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 > すかあふえいす さん
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プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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701.  ベンガルの槍騎兵
ヘンリー・ハサウェイが撮った初期の傑作戦争映画。 ドラマ重視の語りが面白く、ゲイリー・クーパーも若くてカッコ良い。 終盤の戦闘シーンは凄い。アクション映画好きにオススメ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-25 23:12:43)
702.  港々に女あり
いやあ、こりゃ本当に楽しい映画だよ。 「女あり」ってタイトルだからルイーズ・ブルックスの魅力を堪能する映画・・・かと思ったらヴィクター・マクラグレンたち船乗りが泣いて笑ってド突き合って仲直りするという楽しい映画でしたよまったく。 流石ホークス、この頃からドッカンドッカン見せてくれる。  ルイーズ・ブルックスのキャラと、ホークス特有の女性の個を尊重する演出が上手くハマッている。余計に魅力的な女性像になっているぜ。 こりゃアメリカで勇名を轟かせるよ。やっぱホークスは女を発掘する達人だね。楽しい一時だった。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-12 01:27:43)
703.  ガートルード
カール・テオドア・ドライヤーは、この作品で人間の精神世界を描こうとしたのかも知れない。かつてロベール・ブレッソンが「スリ」で精神的な世界を造り上げたように、ドライヤーは映像を二次元的な世界に閉じ込めてしまう。いや、三次元から二次元の空間に抜け出したといった方が正しいのだろうか。  「吸血鬼」は白黒画面で壁の白さを引き立たせるために、壁をピンク色にしたという。 ドライヤーが映画を撮る時は、壁や自然といった“空間”から構築していく。  この作品の壁の白さも、異常と言って良いほど白い。この世に存在しないんじゃないかというくらい。 土には土の色があるが、人間で言う“精気”がこの壁にはまるで無い。  壁の白さも不気味だが、劇中の登場人物たちも記号のような存在だ。 感情のかの字も感じられない空間、そして耐え難いほどの緊張で貫かれた画面。ドライヤー一つの境地。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-12 01:17:26)
704.  ラ・スクムーン
ベルモンドファンにも、フィルム・ノワールファンにも、とにかく総ての“漢”にオススメする傑作。 ジャン=ピエール・メルヴィルとは一味違う“仁義”を描くジョゼ・ジョヴァン懇親のフレンチ・ノワール。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-12 01:05:21)
705.  地獄への逆襲 《ネタバレ》 
再見。 「地獄への道」の続編。  回想で語られる銃撃と死、農夫を無法者に戻させる新聞記事、密室で蠢く黒い影の不気味さ、ドアノブを回す音、扉を開いた先に待つ光、椅子に座し待ち構えていたもの、カーペットを引き抜き飛びかかる捕縛  女性新聞記者との出会いと情報戦。様々なドレスを着こなすジーン・ティアニーの眩いばかりの美しさ。 死者を愚弄するような劇を中止させる復讐者の表情、投げつけられる焔、険しい岩肌を激走する追撃、馬上でも吐かれ続けるツバ、銃撃戦、仰向けからの一撃、断崖からの落下。 岩場における高低差を利用した銃撃戦はアンソニー・マンの西部劇に先駆けたものがある(実際「ウィンチェスター銃73」もラングが監督予定だった)。 ラングやアンソニー・マンといった犯罪活劇、フィルム・ノワールのジャンルで活躍していた面々が西部劇に新しい要素を加え「超西部劇」として進化させていく。  使用人、人種の壁を超えて結ばれた関係、友人と復讐の間で揺れる葛藤、決意を固めた人馬が猛烈に駆け抜ける様を並走で捉えるキャメラ、無人の馬屋への“礼”。  ユニークな法廷裁判、親娘が言葉で殴り合う手紙の返信、裁判の終了は最後の殺し合いを告げる。流れる血が語るもの、閉鎖空間で響く音、影、眼差し、扉に刻まれる弾痕。  活劇としては充実した内容だが、説明不足な点が目立つ。ピンキーとは再会できたのだろうか?
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-11 00:48:08)
706.  地獄への道 《ネタバレ》 
再見。 子供を殴り倒してまで書類へのサインを要求する横暴な鉄道会社、暴力には暴力で抗うしかなかったジェシー・ジェイムズ兄弟。 母親を守るための銃撃、取っ組み合い、義侠心の厚さが農民仲間や街の人々から慕われ、庇われる。女も愛しているからこそ自ら馬に乗り男の下に駆けていく。 黒人の使用人としてジェシーたちに尽くすアーネスト・ホイットマン(Ernest Whitman)は「地獄への逆襲」にも出演。 窓に投げ込まれる爆弾、酒場に手を並ばせる復讐、鉄道会社への報復 走る馬から列車の後に飛び乗り、列車の上を運転席まで走り抜ける疾走を横移動で捉え、照明の破壊とともに暗闇にフェード・アウト。  懸賞金の紙を穴だらけにする銃撃、口笛による合図、吐かれるツバ、刑務所に送る“予告”と実行手段、打っていた先手、猛烈に馬を飛ばす追跡劇、金に群がる烏合の衆。  出産とともに訪れる衰弱とホームシック、投げ渡す名刺、探偵、背中が殺意を促す誘惑、汗を吹き出し迷う表情、ロング・コート、破滅へと向かう銀行襲撃、窓から伸びるライフルの銃口、窓ガラスをブチ破り断崖から馬ごと水辺に飛び降りる疾走。  以前見た時はミスキャストかと思えた兄役のタイロン・パワーも、英雄から悪党と妻を愛する一児の父親との間で葛藤する様子に胸を打たれる。 子供たちが“ジェシー・ジェイムズ”ごっこの遊びとはいえ子供を“殺してしまう”瞬間に罪悪を感じる表情。散々銃を撃ってきた男が、昔の仲間とはいえ目の前ですんなり両脇にぶら下げていた銃を降ろす。 そして時計を映し時間が迫る焦りは、アンチ西部劇「拳銃王(ガン・ファイター)」の自分だけが時計を見て迫り来る時間と向き合う無法者の孤独へと繋がっていく。  撃つ瞬間まで震え両手で構える銃。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-11 00:36:21)
707.  シルビアのいる街で
一体シルビアは“何者”だったのだろうか。やりすぎとも言える演出が暴き立てる彼女の虚構性。映画そのものもストーリーらしいものは無かったが、後に残る心地良い余韻は何なのだろうか。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-11 00:01:12)
708.  大列車作戦 《ネタバレ》 
バート・ランカスター&ジョン・フランケンハイマー最高の1本となる戦争アクション。 ナチスVSレジスタンスの壮絶な列車アクションがスリル満点で楽しい。連合軍の無理難題と亡きレジスタンスの亡霊たちをかかえるレジスタンス達、意地でも勝利の可能性を逃すまいとするナチス。 走行中の列車に飛び乗るシークエンスの見事なこと。ドラマも熱い。果たして戦争が無ければ例の大佐も、石炭で顔が真っ黒になるレジスタンスも平和でいられたのだろうか。戦争アクションの醍醐味、ここにあり。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 23:56:38)
709.  蜜の味 《ネタバレ》 
思いがけず妊娠した彼女。男はそれを知り一度は逃げ出す・・・だが、男は膨れたお腹を見て覚悟を決める。「ああ、俺なんかが父親になっちまっていいのかな」的な。 普通こういう映画は陰惨とするものだが、トニー・リチャードソンはとても暖かい映画にしてしまった。ありがとう。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 22:02:48)
710.  恋する惑星 《ネタバレ》 
再見。 激しい銃撃戦といったアクションで魅せる「天使の涙」、本作は恋愛がメイン。  本当に意味あり気なようでけっこうテキトー、意味不明でのんびりした映画だが何故か嫌いじゃない。 ゴダールやトリュフォーにも通じる「いい加減さ」がこの映画にもある。 ある者はその意味のない映像に文句を付け、ある者はインテリや絵画、あるいわ心地良い音楽を聞き流すように受け入れる。俺の場合は後者に近い。  冒頭からいきなり追いかけっこ、手ブレと思いきや一瞬一瞬止めるコマ撮りの演出。 この様子は回想形式で語られ、まるで過去の幻想を見せられるような気持ちになる。  唐突な誘拐事件も、標的も何故彼女がそうするのか理由は語られない。 男と女による交互の回想、終止符を打つ復讐?の弾丸。  国際電話で英語や日本語が混ざり合うカオス。混沌とした文化が拡がる町に生きる主人公の警官。 香港は昔から日本人やらイギリス人やら様々な国の人間が混ざり交流してきた港町だ。三ヶ国語を流暢に喋る人間がザラにいても何も不思議じゃない。94年に公開された時、香港はまだ“外国”だった。 というより、仕事で故郷から離れて生活しているという人間も多い。「心の故郷」であって「生まれ故郷」って奴は少ないだろうな。少なくとも、悪人を追って国境すら越える警官や復讐のために旅をするような人間にとってはその場のしのぎの宿にすぎない。  主人公の警官はどうだろうか。 任務を果たしたはいいが、生きがいとしてきた仕事がなくなり、かったるい日々を送る。そんな彼の心を満たすのが複数の女たちだ。  追ってから逃げる謎の女、売店の少女、客室乗務員(当時は「スチュワーデス」?)といった女たち。  「フィルム・ノワールみたいになるのかな?」と思いきや、序盤のサスペンスは何処吹く風。  終盤はそんな彼の淡い恋模様を延々と見せられる。 だが、不思議と退屈はしない。やたら生活観のある空間に居心地の良さを見出してしまうのだろう。 ゴダールで言えば「はなればなれ」のような・・・とにかく愛らしい、愛すべき映画である。  あの寅のヌイグルミはホワイトタイガーだったのだろうか?  「隠れてないで現実に立ち向かえ」 じゃあおまえも前の彼女は忘れろよ・・・。  思わぬ再会、パスポート、エンドロールが白一色というのも面白い。  あのパスポートで男と女は何処かに旅立つのか、それとも任された店を「第二の故郷」にして永住するのか。それは男と女たちだけの知るところなのです。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 21:58:25)
711.  アデュー・フィリピーヌ 《ネタバレ》 
兵役につく運命が待ち受ける男。そんな男にとって、二人の魅惑的な女性は最高の「現実逃避」だった。繰り返される他愛ない日々は、劇中で永遠に続くかのように続く。だが、運命はやがて男に訪れる。男にとっての「最後の晩餐」・・・それほどの輝き、それほどに儚く過ぎ去る一瞬の青春。男を送り出す彼女たちも、何処か寂しそうな表情を見せる。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 21:53:35)
712.  インディア・ソング 《ネタバレ》 
マルグリット・デュラスは、自身が描く小説よりも官能的で狂気に満ち溢れた作品を作り挙げた。架空のインドを舞台に、フランス大使夫人とそれを取り巻く男たちの官能的な交わりを描いたこの作品は、太陽が昇りはじめたばかりの空から物語は始まる。暗い部屋、郊外の屋敷、湖、森・・・。そこに横たわる黒衣の女。何かを語る彼女の横に服をはだけた白シャツの男が座り込む。仰向けになった女の胸元もはだけ、白い乳房が熱く脈打つ。傍らの男もまた、一緒に寝そべる。女の語りは続き、そこにまた上半身裸で白いズボンを履いた男が座り込む。女の乳房は、より荒々しく脈打つのだ。まるで誰かがその肌に触れるのを待つように。もの凄くエロいです。  彼女たちは、画面ではほとんど口を開かず、スクリーンの外で大いに語らい合う。それは我々が小説の文体から彼女たちの姿を想像するのと同じ様に、我々の心を掻き毟るのだ。 人によってはその難解な映像を退屈に捉えると思うが、少なくとも映像の美しさだけは見て損はしないだろう。 2時間を包み込む独特の倦怠感は、大使夫人の中に眠る暴力的な欲求を揺り動かしていくのである。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 21:46:48)
713.  ベリッシマ
感動のあまり泣いたかと思えば、次の瞬間には大あくびをしてみせる。 そんな彼女の「泣き顔」が最高すぎる。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 21:45:03)
714.  神の道化師、フランチェスコ
「お尻ペンペン」があんなに微笑ましい映画は他にない。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 21:43:47)
715.  夕陽のギャングたち 《ネタバレ》 
原題は頭を下に、もしくは「伏せろ!(Giù la testa)」、あるいは「伏せろマヌケ野郎!(Duck, You Sucker!)」、あるいはジェームズ・コバーンを指して「一握りのダイナマイト(A Fistful of Dynamite)」、あるいはワンス・アポン・ア・タイム三部作を飾る「昔々の革命(Once Upon a Time... the Revolution)」か。  レオーネの作品は「夕陽のギャングたち」以前の大成功と高い評価、以降の再評価によって大多数が傑作と称賛されている。本作は他の作品ほど評価されていないが、俺個人は結構好きな作品だ。 ロッド・スタイガーの強盗とジェームズ・コバーンの爆弾魔。二人の悪党が次第に友情を結んでいく過程が楽しい(流石に回想シーン多すぎ&長すぎるとは思ったが)。利害の一致から腐れ縁、漢の友情へ。  戦闘面も銃撃戦と爆弾の使い方、特にファーストシーンが良い。 走る駅馬車、乗り込む乗客、巻き起こる事件。子供軍団と一緒に死線を潜り抜けてきたであろう野獣のようなスタイガー。レオーネの映画における駅馬車は無事では済まないのである。  今回のコバーンは爆弾魔。 趣味は爆破(ジェームズ・ドカーン)、好きな飲み物はニトログリセリン(嘘)。 ヒゲがあまりにも似合ってなかったが、ヒゲの無かった過去とヒゲのある現代の対比。ヒゲの無いコバーンの若々しさが、アイルランド時代の青臭さを出していて良かったと思う。  金目当てで突撃したら実は・・・知らず知らずの内に臨まぬ英雄&もっとヤバい奴に狙われる。コバーンと二人で小高い丘から機関銃で迎撃するワクワク感・戻って来た先に拡がっていた絶望。 救出劇は「善玉・悪玉・卑劣漢(続・夕陽のガンマン)」のイーストウッドとウォラックを髣髴とさせる!  列車でのやり取りは「善玉・悪玉・卑劣漢(続・夕陽のガンマン)」から「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト(ウエスタン)」へと受け継がれる。本作は列車もドカーンの標的となる。  コバーンはあの終わり方以外考えられなかったような気がする。友を失い、想い人とも離れ離れ、旅路でも散っていく仲間・・・コバーンは先に行った仲間たちに会えたのだろうか。  そして「俺はこれからどうすりゃいいんだよ」という表情を見せるロッド・スタイガーの何とも言えない顔が忘れられない。何もかも失ってしまった漢たちの旅・・・。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-09 21:47:59)
716.  大いなる西部 《ネタバレ》 
ドナルド・ハミルトンの小説を原作とする人間ドラマに富んだ西部劇。 ジェローム・モロスのテーマ曲に合わせて広大な大地を駆け抜ける馬車の疾走感。 後の「ベン・ハー」で見せた躍動感が、この映画には詰まっている。 チャールトン・ヘストンとグレゴリー・ペックの共演、バール・アイヴスの演技が光る。  「ビッグマディ」の水源地を巡って対立するテリル家とヘネシー家。 ヘンリー・ハサウェイ「丘の一本松」を彷彿とさせる構造だ。個人的には「丘の一本松」の方が凄い作品だと思うし、ワイラーにしても「友情ある説得」や「砂漠の生霊」の方が好きだ。  しかし本作最大の見所はやはり「水の乏しい西部においていかに水が貴重であるか」というテーマだ。 ジョセフ・H・ルイスの「テキサスの死闘」が石油を巡る対立を描いたように、本作は水を中心に対立を深めていく。人間を撃つよりも、貴重な水を保存する貯水タンクに穴を開けられる方が大打撃だ。一滴の水が村人数百人の命を左右する重み。 セシル・B・デミルの「大平原」は、その水圧で列車を破壊する「爆弾」代わりに使われてしまう。  東部出身のジム・マッケイは博愛主義の塊という感じでイライラする。俺は善良一本筋のペックが嫌いだ(大根だし(ry)。 「白昼の決闘」みたいに無理に悪ぶってみせるペックや、「ローマの休日」のように徐々に本音を打ち明けるペックの方が演技者としても深みがあるし大好きだ。「レッド・ムーン」の老将ガンマンや「アラバマ物語」の父親役も素晴らしいが、ジョン・ フランケンハイマーの「I Walk the Line」みたいなペックは滅多に見られない。  が、本作の諦めない根性や覚悟のある男気は認めざる負えない。  二人のヒロインの存在と演技もグッド。 キャロル・ベイカーの髪を結んだ時の色っぽさ、 ジーン・シモンズの服を着ていても解る腰元のエロさとふくよかな胸ゲフンッゲフッ  恋人の居ない間に人妻に接吻するような男かと思ったヘストンも、いざ戦いとなれば恩人のために共に死を覚悟する戦士としての表情を見せてくれる。危険と解って岩場に歩み寄る男たちの何と頼もしき事。ロングショットで撮られたヘストンとペックの殴り合い、ラストの決闘も中々。  アクションとして見るにはやや不足だが、西部劇の人間ドラマと馬車のスピード感を堪能できる1作。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-09 21:36:13)(良:1票)
717.  夕陽に向って走れ
インディアン問題からアメリカそのものを暴こうとしたポロンスキーの復帰作。 フィルム・ノワール「苦い報酬(悪の力)」以来映画を撮れなかったポロンスキーだが、その情熱が途絶えていない事はこの作品を見てよく伝わってきた。少なくとも「苦い報酬(悪の力)」やロバート・ロッセンの「ボディ・アンド・ソウル」等を手掛けた脚本家としてのポロンスキーを知る者ならば、より一層理解して貰えると信じたい。  60年代の終わりはフリッツ・ラングの「暗黒街の弾痕」を彷彿とさせるアーサー・ペンの「俺たちに明日はない」が大ヒットした時代だ。西部劇のジャンルで男女の逃避行を描いた作品はラオール・ウォルシュの「死の谷」くらいかと思っていたが、このポロンスキーの西部劇も充分逃避行物の傑作と言えるだろう。インディアンの血を引くというだけで差別されるのはウォルシュの「死の谷」やキング・ヴィダーの「白昼の決闘」を思い出させる。  「夕陽の向かって走れ」はポロンスキーなりの「俺たちに明日はない」への回答だと思うが、複数のアンチ西部劇を手掛けた(等身大のビリー・ザ・キッドを描いた「左きゝの拳銃」等)ペンにとって、世界恐慌後の西部で暴れまわったボニー&クライドは西部劇の延長に過ぎないのだろう。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 21:12:11)
718.  シャロンの屠殺者
ヴィクター・マチュアが放つ野性的な雰囲気は、西部開拓者の“異文化”を拒むようなオーラに包まれている。 この作品のはインディアンたちの「野生」と西部開拓者たちの「近代」の衝突を戦争を通して描いた骨太の西部劇。 常にピリピリした空気が保たれる傑作だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 20:17:35)
719.  ナポレオン(1927) 《ネタバレ》 
こりゃ驚いた。 サッシャ・ギトリの「ナポレオン」とタメを張れる・・・いやそれ以上の傑作だ。カーマインの音楽も素晴らしい。 フランス革命後の波に載って皇帝にまで上り詰めたナポレオン。 前半部分のナポレオンは差別や嫉妬、上司とのトラブル等に耐え、自己研鑽を続ける若き士官として描かれる。 この頃は野心に満ち好機を待ち続けた“兵士”だった。  嵐を乗り越え、議会の混乱を乗り越え、ギロチンに消える貴族たちを眼に焼き付けて・・・。  それが後半になると、様々な政治的困難に直面する“政治家”としての側面も見せてくる。革命で暴徒と化し自由を求めて歩む民衆を見て、ナポレオンは嬉しそうに笑みを浮かべる。 下積み時代の自分と民衆を何処か重ねてみているようだ。  そんな男が民衆の頂点に立ったと思ったら、最終的には民衆から命を狙われるようになってしまう・・・皮肉なものだ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 20:16:44)
720.  フェリーニの道化師<TVM>
「カビリアの夜」や「道」を見た方ならお解かりだろう。 フェリーニの道化師に対する並々ならぬ思いを!! サーカス映画の傑作の一つ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 20:15:35)
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