61. 変身(2005)
うーん。見なくてもよかったと言う感じでした。 [地上波(邦画)] 3点(2008-01-02 04:15:20) |
62. 蝶の舌
たったいま録画していたこの作品を観ました。で、原作のほうはだいぶ前に読んでおり、ラストがどうなるかも覚えていたので、物語の行方はだいたいつかんでおりました。映画としては先生が引退する前の、主人公モンチョとのふれあいの場面をもう少し見せて欲しかったなーという気がします。(引退後も仲良く虫取りとかしてたけど) その他は兄の恋だとか、エッチなシーンを覗き見するだとかいろいろあったものの、ひとつひとつのエピソードが弱く、「これもいれとこ、アレもいれとこ的な、こんなエピソードはいらないんじゃないの・・・」という微妙な印象を受けました。スペイン人の中でも特に、スペイン内戦を経験してその当時の世相をよく知る人なら、ノスタルジーに浸りながら涙したりだとか、いろんな思いを巡らせたりとかできる物語なんだろうけど、日本人のわたしにとってはまずよく分からない、当時の彼らの心情も今ひとつ理解しにくい、という難しい作品。鑑賞前にスペイン内戦について少し調べておくか、もしくは「アテオ」(不信心者)とか物語の中でひっかかるキーワードが出てきたときにメモしておくといいかもしれません。 [地上波(字幕)] 4点(2007-12-11 18:54:08) |
63. ボーイズ・ドント・クライ
《ネタバレ》 この映画の中で、(実話ですが)一番頭がおかしいのはブランドンと彼を匿った知人女性を殺害したジョン。ブランドンには、殺害までされる理由など何1つなかった。アメリカもかなり保守的な地域とそれほどでもない地域とで分かれるようだけど、ブランドンの仲間や母親がひどく彼を嫌悪する場面を見ていて「実際のアメリカでもこんな感じなのかな~」と思いをめぐらせました。性同一性障害というものに無関係な人々は、普段、この疾患やそれにまつわる差別についてあまり考えることもないと思うので、そういう機会を与えるという点では有意義な映画なんじゃないでしょうか。 R.I.P. 醜い偏見により犠牲となったブランドンの魂よ、安らかに眠れ。 [地上波(吹替)] 6点(2007-11-30 05:54:58) |
64. スワロウテイル
これはすごい。新感覚ムービー(?)なのでしょうか。「設定やストーリーうんぬんじゃないんだ、とにかく感じてくれ」という路線かなこれは。まず出演者たちの奇妙なセリフまわしや発音に笑えた。前半で聞きなれない言語が耳に飛び込んできたので、作品中だけの架空の言語かと思いきや中国語だった。製作側にもそれなりにセリフにはこだわりがあったと思うので、できれば中国語が堪能な俳優さんにご出演願いたかったところ。(中国人でもいいと思う) 「円盗」の奴らが集う雰囲気を感じさせたいのなら、画ばかりでなくセリフの言葉だってかなり重要なんじゃないのかなぁ。それ以外にも、終盤あたりでだんだんとこの映画の世界観がつかめてきたところで「何、この映画・・・」と笑ってしまった。「ナニコレ・・戦争?!」といった桃井かおりのセリフにすら笑いがこみあげてしまった。顔を白塗りにして赤いバンダナを頭に巻いていた彼も本当は「俺、なんでこんな格好で映画に出なあかんねん・・・」と心の中でボヤいていたかも。「あのカセットテープはなんだったのか?なぜアレを男たちは死に物狂いで捜し求めていたのか?」などといちいち考えていては身が持たない。作品に対してはストーリーや映像より、何よりも主題歌がよかったという印象が残る。久々にいつ頃の作品なのかと振り返ってみたら96年公開なんだね。もうちょい昔(91年頃とか)だと思ってた。 [地上波(邦画)] 3点(2007-11-29 14:48:04) |
65. 佐賀のがばいばあちゃん
簡単に言うと、広島からきた孫にがばいばあちゃんが節約テクを徹底的に叩き込むおはなし。最初から最後まで淡々としてましたね~。原作未読なんですが、島田紳助とか山本太郎の教師役、なによりもおばあちゃん役の吉行和子というキャスティングがどうもしっくりきませんでした。とりあえず島田紳助はこういう映画に出ないでほしい。あなたは映画に出なくていいからバラエティで頑張って下さい。 [地上波(邦画)] 4点(2007-11-24 12:13:41) |
66. シュウシュウの季節
《ネタバレ》 シュウシュウの行く末の描写があまりにも生々しく、衝撃的すぎて、書こう書こうと思いながらもなかなかレビューを書く気になれなかった重い作品でした。シュウシュウもラオジンも共に不憫。本当にどうにかならなかったかな・・・。救いのない結末にうちのめされました。この点数が精一杯です。 [地上波(字幕)] 6点(2007-11-23 12:00:31) |
67. パンチドランク・ラブ
《ネタバレ》 出会い系にひっかかる主人公w 追い込まれて業者にブチぎれていく主人公w もはやストーリーなどどうでもよく、主人公バリーの壊れっぷりがなかなかの見ものでした。独特な雰囲気なので好き嫌いが分かれるかと思いますが、こういう世界観は嫌いじゃないです。途中にBGMとして流れてくる女性ボーカルのスローな歌が心地よかったです。 [地上波(吹替)] 6点(2007-11-23 04:18:41) |
68. 私にも妻がいたらいいのに
エピソードからなにから、印象に残りにくい映画。山場といえるほどの場面もなかったような・・・。数年後にはタイトルも、おぼろげに「こんな作品観たなぁ」ということすらも忘れてしまいそう。 [地上波(吹替)] 4点(2007-11-21 07:27:39) |
69. エドtv
《ネタバレ》 いやー、登場人物のひとりひとりがほんとバカですねw 馬鹿映画です。アメリカらしくご陽気でゴキゲンな映画でした。アメリカの作品はあまり好みじゃないんですがテンポよく最後まで楽しめました。よく「ED」と彼の名を記したプラカードが出ていましたが、まさか彼の名とあのオチが結びついていたなんて!(笑) シモネタが多いのでそういうのが不快な人には向かないかも。私のようにひたすらコメディ物として楽しむもヨシ、テレビで一個人の私生活を大衆が「監視する」というメディアの驚異などについて考えてみるもヨシ、人それぞれいろんな受け止め方で鑑賞すればいいと思います。 [地上波(吹替)] 7点(2007-11-21 05:01:04) |
70. モンテ・クリスト伯(2002)
《ネタバレ》 原作未読です。地上波で30分以上カットされたものを鑑賞しました。事前にウィキペディアで「モンテ・クリスト伯」についてのあらすじや、当時の時代背景(ナポレオン等)について軽く目を通してから鑑賞したので入りやすかったです。が、手紙を渡す相手だったクラリオンという人物がヴィルフォールの父親だったという点など、あらすじも知らずにカットされたまま見るとものすごくわかりにくいだろうなと思いました。主人公エドモンが司祭の遺体と入れ替わり、崖から海に投げ捨てられ水中でもがくところでは「嘘やんこれ。死ぬやろ普通に。」と思いましたが、もしカットされた場面で司祭から高樹沙耶並みの高レベルな潜水の術などを習っていたとしたら納得がいきます。アニメ版「巌窟王」にも興味があるので食いついて鑑賞しましたが、全体的なストーリーとしては・・・。エドモンが復讐を決意する原因となった彼の知人の裏切りの部分をもう少し見せて欲しかったです。 [地上波(字幕)] 6点(2007-11-19 08:04:51) |
71. 椿山課長の七日間
《ネタバレ》 ラストまで退屈せず、そこそこ楽しめた。椿山の息子の陽介の境遇が可哀相だった・・・。物語も最後には収まるべきところに収まってめでたしめでたし・・・となっているが、三人三様のエピソードにもうひとつドラマ性を感じない。特に主人公・椿山と女友達・知子のエピソードが弱かった。なのでどうしても心に訴えてくるものがない。あと殺されたヤクザと生みの親に会いたいと願う男の子とは現世で間接的な繋がりがあったが、こういうのも承知の上で”中陰役所”のえらい方々は審査に通過させたということなのか?そのへんがもうひとつスッキリしなかった。あと、成宮寛貴がある人物をかばう為にジャンプし撃たれた場面のスローモーションは少し笑ってしまった。あのへんの演出はもう少し考えて欲しい。 [地上波(邦画)] 6点(2007-11-09 19:18:11) |
72. あの子を探して
ただひたむきに、ただひたすらに。代用教員となった13歳の少女が、失踪した生徒を探すために見知らぬ街で奔走する物語。協力してくれた少女への2元5角の約束のお金を「彼が見つかってから渡す」と出し渋る場面には「うーん・・・」となったけど、ある意味奇麗事なしで中国人気質が垣間見える描写で、映画だけどそういうのをストレートに表現してくれたのもよかったです。最初のきっかけはプラス10元の褒賞金だろうけど、決してそれだけのためにあそこまで奔走したわけではないだろうし、最後のほうはもう彼を見つけることだけでミンジは頭がいっぱいだったのだろうと思います。見終わった後に、温かいほんわかしたものが残る作品でしたし、観てよかったと思いました。世界の国々で、学びたくても学べない子ども達がいるのだということ。日本の小・中学校でもこの映画を生徒たちに見せてあげてほしいなと思います。 [地上波(字幕)] 7点(2007-11-03 18:17:41) |
73. 情事 an affair(1998)
《ネタバレ》 数年前に観ました。ラスト部分がモヤモヤした終わり方だったので印象に残っていた不倫映画でしたが、あろうことかタイトルをド忘れしてしまい検索してもなかなかタイトルにたどりつけず苦労して探し当てた作品です。最後、お互いが気付かぬまま同じ飛行機に搭乗して・・・という場面で終わりましたが、こういうはっきりしないラストはすっきりしないので好きではありません。ただ、このラストに至るまでの、ふたりの関係を綴るさまざまな場面はよかったと思います。また機会があれば観てみたいです。 [地上波(字幕)] 5点(2007-11-02 10:48:43) |
74. オルガミ ~罠~
以前テレビで見たことも、タイトルすらも記憶が薄れてしまっていた今作。日本だとレディースコミックでありがちな題材を、韓国で映画にするとこうなっちゃうのでしょうか? 嫁姑モノなんですがずいぶんハチャメチャでやりすぎな作品ですこれは。あのDVDのジャケもジャケだけど、そのキャッチコピーの「韓国全土を震撼させたサイコスリラー」って・・・・。あたしゃ別の意味で震撼させられましたよ。 [地上波(字幕)] 5点(2007-11-02 06:09:17) |
75. チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁
《ネタバレ》 かなり昔なので記憶があいまいですが、1作~3作目までまとめてビデオを借りて見た記憶があります。(そこから今回の花嫁編鑑賞まで15年程経過しています) その中では1作目が一番面白かったように思うのでこの花嫁編はどうかな~と思いながら鑑賞したのですが、しょうもない痴話ゲンカの連続、人形同士のラブシーン(ギャグか?w)、安っぽいシナリオ・・・・でありながらテンポもよく馬鹿馬鹿しくて個人的には結構楽しめました。終盤のチャッキーと人形ティファニーのガチンコバトルや出産シーンにもワロタ。妊娠してたんだw どうやって受精するんだろう。ありえね~www そうか・・・こちらのレビューでも言われているようにこれはもうコメディなんですかね。とにかく歴代のチャッキーシリーズよりはさらにB級感がパワーアップしたような感じ?!いやこのクオリティはもうZ級か? 真面目にホラーとして楽しみたい方には向かないかも知れないが、自分は素直に笑えたのでこの点数で。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-31 02:34:51) |
76. 涙そうそう
《ネタバレ》 なんかお兄ちゃんがいきなり死んじゃったので泣けませんでした。よくわかりませんが企画ありきの映画なんスかねぇ・・・。お兄ちゃんが死んだあとの描写がもう少しあればなぁ、と思いました。 [地上波(邦画)] 4点(2007-10-30 07:05:05) |
77. イズ・エー
《ネタバレ》 ここの点数がかなり低かったのでどんな内容だろうと逆に興味を持って観てしまったのですが、個人的にはそれほど悪くはなかったです。しかし、内藤剛志の死に方がなんだか不自然。ピストルで撃たれながらも激しくもみあっていたりしたのに突然水中に潜ろうとしたのかと思えばプカ~リ ドザエモン。あと、あの少年がなぜ爆破事件を起こすまでに至ったか、できればそのへんも描いて欲しかったと思います。 [地上波(邦画)] 5点(2007-10-30 06:40:48) |
78. ぼくらの七日間戦争(1988)
《ネタバレ》 今回のテレビ放送が初見だったんですが、ずいぶんハチャメチャな群像劇でした。特に後半部分。あんな、美術スタッフさんが完成までに何週間もかかるような大掛かりな仕掛けやワナを、劇中の中学生たちがわずか数日で作り上げ使用していくという現実離れした設定を見ていると「うーん。まだ、コマンドーのほうがマシ・・・」と感じてしまった私なのでした。(なぜか、最後まで見た後にコマンドーが頭にチラついてしまったのです) TM NETWORKのエンディングテーマにも時代を感じました。宮沢りえの演技もいまひとつでした。(好きな女優さんなんですが) 彼女が出ていても個人的にはこの点数ですね・・・↓ [地上波(邦画)] 4点(2007-10-26 03:16:26) |
79. フラガール
同性ながら、松雪泰子の美しさにも演技にもうっとりしてしまいました。この人のドラマも映画も見たことがなかったんですが、あそこまでしっかり演技ができる女優さんだとは思いませんでした。蒼井優がソロで見せる踊りも気合いが入ってました。 [地上波(邦画)] 5点(2007-10-07 03:56:00) |
80. 火垂るの墓(1988)
《ネタバレ》 あの映画で描かれているほど、原作者の野坂昭如氏は妹思いで温かいお兄さんではなかったらしいです。本だかテレビだかは忘れましたが何かのメディアで、「妹が死んだときは、正直ホッとした」という野坂氏の言葉を聞きました。今作に限らず、テレビ番組や書物でドイツのホロコーストや沖縄戦、原爆などあの大戦のさまざまな史実に触れた上で感じたことですが、それだけあの戦争は多くの人間を狂わせ、またこの幼い兄弟達も心が押しつぶされていったのだと捉えました。もちろん、妹の死にホッとしたなどという言葉は非情なものではあるけれども、少なくともあの戦争を体験していない世代の人々が彼のこの発言を責めることはできないと思います。客観的に見れば、清太達は遠縁の小母さんのお荷物となり、また清太の下の妹が兄のお荷物となってしまう悲哀。反戦映画というよりは、あの終戦直後の時代を生きる人間の物語だと思いました。節子役の白石綾乃ちゃん(当時5歳)の演技は素晴らしかったです。 [ビデオ(邦画)] 9点(2007-09-22 18:27:50)(良:2票) |