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コメント数 559

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61.  イヴの総て
そのまま地でいってるかの様なベティ・デイビスの心の不安定さが良かったです。女性陣達の描写は良く出来ていましたが登場する男性陣はいささかお飾り的だったような気がしました。しかしながら女優としての全てを手に入れても自分の老化までは防ぐ事が出来ない女性、目的を達成するまで偽りの自分を演じるしたたかな女性、売れっ子作家の妻という地位を得ながら退屈な日々を送る女性と様々な個性ある女性の心理を浮き彫りにしていました。ラストでは結局同じ穴のムジナって事で、女優にとして成功したイブのもとにかつてのイブを思わせる女性の登場という皮肉タップリのオチ。監督自身がショウビズ界に対しあざ笑っているかのようでした。
6点(2003-02-19 02:29:24)
62.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
エミリー・ワトソンの演技力に圧倒されます。映像は綺麗で、ただの伝記映画ではなく幻想的な展開に驚きました。やはり浜辺に立っていたのは彼女だったんですね。客観的な視点、そして姉と妹それぞれの視点で物語を展開させていくザッピング形式で彼女達の物語に深みが出ています。ただその展開もどちらかと言えば順どおりに流れる進行であった為面白みがなかったです。姉妹であるが故のお互いのプライド、嫉妬、あこがれ等彼女達にしかわからない事かもしれません。しかし自分の夫を共有させるのはあまりにも不可解です。これが実話と言われればそれまでですが...家の匂いが染み付いた洗濯物の中で眠る孤独なジャッキーの気持ち、悪態をつかれても妹を変わらず愛するヒラリーの気持ちは共感できました。
6点(2003-02-19 02:15:37)
63.  レッド・ドラゴン(2002)
キャストの豪華さにつられて観ましたが、よく言えば上手くまとまった作品、悪く言えば印象の薄い作品。まず勘違いしないで頂きたいのがレクター博士の犯罪ルーツや彼自身がメインでは無いと言うこと。宣伝ではいかにもレクターが主役の様に見えますが...しかしこれだけ豪華なキャストを用いながら印象が薄いのはやはり監督の力量不足か、原作の世界観を大事にしたのか。ストーリー的にも今回の犯人であるレイフの犯罪動機がサイコサスペンスに見慣れた観客にしてみると「えっ?そんな理由?!」と肩透かしを食らう。出来ればエドワード・ノートン演じるグレアム捜査官の心理描写をもっと重点的に彫り上げて欲しかったですね。ただ驚くべきなのがレイフに恋心を抱く盲目の女性を演じたエミリー・ワトソンの演技!彼女がいなければこの作品の全てが霞んでしまうかの如く、素晴らしい演技でした。これをみてファンになりました。大好きなフィリップ・シーモア・ホフマンもおいしい役どころで相変わらず存在感バッチリでした。芸達者と言われるエドワード・ノートンは今作品に関しては物語を引っ張っていく存在でしかなく、印象薄いです。そしてラストで「羊たちの沈黙」への白々しい伏線を見せたり、変な爆破シーンがあったりいらない所に気を回されるとかえってそれが鼻につきました。「羊たちの沈黙」ほどジットリとした恐怖感や心理描写は無く、「ハンニバル」ほどの美しさやスリリング(いいか悪いかは別として)も無しという感じでしょう。
6点(2003-02-19 00:49:17)(良:1票)
64.  サウンド・オブ・サイレンス(2001)
家庭を愛す精神分析医のマイケル・ダクラス、理解のある貞淑な人妻のファムケ・ヤンセン。まずこの二人がどう考えても夫婦には見えず、現実味が無い。例えば元々不仲で事件をきっかけに「やっぱりこの人しかいない」と思わせるならばこの二人に説得力もあろうが...ストーリーも先が読めて陳腐。犯人たちには個性が無いし、物語のキーであるブリタニー・マーフィーも役が中途半端だし。しかも犯人から逃げたいという理由で何年も精神病院で演技しつづける程頭がいいという設定なら、もっと他に逃げおおせる方法もあろうが。ラストも白々しい解決だしね。物語に深みがない薄っぺらな作品。
4点(2003-02-13 00:38:04)
65.  フューリー(1978)
こっちは見たくないのにやたらと裸になりたがるカーク・ダグラス。さすが、露出狂マイケルの父。血筋って怖い。さてこの作品の後半で死んじゃった親子、父親はともかく息子は寸前まで超能力で浮遊していたはずなのに何故に両者転落死?しかもそれほど高い屋根じゃないですよ。打ち所が悪かったんでしょうが、あっけないなぁ…
5点(2003-02-12 04:45:27)
66.  PERFECT BLUE
今もっとも注目している今敏監督。アニメーションでこの作品以上のサイコサスペンスは未だに出会えていません。売れないアイドルからスキャンダラスな女優へと転進し、いつしか本当の自分を見失っていく美痲。アイドルとしての虚像、女優としての不安定さに次第に現実なのか夢なのかの判断もつかなくなる。自由な表現が出来るアニメーションの特性を生かし映像的にも、ストーリー構成的にも秀逸ですよ。とにかく主人公の心理描写がすごいです。ただ連続ドラマの撮影なのに乳放り出したり、パンツ脱がされたりするのはありえないと思うんですが、その辺はちょっとやり過ぎのような...
9点(2003-02-12 03:42:20)
67.  バーディ
何とかしてマシュー・モディーンを助け出したいニコラス・ゲイジ。しかしマシュー・モディーンにとっての現実はどちらなのだろうか?深く考えさせられました。
5点(2003-02-12 02:22:42)
68.  マトリックス
面白い。とにかく飽きさせないスピーディーな展開の割にはしっかりとキャラクタ設定やストーリーを立てている。そして目を見張る超人的な(てゆうか世界が違うから当然か?)アクションの数々。「そうそう、こーゆー事が出来たらいいんだよね」と思わせるイマジネーションの嵐に感服しました。しかし主人公が「この世界はホントの世界じゃない」と今の現実に不服を感じ、しかもそれが「作られた世界」で本人は別の世界の救世主というあまりにも個人的都合主義の現実逃避に走りすぎではないかと思い見終わった後空しさを感じました。確かにスパイ映画のようにワクワクする展開ではありますが、現実否定(ホントに現実がどれかは判りませんがね)は悲しいです。3部作構成が決まってたならいきなり救世主よりは下っ端(下積み)から初めて3作目で救世主になるという展開でも良かったのでは....ま、ウダウダ言ってる割には、この点数なんですがね。
8点(2003-02-12 02:15:43)
69.  ミッション:インポッシブル
TV版の作品を良く観ていただけに、まさか犯人があの人だなんて思い切った事をします、賭けにでましたな。中盤まではデパルマカットがバンバン出てくるし個性的で豪華なキャラクタも好印象。しかし慣れないアクションを取り入れたのが間違いかあそこまで派手にしちゃね...あれいくら敏腕スパイでも爆風に乗って飛びつく事は出来んよ。それでもタネ明かしの回想シーンとかはさすがサスペンスの巨匠です。もっと人間ドラマに重点をおいても良かった気がしますが、なにぶん名作ドラマのリメイクなんで仕方が無いんでしょう。
7点(2003-02-12 01:50:09)
70.  サウンド・オブ・ミュージック
何度観ても色褪せない良さがここにあります。開放的で生き生きとしたマリアを演じるジュリー・アンドリュースに、厳格な性格から次第に彼女に影響されていくトラップ大佐を演じたクリストファー・プラマー。子供達は長女と末っ子以外は少しインパクト薄いですが、音楽を通して成長していく様は見ていて気持ちがいいです。長女と後に彼女達の脅威になる青年との淡い恋、そして「SIXTEEN GOING SEVENTEEN」の楽曲が大好きです。心を歌で表現するというヘタすると気恥ずかしくなるミュージカルですが、この作品に関してはそういった鼻につくような事は全くありません。小さいときに母親に見せられその時は何のことやら判りませでしたが、成人して観ると新たな発見があり、やはりこの作品の良さに感動しました。
8点(2003-02-12 01:36:23)
71.  呪怨2<OV>(2000)
う~ん、怖い事は怖いですが、なにぶん一作目と同様の展開なんで少し飽きちゃいますね。世界観を楽しむという意味では十分面白いと思います、前作の完全な続編なので。ラストの伽耶子フィーバーはちょっと...ドリフですよ、あれじゃ。ま、これは前作と二つで一つですね。
6点(2003-02-11 07:16:16)
72.  呪怨<OV>(2000)
とにかく画期的?な恐怖のアイデアが秀逸です。家に関わった人、その知り合い等ほんの少しでも関わった人間達は”伽耶子”(又は俊夫君)という女性の呪いに食い殺されてしまう。その恐怖連鎖が怖かったです。しかも登場する民家がいかにもそこいらにありそうな風貌で、一瞬女性の影が見えた日にゃ、背筋ゾクゾクです。生理的に気持ち悪い描写や、背筋の凍る心霊的な描写、「あ、あ、あ、あ、あ....」とうめく声などの音響効果も抜群です。始めのうちは「あれ、世にも奇妙な物語?」な感じですが、物語が進むにつれそれぞれのエピソードがリンクしている事に気づくと一種の快感があります。いや~、良く出来た作品です。
9点(2003-02-11 05:57:43)
73.  死と処女(おとめ)
内容的にはちょと判りにくいかも...でも捕らえられたベン・キングスレーのトイレに立ち会うときシガニー・ウィバーが彼のナニを振るシーンは妙なリアルがありました。
6点(2003-02-11 05:47:10)
74.  死国
夏川結衣、根岸季衣が好きなので観ました。ま、期待通りというか中途半端というか。幽霊役の栗山千晶は中々よかったですね。窓ガラスに一瞬映る少女の影や突然フワリと倒れる障子とかビクリとする描写はありましたが、ホラーではないですね。たぶん若くして死に切れない少女の悲しい思いを伝えたかったんでしょう。
4点(2003-02-11 05:42:56)
75.  ゴースト・オブ・マーズ
今までの作品と何ら変わっていないカーペンター節。いやそれどころかとんでもない事になってました。わざわざ登場人物の視点に置き換えて進行するストーリー、ちゃちなCGはUFO特番みたいで疲れました。笑わせたいの?怖がらせたいの?と終始問い掛けずにはいられない。これが彼のスタンダードなら構いませんが、さすがに最高傑作とは言いがたい。火星の幽霊が空気にように乗り移るのはいいが、タイミングよく乗り移る。あんなに敵を虐殺したらそこらじゅう幽霊が浮遊しまくり歩く事もままならないはずなのに全然OK。主人公が乗り移られるとドラッグで回避OK!という都合よさ。それとは逆にぶっちんぶっちんマジックショーなみに切断される死んでいく仲間達。こんな扱い方もありせんがな。もう、めちゃくちゃやん!
4点(2003-02-11 05:05:32)
76.  幻魔大戦
最近DVDになっていたので久しぶりに観ました。公開時は始まる前の角川のロゴが出ただけで興奮したのを覚えています。主人公の古谷徹を始め、小山奈美、江守徹、原田知世ちゃん(何故かちゃん付け...)林泰文、三輪明宏等個性的な声優陣を使っている割にはそれぞれの個性が出し切れていないので感情移入する頃には終わっちゃってました。恋人に死なれたベガが覚醒するシーンはウルウルと来ましたよ!江守徹の声にもピッタリ合ってましたし。しかしラストで幻魔が以外とあっさりとやられちゃうのには....これなら同じ超能力戦士達の話を描いた菊地桃子主演「テラ戦士サイBOY」の方が面白いんではないかと...でもジャパニメーションの先駆けといわれるだけあって映像的にはとても凝ってます。ちなみに主人公の最終技「絶対零度!」は学校ではやりました。
6点(2003-02-11 04:52:20)
77.  マリー・アントワネットの首飾り
なんか全体的にはしょり過ぎ?物語を判りやすく大まかなポイントだけ押さえたって感じでしょうか。ヒラリー・スワンクは「ビバリー・ヒルズ青春白書」以来すごい好きな女優さんんですが、彼女はやっぱり上手いですよ。ただどう考えてもこのジャンヌって人、計算高い悪女のはずなのに観客にこびてる人物描写な気がします。彼女のルックス上もっと悪役に徹した方がこの物語としては絶対厚みが出ると思いました。オープニングの奇妙なテーマソングで少し「はっ」としたんですがね・・・でもこの作品に限りませんがフランスの話を外国の人がやるっておかしな話ですよね。日本の時代劇をアメリカの俳優がやると100%違和感万点ですからね。
5点(2003-02-11 04:38:31)
78.  リリイ・シュシュのすべて
なんじゃ、これ?って感じでした。彼の作品って野島伸二のドラマに似てますよね。レイプとかいじめとか人が興味を示すような題材を使って何が言いたいのか判らず、全体的な描写もしつこい。いい役者を使っているのに自分だけの世界を創り上げて満足している様に思えます。ある些細なきっかけを機にいじめられ始めた主人公、援助交際をさせられる女子高生、家庭不和のため情緒不安定な友達。しかし最終的にどの登場人物の人生は何も変わらず人を刺したり、自殺したり不幸のオンパレード。監督なりの答えの出し方だろうが、見ていてブルーになる。オープニングでリリィ・シュシュという架空のアーティストの話題でチャットのシーンが出る。やたらと言葉の羅列が出てくる。中盤でも、後半でも常に出る。主人公の転機は沖縄の旅行以来らしいがその沖縄の旅ビデオも延々と続く。こんなものを強引に見せられ息苦しいのに、最終的にも物語を何も昇華させようとしない拷問のような映画でした。大沢たかお、市川実和子、稲盛いずみ端役で出てましたがなんで出たの?
3点(2003-02-11 04:26:55)
79.  呪怨 (2003)
この作品を見る前、ビデオ版の「呪怨」、「呪怨2」を見ておくべきでしょう。とにかくこのビデオ版「呪怨」はかなり怖いです。そしてある女性により怨念が新たな切り口で広がっていく恐怖の連鎖に圧倒されました。さて、それを踏まえてこの劇場版も新たなエピーソードが展開します。この世に怨念を残して死してしまった女性の呪いがあらゆる形で残虐的にそしてある種無差別的にその家に関わった人たちを陥れていく。「リング」のイメージがあるかも知れませんが、きっと「リング」より先にこちらの知名度が高ければ明らかにこっちの方が怖いです。家庭訪問に来た介護福祉士や教師、遊び半分で立ち寄った女子高生、不可解な事件を調査する刑事達等々呪われた家に関わった人々を呪い殺していきます。ある意味作り物なんだから何でもありな感じはしますが、怖いんだからいいでしょう。ビデオ版と展開は同じなので、ビデオを見た人は「学校の怖い話」とか「世にも奇妙な物語」を一度に見せられた感は否めないでしょう。だた一つ一つのエピソードは短いながらもラストに近づくにつれ恐怖が増していくのは確かです。夏には続編、ハリウッドでのリメイク化も決定しているそうなので話題作りには十分すぎる作品です。ちなみに観る前は「えっ?奥菜恵が主演?」と抵抗がありましたが顔面をヒクヒクさせたり、様々な絶叫顔を見せてくれたりと中々な恐怖演技でした。しかしラストの彼女(ヅラ)とゾンビ化した伽耶子ガールズはいただけない、笑ってしまいました。
7点(2003-02-11 04:04:47)
80.  カンパニー・マン
懐かしいのに、新しい感じがしました。次の仕事までの休暇を利用して産業スパイに身を投じる事になった平凡なサラリーマン。スパイとして新たに人格を作り上げる主人公にミステリアスな女性が絡み事態はある陰謀へと近づいていきます。全体的には使い古された様なスパイ映画ですが、キューブリックを意識した美麗な映像やセット、観客を洗脳させるかのごとく工夫の凝らされた展開に胸がワクワクしました。小道具や映像は近未来的でありながら、物語の本筋は過去のスパイ映画を彷彿とさせます。主人公が別の人間として生き生きと生活していくにしたがって映像の配色が鮮やかになったり、テクノっぽいかと思えば時に情緒的になるBGM等ほんと凝ってます。主役のジェレミー・ノーサムの二役(実は三役?)も存在感があって、ルーシー・リューに至っては知的で行動力があり主人公を影でサポートしていく謎めいた女性役にピッタリでした。ある秘密が明らかになった後の展開はヒーロー映画を思わせ、男的にはググッときました。ただ背景とかヘリとか明らかにCGミエミエで大げさ過ぎる点、主人公を助けにきたルーシーの宙吊りに笑ってしまった点はいささか減点の対象でしょう...それにしても「CUBE」と同様期待は裏切らないと思いますよ。
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