801. ヒート
ヒートを感じさせるのは派手な銃撃戦だけで、あまりにも間抜けな警察と緻密さが感じられないギャングがバトルを繰りひろげるダラダラと長い映画でした。脚本と演出のせいなのか二人の主役が薄っぺらく見えてしまい、作り物感が漂ってくるそれぞれの人間ドラマもこの映画のしまりのなさを増幅させているように思えてなりません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-04-26 23:23:22)(良:1票) |
802. 寄生獣
予備知識なしの鑑賞ですが、ストーリーが魅力的で原作や続編が気になります。特別な先入観もないので登場人物やミギ―の声にも違和感なしです。キャスト陣のリアルな演技が非現実的な物語を身近なものに感じさせてくれます。 [地上波(邦画)] 7点(2015-04-25 22:36:59)(良:1票) |
803. 狼の挽歌
カーチェイスは見応えあります。ストーリーがかなり粗っぽいけど予想通りのラストです。キャスト陣のネイティブでない言語やアメリカ舞台の全編イタリア語に、吹替えの字幕を観ているような違和感が残ります。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-22 23:36:53) |
804. ブロードウェイと銃弾
《ネタバレ》 面白いです。中味はちょっと違いますが一瞬「ラヂオの時間」が頭をよぎります。主人公が落ち目の女優に抱く恋心があり得ないと思えるほどダイアン・ウィーストの色あせっぷりが見事です。次第に作品の出来映えにこだわって過激な行動に走ってしまうダメ出しボディーガードの存在感も際立っています。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-04-21 00:04:37) |
805. 天と地と
低評価への好奇心から鑑賞しましたが、空虚なストーリーと赤組・黒組の運動会のような合戦に言葉を失います。角川春樹のセンスとバブル期の何でもありの風潮が重なるとこうなるんですか。キャスト陣とスポンサー連に脱帽です。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2015-04-19 00:35:33) |
806. 切腹
《ネタバレ》 重厚感漂う映像と琵琶の音から始まり、二人の切腹志願者と井伊家の間の回想を交えながらの謎めいた展開にあっと言う間に引き込まれます。武士の鑑、武士の面子、武士の魂といった武士道精神勢揃いのテーマで物語は進みますが、竹光による切腹シーンはあまりにも衝撃的です。切羽詰まってリスクを承知でさもしい行動に賭けてしまう娘婿の心情はとても痛々しいし、彼が武士の情けもかけられずに竹光で無理矢理切腹させられたことへの主人公の並々ならぬ復讐心も分からないでもないです。しかしながら、武士道精神を気取っているわりに、時に身勝手で、時に図々しく、時に潔くない主人公のちぐはぐさには、いくら開き直ってしまったといってもいまいち共感しづらいものがあります。映画の方は大スターたちの若かりし頃の好演と随所に盛り上がりをみせるストーリーでとても見応えのある作品に仕上がっています。主役級を演じていた石浜朗のその後の活動が脇役主体であることが意外でした。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2015-04-16 23:48:22) |
807. オール・ザット・ジャズ
前頭葉に訴えかける振付は見事だし、ショービジネスの魅力と自分の世界にどっぷりつかってしまった主人公の生き様や死を覚悟している監督の執念のようなものも伝わってきます。そうはいっても、その境遇を体感しないとなかなか共感まで行き着きません。 [地上波(字幕)] 6点(2015-04-15 22:23:04) |
808. 永遠に美しく・・・
《ネタバレ》 途中までは上質のコメディのような面白可笑しさを感じますが、マデリーンが階段から突き落とされて蘇るあたりからこの映画の感性に合わなくなります。 [地上波(吹替)] 5点(2015-04-14 22:03:07) |
809. アウトレイジ(2010)
妥協を許さないバイオレンスと緊張感の中に、斜に構えた可笑しさと理不尽や抑圧からの解放感を感じます。物語自体はあまり響きませんが。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-13 22:10:50) |
810. HANA-BI
たけしの美学は伝わってきますが・・・ [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-04-12 22:45:09) |
811. メン・イン・ブラック3
このシリーズ、満足の1作目に期待外れの2作目でしたが、3作目は意外に面白かったです。さすがに時の流れを感じますが。 [地上波(吹替)] 6点(2015-04-12 22:44:14) |
812. 悲しみよこんにちは
原作未読です。セシルカットのルーツですか、知りませんでした。セシル、アンヌ、レイモン、それぞれの気持ちは分からないでもないですが、富裕層じゃないのでなかなか実感まで行き着きません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-10 22:12:28) |
813. 浪人街(1990)
しまりのない物語で最後まで見るのが苦痛でした。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-04-09 22:45:09) |
814. ウエスタン
《ネタバレ》 オープニングのならず者皆殺しから開拓者一家抹殺までの十数分間のじれったい緊張感が印象的です。本作以前のレオーネ作品と比べて結構制作費もかかっているようで、鉄道シーンや町並み映像も見応えがあります。マカロニスタイルに加え、伝統的な西部劇の雰囲気も伝わってきます。含みを持たせるような間の取り方や顔のクローズアップに味わい深い可笑しさがこみ上げてきます。物語の展開とキャスティングの意外性、謎めいたブロンソンの渋い雰囲気もよかったです。いまいち響かないストーリーと悪役になりきれていないように映ってしまうヘンリー・フォンダが物足りなかったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-08 20:28:27) |
815. 小さな恋のメロディ
お子様向けのイメージがありましたが、想定を超えていました。イギリスの階級格差の様子は伝わってきますが、コメディのように感じてしまう演出が何とも退屈でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-04-06 22:27:12) |
816. レインマン
以前観た記憶があります。初回同様、弟の思考・行動パターンの9割方が金目当てのように感じられてしまうので、あまり共感できない映画です。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-04-06 22:24:36) |
817. キツツキと雨
映画監督というのはこんなに弱気でコミュニケーションがとれない人でも務まるものなんですか。可笑しさの中にも不自然さが気になります。監督自らの経験のデフォルメ表現と思って観ていましたがやっぱり気になります。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-05 00:31:34) |
818. 少林寺
ストーリーはシンプルで分かりやすく、芸術的な殺陣シーン満載のカンフー映画です。中味は感じるものが殆どありませんが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-05 00:30:20) |
819. プレイス・イン・ザ・ハート
《ネタバレ》 優しくも健気で熱い主人公の愛らしさが印象的です。不倫の話やラストの教会での蘇りシーンで表現したいものがあるのでしょうが、伝わってくるのは中途半端感だけでした。 [地上波(字幕)] 6点(2015-04-01 22:28:06) |
820. バグダッド・カフェ
《ネタバレ》 よくある期待外れ作品とは逆で、出だしこそ「なにこれ?」ですが話が進むつれて引き込まれていきます。現実感はないですが分かりやすいです。カフェの無気力で殺伐としていた雰囲気がそれぞれ居場所を得ていい感じになってきます。存在感溢れ過ぎるヤスミンのナイスバディとテーマ曲がとても印象的で、ラストの「結婚しないか」→「ブレンダに相談してみる」の後も気になる映画です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-03-30 23:00:53) |