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コメント数 1207
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年齢 58歳
自己紹介 短くって、切れ味のいいレビューには「良」投票してしまいます。

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801.  さや侍 《ネタバレ》 
ひとはたいがいのモンから逃げられるけど、親であることからは逃げられない、というお話と解釈しました。「首が~戻った」のときのうれしそうな野見勘十郎。我が子のために鉄板ギャグをやるときの父親の顔です。ただ、面白いかというと、うーんですね。
[DVD(邦画)] 4点(2012-11-04 17:52:56)(良:1票)
802.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 
連弾のシーンが好き。造形美や世界観重視の作品だと思いますので、このくらいシンプルなおとぎ話の方が良いのだと思います。
[DVD(吹替)] 6点(2012-10-27 21:36:02)
803.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
本作の観客のほとんどは、有罪というには証拠に疑うべき余地が残っているが、容疑者を無罪とも言い切れない、と思っているはず(違います?)。法廷での審議が不十分であるため、「陪審不能」が最も適切な話し合いの幕切れのような気がします。正義のために公平な話し合いを求めた男が、実は極めてマズイ結果の道案内をした、というような話でもあるよね。少なくとも11人は、家に帰ってから、この晩はよく寝付けなかったものと思われ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-21 19:27:14)
804.  ロレンツォのオイル/命の詩 《ネタバレ》 
ミセス・オドーネは、傷ついた我が子を守る動物のメスのよう。実話感動話のヒロインとは思えないほど、あちこちキレまくる。でもそのあたり、口当たりよくしなかったところを高評価したい。
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-21 13:25:33)
805.  サイン 《ネタバレ》 
妻のいまわの際の言葉すら、神の啓示(サイン)と捉えるこの作品。ワタシには、本作においては、神など起こっていることの単なる傍観者としか思えませんけど。久々の1点と思いましたが、キリスト教圏との彼我の違い、ってヤツかもしれないので2点です。
[DVD(字幕)] 2点(2012-10-14 00:09:49)
806.  ヒミズ 《ネタバレ》 
主演の役者が、憑かれたように120%の演技を見せる園子温監督の現場は、居心地が悪そうじゃのう。でも、相変わらず見始めたら止まらない。本作について。ラストは微妙なんだ。あれだけ否定していた「世界に一つだけの花」。大きな喜びもないかわり、絶望もない人生を取り戻すために、自首をするんだろう。これから起こることを考えれば「住田、がんばれ!」は、あり。でも「一つだけの花!夢を持て!」は、ない。
[DVD(邦画)] 7点(2012-10-07 23:23:59)
807.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
「お詫びの言葉もございません」って、どういうふうにも解釈できる微妙なセリフがうますぎる。物語最初の方には、こんなニセ親に赤ちゃん育てられるか、と思った。観終わった後にも、確かに希和子は美味しいとこだけ持ってったな、とじわじわ思った。でも、今このレビューを書きながら、もう一日でも、せめて晩ご飯食べるところまででも薫と一緒に居させて欲しかったと思ってる。
[DVD(邦画)] 9点(2012-10-07 20:09:32)(良:1票)
808.  勝利への脱出 《ネタバレ》 
「今 逃げたら試合に負けるだけじゃない」とか、好きなんですよ、そういうの。選手たちは、スタジアムの大観衆の熱気に包まれ、もう戦うしかないという興奮に包まれている。おおらかな脱出劇といえば「大脱走」もそうでしたが、なんかいいですよね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-29 00:22:12)
809.  拝啓天皇陛下様 《ネタバレ》 
昭和38年にこのような作品を作ることに、何か社会的(戦争とか、天皇制とか)なメッセージがあったのかも知れませんが、ワタシには、よそのじいちゃん(長門裕之)の昔話を聞かされているような映画でした。だから、時々「へぇ」と思うことはあるのですが、正直退屈なんだ。渥美清を見ることができただけが収穫の映画でした。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-09-27 07:25:34)
810.  家族(1970) 《ネタバレ》 
例えば、新幹線の待ち時間で万博の「入り口」まで隆君を連れて行くシーン。一時間半でも中に入れてやりたかった父親の無念。おまんじゅうをもらった隆君に、「おまえは乞食ではない」と諭す祖父。この辺、男親としてものすごく共感できるシーン。ただ、この旅路で2人も亡くす必要があったかは、疑問。全体のトーンをおかしくしてしまったかのようなラストシーンを、10年後「遙かなる山の呼び声」でキッチリ落とし前を付ける山田監督はさすがです。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-09-23 23:36:31)
811.  王将(1948) 《ネタバレ》 
なにより小春に「日本一の将棋指しになって欲しい」と励まされて、再度将棋の道を歩き始めているワケですので、名人位にはもう少し執着する姿を見せて欲しい。結果、関根棋士に譲ることになるとしても。また、将棋も詰まるところは心理戦。2五銀が破れかぶれであろうと、相手のペースを乱した立派な一手。反省などする必要は全然ありません。阪妻の坂田三吉は無垢で魅力的なんだけど、もう少し行儀が悪くても良かった。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-09-23 14:46:54)
812.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 
きれいに作られたノートブックは、人の心を打つのだ。【追記】プロモーション活動で損した映画じゃないかと思う。ポスターや舞台挨拶のときに真ん中にいたヒトが、物語の中心じゃないんだ。
[映画館(邦画)] 7点(2012-09-22 18:36:48)
813.  リアル・スティール 《ネタバレ》 
最後の試合。リング上の闘いではなく、大歓声の中シャドウボクシングを繰り返す父親を見守る息子。アメリカの田舎の風景(小麦畑やトラックの窓に映る遊園地とか)。好きなシーンもありました。でも、いかんせん平らな物語。冒頭の頃に、この父親はろくでなしだけど何か違う、と思わせるエピソードがないと、ラストがどうしても行き過ぎな感じに思えてしまいます。【追記】最後の試合が、あそこまでそういうふうなら、「ロッキー」のBGMによく似た感じの曲を入れたら、血圧ももっとあがっただろうになぁ。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-09-20 22:06:34)
814.  トイレット 《ネタバレ》 
これは好きですね。足の付かないベンチに座っている姿。語らず、しかしすべてを了解しているような不思議な大物然としているばーちゃんが好き。「あそこ」からきれいさっぱり退場するすがすがしさ。荻上監督、「かもめ食堂」以来、何となく満たされていなかったあの気分を、全く新機軸で取り返してくれました。
[DVD(邦画)] 8点(2012-09-16 22:37:54)
815.  赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター 《ネタバレ》 
サメは本当に怖いものです。気を付けましょう。事実に誠実に作っている感じはしましたが、運転免許センターで見るビデオのよう。
[DVD(字幕)] 2点(2012-09-06 15:11:19)
816.  ファイナル・デッドブリッジ 《ネタバレ》 
「死にたくなかったら、○○する」という新機軸。マンネリ回避のためのものと思いますが、野暮な設定ですね。本シリーズを通じて、関係者はそんなつもりはなかった「重篤な事故」を、観客はたくさん見ています。サムやピーターも、本人も気づかぬうちに、何らかの「未必の故意による殺人」の一端を担う可能性はあるわけです。容赦ないのが、本シリーズの魅力。総てが解決したかのように見せた後の、懐かしい飛行機事故のシーン。そこで、生き残り新ルールは実はでまかせだったということか、と血圧が上がりかけたところで、残り人生が短い人を○○した場合は、それなりの寿命しか与えられないとでも言いたげなラストシーン。割と本気のルールだったのね。ふーん。
[DVD(字幕)] 5点(2012-09-06 12:56:44)(良:1票)
817.  キートンのセブン・チャンス
うわー、このBGMは本作に対する冒涜としか思えない。確かにサイレント映画。でも耳を澄まして映像だけ見ていれば、聞こえてくるはずの音をBGMが全部消してくれています。次にご覧になる方には、ボリュームをゼロにして鑑賞されることをおすすめします(困難な提案)。ワタシが視聴したDVDは、世○ク○シック名画100撰集のヤツです。残念すぎる。内容は、早くレビュワー30人を超えて、ベストランキング20位以内に入って欲しい、ってなもんです。走れ!キートン!
[DVD(字幕)] 8点(2012-08-31 23:28:44)
818.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 
「ひとまねこざる」みたいなシーザーはかわいいし、「ウォークマンのCM(1987)」に出演していたようなシーザーは思慮深げだ。「伊藤淳史さん」のようなシーザーは、味方になりたい感じでしたし、「近所のおっさん」のようなシーザーはちょっと怖い。前日譚として過不足なし、と満足しかけたところで、意外なエンドロール。殺しをしない分別のあるサルたちに、いったいどれだけの黒歴史があって人類との全面戦争になるんだろう、という含みを持たせて終わった方が良かったのではないでしょうか。あと、ジェネシスって、本作中でオロカな人類の代表のような会社の名前ではないですか。わざわざタイトルで使わなくっても。
[DVD(字幕)] 7点(2012-08-24 22:33:38)
819.  127時間 《ネタバレ》 
これは、見ごたえのある主人公でした。このめんどくさいアウトドア野郎が、きっとみっともない姿をさらすに違いない、と意地悪な予想をしていましたが、最後まで正気を保ち続けました。清々しかったです。ただ、後日談の部分で、「奇跡体験!アンビリバボー」みたいになったところが、少し惜しい。あそこまで説明してくれなくても。映像でわからせて欲しかった。(追記)懐かしい映画「砂漠の冒険」を少し思い出しました。ワタシだけ?
[DVD(字幕)] 8点(2012-08-18 23:29:52)
820.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
ワタシ自らが「劇場版」を選んで見ることはおそらく無いと思うので、誰かとよんどころない理由により、観る機会が訪れることを祈念しつつ。気持ちの上ではもはや幻の「劇場版」が、ああであったんだろうか、こうでもあったんだろうかと想像しつつ。それでも、少なからず驚かされたラストシーンに3点献上。
[DVD(吹替)] 3点(2012-08-15 16:51:33)
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