61. 笑の大学
《ネタバレ》 できれば主人公が言っていたように、この映画自体にも、喜劇として権力と戦って欲しかった。それなのに最後だけ悲劇にして、とってつけたような戦争批判(でも、まさか主人公が盛岡出身なんて…超レア。やった!) [DVD(邦画)] 5点(2006-02-05 15:06:01) |
62. THE 有頂天ホテル
脚本が素晴らしい!ことと、監督としても撮り方なんかうまくなったんじゃないかって思います(そんなに好きじゃないと思いながらも三谷作品は全部見てたことに気づきました)今までの彼の映画の中では最高じゃないですか?本人も言っているようですが。すべてのエピソードが綿密につながっていく様は非常に見事ですが、ある程度軸になるエピソードが一本あったほうがよかったのでは、と思いました。 [映画館(字幕)] 8点(2006-01-26 18:51:48) |
63. ビフォア・サンセット
前作と比べるとクォリティーに明らかな違いがあるような無いような…。それにしても二人とも外見も性格も変わっている。多分、9年という月日を経ての再会ということで意識的にそうしているんだろうけど、作中にもあるように前作では希望の中にいた二人が今作では絶望の中にいます。確かにそれが現実なのかもしれませんが、現実的にしようとしすぎて、逆に不自然になっている気もします。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-15 08:06:32) |
64. 恋人までの距離(ディスタンス)
本当にど真ん中というか、まさに僕が好きな映画でした。一見、他愛もない会話の中に鋭い感性や批判が含まれていて、何度もはっとさせられました。自然で聞き逃してしまいそうな言葉の中に、案外真実はあるのかもしれません。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-01-13 18:24:52)(良:1票) |
65. トロイ(2004)
単純明快でよかったんだけど、なぜかしつこいという感じがした。みんなテーマを口で言いすぎだろう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-03 21:39:01) |
66. ダウン・バイ・ロー
これはわからなかった。ストレンジャー・ザン・パラダイスを見たときはなんとなくわかったんですけど、これはほとんどわからなかった。部分的な面白さはありましたが・・・。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-25 11:27:41) |
67. マンハッタン殺人ミステリー
ウディ・アレンのコメディアンぶりが炸裂している。ものすごい量のジョークをものすごい早口でまくしたてていて、ダイアン・キートンとの息もぴったり。彼の独壇場でしょう。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-20 16:59:47) |
68. ストレンジャー・ザン・パラダイス
こういう映画は好きですねぇ。常に画面に無意味さというか、退屈さが出ていて、それは主人公たちがどこにいても、何をしてても変わらない。ラストも好きです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-16 05:10:38) |
69. リアリティ・バイツ
こういうラフな感じで繊細なものを捉えてる映画は好きですね。青春を謳歌してますねぇ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-14 20:40:58) |
70. ストーリー・オブ・ラブ
《ネタバレ》 恋人たちの予感と同じような演出。この手法はウディ・アレンの亜流ですが、使い方はうまい。ラストへのキスの伏線も良かった。ただ、物語に波がない分、最後のほうが唐突に思えてしまう。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-14 13:05:05) |
71. KISSing ジェシカ
《ネタバレ》 こういう映画をみるとどうしてもウディ・アレン映画を意識してしまうんですが。でも、会話劇は好きだし、毒のないアレン映画って感じでいいかな。終盤の展開(二人が別れるシーン)もウディっぽかったから意識したのかもしれません。こういうラストは好きです。かわいい映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-17 09:50:57) |
72. スリーパー
ウディ・アレンの初期のコメディはどうも好きではなかったんですが、これは笑いました。後半のほうが面白いと思います。ラストシーンはとてもよい。 [DVD(字幕)] 8点(2005-03-30 11:55:26) |
73. スコルピオンの恋まじない
ウディ・アレンの映画は楽しい。考えさせられるけど、とりあえず楽しい。近年の作品は、完成度が落ちたと思うけど、やっぱり楽しい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-03-11 06:47:47) |
74. タクシードライバー(1976)
《ネタバレ》 なんというか街にあふれる不条理とか、狂気といったものを皮肉っぽく描いている気がします。主人公が娼婦の女の子を助けたいと思ったのは、善意からではなく、自分の中にあるヒーロー像に自分が近づきたいという一種の誇大妄想からだと思いますし、大統領候補暗殺にしても、ベッツィとのいざこざからきた狂気的な考えであるような気がします。他の方も言われているように、彼にとっては娼婦を救うのも、大統領候補を暗殺するのも同じでどちらでもよかったのではないでしょうか。彼の中にたまっていた孤独や現状を変えたいという願望からくる怒りが、たまたま娼婦の女の子とベッツィという二人の女性を引き金に爆発した。売春宿を襲った後に自殺しようとしているのを見ても、正義というより退廃的なヒーローに近い気がする。そして、偶然にも事がうまく運び彼は英雄になった。僕はこのラストにはそんな不条理な皮肉を感じました。 8点(2005-03-02 16:47:56)(良:1票) |
75. スター・ウォーズ<特別篇>
個人的には子供から大人までを対象にできる映画はすごいと思ってるので。(特に子供) 7点(2005-02-28 06:49:52) |
76. うなぎ
なんとなくカンヌでとるっぽい作品だと思いました。抽象的で、比喩的で。不思議な世界観はとてもいい。ストーリーはハチャメチャなところがあるんですが、全体をやんわり包んでいるコメディの雰囲気がそれを緩和しているような気がします。 8点(2005-02-28 06:41:05) |
77. 戦場のピアニスト
実話でなければ現実味のない話だけれど実話だから納得できる。僕自身は淡々と描いていく作品のほうが真実を伝えやすいと思うので、この作品の撮り方は好きです。 10点(2005-02-26 08:19:40) |
78. 誘惑のアフロディーテ
おいしい生活でも感じましたが、彼の人生観が以前と比べてとてもやさしくなっていると思います。登場人物の描き方も愛が感じられるし、自虐表現も息を潜めています。映画の結論である人生は皮肉だということにも、以前の作品であればそれを悲観的にとらえていましたが(しぶしぶ、最後にはあきらめますが)最近の作品にはそれを許容できるやさしさがあると思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-01-14 08:09:17) |
79. おいしい生活
この作品を見て思ったのは、ウディがある種の結論を得たのでは?ということですね。昔の作品のように悩んだりせずに、ストレートに表現しているように思います(それでも彼らしさはありますが)。ウディが達した結論は昔と変わりませんが、それを楽しくシンプルに表現していると思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-01-14 08:02:40) |
80. インテリア
作品を見る前にこれはウディ・アレンらしくない作品だと聞いていたので、どんな感じかなと思って見てみましたが、自分としてはとてもウディ・アレンらしい作品だと感じました。確かにユーモアがないので印象がかなり違いますが、それ以外はいつものウディ・アレンの要素がかなり入っていると思います。死を恐れる長女に、自虐的な次女、カリフォルニアから来たあけすけな三女、三姉妹を抑圧する母親。そして、そこにあらわれる自由でたくましい父の再婚相手であるパール。いつもなら長女と次女がウディで、友人や社会が三女と母親、そして、ウディが最後にたどり着く結論がパールである気がします。(ウディ自身は自分は母親に似ていると話していますが) ちなみに、ウディはこの作品がベルイマンの模倣ではないかといわれた事に影響を認めながらも、珍しく腹を立てて、ベルイマンは映像でメッセージを伝えるが、僕は言葉でメッセージを伝えている。だから、根本的に違うんだといったようなことを言っていました。そして、ベルイマンもこの作品をとても気に入ってくれたそうです。 [DVD(字幕)] 9点(2005-01-07 10:29:43) |