741. エクスプロラーズ
ジョー・ダンテ監督作品なので観ました。 イーサン・ホークさん、リバー・フェニックスさんの少年時代、可愛かったです。 子供の冒険心から、あらあら思いがけない展開に。 ワクワクさせるアイデアは評価出来るのですが、いかんせん当時の特撮の技術のせいで、いまひとつだな・・残念!と思えるシーンがありました。 これからリメイクすれば、スケールの大きな物語が出来ると思いました。 こういう夢いっぱいの映画を作って欲しい!!と思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-05 21:33:02) |
742. サマリア
《ネタバレ》 二週間足らずで撮影したという本作、女子高校生の若さと相まって、軽やかに駆け抜けるイメージを受けました。 『魚と寝る女』や『悪い男』の息苦しさとは違い、「これはフルショット映画です。」との監督の弁のとおり、少し遠くから眺めることが出来ました。 キム・ギドク監督の描く女性は、かつて見たことがない人が多かったです。 ところが本作では韓国のフツウの女子高生(多分)が、等身大で登場です。 そのフツウの子をどう動かすのか? 監督の思惑に期待しながら、観続けました。 題名のサマリアはキリスト教の言葉だそうです。 サマリアの女は罪深きまま、キリストを信じたのだそうです。 人は清らかなままいられない。 汚れたまま、そのままで生きていく。 監督自身もクリスチャンだそうですが、罪とは何か?罪の意識とは? 多くを考えさせてくれた、この作品です。 さりげない風景も、キム・ギドク監督が撮ると芸術性の高い画面になるのですね。 やっぱり天才! この作品でも水(河原)が印象的でした。 [映画館(字幕)] 9点(2005-06-04 20:02:54) |
743. 大統領の理髪師
私の子供時代、1960~1970年代の韓国のことは何も知りませんでした。 同時にどういう時代だったのか、知りたいという気持ちもあります。 本作で初監督のイム・チャンサンさんが、この軍政下の時代をきちんと描いてくれました。 客観的で具体的で、そして庶民の目線なのが良い。 主演のソン・ガンホさん、毒蝮三太夫さんの息子さんか?という顔立ちで、これがなかなかの演技派です。 小市民の理髪師・・床屋という言葉のほうが合いますね(笑) 子煩悩なお父さんが実に良いです。 観ているこちらは釣り込まれて、いつの間にか応援していました。 ナガン役のイ・ジェウン君、細くてウチの子と似ているので、我が家のように思えてしまいました。 この作品がデビュー作なんて、イム・チャンサン監督の次回作にとても期待しています。 [映画館(字幕)] 9点(2005-06-04 19:12:44)(良:1票) |
744. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
昨年劇場で観て、これはお気に入り!とDVDが発売されるのを待っていました。 製作者が「これはインディジョーンズ映画なんだ。」と言うとおり、オープニングからもう♪胸ときめき、期待でワクワクしました。 ジュード・ロウさんが惚れこんだというオリジナルの短編見たさに、久々にDVDを買いました。 さほどでないパソコンで自宅で作られた映像は、質の高さとセンスの良さに”噂に違わず素晴らしい!”と思いました。 オープニングは短編とほぼ同じ雰囲気ですが、オリジナルに彩色したかと思うほど構成も構図も完成度が高いです。 CGも安価に作れるようになったけれど、大切なのはどう使うかだ、と特典のインタビューで言った人がおりました。 大事なのはパソコンのテクニックではないのですね。 どう作りたいか?想像力の豊富さ、ビジョンがしっかりしている事が大切なのだと感じました。 監督の兄のイラストの素晴らしさにも感動♪ 漫画の世界を映画化してくれました。 冒険活劇に心躍ります! [DVD(字幕)] 9点(2005-05-31 20:07:58) |
745. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
これは文句なく面白い! 年代物ということでテープの傷みもありましたが、お話しを楽しんだので気になりませんでした。 セリフが聞き取りにくいのでDVDならではの機能、字幕も出せますし。 良い時代になりましたね。 お藤役の芸者さんが良いですね~。 こういう風にいなせに着物を着られる人、いなくなりました。 沢村国太郎さん、この作品で初めて見ましたがおとぼけが上手い! 映画に舞台にリメイクされるのも、この作品を観て肯けました。 [DVD(字幕)] 10点(2005-05-31 20:05:02) |
746. ロード・オブ・ザ・リング - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
《ネタバレ》 「みんなのシネマレビュー」前から楽しく読ませて頂いていました。 このたびお仲間に入れて頂けて、とても嬉しいです。 さて、劇場で『旅の仲間』SEE上映があり、何を置いても駆けつけました。 大画面でどっぷりとお話しに浸かることが出来、満足です。 皆さんおっしゃるように、ボロミアの苦しい胸のうちが良く分かり、ラストの矢のシーンの辛さが身に沁みます。 私はサムが詩を語り、「こんなじゃ駄目だ。」と自問自答するシーンも好きです。 [映画館(字幕)] 10点(2005-05-26 20:24:12) |