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プロフィール
コメント数 1497
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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821.  ケース39 《ネタバレ》 
オスカー女優が主演のホラーってことで期待して観ましたが、う~ん、どうなんだろうなぁ… 決してつまらなくはないです。上映延期になったぐらい過激な児童虐待シーンも出るし、「不審死」は結構恐いし。退屈な、ありきたりホラーじゃありません。 でも、なんだかB級テイストがプンプンするんですよ。なんでかなぁ? で、思い至ったのがレニーさんの雰囲気。なんだか、歳を経た彼女の下ぶくれフェイスが妙に気になった。表情もワンパターンに思えて。 彼女には失礼かもしれないけれど、この作品、キャスティングを変えたら、てかストレートに言えば主演女優を代えたら、もっと良かったかも。 ま、いずれにしても、結構使い古された魔女系作品だと思いますけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2011-02-19 21:35:35)
822.  アーマード 武装地帯 《ネタバレ》 
面白い!仲間割れから現金を積んだままの武装トラックに閉じこもっての駆け引きというのは、どこかで観たようでいて具体的には思い出せず、なかなか新鮮なシチュエーション! まぁ、そもそもどうしようもなく情けない強奪計画。この計画の一体全体どこが完璧?上手くいく訳ないじゃん!だから、感情移入なんか不能。キャスティングも豪華さを生かしきれてなくって消化不良。だけど面白いなぁ~。 ハンバーガースタンドを通じてのタイと警官の運命の交差。タイのイラク帰りだからこその冷静な負傷警官への対応。生き残れた警官の粋な配慮。そして、未解決現金強奪事件の唯一のミスは「額がショボかったこと」とマイクが言っていたけれど、実はそれこそが成功の理由だったという皮肉。大雑把のようでいて結構繊細なドラマでもありました。
[DVD(字幕)] 8点(2011-02-05 16:40:19)
823.  エクトプラズム 怨霊の棲む家 《ネタバレ》 
いくら家計が苦しいからって、「いわく付き」ですよって物件に住むか?とか、おかあちゃん、何かにつけてちょっと強過ぎるんじゃない?だから旦那がアル中になったんじゃないの?とか、病人なのに正体不明の開かずの間までくっ付いてる地下室で暮らすなよ!とか、冒頭はイマイチ感情移入できなかったけれど、話が進むにつれ惹き込まれました。 皆さんおっしゃるとおりの正統派ホラー。直球勝負ですね。必要以上にCGに頼らないところも好感持てます。よくよく考えてみれば、確かに実話っぽい作りですね。 激しい(スプラッターだったりエロティックだったり)ホラーが多い昨今、一服の清涼剤(?)ってとこで好印象です。 あ、肝心の恐さ加減ですけれど、夜中に一人で見れる程度かな?
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-05 15:56:08)
824.  パーフェクト・ゲッタウェイ 《ネタバレ》 
衝撃のドンデン返しがあるのかと思いきや、確かに衝撃的かもしれないけれど、意外と先読み可能では? ただ、そこに至るまでの描き方はスピード感も緊張感もあって良い。ちょっと主人公カップルは浮かれ過ぎちゃってて、特にミラには感情移入困難?それも結局「なるほどですね」の伏線あったから良いのか…。それと、他のカップル怪しく描き過ぎてて、そこまで仕込む?って感じ。 ま、堅いこと言わないでリラックスして楽しむには好適な1本ですね。でもって、マーリー、綺麗♪
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-05 14:24:29)
825.  クラッシュ(2004) 《ネタバレ》 
遅れ馳せながらのコメントです。 一言で言えば、良い意味であれ悪い意味であれ「とっても上手な作り方をした作品」ですね。多くの皆さんが絶賛しているように、2時間という尺の中でこの内容を描き切るには、まさに最良の手法、脚本だと思います。全てのエピソードを完璧に描き切るには、とてもじゃないけど2時間じゃ無理。それを破綻を最低限に描き切ったのは、まさに職人芸。受賞に値して余りあります。 ただ、何故か手放しで絶賛できない。何故だろう?やはりそれはラストのエピソードのせいだろうなぁ。途中まで、というかほぼ全編を通じて「人の心は温かい」「人は皆、人を求めている」「信じていれば必ず願いは叶う」みたいなところに収束すべくドラマは流れて行くのに、何故、あの若い警官だけが汚れて行かなければならないのか?キリスト教的宗教観だと、神はあの若者にあのような試練を与えるのだろうか?私は全くそこのところに賛同できない。 それでも上手なので7点献上せざるを得ないです。あぁ不完全燃焼。
[DVD(字幕)] 7点(2011-02-05 13:48:23)
826.  マンダレイ 《ネタバレ》 
「ドッグヴィル」同様、素晴らしい作品と感じました。床に白線を引いただけの舞台が、ここまで現実味を帯びて見えるのは、ただただ監督の力量と思います。2作目ゆえのパワーダウンは全くないですね。 テーマは若干シフトしてると言うか、基本的には人間の性(さが)なのでしょうけれど、今回は個人よりも集団(社会)を対象としています。受け取り方によってテーマの深さも変わるかもしれませんが、非常に解りやすい構成と言えます。 キャスティングも素晴らしい。ヒロインはニコール・キッドマンからブライス・ダラス・ハワードにチェンジしましたが、このブライスがいい。前作はニコールが完璧に演じていたけれど、今作のグレースはブライスがいい。可憐でいて気の強いギャングの娘を見事に演じています。 ただひとつ不満と言えば、ドッグヴィルであれほどの目に遭っているグレースが、その心の痛みを全く感じさせない日々を過ごしていること。連作であれば、少しはその痛みが表されていても良かったのでは?
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-11 00:04:50)
827.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
イーストウッド渾身の力作といった感じで、一気に魅せてくれます。 ただ、私としては共感は出来なかった。感情移入できなかった。何故なら、主人公の下した決断がどうしても受け入れられないから。生と死を見つめてきた彼の人生。その最期の時に自らの人生の幕引きをあのような形としてしまった彼の決断。おそらくは戦争体験を契機に只管貫いて来た彼の人生哲学。それを異民族の青年との交流が徐々に解きほぐし、そして迎えた彼の人生の終幕。理屈では解るけれど、やはり受け入れられない。月並みな言い方かもしれないけれど、遺されたものの心の平穏はどうしてくれるのだ。傷付いた若者の心は、彼の死によって救われるとでも言うのか?特にスーの心は。スーの胸に灯っていたのは、ある種の恋心だったのではないのか?更に街のクズどもも極刑や終身刑にはならないだろう。必ず帰って来る。その時、何が起こるのか。それは考えなくてもいいのか? あぁ釈然としない。
[DVD(字幕)] 7点(2011-01-10 23:25:44)
828.  ワールド・オブ・ライズ 《ネタバレ》 
巨匠の作品だけあって、決して飽きさせることなく2時間超の長尺を楽しませてくれます。 ただ、邦題が合わない。原題のままの方が良いのでは?と言うのは、この作品、冒頭のテロシーンからは、まさにワールドワイドなテーマを取り上げた骨太の社会派作品を期待させてくれるのですが、物語の進行に伴ってだんだん話が小さくなってくる。最後の最後は主人公と恋人のお話みたくなってくる。何だかスケールの小さな作品に感じてなりませんでした。辣腕のCIAエージェントである主人公らしからぬ思考であり、また行動と思えてしまうのです。世界の行く末さえ左右するような国と国、組織と組織の命を賭けた騙し合い。それが描かれているはず、と言うより実際に描かれているのに、それが真正面から伝わって来ないのです。それは全て後半に主人公の色恋沙汰が出て来るから。違うかなぁ…? そんな訳で、今ひとつ釈然とせずラストを迎えてしまいました。なので素直に高得点と出来ない7点献上です。
[DVD(字幕)] 7点(2011-01-10 22:46:16)
829.  スペル 《ネタバレ》 
ホントはもっと高得点を献上したい作品ですけれど、なんとも中途半端なのが納得いかなかった…残念だなぁ。 もし「最終絶叫シリーズ」をこのレベルで作ったら大爆笑間違いなし。あちらがチープと下ネタ過ぎて今ひとつなのに対して、こちらはきちんと作り過ぎていて今ひとつ。ネタの一つひとつは相当面白いんだけど、何にしても真面目過ぎるんです。 ヒロインがゲロされたら、ヒロインも周囲の人間にキチンとゲロ返しするとか、ヒロインが鼻血ブー(あぁ懐かしいフレーズ)したら、他の社員も上司に寄ってたかって鼻血吹きまくるとか、ヒロインの頭に十字架が当たったら、ヒロインは白目むいて首クラクラさせながら泥水にブクブク泡立てて沈んでいくとか。そんでもって、冒頭の少年地獄行きシーンと最後の地獄行きシーンだけは超シリアスに撮り上げる、なんてのが好みなんだけど。 あ、それじゃサム・ライミ作品である必要なくなっちゃうのかなぁ? それと、邦題も中途半端。原題のふっきれたストレートさが良い。
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-10 16:02:27)(笑:1票)
830.  チョコレート・ファイター 《ネタバレ》 
タイ映画、好きだなぁ。今回は特にヒロインが可憐で良いです。 タイのアクション映画では、どちらかと言うとヒーローのカッコよさが際立っていることが多いけれど、この作品では徹底的にヒロイン(お母さんもいいけどね)のカッコよさと可憐さが群を抜いて素晴らしい。 ストーリー的には、ひと時代もふた時代も前の香港カンフー映画みたいな暗さが気になるところだけれど、とは言えヒロインのキャラを考えれば、選択肢としては「陽」より「陰」で正解かも。どんよりした薄汚れた世界に燦然と輝く一粒の宝石。いいじゃないですか。 ジージャーさん(ちゃん?)には、是非次は純愛モノを演じて欲しいな。「初恋のきた道」のチャン・ツィイーの再来か?!みたいに。  あ、満点じゃないのは、あまりにイタイ映像が多くって…始めのうちは歓声をあげてたんだけどね。脇役、スタントマン、かわいそ。ギャラ安いだろうに…(貰泣)
[DVD(字幕)] 9点(2011-01-10 15:08:49)(良:1票)
831.  スティーブン・キング/ドランのキャデラック 《ネタバレ》 
クリスチャン・スレーターという人は悪役が似合いますね。ヒーロー役の作品も数多かれど、やっぱしこっちの方が似合うな。それも少々情けない役がいい。このドラン役は結構ハマってると思います。  痛快な復讐劇です。エリザベスの死は少々雑な展開とも思えますけれど、実際あのシチュエーションになってみれば仕方ない行動だったのかもしれません。いや、そもそもがあんな凶悪な現場を目立ちまくって目撃してしまったことが最悪の失策だったとも思えますけれど、それだけ彼女の正義感は強いのだと言われてしまえばそれまでかも。 そのあたり、現実であればかなり激しく後悔の念が残りまくりますが、そこはお話として割り切って、そこから後の復讐計画が良いです。あまりに短絡的、あまりにお粗末な計画。相手は極悪非道の犯罪者、対するこちらは善良極まりない教師。そんな計画で復讐出来るのですか、って感じ。で、案の定失敗する訳ですね。ところがそこで挫けなかったのが凄い。二の矢はとんでもない仕掛けとなって飛んでいくのです。 ドランを捕まえたあとのやり取りには凄まじいものがありますね。ともすればドランに感情移入して慈悲心が生まれてしまいそうになります。このあたりのクリスチャン・スレーターの狂気の演技が良いです。  原作は未読ですが、この感じだと結構忠実なのかな?満足の1本でした。
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-01 03:16:14)(良:1票)
832.  ダブルフェイス 秘めた女 《ネタバレ》 
微妙です。既視感のある作品とでも言いましょうか、ストーリー的には驚愕の展開とは言えません。この手の作品がお好きな方には先読み可能かと。 ただ、そこは流石フランス映画の味付けと言うか、実にミステリアスに美しく纏められているとは思います。ソフィーとモニカという当代きっての美女を並べ、ふたりの顔が合成されていくなんて贅沢を見せてくれますし、お約束のエロティックシーンもしっかり入ってます。 だもんで、観終わってみれば「な~んだ」よりも「へぇ~」と言う感じで、決して不満だらけとはならないのでは? 感動の名作とは言えませんけれど、これはこれで納得の1本でした。あ、邦題はいただけませんね。そのまんまと言えばそのまんまだけれど、妙にエロ感を出そうとしているように思えてしまいます。でも、原題よかいいかな?
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-01 02:47:56)
833.  ディフェンドー 闇の仕事人 《ネタバレ》 
かなり微妙な仕上がりの作品ですね。コメディタッチのヒューマンドラマなんだと思うんですけれど、大笑いするほどでもない。てか笑う気分になれない。 実に悲しいストーリーなんですよ。悲し過ぎる。この主人公の痛々しいまでのおバカぶりが、彼の人生のどこから始まり、そしてどんなプロセスを経て現在に至り、そしてこの悲しい終焉に辿り付いたのか…。そこに思いを馳せると、とてもじゃないけど笑い話じゃないです。 なんだか中途半端な気分になってしまい、点数も付けづらく、とは言えコメディとしては面白くないとの理由で4点献上です。だからと言って駄作とは言わないです。ちょっと的を得てないということで。  
[DVD(字幕)] 4点(2010-12-30 01:13:51)
834.  バーンチェイサー 《ネタバレ》 
ま、そこそこ面白いとは思うんですけれど、何にせよ使い古された感のあるストーリー展開。意外性に欠けます。てんこ盛り過ぎるのも難かな? それから、時折盛り込まれる大袈裟な演出。唐突に主人公をグルッとカメラで一周とか、唐突に段階的に顔のドアップとか、唐突にスローモーションとか、とにかく大袈裟な演出が鼻につく感じ。 ラストの爆弾解除は「なんじゃそりゃ!」ってなもんだし、主人公うろたえ過ぎだし、他にも不満は多々あり… そんな訳で、どうにもマイナス要因が多くて5点止まりです。 あ、ちなみに、邦題は原題よりいいかも。意味不明の感はありますが。
[DVD(字幕)] 5点(2010-12-13 02:43:04)
835.  スモーキン・エース2(OV) 《ネタバレ》 
前作同様繰り広げられる、イカれた暗殺者による派手なガンファイト。今回はオリジナルビデオ作品ながら、私は前作より好きです。こちらの方がイカレてる。真面目に考えたら、なんともお粗末なシェルター保護vs襲撃計画なんだけど、そのちょっぴり間抜けなテイストが楽しめます。ストーリー性も前作より上かな?読めないことはないのですが、ラストのどんでん返しも良いと思います。ま、良い子にお勧めは出来ませんが、何も考えずに楽しめる1本です。
[DVD(字幕)] 7点(2010-12-13 02:14:20)
836.  マッド・カンニバル 《ネタバレ》 
微妙です。全体として悪くはないと思います。ただ、何にしても近年使い古されつつある設定。あと一歩、何かオリジナリティが欲しい。シュチュエーションが違うけれど、ほぼ似たような展開の作品を最近観たばかり。この作品ならではのビックリ箱が欲しかったな。
[DVD(字幕)] 5点(2010-12-06 02:57:40)
837.  50回目のファースト・キス(2004) 《ネタバレ》 
短期記憶障害という設定は他の作品にも見られるところですが、皆さん御指摘のとおり、普通は重くて苦しい設定になりますよね。特に邦画だと完璧にルーシーは悲劇のヒロイン。そして、ヘンリーは報われない愛に生きる純愛一途な青年。次から次へと涙のシーンの連続。てな感じになってしまいますが、アメリカ映画となると視点が違ってくる。しかも、アダムとドリューという役にハマりきった2人が盛り上げる。 細かいことを言えばキリのない作品。でも、日々繰り返される悲しい現実をこんな風に日々訪れる希望の連続へとシフトできる。映画ってのはいいもんだなぁ。
[DVD(字幕)] 8点(2010-12-06 02:38:16)(良:1票)
838.  悪夢のエレベーター 《ネタバレ》 
アイディア勝負の1本ですね。エレベーターに閉じ込められた人々を描いた先行作品はありますが、この作品はかなりの変化球を投げてきます。 ブラックな味わいのコメディかと思いきや、サイコでミステリアスな展開も見せ、予測不可能と言うほどの大どんでん返しではないにせよ、かなり意外な展開(いささか力技ではありますが…)で楽しませてくれます。 堀部監督デビュー作ですよね?短編作品はあるのかな? 次が楽しみと期待させてくれる佳作です。
[DVD(邦画)] 7点(2010-12-04 13:01:16)
839.  女処刑人 《ネタバレ》 
まずはジャケットの酷さ。しかも、とんでもない邦題。演出も脚本も出演者もイマイチ。これはないと思いますよ。 ヒロインはちっとも処刑人じゃないし、たまたま憑依されてりゃそういうこともあるかもしれないけれど… と言う訳で、ギリギリ暇つぶしに眺めてるって程度ならいいかな?
[DVD(字幕)] 3点(2010-12-01 02:30:34)
840.  狼の死刑宣告 《ネタバレ》 
予備知識なしに借りた作品ですけれど、思い掛けない見応えに満足でした。 確かに、愛息子の仇とばかりに復讐に走る男の姿には、必ずしも共感は抱けません。何故、早く家族に連絡しない?何故無防備なままに自宅に居る?何故瀕死の息子を置いたまま、決して戻ることのないであろう復讐への道をひた走る? でも、これが真実なんでしょうね。こんな目に遭えば、余程の人格者でもない限り平常心など保てない。柔軟な思考など出来ない。極めてリアルな表現で、主人公の心理が淡々と語られているのです。 この作品では、主人公に対して共感が持てなくていいのです。家族とは何か?憎しみとは何か?そして、本当の狼とは誰なのか? 邦題はなんとなく安っぽいのですが、やや意味深。いいかも。
[DVD(字幕)] 8点(2010-12-01 01:54:10)
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