61. 渇いた太陽
ポール・ニューマンってなんでかいい加減な男が似合うんだけど・・今回のニューマンはあまり好きにはなれなかったなぁ。邦題がどうやって「渇いた太陽」になったのかが全く分からんけどテネシー・ウィリアムズの原作らしい欲望が出てきたり主人公らの複雑な人間関係が主に描かれてるし今作はまぁ、脇でエド・ベグリーがイカつい役してるしてるのが印象的でした。ラストは60年代らしい?爽やか・・・じゃねぇか、ウィリアム・ホールデンの「ピクニック」見たいな終わり方やったね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-08 00:31:52) |
62. キャット・バルー
ジェーン・フォンダ、綺麗だなぁ~。女性でも楽しめるように作ってるのでコミカルな内容に仕上がってますが堅苦しい演技の印象があるリー・マーヴィンが奔放すぎる演技は結構意外な感じ。まさか彼の生着替えが見れるとは(笑)ウエスタン映画らしい銃撃戦があるわけでもなくスリルたっぷりのシーンがあるわけでもないけどとにかくテンポがいいのであっという間の97分でした。まぁナット・キング・コールらが歌う主題歌で始まる時点でもう違いましたね。 [DVD(字幕)] 6点(2010-02-24 12:02:58) |
63. トプカピ
「黄金の七人」みたいな、クセのある俳優がそろいクセのある映画になってますねぇ~。ピーター・ユスティノフのマヌケのようなボケたような演技も面白いしなかなかなイケメンのマクシミリアン・シェルと美人なメリナ・メルクーリのトリオが妙に合ってて面白かったです。舞台がトルコだけにトルコらしさを前面に出したところがストーリーと上手く絡み合ってて気軽に見れる映画のように感じました。こういう映画が最近少なくなってきてるからなぁ~、結構貴重です。 [地上波(字幕)] 6点(2009-12-01 23:39:53) |
64. アンツィオ大作戦
ロバート・ミッチャムらしい茶目っけな演技が印象的ですがいつもの戦争映画とは違う視点で描いたのは新鮮な感じがしましたし、邦題に「大作戦」と入ってますが大々的な侵攻作戦とかそんなんでもなく、主題となるストーリーもちゃんとあるし戦争らしい悲惨な結果が出てくるけどミッチャムのとぼけたような演技のお陰?かな、シリアスさをあまり感じない娯楽が強い映画のようにも感じます。一風変わった戦争映画、として見れば普通に楽しめる一品かと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-25 13:34:22) |
65. ローラーとバイオリン
彼の映画は初めて見たんだけどノルタルジックな雰囲気が凄い。幻想的に映像を映す手法は目を見張るものがあるし卒業制作とは思えないほど綺麗な画をしてました。優しい画というのはこういうことを言うんですね。ファンタジーに満ち溢れた、らしいラストも個人的にはなかなか好きな一品。 [DVD(字幕)] 7点(2009-08-02 01:34:44) |
66. 丘
シドニー・ルメット×ショーン・コネリーとハリー・アンドリュース他クセモノ俳優が勢ぞろいでモノクロが陸軍刑務所にそびえ立つ砂の丘を死の壁を表現してるようで怖かった。人間を人間として見ていない、今考えるとおもくそ人種差別で家畜同然に扱っている軍曹には腹が立ってきましたがこれが軍隊の縦社会の中では当たり前なんだなと思うと・・・辛くて辛くて。60年代のアメリカン・ニューシネマらしい終わり方には普通に頭を抱えそうになりました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-02 02:14:21) |
67. アルフィー(1966)
若い頃のマイケル・ケインってほんとかっこいいけど・・女癖悪すぎっ。カメラに話しかけるスタイルは斬新なんだけどもどーも話に飲み込みきれないというかケイン演じるアルフィーをいまいち理解しきれないというかなんというか。人を人として見ないところがすごいうまく表現されてるんですよね。それがダメさにつながってるのかと。でも男の自分が見ててイラーッってすることがたまにあるのでもう1回は見たくない気分です。 [DVD(字幕)] 5点(2009-04-30 11:21:16) |
68. 太陽の中の対決
「ハスラー」みたいになにかに集中してるニューマンもかっこいいけど寡黙なニューマンもかっこいいなぁ。でもマーティン・リットが撮ったポール・ニューマンの為の映画って感じは否めません。なのでやや退屈になるシーンも時々ありますけど男を描くのがうまいリットらしい男臭さ溢れるリチャード・ブーンとフレデリック・マーチなどのキャスティングは雰囲気を盛り上げてて良かったです。「太陽の中の対決」、う~ん、いい邦題だぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-05 11:15:04) |
69. プロフェッショナル(1966)
ファンが泣いて喜ぶぐらいに男臭さ溢れる一品。バート・ランカスター渋ッ!!リー・マーヴィン渋ッ!!それにロバート・ライアンが加わりぃのウディ・ストロードが出ぇのであぁぁ、渋さがたまんねー!!!!別にストーリーなんてのは4人の為の映画だと思ってるから退屈でも気にはならなかったけどオープニングのバートさんのオッサンらしい服装で走り回っているシーンには違う意味で感激しました。いやぁ、俳優魂ってのはすげぇ~。 [DVD(字幕)] 6点(2009-03-03 12:44:21) |
70. ハレム万才
最初っから最後まで「プレスリーの、プレスリーによる、プレスリーファンのために映画」でした。彼のアメリカや日本もそうなんだけども世間での熱狂度ぶりというのをリアルタイムではまったく知らないのでこんなんでいいんかなぁという印象が強いです。活劇をするプレスリーが一人浮いてるような感じもしたし、自ら暗殺王と名乗る敵もどうかと・・・。うーん、、、彼に興味がない自分にとっちゃ感激も何もなかったです。 [DVD(字幕)] 3点(2009-02-27 15:12:12) |
71. 昼下りの決斗
サム・ペキンパーの初期の頃の映画ですが、やっぱ男を描くのがうまいですねぇ。クライマックス以外言うほど盛り上がるところとかはないんだけどランドルフ・スコットとジョエル・マクリーの存在感が・・・、やはり西部劇を知り尽くした男は演技が違いすぎます。マリエット・ハートレイの一人オバカなキャラが不似合いな感じもしたけれどもウォーレン・オーツのクセのある顔が見れただけでもなんか嬉しい。 [DVD(字幕)] 5点(2009-01-02 23:29:52) |
72. 泳ぐひと
パンツ一丁でしか出てこないバート・ランカスターの変に筋肉ムチムチの訳の分からない姿に思わず笑っちゃうんですが人と接していくにつれ彼がどういう人物だったかっというのがわかっていく様が妙に怖かったです。当時のアメリカの時代背景はよく知りませんけども見れば見るほど周りの人がどんどん変わっていく怖さは見事です。家に帰れば幸せが待ってるというのは寓話的なもんなんですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-12-29 11:24:06) |
73. リリス(1964)
すごい重厚な作りだなぁ。ユージン・シュフタンのカメラワークがめちゃくちゃ上手かったので映画の雰囲気がそのまんま伝わってきました。かなりのリリスに振り回されるビンセントの姿を見てるとなんか悲しくなってきます。恋愛悲劇ドラマを最後まで見たら自分も心が痛くなってくるし、ラストの「助けてくれ」のセリフは響きすぎです。ウォーレン・ベイティがなんとなくジェームズ・ディーンに似てるような気が・・・似てないか(笑)ジーン・ハックマンは今も昔も髪型があんまり変わらないのはある意味驚き。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-26 09:17:58) |
74. リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960)
ロジャー・コーマンっていう人は今ではある意味すごい映画を作り続けているけど昔の彼はもっとすごかったんだということを久しぶりに思い知らされた。この映画を2日で完成させたというのは驚き以外なんでもないんだけどもその後ブロードウェイでミュージカル化されたていうのはもっと驚き。日本ではそれなりに映画を知ってる人しかロジャー・コーマンという人を知らないのがどこか悲しいなぁ。。。ジャック・ニコルソンのマゾぶりに思わず爆笑。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-21 10:11:28) |
75. 酒とバラの日々
いつものジャック・レモンと思いきやめっちゃ熱演やん!!アル中の恐怖をリアルに描いてて怖かったっす。特にキルステンのお父さん家に泊まってるときにビンを求めてビニールハウスの中で大暴れしてたときジャックは狂気にしか見えませんでした。喜劇俳優だけどもマルチに活躍する彼ですかこんな演技を見たのは初めてで、ほんと衝撃的。アル中になるとすぐに逃げ出せない恐怖がラストの結末となって現れてきたのにはどぎつかったです。 [DVD(字幕)] 8点(2008-06-05 17:33:36) |
76. SF巨大生物の島
前半の巨大生物が出てきたときよりネモ艦長が出てきた後半のほうが印象が強かったように思えました。ハリーハウゼンのダイナメーションは相変わらず凄いんですが、今回はそっちよりもストーリー重視な感じがしてちょっと物足りないかなぁって気分です。貝殻酸素ボンベや貝殻マスクなどビジュアル的に強烈でネモ艦長が出てきた瞬間普通に異星人か思ってしまった(笑)最初あたりの嵐や火山の噴火やマグマなど細かい所までしっかりやってるところはさすがです。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-08 11:48:45) |
77. まごころを君に
《ネタバレ》 原作は日記風に進むのでちょっと違和感がありました。クリフ・ロバートソンがオスカー受賞納得の名演技をしてくれたんですが、いきなりそんな頭が良くなるんかぃなー?という疑問はちょっと残ったし、ラストのあっけなさは原作を読んでから見ると有り得ない。もうちょっと長く作ってたら細部まで手が届いてチャーリーの変化振りが描けたんじゃないかな。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-14 00:16:12) |
78. 刑事マディガン
いやぁ~渋い、渋すぎるぜっ!この映画と「マンハッタン無宿」が「ダーティハリー」を作るにあたってのステップになってるのは見て取れるけど、リチャード・ウィドマークとハリー・ガーディノのコンビがなかなかよろしいようで。最初に渋いウィドマークが女性の裸に見とれたお陰で銃を奪われたり女性がちょっと絡んでくるので微妙に男臭さがなくて見やすいのは見やすいんですが、アクションは結構少な目のドラマ要素がちと強いので昔らしいハードボイルド刑事ドラマといったところかな。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-10 23:56:51) |
79. サイレンサー/破壊部隊
《ネタバレ》 「さて問題です。このマット・ヘルムシリーズでディーン・マーティンは何人の女性とキスをしたでしょう」と出せるぐらいキスをしまくりな彼ですが、また今回もヘラヘラな役柄してます。スパイ映画なのにどーでもいいような展開ばっかでアクションもろくにないし女たらしのマット・ヘルムばっかです。終わった後に次回作は「The Revengers」(だっけな)って出てたけどコケたお陰(?)で作られてないからまぁ打ち止めで妥当かなと。チャック・ノリスがどこに出てたかわからんかったー!! [DVD(字幕)] 3点(2007-08-25 23:07:50) |
80. サイレンサー/沈黙部隊
「さて問題です、この映画の中でディーン・マーティンは何回キスをしたでしょう?」とクイズに出来るかもしれないぐらいキスしまくりで演技してないようで演技をしている彼なんですが、ヘラヘラ感がすごいハマってる。本家の007に負けるなーってぐらいにセットや小道具にも力を入れてるので見てて結構楽しめました。エンド・クレジット後に出てくる彼を見ると「なんで俺はこんな映画に出ちゃったんだ」って感じがしてたまらんです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-31 10:46:20) |