61. E.T. 20周年アニバーサリー特別版
《ネタバレ》 もう音楽からハラハラドキドキ感を入れるところからアメリカ映画っぽさがプンプンしますね。スピルバーグって人は根っからのいい人なんでしょう。まあつまんなかったですが、酷評する対象でもないです。子供向けの作品にストーリーのアラつまんでもしょうがないし。20周年特別版ですが、バスタブのシーンはいらないと思ってたら、案の定オリジナルではカットされてて、今回付け加えられたシーンでした。未公開のままにしといた方がよかったんじゃないですか笑?あとCGも何か違和感を感じてたけど、これも特別版で勝手に小細工入れたみたいですね。余計リアリティなくなってる気がするんだけどなあ。てか自転車で警察から逃げるシーン、最初から飛んだらええやん。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-16 23:30:39) |
62. 真夜中の弥次さん喜多さん
《ネタバレ》 クドカンの悪ノリ炸裂、大衆の評価一切無視!!って感じの作風ですね。前半のはっちゃけ具合が、何ともクドカンっぽくてクスクス笑いながら見てましたが、お初のくだりからガラっと雰囲気が変わりましたね。シリアスなムードが漂って、その割には荒川良良って人がドでかく映ってたりと、掴みどころのない展開です笑。現実と妄想が混じる構成はTAKESHI'Sみたいですね。公開年は同じだから、たまたまアイデアがかぶっただけだろうけど。周りとかネット上の評価は低かったけど、僕は意外にハマりました。DVD欲しいくらいです。IWGPや木更津、タイガー&ドラゴンとかもちゃんと見てみたいなと思いました。久しぶりに何回も見たいと思える作品に出会いました。もう1回見たら、10点満点に変わるかも笑。てかクドカンこそヤクやってんな!! [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-08-07 00:48:16) |
63. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 てかこれは日本人が見てもピンと来ないでしょう。普段僕たち日本人は、人種差別を受けることなどあまりないのだから登場人物たちの感覚が理解できない。もはや被害妄想と言えるくらいに黒人である自分を蔑む若者の他、事あるごとにやれ白人だ黒人だって台詞が出てくるので、途中でもう「あ、この映画は日本人の俺が見てもあまり共感できないな」と割り切って見てました。僕から見たら一番正常な思考に見えた若い警官に最後あんな運命が待っているという皮肉めいた展開はやるせないですね。あと登場人物が多いのに時間軸ずらされると分かりづらくてキツイです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-19 19:10:18) |
64. 母べえ
《ネタバレ》 うーん、つまらなかったわけではないんですが、オチのない淡々としたストーリーはやっぱピンと来なかったです。途中ちょこちょこ笑えるシーンや泣きそうになるシーンはあるけど、「終わりよければ全てよし」じゃないけど、最後に面白かったーと思えないと映画全体があまり面白くなかったように僕は感じてしまいます。しかし、鶴瓶の演技はすごかった!!自然すぎてもはやあれは演技じゃない!!浅野忠信もこんな演技するんだーと驚きました。個人的にエンドロール中の「母べえは毎朝5時には目が覚めてしまい、洗濯したり弁当を作ったり…」というところで、世のお母さんのすごさを改めて考えさせられ、自分の母親にも感謝の念がこみ上げてきました。それだけでもこの映画を見てよかったと思いました。 [映画館(邦画)] 5点(2008-02-05 14:10:14) |
65. TAKESHIS’
新年初映画がこれでした…。きつかった…。意味のないマルホランドドライブって感じですかね。 [地上波(邦画)] 3点(2008-01-16 15:13:38) |
66. サウンド・オブ・ミュージック
《ネタバレ》 あまりに有名なこの作品ですが、僕は今回ミュージカルということ以外あらすじも全く知らない状態で鑑賞しました。結論からいうと、平均点通りの大傑作です。期待を裏切りませんでした。この監督は左右対称にこだわってるようですね。建物だけでなく、子供たちの踊りまで左右対称でした。そして、普通の会話からいきなり歌いだすあの流れも全く違和感がない。二部構成になってるのも驚きでした。自然の中で歌うだけの明るい話だと勝手に思ってたんで、ラブストーリーと戦争が中心の二部には最後ハラハラさせられましたが、ご都合主義じゃないハッピーエンドでとても爽快でした。「罪を犯してしまいました…」の脚本は唸らせるなー!!とニヤニヤしてしまいました。その後のラストシーンの風景がまた綺麗なんだ。この作品は、3時間近くあるとは思えない程、長さを感じさせません。テンポがいいからでしょう。文句なしの満点ですね。好きな映画が一つ増えて嬉しい限りです。 [DVD(字幕)] 10点(2007-12-25 01:22:18) |
67. カジノ
《ネタバレ》 ナレーション2人が語りだした。いつまで続くのかと思ってたら最後まで続くナレーション。副音声ONにしてるのかと思ったよ!この演出は最悪。てか最初のカジノの説明長すぎだよ!あんなに一気に名前まくし立てられても理解できません。その後もダラダラダラダラ大した事が起こるわけでもなく進み、ヒステリックなクソ女がギャーギャー言ってるのを聞かされ、どう見ても簡単にボコせそうなただのチビが粋がり(誰かがさっさと殺しゃあいいのに)、あの冒頭の爆破シーンを見せといてサムが死んでなかったり、と何から何まで腹立たしいほどにつまらなかった。そして何よりムカついたのは長すぎること。8時間くらいに感じたよ!!こんなに退屈に感じ、つまらないと感じた映画は久しぶりだ。本当は-100点にしたいくらいだ。 途中何度も鑑賞をやめようと思ったが、頑張って最後まで見た結果、やっぱり途中でやめるべきだったと後悔した。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2007-12-21 23:37:05) |
68. 海辺の家
《ネタバレ》 「余命4ヶ月の建築家が家を建て直し、息子との絆を取り戻す感動作」っていう粗筋を見て期待したのですが、まず陽気な音楽をバックに胸毛ボーボーブリーフで立ちションに完全に冷めてしまいました。それ以降も音楽がダサい。そしてクビくらったからって、いきなり作品破壊して失神する流れに全くついていけず。それからは半ば見る気がそがれてなあなあで見てたんで、終盤感動する雰囲気は漂ってたけど、序盤の展開のせいで感情移入できませんでした。あと嫌いなのは、挑発的なあの女やその母親のセックスなど。何で色ネタを入れるかなあ。とりあえずサムの恋模様も入れとくか、みたいな製作者の逃げ腰な考えの表れですかね。いずれにせよ、前評判に勝てない中身でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-12-19 23:00:09) |
69. パルプ・フィクション
《ネタバレ》 シュールの最高峰ですね。しかし2時間半という長さを全く感じさせないのはひとえにこの映画の持つ実力でしょう。 冒頭に説明がある通り、この映画の内容って、今の言葉(2012年)で言う「チラ裏」レベルですよね。でも退屈しないし、ホントくだらなすぎて笑っちゃうんです。 ヤクザのくせに、銃弾が当たんなかったのは神の力とか大真面目に考えてるし、最終的にピチピチのTシャツに着替えさせられるし、むっちゃ怖いと誰もが恐れるマーセルスが掘られたり、色々全部とにかくシュールです。んで会話もダラダラ長くて展開も遅いのに、会話の内容がある種素人のリアルな日常会話並のテンポだから、逆にしっくり来るというか、それが冗長に感じさせない理由なのかも。 いやーしかし、休日の2時間半をこれを見るのに使うなんて、なんという贅沢! あと、この映画は時間軸バラバラなんで、初見で理解できなくても何回も見る事をオススメします。ヤクのように中毒になってきますから笑。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-12-19 02:21:41) |
70. PEACE BED アメリカVSジョン・レノン
《ネタバレ》 ドキュメンタリーというジャンルの映画は採点が難しいです。テレビでやってる2時間もののドキュメンタリーと全く同じですから。結論から言うと、作品自体は面白かったです。単純にビートルズ、ジョンレノンが好きだからってのもありますが。最後の台詞「アメリカはジョンを殺せなかった、なぜなら彼のメッセージは未だに生きているから」みたいな言葉が胸にしみました。それにしてもニクソン政権悪いなー!!あと、白い画面に白い字幕じゃ字読めません!! [映画館(字幕)] 8点(2007-12-18 00:50:06) |
71. デリカテッセン
《ネタバレ》 この映画を見終わってからまだ3時間しか経ってませんが、ストーリーを全く覚えてません笑。そんくらいストーリーはあってないようなものでした。ただ映像を見て楽しめるか楽しめないかだけというか。僕はまぁ合計3分くらい楽しめたかな笑。この監督はストーリーと関係ないところで遊ぶのが好きですね(住人たちの行いがリズムを作るシーンなど)。アメリと同じ監督みたいですが、そういやアメリでも同じようなことしてました。キルビル見た時も思ったけど、こういうのって監督のオ○ニーにしか思えないんだよなぁ。キルビルよりはおもしろかったからいいけど。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-12-14 22:43:27) |
72. 誰が為に鐘は鳴る
《ネタバレ》 愛しあったきっかけが唐突だなぁ…と思ったけど、最終的には気にならなかったですね。途中ダルく感じたけど、爆破までの緊迫感はそこそこあったし、ラストのマリアを考えながら力を振り絞るシーンはよかったです。そのまま盛り上がってエンディングでしたし後味はよかったです。個人的にはキツネ獲りのオッサンがかわいくて好きだったので、撃たれた時はこの映画の中で一番心が揺れました;; [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-28 14:05:49) |
73. 理由なき反抗
《ネタバレ》 まず字幕をはしょりすぎ。確実に喋ってるのに全く字幕が出てないことが多々あった。全体の1~2割の台詞が訳されてなかった!あとはジェームスディーンが高校生に見えない。それと隠れ家で3人がじゃれあってるシーンで、後ろに流れる音楽がおどろおどろしいのは何故(笑)。プレートーはジムにホレてんのか?と思ってたら、脚本家が意図的に彼がゲイである描写を入れてたみたいですね。やっぱりなと思いました。ジムの反抗の理由は、父親がヘナチョコだったからの気もしますが、20代の僕としては子供と親の双方の意見にも納得できる部分があって、もどかしい気持ちになりました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-11-27 14:04:21) |
74. フランケンシュタイン(1931)
《ネタバレ》 やはり、「今見るとそこまで…」ってのが正直な感想です。だってホラーなのに怖くないですもん。怪物っていっても、背丈は人間と同じだし、普通に取っ組み合いできてるじゃないですか笑。先にデニーロのリメイク版を見て、怪物の悲しみが描かれてる点がすごくよかったので、この話をホラーとしては見れないんですよね。だから最後風車ごと焼かれるシーンの怪物がかわいそうでかわいそうで…。でもそこもあまりにあっさり描かれてて私としては不服。まぁ当時では衝撃のホラー映画だったのでしょう。 [DVD(字幕)] 3点(2007-11-27 13:43:44) |
75. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 この映画はキャラ設定がたまらないんだよなぁ。影を持つ主人公、悪大将に見えて実は利口なクリス、ヤンチャで強がりテディ、愛すべき憎まれ者バーン。この4人でなければ、ここまでの大傑作にはなりえなかった気がします。誰もが経験し、今では経験できない、ガキならではの冒険。しかし、これを最後に皆別々の道を歩んでゆく…。実はこの映画は青春映画じゃなくて、人生そのものの映画だと思うんですよ。実際、人間って節目節目で出逢いと別れを繰り返し続けている。例えば、小学校の友達とは小学校で別れて、中学校で新しい友達ができて卒業で別れて、高校でまた新しい友達ができて…。人間にはその時代毎にその時代の友達がいるわけです。もちろん、ずっと仲を保つ人もいるけど、それは数少ない貴重なケースで、大体はその時代と共に離れてゆく。たとえ昔の友達と久しぶりに遊んでも、互いに当時を思い出すだけで、もう当時と全く同じ感覚には戻れない。だから多くの人がこの映画に感情移入し、一緒に自分の青春を懐かしむのではないでしょうか。この映画も自分の家庭を持つ立派な暮らしの中、主人公の回想で語られていますから、やはり大人の目線で人間の普遍的な「戻れない日々を懐かしむ」という感情を描いているという点からも、これは「人生の映画」だと僕は思っています。今20代の僕も十分切なくなりましたが、30~40代になってから観たらまた楽しめる気がします。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-21 15:27:37) |
76. マッチスティック・メン
《ネタバレ》 いつもは鈍感な僕でしたが、このオチは読めました。この映画は予備知識が全くない状態で見たほうが楽しいと思います。僕はジャンルがコメディだと聞いていたのですが、実際そんなことはなく、途中サスペンスだしヒューマンドラマも入ってる。一見、アメリカ版レオンかとも匂わせる。オチバラシ後の一年後…ってのはいらなかった気もするけど、やっぱあっていいと思います。アンジェラを見つけた時に恨みを晴らすようなことをしなかったのは、結果的にアンジェラのおかげでロイは変われたからだと思います。詐欺からも足を洗ったし、何より愛に気付いた。今は定職について新しい家族もできたし、ついぞ実の子供ができたわけですから。むしろ恨むより気付かせてくれたことに感謝してるかもしれないですね。詐欺師が騙され、偽物の愛のおかげで本物の愛を手に入れるなんて二重の皮肉ですね。面白い映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-20 14:58:45)(良:1票) |
77. ジョンQ-最後の決断-
《ネタバレ》 成程、アメリカの医療保険制度についての話だから日本人の僕にピンとこなかったんだな。まずね、最初唐突に衝突事故見せられても意味分かんないから腹立つのよ。そして院長や外科医が前半執拗に悪者として描かれてるのも腹立つ。「保険がきかなくて治療を受けれない人は何千万といるのよ!言うなら私じゃなくて議会にいって頂戴!」言ってる事正しいじゃない。それに子供のためなら何でもするってさぁ、その場にいた並んで治療待ってた人はどうなんのよ。今にも産まれそうな妊婦とか赤ん坊抱えた母親とか。Qのせいで、すぐに治療が受けられないんだぞ。何より銃突きつけられて人質にとられた時の恐怖は計り知れないだろう、トラウマになるかもしれないし。なのにスペイン人「ジョンQイイヒト!」あいつアホだ。子供にだって「悪いことはするな」とか伝えてたけど、あなたしてること悪いことじゃないの?自分の息子助けるためなら、人質に銃向けても、抵抗した奴殴っても、狙撃手殴っても悪くないの?自分の心臓移植する時も、物理的に無理があるって言ってるのに「いいからやれ!」って脅迫だろあれはよー。外科医だってやりたい気持ちはあるってんだよ、でもできないって話なんだよ。しかも、みんなの前で自分にピストル撃つつもりかよ、おいおい間近で死なれるほうの気持ち考えてくれよ。でいて最後はご都合主義ですか。サムい展開だよ。しかも最後あいつは英雄?待て、待機者リストにちゃんと名をのせて移植待ってる人はどうなるの?立てこもれば順番スッ飛ばして治療受けれるのかい。たまったもんじゃないね。【結論】アメリカの保険制度がどうであろうと、Qは利己的な凶悪犯罪者だ。 [地上波(吹替)] 3点(2007-11-17 15:27:12)(良:2票) |
78. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 何て有り得ない展開なんだ!いやでもこれはファンタジーなんだからそれは気にするべきじゃないんだ…、って自分に言い聞かせながら見てたら終わってしまいました笑。てかそんなこと言い聞かせてる時点で、僕には合わない映画ってことですが…。でも若いグラハムがスッとドクグラハムになるとこはよかったですね。オチで親父が復活するんだろうなってのは、見始めて1分で分かりましたが、実際出て来てキャッチボールするシーンはやはり必須だったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-13 14:59:16) |
79. メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
《ネタバレ》 何この映画?相当面白くなかったですね。まず前半の時系列バラバラは、ただ奇をてらったことがしてみたかっただけとしか思えない。何故ピートが埋葬を頑なに遂行したがるかもよく分からん。仲いい友達だったんだろうけど、その思い入れの理由が見えない。そしてマイクに対する報復もあまりに浅はかな考えだ。確かにマイクは、私生活ではどうしようもない最低男に描かれてたけど、メルを撃ったのは事故だったわけだし、ピートは自分の考える「善」を押し付けてるだけだ。てかそんなに強い絆なら、アリが付いたくらいで顔燃やすか?笑 あと結局ヒメネスがなかったって設定もサムかったですね。肩透かしくらった感じですよ。でも最後の台詞「一人で大丈夫か?」には唸らされました。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2007-11-13 14:42:44) |
80. フランケンシュタイン(1994)
《ネタバレ》 フランケンは愛する人を失いたくないために行った実験のせいで、皮肉にも愛する人を失ってしまったわけですね。怪物はとても可哀相でした。醜い外見を誰も受け入れてくれず、いつも孤独なまま。「何故、創った。」とフランケンに復讐を迫ったはずなのに、死んだ彼を見て泣き崩れる。ただ愛されたかっただけなんですね。非常に切ないストーリーでした。 [DVD(字幕)] 8点(2007-11-12 01:22:46) |