701. 青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~
《ネタバレ》 まあ、ラブコメ全開の前半は結構楽しく観ることができましたけど、後半の突然の悲劇~お涙頂戴という韓流映画お得意の展開にはちょっとうんざりしてしまいました。まあ主演の2人が非常に息が合ったコンビだというのはわかりましたが・・・・。 [地上波(字幕)] 4点(2009-02-12 19:15:41) |
702. 恋するレストラン
《ネタバレ》 民族の壁、親の呪縛等の問題を何とか克服しようと悩み奮闘する若者の姿を、明るく軽快に描いていて非常に楽しく観賞することが出来ました。ただ、移民への差別や偏見を描いたシーンが結構あって、オランダにおける移民問題の根深さを感じましたね。まあ、コメディなので湿っぽさはそれ程ありませんでしたけどね。 しかしまあ、この厨房のメンバーは中々いい奴が揃ってはいますけど、客として食事はしたくないですねw [DVD(字幕)] 8点(2009-02-12 19:14:39) |
703. チェ 39歳 別れの手紙
《ネタバレ》 ひたすら地味で重苦しいゲリラ戦の描写が続くので、ゲバラの生涯にすごく興味のある方以外は結構辛いと思います。ただ、逆にその辛さを体験することによって、革命は半端な気持ちじゃ成し遂げられないということを思い知る良い機会かもしれません。そのくらい、リアルなゲリラ戦の空気を作り出している映画です。 しかしまあ、最後の銃撃戦からゲバラ銃殺までの流れの凄さを味わうだけでもこの映画を観る価値はあると思います。ただし、非常に客観的な描写がされており観賞前にはある程度予習をしておくことをお勧めします。この作品で描かれるゲバラには、「英雄オーラ」は殆どありませんし、気を抜くと誰がゲバラかわからなくなってしまう位ですから・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2009-02-09 19:57:51) |
704. ラングーンを越えて
《ネタバレ》 現在も続くミャンマー(ビルマ)の軍事独裁政権による国民への武力弾圧の姿を生々しく描いていて非常に衝撃的でした。多少、プロパガンダ的な部分もあるのでしょうが、あの国で何が起きていたのかを伝えてくれる数少ない貴重な映画だと思います。 この作品でも希望の光として描かれているアウンサンスーチーが、未だ軟禁中という現実が非常にやりきれないですね・・・・。 あまり話題になることもない映画ですが、多くの人に観てもらいたい重要な作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-02-09 19:31:27) |
705. チェ 28歳の革命
《ネタバレ》 基本的に説明の少ない作品なので、チェ・ゲバラやキューバ革命についてある程度知識が無いとついていけないかもしれませんね・・・。これから観ようとする方は、Wikipedia等で予習しておくことをお勧めします。 それにしても革命の描写はイマイチでしたね。戦闘シーンばかりが印象に残り、ゲバラがどのように革命理論を構築し実践していったかが良くわかりませんでした。それよりも、革命後、国連総会出席のため訪れたニューヨークでのゲバラの行動・発言が非常に興味深かったですね。 [映画館(字幕)] 7点(2009-02-07 23:46:13) |
706. 初恋のきた道
《ネタバレ》 素朴で派手さはない作品ですが、ストーリーが進むにつれてじんわりと感動の波が押し寄せてきましたね。チャン・ツィイーの神がかり的な可憐さも本当に素晴らしかったです。 何というか、「人を想う心」の強さを感じさせてくれる作品でした。 [地上波(字幕)] 9点(2009-02-07 23:18:19) |
707. サン★ロレンツォの夜
《ネタバレ》 非常に悲惨で哀しい出来事なんですが、どこか幻想的で、また大らかさすら感じさせる描写にイタリアらしさを感じましたね。美しさの中に重いテーマが包み込まれていて、観終わった後も深く心に残る映画でした。 考える時間を殆ど与えられずに、殺して生きるか殺されて死ぬかの2者択一を選択させられる戦争の恐ろしさ、馬鹿馬鹿しさを思い知らされる作品です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-06 19:46:50) |
708. ステイト・オブ・ウォー
《ネタバレ》 フォークランド紛争の状況を、敗れたアルゼンチン側から描いており非常に興味深い作品でした。また、20年以上経った今でもアルゼンチンの帰還兵達には心の傷が残っていて、戦争は戦闘行為が終結してもそれで終わりでは無いという厳しい現実も描かれています(帰還兵の自殺者数は戦闘による死者と同じくらいだそうです)。 この一兵士の目から見た戦場の光景のリアルさはとても強烈でしたね。 [DVD(吹替)] 8点(2009-02-05 13:24:52) |
709. クライング・ゲーム
《ネタバレ》 いやあ、完全にニール・ジョーダンの掌の上で踊らされてしまいましたね。最初はIRA絡みの政治色の強いストーリーなのかなと思ったら、どんどん違った方向(いろんな意味で)へ進んでいきますからね。まあラストの締めかたも見事で、本当に面白かったです(オスカー脚本賞受賞も納得です)。 これから観る方は予備知識なしでこの作品にぶつかった方がいいですよ。いろんな衝撃を味わえますから。ちょっとグロテスクな部分もありますけど・・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-03 20:30:05) |
710. エビータ(1996)
《ネタバレ》 マドンナを主演に持ってきたのが非常に当たりましたね。スキャンダラスなイメージでエンターテイメント界の女王に上りつめた彼女と、下層階級から女の武器を使って成り上がったエビータとはどこか共通するものがあるように感じましたね。 「Don't Cry for Me Argentina」をはじめとする素晴らしい楽曲と、エバ・ペロンの波乱に富んだ生涯を表裏両面から描いたストーリーが見事にマッチしていましたね。ただ、終盤はそれまでの盛り上がりから一変して、淡々とした展開になっていったので、ちょっと物足りなさを感じてしまいました(まあ、事実に基づいた話なので仕方ないのですが)。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-01 16:26:41) |
711. BROTHER
《ネタバレ》 虚無的な暴力描写に満ち溢れ、日本では悲劇的に捉えられがちな「バイオレンス系北野映画」が、アメリカを舞台にすると半分コメディではないかと感じてしまうほどのアクション娯楽映画に変貌していて興味深かったです。日本では異質な北野映画の世界も、アメリカでは日常のことなんでしょうかね? しかしまあ、おなじみの北野組の面々がLAと全くマッチしていないのが本当に笑えました。この違和感もこの作品の魅力かもしれませんね。 奥の深さはあまり感じませんでしたが、アメリカナイズ(?)された北野映画ということで貴重な一本であることは間違いありません。 [地上波(邦画)] 7点(2009-01-29 19:35:34) |
712. チャイナ・シンドローム
《ネタバレ》 非常に見応えのある社会派映画でした。この映画が上映されてから30年経ちますが、いまだに原発事故を隠蔽しようとする体質が電力会社に残っているのですから恐ろしいですね。そして皮肉にもそのことが、いかに原発がとてつもなく大きな危険を抱えた施設であるかを証明してしまっているんですよね・・・・・。 しかし、利益のために安全を無視して暴走する企業の姿には、原発事故に勝るとも劣らぬ恐ろしさを感じてしまいました。 [地上波(吹替)] 8点(2009-01-28 18:49:51) |
713. 大胆な家族
《ネタバレ》 朝鮮半島の南北分断について、韓国の人々が持っている意識が垣間見えて興味深かったですね。分断の状態が当たり前の感覚になっているようでちょっと意外でしたね。あとは、北朝鮮の文化的なものに対するイメージは日本とあまり変わらないようで、結構笑えました。 [DVD(字幕)] 8点(2009-01-26 19:46:14) |
714. ケドマ 戦禍の起源
《ネタバレ》 ホロコーストの被害者であったユダヤ人たちが、パレスチナでは加害者の側に立ってしまう。歴史を奪われた民族が再び歴史を取り戻すために・・・。 何というか、時効の無い憎しみと復讐の連鎖に、人類という考える力を持った生き物の持つ「業」のようなものを感じますね。 [DVD(吹替)] 7点(2009-01-26 19:45:18) |
715. 凶気の桜
《ネタバレ》 序盤は、窪塚ワールド全開のトンデモ映画っぽくてちょっと「何だかなあ」という感じでしたが、ストーリー展開が進むに連れ凄く面白くなってきましたね。 「リアル」なイデオロギーなんて人間が人間である限り存在しないのに、その「リアル」を求めたが故に、「リアル」に成りすました「フェイク」な連中に翻弄されてしまう・・・。この作品は、社会という大海の中で純粋に「リアル」を求める若者と、それを利用する「フェイク」な大人が作り出した悲劇ではないかと思います。 しかし、窪塚洋介の存在感は圧倒的でしたね。まあ、いろいろある人ですけど、もっとこの才能を輝かせないと本当に勿体無いですね。 [地上波(邦画)] 8点(2009-01-26 19:40:36) |
716. セイント・クララ
《ネタバレ》 イスラエルの「中学生日記」SF版というか、NHK少年ドラマシリーズ風イスラエル映画という印象を受けましたね。まあ、悪くはないと思いますが、ちょっと対象年齢から外れてしまったかなと・・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-25 19:52:01) |
717. 肉体の門(1988)
女性による任侠映画という感じで、女優陣の迫力の凄さに圧倒されました。この豪華なキャスティングとお色気満載なところは80年代日本娯楽映画の王道ですね・・・・。 しかし、ラストの爆風に歪む顔は・・・・ [地上波(邦画)] 6点(2009-01-25 19:38:31) |
718. フォーリン・フィールズ
《ネタバレ》 途中で目を覆いたくなるようなストーリーでしたが、現代の戦争をめぐる現実を痛烈に皮肉っていて興味深かったです。大量破壊・大量殺人を上手くやれば勲章をもらえる「戦争の論理」、バーチャルと現実の区別がつかなくなってきている現代人、平和維持という名目の下で大国のメンツ・思惑のために全く関係のない末端の兵士が戦地に送られる現実・・・・・。ラストの後味の悪さも含め、非常に考えさせられる映画でしたね。 [DVD(吹替)] 7点(2009-01-25 19:18:33) |
719. 大変な結婚
《ネタバレ》 あまりにもありえないストーリーでしたけど面白かったですね。つうか、冷静に考えるとこれって極悪非道な美人局の話ですよね。まあ、ベタで突き抜けたバカバカしさと、流れを無視したシリアスなバイオレンスが入り混じるのが韓国映画の持ち味なんですけどね。デザイナーの彼女がちょっと可哀想すぎですけど・・・・ [地上波(吹替)] 7点(2009-01-25 18:42:22) |
720. ストレート・トゥ・ヘル
《ネタバレ》 ジョー・ストラマーにポーグス、コステロ、コートニーおまけにジム・ジャームッシュまで出演していて、メンバーは本当に最高です。 まあ、内容は超B級で、これを「パンクだぜ!ロックだぜ!サイコー!」と感じるか、「何だこのしょうもない映画は・・・時間の無駄」ととるかは価値観次第って感じですね。 [ビデオ(字幕)] 5点(2009-01-22 19:39:07) |