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プロフィール
コメント数 416
性別 男性
年齢 41歳
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61.  ビューティフル・デイ 《ネタバレ》 
ホアキン・フェニックスのパフォーマンスはキャリアベストと言っていい。一人の男から滲み出る悲哀と孤独、自殺願望とそれに拮抗する女性への慈しみ。傷だらけで中年のたるみが出て決してカッコイイと言えないが、その反面、哀しみを全て背負ったようで、元軍人の威圧感のある体。体全体で主人公を演じきっている。バイオレンスシーンは、予想に反してしつこくは描かれていない。印象的なサウンドと、湖のシーンに代表される美しい画づくりが心地よくもせつない。ラスト、救出した少女の言葉から見せる主人公の表情は、苦しくも救いのあるものだと信じたい。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-01-13 21:41:12)(良:1票)
62.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
宇宙船で一人目覚めてしまう謎と孤独ドラマから、ラブストーリーを挟んで、終盤にようやくサスペンスとなる。ストーリーの語り口は不自然でじれったい場面が多く、脚本はよくない。それでも、宇宙船の外観と内部のヴィジュアルが奇抜で美しいのと、主演2人が役に見合う息の合った演技をしているので、飽きずに楽しめた。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-12 22:06:49)
63.  ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 《ネタバレ》 
役者と演出が揃っているので、飽きずに見ることができる。一方、政府(ニクソン大統領)からの圧力がいまひとつ伝わってこないのが残念でもある。新聞の印刷機を丁寧に見せているのが良かった。
[インターネット(字幕)] 6点(2019-01-07 12:08:29)
64.  キングスマン: ゴールデン・サークル 《ネタバレ》 
オリジナイティは薄まってしまい、よくあるアクションコメディ映画になった感じ。ジェフ・ブリッジスとジュリアン・ムーアはただ出てるだけの配役で、チャニング・テイタムに至ってはゲスト出演程度のムダ使い。コリン・ファースの復活は悪くないけど、そこはもう少しさらっと描いた方が、物語がすんなり進んだ気がする。続演としては残念な出来。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-01-05 23:33:42)
65.  アリー/スター誕生 《ネタバレ》 
景色やライブ風景のワイドなカメラワークがほとんどなく、ずっとガガとクーパーのアップばかり。2人の歌唱パフォーマンスはすばらしいけれども、映画としてのメリハリや奥行きがなくて疲れる。弟に「崇めていたのは兄貴だ」と言われた後の表情が印象的なサム・エリオットが映画のキーになっていただけに、彼のエピソードをもう少し広げても良かったかもしれない。3人の抑制した演技はとてもよいだけに、映画のスクリーンで舞台劇を見たようなもったいなさを感じる。
[映画館(字幕)] 6点(2019-01-05 14:29:04)
66.  ムーンライト 《ネタバレ》 
3つの時代に分れて物語は進む。幼児期には父親代わりになる麻薬ディーラーとの出会いが、青年期には貧困とイジメと暴力が、大人期には恋焦がれた相手との再会が描かれる。各時代のエピソードは大きくなく、それぞれじっくりと語られることでドラマとしての魅力的。現代のアメリカが抱える社会的背景を反映した恋愛映画として評価されたのだろうけれど、日本人にとってはそれほど胸には響かないかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2019-01-04 10:40:08)
67.  30年後の同窓会 《ネタバレ》 
ロードムービーだけど、行く先々で何か起こるわけではない。30年ぶりに会ったかつての戦友たちが、旅の中で語り合い、自分の人生と生きた時間を振り返る物語。3人のキャラクターがしっかりしているので、飽きることはない。
[インターネット(字幕)] 6点(2018-12-27 18:11:59)
68.  恐怖の報酬【オリジナル完全版】 《ネタバレ》 
全編からにじみ出る迫力に圧倒された。死と常に隣り合わせながら、生に固執してひたすらジャングルを進む男たちの執念。不気味なまでの恐怖と凄みが伝わってくる。つり橋を渡るシーンは頭から離れず、CGのない生の映像に作り手の執念を感じる。
[映画館(字幕)] 9点(2018-12-27 09:57:20)(良:1票)
69.  カフェ・ソサエティ 《ネタバレ》 
シャレと皮肉を絡めた、アレン節たっぷりの雰囲気のいい映画。前半は1930年代のハリウッドが舞台で、後半はニューヨークに移る。映画業界とギャング、ジャズに家族と恋愛、人生の起こるある一片のせつなさと可笑しさをさらっと描く。映像やセットがきれい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-23 21:44:23)
70.  ワーキング・ガール 《ネタバレ》 
メラニー・グリフィス、ハリソン・フォード、シガニー・ウィーバー、ジョーン・キューザック、アレック・ボールドウィンと、全員が人間味あふれていて魅力的。気軽に見れて心地よい。社会における女性の立場を描きつつ、ロマコメの要素をうまく絡ませた快作です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-23 21:36:50)
71.  ネオン・デーモン 《ネタバレ》 
「ドライヴ」は、ストーリーと独自の映像音響表現が合致した傑作であった。本作では、飽きさせない映像表現はさすがであるが、一方、ストーリーの回収ができていない。印象に残るイメージは多々あるが、ひとつひとつが繋がらないのだ。それは、映画とはいえない。致命的なのは、エル・ファニングの容姿が主人公として完璧であったのかどうか。彼女自身、とてもいい雰囲気は醸し出しているし、頑張っている。しかし、他のモデルと並んだときに、モデルと女優の間の違和感を感じる。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-15 23:58:52)(良:1票)
72.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 
前半は凡庸、後半は魅力大。この作品、ストーリーの主軸が結構ボケている。「Ray/レイ」のような一人の天才的ミュージシャンの人生を描くなら、この傑作たるお手本に倣ってもう少しフレディ・マーキュリーの生い立ちとその人生を深く語ることができただろう。しかし、その一方で「ジャージー・ボーイズ」で主体であった音楽グループとしての家族関係も盛り込んでいる。そのためか、前半は展開が駆け足すぎて、ドラマ映画としては物語を十分に語りきれず、焦点がボケている。しかし後半、フレディが自己の破滅と原点への回帰に至るシークエンスは魅入られる。この王道の展開こそ、クイーンの名曲に見事マッチして、現代に受けてヒットした要因なのであろう。ある時代の若者たちを熱狂させたクイーンが、現代に小さな鬱憤を抱いて映画館に出向いた観客がたちと融合して、2時間で経験したあれこれ全てがライブエイドのシーンに集約し、「昇華」する。これら全てのプロットに、映画としての魅力を感じざるを得ない。
[映画館(字幕)] 7点(2018-12-15 23:42:44)(良:1票)
73.  パトリオット・デイ 《ネタバレ》 
ドキュメンタリー映画に近い、「ユナイテッド93」のような作りを目指したのかもしれないが少し肩透かし。映画的には、畳み掛ける緊張感が足りない。最近年の事件だけに、演出の過剰度合いに配慮したのであろうか。一方、このような大きな事件を、ハリウッドスターを器用して良質の映画に仕上げれることができるアメリカの懐のひろさには驚く。後世に伝えるうえで、やっぱり大事。映画ファンとしては、K・ベーコンの見所が多くて嬉しいです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-11 23:03:43)
74.  ザ・コンサルタント 《ネタバレ》 
ストーリーは練られていておもしろい。一方、伏線の回収は説明の過多になっている感がある。だいたいの役に違和感の出やすいベン・アフレックは、そこそこ合っていた感じ。もう少し、スマートで線の細い方が、適役な気はしますが。テレビシリーズに合致しそうな内容です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-11 22:53:59)
75.  エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に 《ネタバレ》 
野球の奨学金を得た青年が大学の宿舎にきて、授業が始まるまでのバカ騒ぎ3日間を描いている。特につながったストーリーはなく、ただただ新しい世界と人間関係に触れ合い、スタートを切る前段階の数日。なのだが、30台半ばの自分が振り返れば、その時間がいかに大事で、そこで出会った友人たちがその後の人生にいかに影響を与えたかが身にしみる。でも、若いその瞬間は何も考えず、理性と環境に身を任せるまま。「6才のボクが、大人になるまで。」で、ある少年の成長を見事に描ききったリンクレイター監督が、わずか3日を見つめる中で、人生の瞬間の大事さを説く快作。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-11 22:49:38)
76.  ワンダーウーマン
特に魅力を感じなかった。アメコミヒーローの典型的な物語を、主人公を換えて焼きなおしているように感じてしまう。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2018-11-26 12:08:18)
77.  ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ 《ネタバレ》 
監督は交代したが脚本は続投なので、前作の圧倒的な緊張感と息苦しさは引き継がれている。傍観者的主人公の目線を意識した前作から一転、今回はベニチオ・デル・トロとジョシュ・ブローリンが物語の中心だ。前半はアクションが大半を占めるが、後半は情と裏切りの間で選択を迫られる彼らの人間ドラマがサスペンスたっぷりに描かれる。今作では、聾の人物や少女との触れ合いを通してデル・トロの内面も描かれている。彼の背景を掘り下げた意味は、終盤の展開に大きく効いてくる。期待に沿う続編になっていた。
[映画館(字幕)] 8点(2018-11-24 10:15:44)
78.  イコライザー2 《ネタバレ》 
主人公の過去が絡んでくることで、出会った人を助けるという前作の良さが薄れてしまった印象。とはいえ、強くてやさしいデンゼルの存在感は圧倒的で飽きることはない。
[映画館(字幕)] 6点(2018-11-05 15:32:05)
79.  はじまりへの旅 《ネタバレ》 
家族個々のキャラクター作りはしっかりしてるし、美しい大自然と雑然とした街との対比も表現されている。一方、全体的に物語の進行が単調で、行きつく先も驚きがない。丁寧に作っているのだが、そのことで斬新な設定が活かされずに小さくまとまってしまった感じです。
[DVD(字幕)] 5点(2018-10-04 18:00:01)
80.  ミッション:インポッシブル/フォールアウト 《ネタバレ》 
今作のストーリーはあまり練られていないように感じる。裏切りと騙しの多様が続くが、辻褄の合わない箇所が目立ったり、伏線の回収が不十分でモヤッとする。今回はなんといってもアクションが見所。特にカメラワークは一見の価値があり、車やヘリを使ったレースシーンは技術の高さに目を見張る。なんとなく気になったのは、護送車の車列を崩すシーンや、緊張感を盛り上げるサウンドなど、ダークナイトに影響を受けたと思われるシークエンスが多いところ。加えて、トム・クルーズお決まりの上半身裸シーンはなかった気がする。
[映画館(字幕)] 7点(2018-09-02 22:19:43)
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