間見えた。
[DVD(字幕)] 5点(2015-12-25 20:54:20)
699.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
映画を見始めた頃、ほぼリアルタイムで接して、バッドエンド一直線の物語に怒りを感じたものだった。時を経て、鑑賞経験を重ねてから再見すると「そこまで悪くないんじゃない?」と思えるようになった。映画の作りとしては、これはこれで悪くないか。とにかく独創的。母の無償の愛を描いたと世間的には言われているが、どこかの映画雑誌でトリアー監督は真っ向から否定しており、薄幸で頭の弱い女性がひたすら苛め抜かれる姿を通して、理不尽で身勝手で愚かなアメリカをただ批判したかっただけだったんじゃないの、と思えてしまう。主人公にとって厳しい現実から勝ち逃げしても、息子を始めとする周囲の人たちはそのエゴを押し付けられて不幸になっただけ。監督も登場人物も誰も責任を取らないから、メッセージ性に重みもないし本末転倒だ。反面教師的にはアリかもしれないけどね。
[地上波(字幕)] 5点(2015-12-25 20:41:50)
700.  イノセント・ガーデン 《ネタバレ》 
サイコキラーとして開花する少女の話をただ眺めているだけ。狂っているのに魅力的に感じられない。制約の多いハリウッドではパク監督のはっちゃけた演出も活かせず、映像美で勝負しても、平凡でありきたりな火曜サスペンス劇場を見ているようだった。血は争えないと言われたらそれまでで、こんなに「一体何が言いたかったんだ?」と思えた映画は久しぶり。
[DVD(字幕)] 4点(2015-12-25 20:31:15)
020.22%
1202.23%
2202.23%
3434.80%
410211.40%
516218.10%
617018.99%
722725.36%
811212.51%
9273.02%
10101.12%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS