841. 50回目のファースト・キス(2004)
《ネタバレ》 設定はよかったと思うが、料理しきれず、結局落とし前が付けられていないので消化不良。毎日、ビデオ見て自分の環境変化を受け入れるというのは実際には無理だろう。たぶん精神が破壊される。その点を誤魔化して無茶なハッピーエンドにしてしまった印象。なら、日々の生活によって家族の事だけは覚えられるようになった。というファンタジーにした方がよかった。ただし、「日々新しい気持ちで人間関係を構築していこう」というメッセージ性は評価。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-02-09 12:04:46) |
842. おさな妻
《ネタバレ》 肝心の主人公の成長過程の描き方が弱い。結果、女子高生を後妻にしたいと考えているロリコン中年男が楽しむだけの作品になってしまっている。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-02-09 10:47:21) |
843. お茶漬の味
《ネタバレ》 和解に向かう過程が唐突でデキスギのような気もするが、いいシーンではある。見合いだろうが恋愛だろうが、不幸な結婚をしてしまった人はこの世にたくさんいるだろうが、引き返せる時点で意地を張らずに双方素直になれるかどうかがポイントだろうな。この2人の場合は一応我慢できる範囲でのすれ違いで、結局和解できたのでよかったけど。 [DVD(邦画)] 7点(2016-02-08 14:07:29) |
844. 東京暮色
《ネタバレ》 子は親の影響を受けるモノで、母親が男と遁走してれば自分も子供連れて実家に戻るなんてのはたいした話しでもない。でも、母親居ないからアバズレ女になるのはよくわからないし。が、堕胎して、実母に再会・そっけなくされ、男には冷たくされ、若さゆえに直情的行動に出るのはわからないでもない。でも、それが要因でやっぱり「片親はいけないわ」と夫の所に戻る原節子もよく理解できない。どうも全体のつながりが悪いような気がする。まあ、家族と言えども夫婦はもちろん、子供でも他人格なのであり、自分の思ったようには行動もしてくれないし、わかり合える事も殆どないという冷徹さは伝わってはくる。それにしても小津は相変わらずの嫌結婚派だな。言うまでもなく、子供なんか持つべきはないんだろうけど。 [DVD(邦画)] 5点(2016-02-08 12:13:32) |
845. トラック野郎 故郷特急便
オモシロクて、強くて、優しくて、カッコイイ、桃次郎。山田洋次はどのような思いでこのシーズを見ていたんだろうか?文太は晩年、左翼的な活動に傾倒していったが、思想的には共通するモノがあったのだろう。高倉健を松竹に迎え入れて新たな魅力を発掘した山田洋次は文太でも作品を撮りたかっただろう。『東京家族』が流れてしまったのが残念でならない。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-02-05 12:02:41)(良:1票) |
846. トラック野郎 熱風5000キロ
シリーズモノも何作か見ると、その世界観もわかるようになり、面白さも理解できるようになる。見れば見るほど、桃次郎は下品で暴力的な寅さんという印象が強くなるのだが、2人本質である「男の優しさ」に変わりはないのかな。強いて違いを言えば、桃次郎の方が労働者的で、集団行動が多いところか。本作は信州が舞台で風景が楽しめるし、山も多く立体的ではあるのだが、桃次郎の活躍シーンが少ないのが残念ではある。信州好きでよく行くのですが、昔の映像を見て、長野駅前の変貌には驚きました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-02-05 09:53:35) |
847. トラック野郎 一番星北へ帰る
子持ちの未亡人を好きになると大変だな。あまり下品・エロなのもアレなので、テイスト的にはこれぐらいが丁度いいかな。でもそれらがないと寅さんに近づいていっちゃうので難しい所。 [地上波(邦画)] 6点(2016-02-04 12:57:35) |
848. トラック野郎 望郷一番星
トラ(桃)と寅。に限らず、子供の頃は東映が好きだった。プラモデルも流行ったし。わかりやすいし。でも中学ぐらいから段々と松竹が好きになってくる。大人になると完全に松竹。好みの変化に成長(老い?)を感じる。ただし、桃次郎のキャラそのものは魅力的ではある。大人になって気づく事もある。バカになれる熱さというかカッコよさというか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-02-04 11:14:32) |
849. デュエット(2000)
《ネタバレ》 群像劇だから仕方ないのだが、個々のストーリーが薄い。ラストの銃殺には疑問。ブルースブラザーズのような展開になるのかと期待してたのに。歌は表現であり、その人の人生を表すものではあるとは思った。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-02-03 13:59:36) |
850. プレデター
緊迫感のあるよくできた作品なのだろうけど、ちょっとグロイな。目を背けたくなるシーンの連続でキツカッタ。ランボーみたいな個人で戦いを挑む系の方が好みかな。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-02-03 11:54:55) |
851. 振り子
古臭くて、平凡で、ありきたり。劇的なドラマも何もない。でも、それが人生なのかも。 [地上波(邦画)] 5点(2016-02-02 23:28:44) |
852. モンテ・クリスト伯(2002)
原作未読。だいぶ改編されているようだが、女絡みのタダの復讐劇で、これまで何度も見てきた話のような。これが本家本元なのかもしれないが。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-02-02 12:19:01) |
853. ザ・コール [緊急通報指令室]
《ネタバレ》 電話のみでサポートするという風変わりな作品ですが、息もつかせぬ展開で、心臓によくないですが、現場出動からは普通のバイオレンスになってしまい、こういう決着の仕方しかなかったのかなと。オチも微妙でした。でも総じて楽しめるとは思います。 [ビデオ(吹替)] 7点(2016-01-29 10:25:44) |
854. ペイチェック 消された記憶
最近複数の政治家で話題の「記憶(の確認)」ですけど、記憶とか未来とかテーマは面白いのに、料理しきれず作りも雑で、結果的に中途半端なアクション映画になってしまった。今は情報が氾濫して自分の未来がある程度予測できてしまうので、不幸とまではいかないまでも、諦めみたいなモノはあるんだろうな。 [地上波(吹替)] 5点(2016-01-28 12:00:05) |
855. お買いもの中毒な私!
《ネタバレ》 まず主人公に魅力がないのが難点なのだが、「国の借金」という台詞から、「借金とは何か?」という本質的な話題・テーマに移行するのかと思ったら、ただのありきたりなハッピーエンドで終わってしまった。もっとヒネリが欲しかった。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-01-26 11:41:36)(良:1票) |
856. 巨人と玩具
《ネタバレ》 「もはや戦後ではない」と言われ、高度成長に突入していく時代のサラリーマンの悲哀(というか当時の人はそれが当たり前だと思っていたんだろうけど)。周りが異常行動に突っ走る中、川口浩だけがオカシサに気づく(が、最後はキレちゃったのか?)。今見るとちょっと説教クサイ感じもするが、当時はどのように受け止められたのだろうか? [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-01-22 12:31:34) |
857. コップランド
所謂警官不祥事モノで真面目な作品ではあるのだが、あまりサスペンスにはなっておらずストーリーは退屈。物静かなスタローンは初めちょっと違和感も感じたのだが、見ているうちにこれはこれで悪くはないかなと思えてくるようになる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-22 10:40:59) |
858. 3時10分、決断のとき
ダンは痛すぎるのだが、それに同情するベンの心情変化の描写が弱いというか無理があるかな。西部劇で感動するぐらいなら高倉健の仁侠映画見ろよって話なんだけど。 [地上波(吹替)] 5点(2016-01-21 23:08:31) |
859. スノーピアサー
取り残された人類どうする?ってのは『復活の日』のようなパニック系でもあり、車両毎に戦う相手が変わるのは『死亡遊戯』のようなアクションでもあり、設定は中々面白いだのが、社会階層的な政治思想も出てきたり、アレコレ詰め込み過ぎなのか、粗も目立つし消化不良。でも、決してツマラナイわけでもないので、色々と惜しい作品ではある。 [地上波(吹替)] 6点(2016-01-20 12:58:53) |
860. オーバー・ザ・トップ
《ネタバレ》 試合前「僕にいい所見せようと思わないで。負けたっていい。」と父親を気遣ういい息子だなあ思ってたら、その直後の試合中に「僕のために勝って!」と大声で叫んでいたので、ひっくり返りそうになった・・・。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-01-19 11:16:57) |