61. Kids Return キッズ・リターン
これほど素晴らしいラストシーンはなかなかお目にかかれない。そして久石譲によるこれまた素晴らしい音楽。北野映画のみならず、日本映画史上に残る青春映画の傑作といえる作品だと思う。グラウンドで2ケツしながら笑う「あのばか」2人にこれから何が始まるのか、少し期待しつつ満点を。 10点(2003-12-05 22:41:12) |
62. 千と千尋の神隠し
記録に残る作品だし、時間も2時間以上あるけど、決して大作というわけではないと思う(悪い意味ではなく)。宮崎監督の異世界を描く才能は本当にすごいと思うが、映画としてちょっとまとまりが悪いように感じてしまった分、なんか長く感じてしまったというのが正直なところ。宮崎作品の中で1番「もう1回見たい」という気持ちになれなかったのでこんなところで。 7点(2003-12-05 22:29:21) |
63. ポリス・ストーリー/香港国際警察
多くの皆さんと同様、ジャッキーの作品の中で最高傑作だと私も思う。コミカルとシリアスのバランスが特にすばらしく、ラストのデパートの大格闘シーンは映画史上に残るすごさで本当に感動してしまう。惜しむらくは今出回っているDVDが再編集されているものであること(言ってみればテレビ放映バージョン)。これから見る人には、あえて古いビデオをレンタルしての鑑賞をお勧めしたい。顔面ケーキの由来が良くわかるし、ストーリーもホントしっかりしているから。 9点(2003-12-02 22:59:53) |
64. もののけ姫
宮崎作品の中で特異な位置に見られているような意見が多いようだが、原作版「風の谷のナウシカ」を良く知る人なら、この作品こそ宮崎監督の率直なメッセージであり、残酷な描写が臆面なく描かれていることも理解してもらえると思う。こういう映画を作ること、そして「宮崎アニメ」に期待を寄せる人々に送り出すことに対しての覚悟こそ、あの引退宣言にあったのだと思う。そういう意味でも、この映画には大きな価値があるのではないか。ただし、オチのつけ方に納得いかないところもあるのでこの点に。 8点(2003-12-02 22:38:12) |
65. タイタニック(1997)
キャメロン監督のいい所って、本当に自分のはまっている事に情熱を注ぎまくること。そしてそれが独りよがりにならず、きちんとエンターテインメントとして成立させていることだと思う。この映画に関して言えば、ラブストーリーこそ付け足しに過ぎず、タイタニックの再現とその末路の映像化こそがメインだといえるのではないか。ってことはビデオは下巻だけでもOK?ともあれ、面白く見れたことは確かなのでこの点で。 7点(2003-12-02 22:13:33) |
66. インデペンデンス・デイ
マトリックスなんかもそうなのだが、作る側のやりたいことがはっきりしている映画はやっぱりおもしろい。こういう作品を見ると映画館で見ることのありがたみを感じてしまう。大統領の演説のシーンは私的に名場面。UFOものは個人的にツボってこともありこの点で。 9点(2003-12-02 21:54:00) |
67. バトル・ロワイアル
原作を先に読んだ人には物足りなく感じるのも十分わかるのだが(私は後で読みました)、映画として十分に楽しめた。ここまでやってくれると青臭いせりふや演技も新鮮で悪くない。新しさと古臭さが奇妙に溶け合った実に日本映画って感じ。 9点(2003-11-30 19:32:03) |
68. 天空の城ラピュタ
今まで数多くの映画を見てきたが、これを超える作品はない。完成度の高さとかの問題ではなく、とにかくいいのだ。とくにパズーとドーラ一家によるシータ救出のシーン。ここでないてしまうおれって...。こういう作品を10代に見れたことに感謝しつつ満点を。 10点(2003-11-10 23:07:59) |