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プロフィール
コメント数 113
性別 男性
年齢 40歳
メールアドレス the_die_is_cast@msd.biglobe.ne.jp
自己紹介 10点は出来云々ではなく、僕の映画観に大きな影響を与えた作品に与えています。

好きな映画監督ベスト3
1.小津安二郎
1.ジャック・タチ
3.北野武
3.ヴィクトル・エリセ

ベスト3と言っておきながら、4人。すいません

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61.  散り行く花
守ってあげたい女性NO.1 リリアン・ギッシュ。彼女なくしてこの作品は成り立ちません。
9点(2004-02-19 09:24:05)(良:2票)
62.  HANA-BI
文句無しに9点(事実上の最高評価)。日本映画史上屈指の作品。
9点(2004-02-19 09:16:30)
63.  犬の生活 《ネタバレ》 
「わずかなパンとささやかな勇気と大きな愛」チャップリン生涯のテーマが作品に顔を出し始めた最初の作品といわれています。また「チャップリンスタジオ」での最初の作品でもあります。チャップリン扮するいつもの放浪紳士が、他の犬にいじめられていた一匹の野良犬を助け出してともに行動し、いじめられていた酒場の店主に横暴な扱いをされる歌手(エドナ・パーヴィアンス)を救うために奮闘するというお話です。途中、酒場でのパントマイムが見事なのはまったく至芸ですが、最後のシーン、郊外の小屋でゆりかごを見つめる二人の笑顔がいつまでも心に残ります。
8点(2004-02-16 19:19:40)(良:1票)
64.  非情の罠
これが商業映画デビュー作、27歳時の作品だなんてにわかに信じがたいです。構成力がとんでもなく洗練されています。一時間強の作品にサスペンス、ロマンス、アクション、ミステリーの要素が絶妙に配置されており、登場人物には語るべき部分は語らせ、それ以外のときはカメラが雄弁にそしてシャープに語ります。老獪ですね。
7点(2004-02-16 16:35:31)
65.  突撃(1957)
結末はキューブリックらしいです。1957年ですからニューシネマの10年前ですよね。アメリカ人はけっこうビックリしたんじゃないでしょうか。しかしこの人の冷たい撮り方は徹底してますね。これでは観客はカーク・ダグラスにすら感情移入するのをためらいます。
6点(2004-02-16 16:28:16)
66.  我輩はカモである
裸の銃シリーズやウディ・アレン映画の源流にあたる作品だと思います。同じコメディでも、チャップリンやキートンがさすがに時代性を考慮に入れつつの鑑賞になるのに対して、こちらは同時代的な視点での鑑賞に耐えうる稀有な作品です。本当に、『裸の銃を持つ男』を見たときと同じ感覚で爆笑しました。鏡のギャグなどは現在では使い古されていますが、(はっきりとしたことは分かりませんが)映画で使ったのは彼らが初めてではないでしょうか?オリジナリティと超時代性を評価しましょう。英語力を鍛えたら真っ先に字幕無しで見たい映画の一つです。
8点(2004-02-16 16:20:42)
67.  ブルース・ブラザース
お金はけっこうかけているみたいだし、キャストは超豪華。でも作りがB級なのはこの監督ゆえかな。僕は『ケンタッキー・フライド・ムービー』では全く笑えなかった口なのですが、この映画は何度も爆笑させてもらいました。また音楽はもちろん最高だし、ベルーシとエイクロイドのかっこ良さもこの上ない。見終わった爽快感も『ショー・シャンク』より上でした。僕はどちらかというとダン・エイクロイド派です。この映画はジョン・ランディスでもジョン・ベルーシでもなく、ダン・エイクロイドの作品だと思ってます。クールで熱い最高の娯楽映画です。
8点(2004-02-15 23:27:36)
68.  突然炎のごとく(1961)
見終わってまず感じたのが、「女ってよく分かんねーや」。女性から見ると逆に「こんな女に振り回される男って分からない」となるんでしょうか?それとも単に僕が未熟者なだけでしょうか?とにかく男と女の関係がグルグル動く、いかにもフランス的な映画でした。  ひとつのシーンが印象に残りました。まだ戦争前、三人が遊んでいて、海岸に着き男二人が組み合っているときにジャンヌ・モローが白いパラソルをひらきます。右上から左下に走る海岸線、じゃれあう二人の男、浜辺に咲いた白いパラソル、とても美しい映像でした。
6点(2004-02-15 23:14:09)
69.  アニー・ホール
次にくるシーンが全く予期できませんでした。切り替えが唐突なので、本質的にずっと同じことを繰り返しているだけなのに各シーンがとても新鮮です。それがこんな地味な話を90分持たせてしまった味噌でしょう。いろんな映像手法を使ってますけど、一番面白く感じたのはアレンと精神科医の会話、ダイアンキートンと誰かの会話を分割したマルチスクリーンです。二つの受け答えがシンクロしていて、よくできているなあと感心しました。それにしてもアレンはとんでもない皮肉屋ですね。無教養な人間を皮肉り、インテリを皮肉り、そして自分自身までも皮肉ってます。結局人間なんてみんなちっぽけな存在なんだ、ということでしょうか。最初のほうで少年が言っていた「どうせ宇宙は膨張して終わるんだから」というのは意外に本心なのかもしれませんね。決して面白いとは思いませんでしたが、アレンにしか作れないであろうオリジナリティーは素晴らしいです。
7点(2004-02-15 23:03:30)(良:1票)
70.  ゲームの規則
初めて見たときは誰が誰だか人間関係が全く把握できず困惑した。2回目の鑑賞で最初のキャスト紹介を確認しつつようやくその人間関係の悲喜こもごも恋愛・友情の絡まりあった群像劇の全体像を把握することができたとともに、その立場・階級の上下左右を貫き通す人間に対するシニックな洞察の深さに見終わった後しばらく放心した。とても印象に残るパン撮影も含めて、どこまでも優雅であり続けるルノワールのカメラだが、なぜだろうか画面からは登場人物を少し突き放すような冷酷さをほのかに感じる。愛すべきオクターヴでさえそうだ。室内の会話でも決して人物には寄らず、ときにはロングショットさえ使う徹底さがそう感じさせているのだろうか。全ての人物が敗者という物悲しい結末は、ルノワールの人間観を予感させる。それにしても1シーン1ショットを原則としていながらこれだけ人物の出し入れが多いと演出はさぞ大変だろう。人を動かすのがうまいなあと感心した。 ラストシーンはどこか『ミスティックリバー』にも通じるものがある。
9点(2004-02-14 10:45:28)(良:1票)
71.  アンダーグラウンド(1995) 《ネタバレ》 
衝撃的。普通の反戦映画だと思っていたので、ラスト30分までは「なんだこのわけわからんテンションだけ高い映画は?」とイライラしながら見た。リアリティの欠片も無い映像や、頓珍漢な演出(劇場で観客が一斉に頭を右左と動かすところなど)にも辟易していたが、マルコが弟に絞め殺されるあたりで「おや?もしかして…」と“何か”に気づき始めた。どうやら駄作では無さそうだ、伊達にパルムドールを取っただけのことはあるかもしれない、と。ラストシーンでようやくその“何か”が分かった。『81/2』だ(見終わって皆さんのレビューを確認したらやっぱり同じこと思った人いましたね)。久々にこんな映画作家の才能爆発作品を見た。一歩間違えればただの「とんでも映画」になりかねない作品に、ここまでのパワーと説得力を与えたこの監督の構成力は天才。しかし、ユーゴに関する知識が全く無かったためストーリーについていけず、僕はあまり楽しめなかった。刺激的なショットや面白い演出も特に無かったので点数はこれくらいで。
6点(2004-02-13 22:54:52)
72.  三つ数えろ
この映画は人物の出し入れのうまさだけ見ていればいい。
7点(2004-02-13 13:46:17)
73.  麦秋(1951)
「アンパン食べる?」完璧に練られた脚本を象徴するこの一言。
7点(2004-02-13 13:43:47)
74.  父ありき
ロシアで別の版のフィルムが発見されたらしい。音声は日本に残っているフィルムよりもかなりいいらしい。この作品はまだ30代にして既に老成しているかのような小津の父-息子観、死生観がうかがえる。また、この時期に厚田氏のカメラもほぼ完成。
8点(2004-02-13 13:40:00)
75.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺
ファーストカットからその頭抜けた映像センスに驚愕。省略法の使い方はルビッチよりもうまい。これは天性のものとしか思えない。映像、構成、テンポ、全てが完璧。ただ、さすがに古さは感じる。 <追記>戦後GHQの規制によってカットされ、現存しないとされていた殺陣シーンの一部のプリントが個人のコレクションから発見されました!元々約2分の殺陣シーンのうちの40秒ほどらしいです。5月に発売されるDVDに収録されるらしいので是非是非見たい!!待ち遠しいばかりです! (2004/2/28)
9点(2004-02-13 13:33:23)(良:1票)
76.  青春の夢いまいづこ
後年、小津自ら失敗作と評している本作だが、僕は好きだ。決して「友情ってすばらしい」という安直な結論に陥らないところが小津らしい。30歳ぐらいになったときに見ると主人公たちの切なさがもっと胸に迫ってくるんだろうなあ。 江川宇礼雄がルー大柴に似ているのが気になった。
7点(2004-02-13 13:25:26)
77.  恋のエチュード
外ロケでありながら完璧な映像。海に向かう斜面で3人が遊ぶときの構図の美しさといったら……。 この作品はとにかく手紙にこだわっている。手紙の内容を書き手がモノローグする不自然さを逆説的に訴えているのではないかとさえ思う。特に妹が恥ずかしい告白をしたためた手紙をジャン=ピエール・レオーが読む際、手紙にかぶさるように内容を読み上げる妹の姿が半透明に浮かぶシーンは、リアルさからはかけ離れている。 また、妹がテニスをしている最中目がくらむシーンもトリュフォーにしてはやや不自然だが、ヒッチコックへのオマージュではないか。
8点(2004-02-13 13:15:39)
78.  キートンのセブン・チャンス
「結婚してください」と書いた紙切れを2階の女性の足元に放り投げて、その後破かれた紙切れがパラパラ降ってくるシーンは爆笑。チャップリンが舞台的な笑いなのに対して、キートンは映画的笑い。映画的空間、映画的時間に沿って繰り広げられるスラップスティックコメディはこのうえなく映画的。7時まであと30分しかないと慌てて外に飛び出し、何百人もの女性に街中を追い掛け回されクレーンで脱出したり、山の上から転がってくる岩をよけ続けたりしながら教会へ急ぐ一連のシークエンスはまさしく映画らしい映画。
9点(2004-02-13 13:04:57)(良:2票)
79.  大人は判ってくれない
擬似父・トリュフォーの撮るジャン・ピエール・レオー成長記の第一章。しかしこの監督は人が走っているのを撮るのがうまい。終盤、ドワネルが走り続けるシーンは本当にフィルムが生きている。
8点(2004-02-13 12:56:07)
80.  イレイザーヘッド
映像的に面白かったのはパペットアニメーションの部分だけだなあ。この監督は単に奇形が好きなだけでしょ。踊り子の不思議な魅力だけが際立つ作品。
4点(2004-02-13 12:48:52)
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