61. 輪廻(2005)
《ネタバレ》 女優としての優香を見れた分には良かったが、最近のホラーって何でこんなに話しが分かりにくいんでしょう、実際に起こっているのか夢なのかすら曖昧すぎて結局何も残らない。シックスセンスの影響かどうかは定かではないが、ドンデン返しを最後に持ってくればそれで観客が満足すると思っている。なにか、どれもこれも似たり寄ったりで映画の撮影、殺人事件などの要素がある分、着信アリや呪怨よりは見れたが、あまり大差は無い感じ。リングはまだ内容があったのになぁー。 [地上波(邦画)] 5点(2008-01-19 22:55:59) |
62. キル・ビル Vol.1(日本版)
《ネタバレ》 明らかに日本を履き違えてる映画です(機内に刀は持ち込めないし、ヤクザも銃ぐらい使うわ!)。海外ではウケるかもしれませんが、とてもじゃないけど日本人の自分には良い映画とは自信を持っては言えないです。アニメ的な話を土台として日本のイメージを詰めこんだ強引な作り。過去のタランティーノの作品と比べると疑問です。おそらく、この映画はタランティーノの個人的な趣味で作っちゃったものなんでしょうね。アクションだけを見るのであればそれなりに楽しめる内容でしょうが、話の方はちょっとイマイチです。彼の日本好きという所は伝わってきましたが。 [地上波(吹替)] 6点(2008-01-05 16:56:47) |
63. 日本以外全部沈没
《ネタバレ》 この作品をよく映画にしようと思ったねー、ある意味称えるべきかな(笑)。登場するタレントや、そっくりさんを見てクスッと笑たのみで。話の内容は実に中途半端で安っぽい。ツッコミを入れながら何とか見れましたが、この程度ならドラマでいい感じです。ラストは予想通りに日本沈没(そりゃそれしか無いわな)。金を払ってまで見たいとは思わない映画でした。 [地上波(吹替)] 3点(2008-01-01 02:21:24) |
64. ダイ・ハード
《ネタバレ》 あまりにも高評価だったんでビックリしたんですが(そんなによかったかなって感じで)。いままで中途半端にテレビ(吹き替え)でしか見ていなかったので、今回はDVDでしっかり鑑賞することにしました。いやーっ、面白かった、今まで何を見てたのかって感じです。もちろんオチは何度もテレビで見たことがあるんですが。アクション映画の魅力がすべて入っていると言う感じ、無駄なシーンがほとんど無いし、話の展開が非常に上手い、こう言う作品を王道のアクション映画と呼ぶんでしょうね。普通はやっぱり主役のブルースがよかったと思うんだろうけど、悪役のアラン・リックマンって役者さんがよかったですね。残忍な一面も持っている反面、紳士的な面も持ち合わせている。なんかブルース以上に凄く魅力的に感じました。この間4も見ましたがこの作品を超えるのはやっぱり無理だなと実感しました。 [DVD(字幕)] 9点(2007-12-26 17:25:55) |
65. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 ついてない男が久しぶりに戻って来た!アクション、アクション、アクションって感じで休む暇なし!女だろうが全力でぶん殴る(敵なら構わん)!ボンネットに人を乗せたら前速前進(危険ですの絶対にマネしないでください)!仕舞には戦闘機とタイマンじゃい(もう、笑うしかない)!なんか久しぶりに爽快なアクションを見ました、これがアクションだ!って納得できる内容で、もう、お腹一杯です。この作品はブルース自身と言っても過言じゃないですし、彼しか成り立たないシリーズなわけで。定番のノリはありますが、いつもあっと驚くアクションで驚かせてくれるので娯楽作品としては文句が無い。シリーズでは一番のスケールで、現代的な題材を見事にシリーズの雰囲気と融合させたと思います。しかし、だんだん薄くなってると思ってたら...。あーあっ、ついに髪がなくなってしまって(笑) [DVD(字幕)] 8点(2007-12-09 03:09:22) |
66. フェイク
《ネタバレ》 潜入捜査官と言う正義と悪の狭間、その矛盾した苦しみに耐え続ける男。そしてマフィアとして働き続けるが地位を確立できないまま落ちぶれた男。その二人の男の間に生まれた家族や親子以上と言えるような熱い絆。なんとも言えない深い関係がラストの任務遂行後も余韻を残します。マフィアと関係を持ち、次第に家族との仲が崩れる描写、正義と反して悪の道を進まなければならない内面的な葛藤。実話を元に作っているだけあって素晴らしかった。それまでは『ゴッド・ファーザー』や『スカーフェイス』などボス的な役が多かったアル・パチーノだが、さえないマフィアを演じ、以外にもハマっているのは良い誤算。演技の深みと言うか存在感を再認識することができたし、また彼の魅力にハマってしまった。二人の個性派が組んだと言う意味で貴重な映画とも言えるし、内容も二人の魅力が所々に出ていて名作と言えると思います。 [DVD(字幕)] 9点(2007-12-05 17:45:09) |
67. 15ミニッツ
《ネタバレ》 予備知識無しで見たんですが、犯人の予想外の行動に少しあっけに取られたと言う感じでした。知恵が無さそうでさらに間抜けに見える二人組みですが、次第にその行動は激しさを見せ始めます。ロバート・デニーロを早い段階で殺し、その後の展開が気になった所で、たたみ掛けるように放火(またその放火も用意周到でギョッとしました)この辺りでかなりやられました。犯人を追いかけていく典型的な刑事ものですが、メディアへの忠告ともとれる犯人との交渉のシーン、またLIVE感がある撮り方を随所で入れてあるのも気に入りました。変わった犯人で、しかも次の行動が全く読めないと言う所も最後まで飽きずに見れた要因に。ラストのバタバタした感じは少し残念でしたが、それでも総合的に見ると許せます。序盤の展開からは期待してなかったんですが、良い意味で裏切られました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-12-01 06:04:42)(良:1票) |
68. メイド・イン・マンハッタン
《ネタバレ》 サービス業界で働く子持ちママの話。頑張って仕事と子育てをする姿には共感が持てるし、家族愛みたいな所には少し癒されました。ただ、だんだん話が進むにつれ、結局よくあるラブコメになってしまった印象です。職業がメイドでも俳優が変わっても結局はラブコメ、行き着く所は結局同じと言いましょうか。主人公の真面目なのか不真面目なのか分からない設定、喧嘩で離れてまた恋に落ちるとかのベタすぎる展開(もう、ネタ切れ?)、ラストの記事を使っての安っぽい終わり方だとか、キャストは好きだっただけに残念です。服を盗んだことの責任を取って辞めた男には拍手、本人には文句を一切言わず去ってゆく、人間ができてるなー(こんな人いるかな?)。まあ、普通の映画と言う感じ、あまり考えずに見ればそれほど悪くないはず、後半の展開は少し考えて欲しかったですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-26 08:12:12) |
69. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 ティム・バートンの映画中で一番好きな話です。ファンタジーの分野は世代に縛られるものですが、この作品はファンタジー=おとぎ話であってハッキリと割り切って話しに入れました。父親と言う身近な存在の人生の話であり、さらに笑ってしまうような父親のホラ話でもある。その辺の曖昧さが他のファンタジー映画とは違う魅力だと思う。自分の父親はどんな日々を過ごしたか意外と知らないし、人生を子供に話すのは自分が生きた証明を残すことにもなるし、良いことだと感心した。映像の美しさ、色調とかはティム・バートンらしさが出ていておとぎ話の世界とマッチしてると感じました。ラストの葬儀に駆けつけたたくさんの人々を見てジーンときました。みんなに愛される生涯を送れるって素晴らしいです。自分もあんな死に方ならよろこんで(笑) [DVD(字幕)] 9点(2007-11-25 16:23:05) |
70. CUBE ZERO<OV>
《ネタバレ》 キューブの利用目的や被験者の正体が判明した点ではよかったと思います。やっとスッキリしたと言う感じです。ただ、一作目の魅力だった緊迫感や人間の凶暴な本質などは、ほぼ失われているのでシリーズとしての評価は低いのは当たり前のことだと思いました、それに1が元々流行った理由の一つに謎の要素があったことも事実です、謎を解明してしまっては結局はダメなのかもしれませんね。このあとの展開を作るのならゼロ→1→2と来て3と続けるんですかね?1から2がまず繋がって無い気がするし、どうなるんでしょうね。それにしても1の脱出者も元は普通の人間だったとは、残酷ですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-14 16:07:33) |
71. コラテラル
《ネタバレ》 トムの悪役って似合わないねー、歳食ってる感じで白髪にしてるのもなんか違和感があったし。むしろジェイミーのタクシードライバーの方がいい味出してました。どこにでもいる一般人って感じですが、ちょっとした勇気で立ち向かう市民系ヒーローと言う感じで。ただ脚本が酷いです。一夜に五人を暗殺しようとしてる殺し屋ってのも変だし、フロントが割れたタクシーを使い続けるのもプロの仕事とは思えないです。ニューヨークの夜を舞台に作っているのでなかなか夜の街の顔が見えて好きだったんですが、やっぱり設定に問題がありすぎて少し着いていけなかったです。 [地上波(吹替)] 5点(2007-11-07 17:43:46) |
72. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 ほぼ一つの部屋で展開する話にもかかわらず、絶妙な脚本に個性的な登場人物と見所が多く、どんどん話に引き込まれていくのを感じました。有罪とは思えない証拠や矛盾だらけの証言が次々と出てくる展開が良く、しかも無駄なシーンが無くて簡潔にまとまっていて見やすかったです。実際に少年が犯行を犯したかは最後まで分からないないままでスッキリしないとも言えますが、少年の情報を証言だけに抑えたことは観客が私情をはさまず陪審員になったかのように話に集中できるので良かったと思います。同じように陪審員に焦点をあてたニューオーリンズ・トライアルも個人的に好きですが、正直この作品には勝てないと感じました。あと、十二人の男が一般人となり散っていくラストはスッキリしてて良かったです(やり遂げた男って感じでカッコ良かったです)。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-11-04 19:39:48) |
73. モンゴリアン・ピンポン
《ネタバレ》 モンゴル人がこの星の1等賞を狙うってな話かと思いきや、全然違いました。飛行機から落ちてきた瓶を全く用途が分からない部族が、神様の贈り物とかと勘違いする話が昔ありましたが、正にその話と同じ展開です。何の変哲もないピンポン球に振り回される子ども達がなかなか面白い。大草原で自由気ままに生きている姿に癒された反面、電化製品に囲まれてないと生きれない自分とのギャップも感じました(笑)。あと、電化製品が全くないと思いきやバイクがあったりテレビがあったり中途半端に発展している所がなかなかいい。ラストの子供の顔のアップでの終わりかたが好きですね(見たら分かりますけど、憎い演出ですね)。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-28 12:54:15) |
74. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 まさにRPGのマルチエンディングと言う感じの映画です。主人公の選択によって人生がゲームのように変化していくわけです、ただし辿り着くのはバッドエンド、まぁそこがうまくいかないからこの映画は面白いんでしょうけど。どれだけ人生をやり直してもどこかで不幸が起こる、でも人生って実際に上手く行かないことだらけですよ、やっぱりやり直しできる人生だったら真剣に生きないだろうし(またやり直せばいいかって)、なんか結構考えさせられました。主人公も初めはどうにか良いレールに乗ることを望んでいたのだろうけど、結局はそんなことは無意味と気づいた。そして主人公の最後の決断で全てはリセットされたわけですね。最愛の人との別れこそが最大の解決方法だった、なんとも切ないラストです。アイデアが面白いのと脚本がなかなか良かったので7点と言ったところでしょうか。ところで2はどんな話になるんでしょうねー? [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-23 17:04:29) |
75. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 前知識無しにサスペンス映画だろうと思って見て、予想外の終わり方をしたので驚いた作品。死ぬ間際で悪夢と苦悩する男の話だったとは、正直やられた感じです。一体どれが現実なのかと考えたあげくに、実は夢でしたと言われて戸惑いはありましたが(しかし、長い夢やな)。バッドエンドながら、なぜか悪い気はしなかった。むしろ死に行く男には家族と最後に会えて幸せだったような気もした。全体的に暗い映画でしたがもう一度見たくなるような、妙な魅了を持っている映画だと思いました。チョイ役なのに記憶に残るマコーレーはすごい&カワイイです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-23 12:39:27) |
76. アメリカン・ヒストリーX
《ネタバレ》 エドワード・ノートンの演技には圧倒されました。黒人への強い反感を持って育ったデレク、その極悪非道な姿には正直恐怖を覚えた。白人に対する並々ならぬ恨みは父親の死と関係していて、また黒人差別者?との交流から植え付けられ生まれたものだった。デレクの転落した人生を見てなんとも言えない気持ちさせられたし、ラストの悲しみの連鎖には心が押し潰されそうだった(この後のデレクはどっちに転んでもおかしくないですね)。しかし、宗教が統一されないのと同様に人種差別もなくならい問題であって、ハッピーエンドは有り得ないことなのかもしれない。そう言う意味では人種差別と言うテーマを掲げたこの映画に、この結末は正解なのかもしれないですね。ただ、この映画を見た人達が人種差別に対して何か感じることはできると思うし、少しでも黒人差別を知るきっかけとなるといいと思う。人々へメッセージを与えることも映画の一つの役目だと思うので。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-10-13 23:24:49) |
77. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱
《ネタバレ》 たしかに香港にしか作れない映画だと思うし、棒や布を使ったアクションは凄いとしか言いようが無いです。ジェット・リーの動きの良さには正直驚きました、海外の作品でも最近出演してますがここまでのアクションは見たことなかったです(こんなに動けるんですね)。それでもストーリーはちょっと頂けないです、構成もバランスが悪く見ていて少しだれました。歴史ものとアクションはやっぱり融合は難しいです、アクション映画として見ればなかなかの出来だとは思うんですけどね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-11 14:05:18) |
78. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 最近のバットマンは本当に面白くなっかたので期待してなかったんですが、これはなかなかの出来でした。渡辺謙はてっきりラスボスかと思ってたんですけど、あっさり死んじゃって残念でした。出演しただけでもすごいことだとは思いますけどね、チョイ役って感じでしたね(かなり海外で評価されてますね渡辺謙は、さすがです、彼は日本の宝ですよ)。それにしてもかなり豪華なキャストですねゲイリー・オールドマンにモーガン・フリーマン、リーアム・ニーソンにルトガー・ハウアー、四人とも大好きな俳優なんで大満足でした。しかもベテラン俳優の個性が違和感無くうまく融合されててなかなか良かったです。やっぱりバットマンを見るとどんな秘密兵器が出るかなと、毎回わくわくするんですが、今回のバットモービルはなかなかウケました。ジャンプするモービルってのは良いですね、今までのシャープな感じではなくてまさに戦車(攻撃モードって面倒ですね毎回姿勢変えないといけないし)。ただあのバットモービルは目立ちすぎですよね(1では反省した?)、しかも町を破壊しまくってるし。 [地上波(吹替)] 7点(2007-10-06 03:56:45) |
79. トランスポーター2
《ネタバレ》 ありがちなアクションものですが、カーアクションあり、格闘あり、ジャッキー的なアクション(物を使ったアクションとか)もありで、仕舞いにはにウイルス兵器ですか。欲張り過ぎるほどアクション性の強い映画に仕上がってます。また過去のリュック・ベッソンの作品にも通じるものを感じましたね。TAXIのユーモアさとカーアクション、キス・オブ・ザ・ドラゴンなどのアクションなどを融合するとこんな感じになるのかなとも思いますね(前作も)。気軽に見るには良いんでしょうが、まぁーありえないことだらけでさすがにちょっと気になりましたね(特に車の爆弾を取る所とか、絶対無理、と言うかその考えにたどり付かないでしょ)、ただし話の短さとテンポはいいのでそこそこは楽しめる作品にはなってると思いますよ。この流れで3とかも作られそうですね。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-04 14:13:54) |
80. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 なにかティム・バートンに『こんな子供になったら駄目』と説教されてる感じがした。明らかにチャーリーが最後に残ることは明白で、あとは不思議なチョコレート工場の見学とご褒美とは何かの二点に絞られてくる、いやな予感がしつつ見ていくと。こんな装置ねぇーよとか突っ込みを入れつつ、以外に楽しめてる自分を発見(ティム・バートンの有りそうで有り得ないファンタジーの世界が、うまく映像として表現されていると思う)。ゴールドチケットを手に入れた悪ガキでとことん前半イライラさせてから、きちんとお灸を据える(ジョニーはいい年のはずなのに若いねー)。残酷と言えば残酷だがティム・バートンなりのユーモアがあってなかなか楽しめた作品だった。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2007-10-01 13:18:40) |