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761.  レベッカ(1940) 《ネタバレ》 
ところどころ異様に怖いんですよね。それはもちろんダンヴァース夫人の貢献が大で、ほとんどは彼女絡みの箇所なんですけど。しかし一方では、イニシャルハンカチやら手紙やらそれっぽいアイテムがいろいろ出ていながら使いこなせていなかったり、導入部はやたら緩慢だったりと、アラの方が目につくのです。そもそも130分というのが長すぎですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-25 01:33:38)
762.  男はつらいよ 寅次郎心の旅路 《ネタバレ》 
竹下景子が3作ぶり3回目のマドンナというのはあまりにも安直だろとか、それに伴って淡路恵子姐さんをまた引っ張り出すというのもさらに安直だろとか、寅さんをウィーンに連れてったって、何もできずに引きこもるのは目に見えているし、異文化交流的な面白さも出てこないだろ、ほらやっぱりとか、前半はほとんど面白みがありませんでした。●柄本明の関係も、あそこまでベクトルを向けたのだったら、むしろ「そのままダンス相手の姉ちゃんとうまいこといって現地に居着いちゃいました」くらいはしてほしかったと思いますが。●ただしこの作品はラスト5分に大きく救われており、いざ柴又の喧噪の中にいると「あれは夢だったのかなあ」と自分でも振り返ってしまう儚さの描写。オランダからの葉書と、それと対比される寅のいつもの街中の啖呵バイ。今までだったら、寅とマドンナが別離に終わっても、「いつかどこかの空の下で再会するかも」みたいな余韻もあったのですが、この絶望的な距離は、このマドンナとは寅は二度と会うことがないということを強烈に暗示し、切なさを増幅しています。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-22 00:44:33)
763.  それでも、やっぱりパパが好き! 《ネタバレ》 
双極性障害の父親と、妻と、娘2人の物語。ただし、一筋縄ではいきません。まず、主人公は症状が進むと周りのことなど目にも入らずに我が道を行って、特に娘たちなんかは大いに困惑しますが、それはそれでたまには良い結果をもたらしたりします。また、娘たちはどこまでもパパ大好きなのですが、喧嘩も言い争いも対立もします。この辺の「行ったり来たりぶり」に妙にリアリティがあります。さらには妻がNYの大学に行ってしまうという展開もなかなかトリッキーです。そのようなわけで、上手く着地しているラストも含めてファミリー・ドラマとしてはなかなか器用にまとまっているのですが、一方で、全体にやはり技巧が先走っているような気もして、インパクトや残留感という点ではやや物足りなさを感じたりもします。
[DVD(字幕)] 6点(2021-01-21 01:12:45)
764.  恋は緑の風の中 《ネタバレ》 
タイトルからは何ともロマンチックな青春風景を想像してしまいますが、一切そんなことはありません。頭の中がエロで充満しているアホ中学生の日常生活譚です。しかもその主人公のエロアホ脳が、例えば「博多っ子純情」のような明快でストレートなものではなく、中途半端に理論武装(?)されて変に理性的なのがタチが悪いのです。さらにそのエロベクトルは、あらんことか自分の母親にまで(!)向いてしまいます(それにあながち満更でもなさそうに対応している水野久美も、むしろあっぱれというか何というか・・・)。そうそう、そのアホ生徒軍団に真面目に性教育をしようとする三田佳子の保健教諭というのも、今となっては実に貴重な光景かもしれません。で、大事なのはこれが当時16歳の原田美枝子様のデビュー作という点なのですが、意外に出番は多くないです。台詞回しなんかもまだまだ未熟なのですが、その存在感と安定感は、やはり少年少女キャストの中でも群を抜いています。作品としては、中盤過ぎまではその謎の暴走ぶりが面白かったのですが、終盤で隠れ家みたいな倉庫改造家がどうのこうのという方向に収斂して、広がりが薄れてしまったのが残念。
[DVD(邦画)] 6点(2021-01-20 00:48:41)
765.  アルジェの戦い 《ネタバレ》 
背景やディテールの説明はびっくりするほど省いて、粛々と淡々と進んでいく。しかし、一つ一つのシーンの重量感と説得力が異様で(主人公の青年の目力も込み)、加えて場面設定の趣旨目的が明確であるため、なぜか内容が把握できてしまう。しかもその過程で、フランスにもアルジェリアにも肩入れせず、ただ起こっていることを忠実に追っているため、見る側の予断も排除できるような作りになっています。また、モノクロにしたのも正解であるのみならず、その中で光と影を巧妙に駆使し、画面の迫力を高めています。
[DVD(字幕)] 7点(2021-01-19 01:25:03)
766.  白い恐怖(1945) 《ネタバレ》 
この年代でこういう脳内探求系サイコ・サスペンスを完成させていたというのは、やはり先進性があったといわざるをえない。一方で、バーグマンの女医が、どこまでもペックを疑わずに献身的についていくというある種の大らかさというのはこの年代ならではで、その辺が今見ると不思議なミスマッチ感を醸し出している。真相判明の経緯はいろいろ都合よすぎという気もしますが、大目に見ましょう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-18 00:46:41)
767.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 
まあデンゼルがあれこれ機械をいじって、格好良く活躍して解決するアクションものなんだろうな・・・と思いながら見始めたら、全然違っていました。まず、「4日前(だけ)の過去の状態が見られる」「アングルも場所も指定できる」「しかし巻き戻しや早送りは不可」というこのご都合主義な絶妙な設定!しかもそれを自信満々に、ストーリーの進行上自然に納得させる強引な説得力!さらに設定に溺れずにその条件をフル活用しており、片目ずつで過去と現在のカーチェイスだなんて、これまで考えた人がいたとしても絶対に真面目に撮ろうとは思わない代物です。そして後半では反転してタイムトラベル・ラブロマンスに飛翔します。ここでは、シンプルだからこそ力強いヒロイン宅での伏線回収を堪能しましょう。あとのラストはそこから想像したとおりに収束していくのですが、とにかくトニー・スコットの職人技術的エンターテインメントが全開の作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-17 01:19:40)(良:1票)
768.  9-NINE(2000)
渋谷でビリヤードに邁進する主人公と、その周りの仲間たち。という作品のようなのですが、とにかく出てくる人たちのことごとくが何も考えていなくて、ただワイワイつるんでいるだけ、動いているだけ。つまり、ビリヤードと繁華街と若者の頭数を揃えた時点で、制作側の力が尽きているのです。したがって、雰囲気映像にしかなっていません。
[DVD(邦画)] 2点(2021-01-16 01:24:31)
769.  セブン・シスターズ 《ネタバレ》 
いや、これはびっくりしました。「七つ子姉妹が曜日ごとに1人ずつ行動」「しかもそれを主演女優が1人七役」という突飛すぎる設定にまず驚きますが、まずその前提世界が自然に、というかむしろ当然のように自信満々に描かれている。しかもその後の進行も、設定負けしていません。7人のキャラは無理なく自然に分かれていますし、それぞれに十分な見せ場も用意されています。さらには脚本上のミスリードなんかもちりばめられていて(建物管理人の「昨夜は・・・」とか、チューズデーの「銀行員だから・・・」に対するグレン・クロースの回答とか)、唸ってしまいます。もちろん細かいところは突っ込みどころ満載、というかリアリティは最初から放棄していますし、しかしそれでも物語に引き込むパワーがあるのです。●フライデーの壮絶な作戦で吹っ飛んだはずの敵のボス捜査官が、その後怪我もなく元通り登場してたのはちょっと残念かなー。あそこはフライデーと差し違えてほしいところでした。それとこれは作品の責任ではありませんが、字幕で名前(=固有名詞)を「月曜」「火曜」とか訳したらいかんだろ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-01-15 01:09:58)(良:1票)
770.  愛しのグランマ 《ネタバレ》 
孫娘が祖母のところにやってきて、中絶費用の相談をする・・・という出だし。これからいろいろ孫と祖母の交流がいろいろあって、と進むんだろうなあと予想していたら、意外にも、この冒頭のシングル・イシューからぶれない。そして、何とか費用を捻出するため、あれこれの人に会いに行く。この一点集中ぶりはなかなか見事でした。こういうように冒頭にテーマがどんとあって、そのためにいろんな人を訪ねるという展開は、何かに似ているなあと思ったら、ジム・ジャームッシュの「ブロークン・フラワーズ」ですね。ただ、簡素で寓話的な雰囲気すらあったあちらと比べて、こっちは割と全体的にドロドロです(笑)。また、浮ついたところのない鋭い会話の応酬が、作品に緊張感を保っています。そんなわけで職人芸を感じさせる一作なのですが、一方であまりに手堅くコンパクトにまとまっているため、作品世界の広がりという点ではやや物足りなさを感じないではない。
[DVD(字幕)] 6点(2021-01-14 22:36:59)
771.  男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 《ネタバレ》 
ついにサブタイトルでオリジナリティを放棄してしまって、その時点で制作側の志の低下が窺えるのだが、さらに問題だったのは、マドンナの三田佳子の造形から何からが、その2年前の大河ドラマ「いのち」の主人公そのまんまだということ。監督は一体何がしたかったのだろうか?そんなに慌ててシリーズを埋めなければいけなかったのか?●そんなわけで、そのままだったらシリーズ最大の駄作というか愚作となることは間違いなかったのだが、それを大きく救っているのは、何といっても前半のお婆ちゃんとのやりとりです。電球1つがあるだけで、夜になれば座っている空間以外の周辺は全部真っ暗という木造家屋。やっぱり寅さんにはこういう舞台が似合う。小諸の病院への駆けつけシーンも、ああそういえばこのシリーズは、「自分にどうしても会いたいと言ってくれる人がいれば、すべてを放ってでもすぐ会いに行く」という行動の美しさを描いてきたんだなあ、と思い起こさせる。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2021-01-12 01:38:38)
772.  ミス・シェパードをお手本に 《ネタバレ》 
街角のバンの中で路上生活を送る老女の物語。マギー・スミスにこういう役をやらせると、もう役作りしまくりというか、シャレにならないというか、まあとにかく憎々しげで愛想一切なしの老女が完成するのです。一方で、街の人たちは何となく彼女を受け入れていたり、でも自分の家の前に止められるのは嫌がったりと、微妙な距離感があるのが可笑しい。で、あれこれエピソードを入れながら終幕に向かうのですが、最大の問題は、作中で15年くらい経っているはずなのに、その経過が見えず、3年くらいの話といっても成立してしまいそうな点です。これは、老女の存在を受ける作家側の変化が何もない(最初も最後も同じように反応している)のが根本原因と思われます。よって、本来なら感動をもたらすはずの「終焉の朝」も、そのまま流れてしまっています。
[DVD(字幕)] 5点(2021-01-11 22:11:09)
773.  汚名 《ネタバレ》 
導入部はまあそれなりという感じですが、いざバーグマンが諜報活動を始めてからの怒濤の流れが凄い。男女の三角関係とスパイの潜入関係が交錯する語り口の巧みさ。ワインセラーというネタ一発をフルに活用する描写力。そのくだりを足がかりに発されるそれぞれのキャストの火花の衝突。諜報の内容がサスペンスだったのが、今度はヒロインの命が狙われていくのが課題という自然な構造的変容。そしてすべてが凝縮するあの「階段下り」!あっぱれです。●最大の貢献者は、もちろんクロード・レインズでしょう。礼儀に溢れる紳士でありながら、時折見せるあの警戒の視線。ケイリー・グラントは明らかに押されてますし、またバーグマンの美しさもそれによっていっそう引き立っています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-08 01:28:15)
774.  日日是好日
画面内でやろうとしていることについて、そのまま一人称ナレーションで「解説」がついて回っているのであるが、この脚本家兼監督は、役者やスタッフをよほど信用していないのだろうか。そのような環境下で仕事をさせられる方が可哀想だ。●主人公についても、周辺の人たちについても、背景もなければ変化もないので、「ただそこにいるだけ」なのです。つまり、茶道のシーンを撮った時点で、制作側の力が尽きてしまっています。●それから、最後の部分を除いても、作中で15年くらいは時間が経過しているはずなんだけど、それが何も表現されていないのは、逆に意図的なんでしょうか?それに何か意味があるの?
[CS・衛星(邦画)] 3点(2021-01-07 01:01:23)
775.  踊る大紐育(ニューヨーク) 《ネタバレ》 
最初から最後まで突っ走るテンションの高さであるとか、全体をきっちり24時間に収める様式美であるとかがとりあえず目につきましたが、実は歌とダンスの影で脚本もしっかりしているのではないかと思います。3組のカップルがきちんと使い分けられていることはもちろん、その絡みの中で研究家のお姉さんがミス地下鉄に裏で気を遣うところなど、何とも細やかです。また、すでに指摘されていますが、笑われ役のルーシーにも最後に配慮しているところが、作品に奥の深さと気品を保っていますね。●今の脚本だったら、最初にミス地下鉄を探し出すまであれこれステップを入れたりとか、エンパイア・ステートにたどり着くまででもハプニングがあってハラハラしたりするんでしょうけど、そんなものはなくてもよい!というかない方がよい!ということもよく分かります。●唯一、終盤入口の、それまでの話をダンスで再現、は要らなかったと思います(そこまでにダンスで十分表現されているからこそなおさら)。ここは、ケリーの独唱で悲しみのダンス、とかでもよかったんじゃない?
[DVD(字幕)] 7点(2021-01-04 01:26:38)(良:1票)
776.  男はつらいよ 知床慕情 《ネタバレ》 
マドンナが竹下景子というだけで、あの異次元の完成度を誇った「口笛を吹く」と比較されてしまうわけですが、やはり超えられませんでした。●しかしそんなことは想定内といわんばかりに、まずはサブゲストに世界のミフネ!そしてさらにサポートというには豪華すぎる淡路恵子姐さん!いや、今回のマドンナは、むしろこの恵子姐さんですよ。最初に三船宅にふらっと入ってきた一幕だけで、人格設定はもちろん、それまでの三船との関係まで全部表現している。終盤、ソファで三船の腕をとる一瞬に込められた情感。ブラボーです。竹下景子も、最後の寅さんとのやりとり(場所がわざとらしく縁側なのはご愛敬。初期にはこの構図がよくありましたね)という美味しいシーンがありましたが、それに至る積み重ねがまだまだでした。●あと、少し前の作品くらいから、どうも山田=朝間の脚本に陰りが見えているというか・・・三船が寅との初対面後に車に乗って「寅さんがいてくれてよかった」なんて、前の脚本だったら絶対にわざわざ言わせていないと思うし、知床での生活状況をとらやへの手紙で語ってしまうのも無粋、そして野暮。加えて、知床の風景のあれこれがやたら映されるのも、かえって興醒めしてしまう。どんなロケ先でも、一瞬の何気ないカットで現地の魅力を鋭く切り出すのが寅さんシリーズではなかったか。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-01-01 00:45:39)
777.  アデル、ブルーは熱い色
カメラがえらく落ち着かなくて、人がただ喋っているところにこっそり割って入っているような感じなのです。よって、役者の演技を見ているというよりも、隠し撮りフィルムあるいは現場同行映像か何かを見ているような気になってきます。ただそんな中でも、3時間近くをそれほどだれさせずにほぼ一直線に見せ切る静かなテンションの高さは、なかなかかも。
[DVD(字幕)] 5点(2020-12-31 00:43:40)
778.  聖衣 《ネタバレ》 
こ、これは凄い。導入部で、これはよくあるローマ帝国の剣闘士ものかなあなどと思っていたら、イエスの処刑を転換点に(このシークエンスでの、1シーンだけ登場ゆえのユダのインパクトも強力)、ぐいぐいドラマが動き出す。そして主人公の(および作品世界全体の)宗教的方向へのテンションは着実に高まっていき、いつしか、信仰心が剣よりも強いというワールドが完成してしまう。この導線力というか吸引力は実に強烈でした。一方で、お顔から立ち姿からすべてが美しすぎるジーン・シモンズをできる限り存分に画面に登場させるというサービス精神も忘れてはおらず、作品が観念的次元に陥ることを防いでいます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-12-30 00:40:41)
779.  若草の頃
設定からして、これは明るく楽しいハッピーミュージカル!と期待したのですが、明るく楽しいのではなくて、単にみんながワーワーキャーキャーうるさいだけでした。とりわけ、下2人の妹の鬱陶しさと小生意気さには、画面から消えて二度と出てこないでほしい、と思ったくらいでした。かといって、上2人も、姉ならではの知性とか落ち着きとかがなくて、結局は妹と一緒に騒いでいるだけなのですよね。また、それに対する重し役が期待されるはずの両親にも、人格的な深さが見当たらないので、機能していません。すべてのシーンでこれでもかというくらい詰め込んだ色彩の細かさへのこだわりに4点。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-12-29 00:39:16)
780.  おとなの恋には嘘がある
離婚歴ありの恋愛に奥手となっていたヒロインが、パーティーであるオッサンとめぐり会って、しかもそのオッサンは・・・というなかなかそそられる設定なのですが、そこで終わってしまいました。何で面白みがないのかと考えたのですが、結局のところ、導入から展開から終末まで、すべてが主人公に都合良すぎなのです。つまり、監督兼脚本家が、主人公を客観的に動かすのではなく、主人公の中に自ら入り込んでしまっています。これでは説得力が生まれるはずはありません。
[DVD(字幕)] 3点(2020-12-28 21:55:54)
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