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61.  パディントン2 《ネタバレ》 
前作同様、セットや美術が素晴らしい。俳優たちも豪華です。 サリー・ホーキンスの衣装がいい、特にカラータイツのコーディネートが好きだわ。 ニコール・キッドマンからヒュー・グラントへ。今は落ち目の俳優で部屋には若かった頃の写真がいっぱい飾ってある、 それをヒュー・グラントが演じるってイギリスならではのブラックユーモアですかね。 でもヒュー・グラントってこれまでもラブコメで何気なくコメディセンスを見せることがあったんですよね。  刑務所でのスイーツ作りで字幕ではプリンになってたけど、プディングですよね。 私もなんだかマーマレードを作ってみたくなったのでした。 囚人服がピンクに染まっちゃうとこなんてマジで笑えたし、たぶんナックルズ?がピンクの繊細な3段ウェディングケーキ作ってるし、さりげなく笑えるところが随所にあって、こういう感覚は好きです。  ルーシーおばさんとの再会がへんに華美な演出じゃなく、静かなしっとりとしたラストシーンになっているとこもいいですね、思わず鼻の奥がツーンとしてしまいました。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-09-26 19:54:49)
62.  女神の見えざる手 《ネタバレ》 
面白かったー、ジェシカ・チャステインがかっこよかった。 かなり前ですが、デヴィッド・スーシェのドラマ版「オリエント急行殺人事件」が初見だと思う、だからてっきりイギリス人女優だとずっと思ってたんですが、アメリカ人なんですね。  リズの頭の中ってどうなってるの?まさに神業。ロビイストとはナニ?最初からロビー、ロビーと出て来るんですが、よくわからなくて一時停止して検索した私でした。 腹心の部下っていう感じのジェーンがついていかないことが意外だったけど、まさかそうくるとはね。どのようなラストが用意されてるのか見当もつかなくて最後の最後まで満足できました。 リズの内面や背景がかなり排除されてましたけど、エスコート君のまえでは急に泣いちゃったりして繊細さがチラリと見えるものの、なぜ彼女はこうなのかというものがほとんどなくて、もう少しその部分があったらよかったな。彼女は自分のキャリアではなく腐った政治家相手に戦っているんだなというのはわかりました。 ガラス張り、ガラスで仕切られた部屋っていうのがよく出てきて、それが効果的にも感じます。  そして忘れちゃいけないエスコート君。彼もプロなんですねぇ、あそこでそのまま言ったら全ての顧客を無くす結果になったと思うのよね、それだけが理由とは思いたくないですけど。 ラストの出所したところで彼が待ってるというのをちょこっと期待したんですけどやっぱりそれは無理でした、そんな甘ったるいラストにするわけないか。でも偶然鉢合わせてリズが慌ててる様子、ずっとこわばった顔してるリズですがエスコート君の証言にふっと安らいだ表情を見せるとこも良かったな。弁護士のダニエルもリズの真意がわかった時、彼女への考えが変わるのね。 出所のシーンの見せ方は上手いですね、すごい荷物で彼女はまだ終わってないと感じるのよ。 そしてリズの視線の先には何があるのか誰がいるのか気になってしょうがないの、候補は5人いるんですけどね。後を引くラストでこの続きが観たいという衝動にかられます。  久しぶりにグイグイ引き込まれ、のめり込める映画でした。秀作、傑作だと思います。132分だったの?全く気にならなかったです
[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-09-25 20:34:13)
63.  わたしを離さないで 《ネタバレ》 
SF的な部分はクローンというだけで、それ以外はクラシカルな雰囲気でグレーの制服が上品で風景も美しく、イギリス上流階級の物語のような語り口ですね。 暴動が起きることもなく淡々と話が進んでいくのが逆に切なく哀しく、残酷に感じました。「提供」「終了」という事務的な表現も冷めてはいるけどなぜか嫌悪感はなく、むしろ上手い言い方だなと。 例の猶予の噂を噂と言いながら、最後の望みとしてマダムを訪ねるキャシーとトミーが哀し過ぎです。  ガラス越しに手術台を見つめるキャシーの思い出で寄宿学校にいた頃からの3人が語られる、これもまた淡々としていて喜怒哀楽もそれほど感じないんですが、ここで大いに感情移入させられて鑑賞後の私自身の落ち込みを想像するとあれでよかったのかもと思ってしまった。 生あるものは全て終わりが来るのはわかっているけど、自分のクローンまで用意するほどの生への執着てなんなのかしらね。 キャシーとトミーも二人の今の時間を少しでも長く持ちたいとなった時、噂でしかない「猶予」に望みを託す。 生きている時間は限られている、生きてるだけで良し勝ちとか、だから大事に意味ある時間にしましょうというよりも、何が生への執着になるのかということを思ったし感じたし、でもどうあろうがどうしようが人はみんな遅かれ早かれ例外なく死ぬってことを強く再確認させられたような気がします。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-21 15:11:52)(良:1票)
64.  007/スペクター 《ネタバレ》 
えー、とにかく長いです長すぎです。2時間程度でまとめていただきたい。 148分かける価値を見出せません、無駄に長いです。これが大きなマイナスです。 こういったアクションもので「まだ続くの?いつ終わるの?」と思わせたらダメだと思う。長い割に内容はたいしたことないです。アクションシーンも目がまわるし、やたらガラスが割れて破壊しまくってるだけで面白味がありません。「粋」が無いんです。 そしてダニエル・クレイグのボンドシリーズで初めてユーモアを感じましたが、まだ全く足りないです。 レア・セドゥはかわいいけど、彼女はどっちかというと悪役顔ですし、ダニエル・クレイグとは見た目の相性がしっくりこない感じがして、なんか浮いた存在のように感じてしまいました。見終わった頃にはイタリアの宝石モニカ・ベルッチのことはすっかり忘れてしまっていた。老けたなあと感じたけど、これだけの長丁場なんですからしっかり絡んでほしかったです。なんだか「残念」という言葉しか浮かばなくて、ダニエル・クレイグのボンドは最新作が最後らしいけど、上映時間が最長の2時間43分だと知って不安しかない。
[インターネット(字幕)] 4点(2021-09-15 14:26:43)(良:1票)
65.  フランシス・ハ 《ネタバレ》 
まず、フランシス・ハの「ハ」て何よ?これが観るきっかけになりました。 その理由がフランシスの性質を見事に物語っていて、なるほどなと納得。でも全体的にフランス映画で観たことあるような映画っていうのが常にまとわりつくような感覚で、一見オリジナリティがあるようでそうじゃないんですよね。 ここがいちばん気になりまして。その上、主人公のフランシスに好感が持てないのよね。  う~~ん、27歳っていう設定が実に絶妙ですね。 このままずっと女の子してるのかなあ、地に足がついてなくて行き当たりばったりで、その場限りの思い付きのような言葉って感じで、芯が見えないのね。気にならない知人、友人ではあっても、信頼に足りる人物じゃないのね。よく喋る割には話の内容は他人が聞いても面白くないことばかり、ていうか自分のことは棚に上げて何言ってんの?と言いたくなることが多いのよ。 そういう「27歳の女の子」を主人公にもってくるとか、けっこう手厳しいんじゃないかと私は思えました。  あの走るシーンなんですが、レオス・カラックスの「汚れた血」を観てなかったら、フランシスの走るシーンだけは絶賛してかもしれません。ボウイの「モダン・ラブ」でドニ・ラヴァンが疾走するシーンが大好きでそこだけ何回も巻き戻して観た私としては、ちょっと素直に受け取れませんでした。曲までいっしょとはね。
[インターネット(字幕)] 4点(2021-09-11 15:49:43)
66.  スリー・ジャスティス 孤高のアウトロー 《ネタバレ》 
ヴィンセント・ドノフリオの監督デビュー作なんだそうです。 鑑賞後に映画情報をいろいろ見てたら、「マグニフィセント・セブン」の撮影中にドノフリオが本作の企画に触れ、俳優たちに出演の打診をしてたとか、本作では特にディカプリオに見えてしまうデイン・デハーンはイーサン・ホークの推薦だったとか記載されていたものもありました。 ドノフリオといったら「フルメタル・ジャケット」のあの訓練兵ですよね、表情の変わりようとその怖さは今も記憶にしっかり残っています。  西部劇で原題が「The Kid」とくれば当然ビリー・ザ・キッドだろうと。 確かにキッドも出て来るし、実在した人物は何人か出てきます、その中に架空の姉弟がいるのです。追われる姉弟にキッドやパット・ギャレットが絡み、「The Kid」のキッドは弟の事だったのかと思わされる内容でした。  実在の人物に関してはわりと史実に沿っているそうです、でもビリー・ザ・キッドやパット・ギャレットを絡ませたことでどうだったのかと言われれば「うーん、どうなんだろう」と答えてしまいそうです。 地味だなとは思いますが、面白くないかどうかといわれたら、それなりに楽しめるかな。 姉役のレイラ・ジョージはドノフリオの実の娘なんだそうです、母親はグレタ・スカッキだとか。そして夫は御年61歳のショーン・ペンですと!!まだ29歳、うちの娘と同い年、私なら大反対だわ。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-09-01 15:46:01)
67.  マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 
細かいことは抜きにして、たのしめました。 「七人の侍」が・・・ていうことで日本人の私はちょっと誇らしい気持ちもあります。 しかし、やっぱりいちばんハラハラするのは馬なんですよね、あんな派手に倒れて骨折でもしたらと。  アントワン・フークワ監督作品では、今のところいちばん爽快に観れた映画です。 悪党のボスがやっつけられるとこ、その後のチザムのちょっとバツの悪そうな表情とか、シブく決めてたのに最後の最後にブラックジョークぽいものを感じて、フフっと笑えました。西部劇に強い女の存在っていうのに今の時代の傾向もちゃんと考えてるのかなと思ったり。 ピーター・サースガードはすっかり悪役俳優という感じなんですが、初めて知ったのが「終わりで始まりの四日間」でなかなか爽やかで好印象だったのでちょっと残念かな。 ところで「チザム」なんですが、ジョン・ウェイン主演の西部劇であったと思うけど、あの映画からの引用もあるってことかな?
[インターネット(字幕)] 7点(2021-08-31 11:42:12)
68.  アデライン、100年目の恋 《ネタバレ》 
年をとらない、29歳のままですか。 私は26歳のあの時のまま変わらずいたら。。。と真っ先に考えたのでした。  そうですねぇ、何がといったら自分の娘がどんどん老人になっていき、先に死ぬことになるというのがいちばん残酷なことだなと感じました。 アデラインはそんじょそこらにはいない美人なので、男が放っておかないからあのようになるわけですが、ファンタジーラブロマンスより、もっと人間ドラマとして描いていたら余韻も深かったんじゃないかと思えてしまいました。 自分の異変にワケがわからず戸惑ったと思うんですがそこが描かれてないし、100年生きてる割には中身としての100年をあまり感じないのが物足りないかな。 これはこれでいいと思うんですけどね。ハリソン・フォード、キャシー・ベイカー、エレン・バースティンと貫禄あるベテランが出てることにちょっと驚きました。エリス役の俳優さんが本作での長髪にひげ面があんまり魅力的に見えなくてね。 「ガーンジー島の読書会の秘密」のドーシーなんですね、同じ人にはちょっと思えなかった。ドーシーのタイプの方が素敵に思えたし、ブレイク・ライヴリーは悪女役のほうが好きかな。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-30 17:26:23)
69.  魂のゆくえ 《ネタバレ》 
宗教には疎いのですが、アメリカでの福音派と政治、大企業との関係というのが問題提起されているのはわかります。 トラー牧師の息子が亡くなったイラク戦争の開戦にも取引?があったようですね。 社会派だとは思いますが、ミステリー要素も感じます。 監督のポール・シュレイダーは「タクシー・ドライバー」の脚本を書いているんですね、その経歴を知ったらトラー牧師の人物像もすんなり納得できました。 どのシーンも必要最小限のものしかない室内、最近よく聞くミニマム、でも暗くて重苦しいんです。テーマが反映してる感じで細部まで行き届いてるなと思いました。 トラー牧師は結局救われたわけですよね?そのきっかけとなる人物が妊婦で名前がメアリーなんだもの。その旦那がマイケルですし。聖母マリアと大天使ミカエルがプロテスタントではどのような解釈なのかは知りませんが。 二人が重なっているとこでは、あのまま浮いたりして、、、と思ったらほんとにそうなりまして、様々な意味ありげな映像が出てきて、実際ああいった経験はありませんがあの感覚はなんとなくわかります。 あまりに唐突なラストで、録画したものを観てたんですがハードディスクが壊れたと思いました。 イーサン・ホークが主演を演じたことでラストまでしっかり見届けることができました。俳優の魅力、力量ってやっぱり大きいですね。知らないことを知ることができたということでこの評価です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-26 15:39:29)
70.  僕のワンダフル・ジャーニー 《ネタバレ》 
うん、もう余計なことは何にも思わない、考えない。 ひたすら健気なワンちゃんたちを見守る映画。ビーグル犬のモリーの最期は人間のエゴが原因だったわけで、 あそこだけは憤りを感じたけど。 動物には叶わないね、猫のボブの続編の公開も楽しみ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-19 20:18:33)
71.  15年後のラブソング 《ネタバレ》 
ダメ男役のイーサン・ホークがキュートで良いのです、憎めないダメ男です。 アラフォー~後半と思われる男女3人、いい年してナニやってんのと言いそうだけど、40になろうが50になろうが、完成完全な人間なんていないと思うのでこれが現実といっていいんじゃないかと。いくつになってもダメなとこはダメだし、不惑なんて幻想だと思う。 見た目が老いていくのと比例するように精神も老けていくというわけではないですしね。 「オトナになれない大人たち」というコピーが付いてるけど、そもそも大人が何かもこの年になっても自分でもよくわからないし、なれない、なりきれてない人なんてそこらじゅうにいるんじゃないですかね、もちろん害になる人以外ですが。  ライブの途中で突然消え、そのまま行方がわからなくなったということもあって神秘性が加わり、伝説のミュージシャンとしてダンカンが心酔するわけですが、消えた理由は神秘的でも哲学的でもなく、ファン心理っていうのは勝手なものだなと思ったり。 病院にドカドカやってくるタッカーの子どもたちに元嫁も加わりカオス状態になるんですが、このシーンがいちばん好きです、イーサン・ホーク最高! アニー役の女優さんはどこかで何度か見たことあるなと感じる人で、BBC制作のドラマにいくつか出てるのかなと思ったんですが、オーストラリア出身なんですね「ホワイト・ライズ」で片思いが生じて異常な行動する友人役だった、けっこう昔から映画に出てる人だったのね。イギリスの港町の風景が風情があって良かったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-18 16:20:04)
72.  ポップスター 《ネタバレ》 
解説に衝撃作とか問題作とか書いてあったけどそうは感じなかったです。 結局、銃乱射事件はショービズ界に進むきっかけになった程度の扱いのように感じたし、事件のトラウマを抱えて苦しんでるというよりも、過酷なショービズ界でスターになったがための不安定さにしか感じなかったです。 考えようによってはセレステは幸運だと思うんですよ、でもとにかくマネージャーとか、お付きの人がよくないね。 セレステはいわゆるお騒がせスターで、そういう人の裏側ってこういう感じなんですよってことを見せたかったのかしら、実際昔からいろいろ漏れてくるしなんとなく想像はつくけどね。 ラストのステージも派手な衣装にメイクのわりには曲は同じような感じで一本調子でよくなかったです。ダンスはスピード感があってキレキレってわけではないのに、他には無いみたいな感じで惹かれます、そういうとこがパヒュームみたいだなと。  ナタリー・ポートマンはイスラエル出身で祖父母はアウシュビッツで亡くなったという複雑な背景を持ってる人だけど、凄い学歴でかなりの才女。でも映画の役柄は不安定で精神的にちょっと?とか面倒臭い人って感じのが多くて見てるこっちもイライラと落ち着かないことが多いのです。意図的にそういうのを選んでるのでしょうか、クセのある役を演じて個性的とか魅力的に見せるとか? 40歳ということですし、そろそろ誰にでもおぼえがあるようなテーマでしっとりとした演技も見たいものです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-08-12 13:55:45)
73.  パージ 《ネタバレ》 
まさかこれにイーサン・ホークが出てるとは思わなかった、 今月はイーサン・ホーク祭りになりそうです。  あぁお父さん、息子は勝手にセキュリティ解除し、娘の彼氏に殺されかけ、奥さんも頼りにならないし。 家の中であんな高いヒールのパンプスはいてるのがなんか違和感な奥さん、お裾分けの手作りクッキーも食べずに捨てるタイプに見えた。 クッキー奥さんの表情も不穏でしたし、仮面集団じゃなくて近所中が最初から襲ってくるのかと予想したんですけどね。 最後にブチ切れてぶちのめしたけど、自分がこんなめにあわされたってことが許せない、しかもこんなやつに。みたいなものを感じてスカッとするどころかイラっとしたのでした。 そのわりに黒人を外に出すことはダメだという、でもその根拠となるものが描かれてないし、言っただけで全くの役立たず。 つまり進行上外に出したら話にならなくなるからってだけのことのように感じます。その他いろいろと理由付けが無さすぎてよくわからんというところがマズイなと。 奥さんと息子の訴えに心を動かされたのか、家族を守り戦うことにしたお父さん、黒人を入れた息子を怒りもせず、殺されかけたのに娘に謝罪するお父さんです。 そして自分だけ。。。見てくれだけの関係の希薄な家族のまま終わってしまいました。 ナニといったらお父さんの悲哀を感じた映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-10 00:35:35)
74.  ゲッタウェイ スーパースネーク 《ネタバレ》 
初見だと思って観てみたら違ってました。セレーナ・ゴメスの登場で途中だけ観たことあるなと。  ジョン・ヴォイトだよね?そうだよね?と、それを確かめるのがラストまで観る理由になりました。 舞台がブルガリアというのも珍しい、ヨーロッパのパトカーってスウェーデンの国旗みたいな配色が多いのね。  うん、イーサン・ホークがかっこいいし、セレーナ・ゴメスがチャキチャキしててかわいい。ラストで名前が出るのかとそれも期待したんですがなかったです、どうして名無しだったんだろ? カーアクションはカメラワーク、構図やカット割りに目がまわるということがなく見やすさと見応えがあります。派手過ぎない、やり過ぎじゃないとこがいい。 セレーナちゃんが拉致されたワゴンを追いかけるシーンが視覚的なものがあると思うけど、いちばんハラハラしました。 ひたすらカーチェイスな映画で、話の内容があんまり面白くないのが残念。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-08 22:15:29)
75.  ドローン・オブ・ウォー 《ネタバレ》 
この監督の「ガタカ」と同じく無機質ですね。マジで怖いことですが、これってブラックジョークなんだろうかと迷うようなところが満載といいますか、全てがそうだとも思える。それなのに訴えたいことは明確だし、上手い描き方だと感心。 必ずしも兵士の苦悩だけを言いたかったわけではないと私は思います、戦争犯罪だとはっきりわかる描き方ですし。  砂漠の中のただのコンテナと見える中で行われている事、ベガスの目抜き通りが通勤経路とか、新兵はゲームセンターからリクルート などなど。使ってるのはPS、Xboxなんですよね?冗談かと思えるようなことが乾燥した雰囲気の中で重苦しく描かれています。 安全な場所だからこその葛藤とか罪悪感ですかね、実際の戦場なら大義名分の下で敵もはっきり確認できるから感じることはないんでしょうね。 確実に犯罪者とわかるレイプ犯の存在とその顛末、ずっと虚無感無表情なトミーが初めて見せた人間味のある安堵の表情が印象的でした。最初はハズレだったかなとラストまで観る自信がなかったんですが、なぜか惹き込まれてしまいました。 静かで地味と言えるけど、スタンス、スタイルにブレがなく独特でオリジナリティがあり、演じるイーサン・ホークが素晴らしいと思う。 酒を捨て、スアレスの誘いに流されず、リノへ車を走らせるトミーにほっとして観終わったのでした。 でも奥さん役の女優がぱっとしないのよ、スアレスはインパクトありました。レニー・クラヴィッツの娘なんですね、納得です。ラングレーはピーター・コヨーテだったのか・・・
[インターネット(字幕)] 7点(2021-08-07 14:11:24)
76.  ストックホルム・ケース 《ネタバレ》 
ストックホルム症候群の意味は知ってますけど、語源となった事件のことは知らなかった。 パトリシア・ハーストの事件はかなり前から知ってるけど。  なんか私コレ好きです、面白いです。 70年代っていう雰囲気も関係するのかもしれませんが、犯人も警察もとてもじゃないけどキレがあって垢抜けてるとは言い難い、でも交渉する時の会話がいい、ニシンの焼き方のとこもいい。なんだかフっと笑えちゃうところがいくつかあるんです。 そしてなんといってもラースのキャラが抜群だと思う。演じるイーサン・ホークが最高です、ハマってます。ほんっとにいい俳優だなぁ、大好きです。マーク・ストロング、ノオミ・ラパスもいい味出てます。 人質の生死をそれで確かめるって?なぜかいちばん非情に感じたとこです。それだけ犯人寄りになっちゃってるという違和感があったってことかな。 映画の中でのラースとグンナーのキャラは大いに脚色されてるだろうなとは思いますが、モデルとなった二人は存命中なんですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-06 17:38:14)
77.  オフィシャル・シークレット 《ネタバレ》 
大量破壊兵器は結局見つからなかったイラク戦争、あの当時イギリスでこんなことがあったならもっと世界中に大スクープとして報道されていいと思うんですけど、ウォーターゲートであれだけ騒いだくせに。 私はこの事件をこの映画で知りました、世間で騒いでた記憶もないです、私が知らないだけ? そもそも2003年当時、自分が何してたかもあんまりおぼえてません。 映画化は16年も経ってからなのね、ビンラディン殺害の時との差にびっくりだわ。 キャサリン・ガン本人も映画で語られてることは全て事実だと仰っているようですし、 彼女が反戦主義者になったのは広島で英語の教師をしていた時に原爆の被害に触れたことがきっかけだという、イラク戦争当時の日本の指導者はどうだったのか、今さらですけど日本人として恥ずかしくなったのでした。 コレ、もっともっと話題になっていい作品だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-07-21 15:28:04)
78.  レッド・エージェント 愛の亡命 《ネタバレ》 
イルサじゃないんだからこの邦題は勘弁してほしい。 スパイだけどスパイ映画じゃないですよ、どっちといったらメロドラマだと思うんですけど。 なので「雪が降るにもかかわらず」になってるんじゃないですかね、もうちょっとマシな邦題つけてください。  カティヤの消息と彼女に何があったのかがサスペンス要素ではあると思いますが、描き方はわりとサラリと浅い。 脚本がよくないんだろうな、キャストも60年代初頭の雰囲気もとてもいいのにもったいないです。 姪のローレンの人物描写も意味がよくわからない部分があって、あれはやめてほしかった。 とにかく、美しすぎるレベッカ・ファーガソンを堪能する映画。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-20 11:17:52)(良:2票)
79.  ラスト・ターゲット(2010) 《ネタバレ》 
スウェーデンの雪景色の中でのオープニングにかなり期待しました。 しかし、イタリアの田舎町の雰囲気景色はかなりよいのですが、何が始まるのかと思えば娼婦との恋愛なんだもの。 私はこの娼婦もそのうちやられちゃうんじゃないかと、二人きりになるシーンになる度にハラハラしたのに。 とにかく暗殺者であるジャックの人物像があんまりよくないと思うのね、魅力的じゃないです。 原題は「The American」なんですが、ヨーロッパでのアメリカ人てスナイパーですらこんなもんなんですかね。 敵を追う、狙う、射殺する時の身のこなしや顔つきにプロフェッショナルなキレを感じないからかっこよくない。 話の内容もこれといって面白くないです。 なぜジャックは組織から狙われることになったのか、それくらい明確にしてほしい。 それすらよくわからないし、何も起きず娼婦とのイチャイチャだけ見せられて、いったい何がしたいのかさっぱりわかりませんでした。暗殺者の恋愛映画だったんですかね、それをクールにハードボイルドに仕上げたかったみたいですが失敗例のように感じました。そもそもイタリアじゃ無理かも、そのまま舞台は北欧のほうがヒリヒリ感は保てたんじゃないかと思う。 イタリアの女優さんたちが色っぽくて素敵だったことと、神父さんのキャラが唯一の救いだったような気がする。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-07-19 14:55:17)(良:1票)
80.  追想(2017) 《ネタバレ》 
「追想」という邦題のついた映画っていくつかあるんですよね、何か他に思いつかないのかな? 映画の内容はこのタイトルから受けるイメージとはちょっと違うと思います、原題の「On Chesil Beach」でよかったんじゃないかと、「チェシルの〇〇」とか「〇〇のビーチ」とか。  観始めは、ウブ、潔癖、大真面目な若いカップルの恋愛と新婚初夜を描いたシニカルコメディかと思ったんです。 イギリス映画ってその手の映画が得意ですし。 しかし所々に心の闇を想像させるシーンもありまして、特にフローレンスの幼少の頃のシーンをどう解釈したらよいのか迷います、トラウマになったきっかけのようでもあり、でも何があったのかは明確にされてません。  エドワードの両親とフローレンスの両親の違い、エドワードは母親にフローレンスは父親に一癖あるわけです。特に問題のない両親、家庭というわけでもないのです。 バイオリニストのフローレンスはクラシック専門、エドワードはチャック・ベリーやプレスリーであり、カルテットが何かも知らない。 とにかく属性というか性質というか違い過ぎるんですが、付き合ってる時は若さ情熱、勢いでカバーされ、 見ない気付かないでいられるんですが、結局現実を見た、知った時点で崩れ落ちる。結婚が破綻のきっかけとなってしまうのですが、遅かれ早かれ二人はダメになる運命だなというのはすんなり納得できてしまいます。誰が悪いわけでもなく言うなれば「縁がなかった」ですかね。 コメディなのかと思って観ていた前半ですが、ラストはおもわず泣けてしまいました。 ジャズ、ロック、クラシックと音楽のバランスも良かったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-13 14:34:12)(良:1票)
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