841. ハンニバル(2001)
相変わらずレクター博士のまったく澱みのないしゃべりかたは不気味としか言いようがない。ただ前作と比べて不必要にエグイシーンがあったり、レクター博士やクラリスの魅力が出ていない。○○○を食べるシーンはトラウマになってしまう人がいても不思議ではないし、途中に出てくる刑事がらみのエピソードもあまり好きではない。さらに場面場面がいろいろなところに移っていって見づらい。自分にとっては、映画(というか原作)の出来自体にかろうじて2点献上。 2点(2004-09-01 11:13:34) |
842. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
ディカプリオの運命にハラハラドキドキ。でも、すきとはいえない。 6点(2004-08-31 09:51:20) |
843. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
切ないストーリーですね。ちなみに、ビリーホリデイの曲名は「君を想いて (THE VERY THOUGHT OF YOU)」です。 7点(2004-08-28 10:25:40) |
844. 平成狸合戦ぽんぽこ
《ネタバレ》 皆が言うほど説教臭くはないけれど、紛争だとかクーデターとか、ドロドロしていて何か現実的。ジブリアニメはやはり夢を与えてくれる作品でなくっちゃね。でも、中身はよく出来ているので奥が深いといえば深い。どちらかといえば大人向き。かりそめにも毎年見たい映画とはいえない。 (2019年再見)よくもこれだけ詰め込んだわりには、話があっちゃこっちゃいってつまらないので点数が低いのだ。 今改めて見ると、百鬼夜行絵巻などの日本の古典美術の題材など取り入れていてすごく頑張っているのが分かるんだけど、バブル崩壊直後のいまだ浮かれた日本の世相を反映しているのか、飲めや歌えやのばか騒ぎ宴会が繰り返し出てきて呆れること。その元気すらない平成末期の子供たちにはどう映るんでしょうね。 それと声になんか違和感があるのは、落語家をたくさん起用しているせいなのかも。 最後らへんのまとめ方もとっちらかっててあんまり好きじゃない。 [地上波(邦画)] 4点(2004-08-28 10:17:32) |
845. キャスト・アウェイ
《ネタバレ》 恐ろしいまでのリアリズム。自分が実際にサバイバルを体験した気分になりました。ちゃちい外国旅行よりよっぽど強烈。 ただし点数は高いが、よほどのことがない限り、また見たいとは思わない。その映画が面白いか、何度も見たいかということに重点を置いているので。 個人的に、ウィルソンに語り掛けるシーン等感情移入はできなかったため、海での別れもほとんどぐっと来なかった。 結局トムハンクスが何故一つだけ箱を開けなかったのか、わかりません。郵便配達員としての使命?まさか。誰か教えてください。 (2023.7再鑑賞)6点→7点 20年ぶりに見たので、ほとんど何も覚えちゃいなかった。 遭難するまで20分以上と長い。序盤の早口シーンとは打って変わって、ほとんどセリフも説明もないのにサバイバルしていく様がリアルでよく出来ている。ここでの見せ方が天才的にうまい。やっぱり間違ってもこんな経験したくねぇなあ。 で、4年間過ぎるのを飛ばす。いや怪我しているし、普通死ぬだろ。 脱出劇も劇的。ウィルソンの使い方も抜群にうまい。 終盤も秀逸。パーティー後のカニやチャッカマンの使い方など素晴らしい。 ヘレンハントとの再会シーンもよくできている。 年齢を重ねたせいか、人生の悲哀というものを感じられてラストまで一気に見られた。 一点プラスを献上。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-08-26 18:49:17) |
846. マイ・ドッグ・スキップ
ここのところ続けて「ハチ公物語」「山の郵便配達」と犬モノを見たせいか、いくら評判が良くてもとあらかじめ期待せずに見た。隠れた名作とはこのことだろう。前半は主人公が頼りなく、もどかしいばかりで、肝心の頼みの隣の兄貴もダメダメになっていく。しかし、スキップを探し出すシーンは前半のハンディを生かした素晴らしいエピソードばかりで好感を持った。あの静かだけれど誠実なナレーションがこの映画の最大の魅力。一番心に残った台詞は「怖いのは死ぬことじゃない。殺すことだ」。見終わったあと、素直な気持ちになれる作品。実話がベースというのも評価できる。終始流れる音楽もプラス。 [DVD(吹替)] 7点(2004-08-24 08:46:39) |
847. 山の郵便配達
地味で単純なストーリーですが、美しい山村風景や音楽はいうにやあらず、 父親と親子お互いの心遣いが溢れんばかりに画面から伝わってきます。 見終わってからも、不思議と家族や仕事についていろいろ考えさせられる作品ではないでしょうか。 余計なセリフを抑え、なんと叙情的なことか。東洋人で良かったと思える映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-08-22 16:42:28) |
848. ハチ公物語(1987)
この映画で素晴らしいのは、ハチ公だけでなく、人間。仲代達也と八千草薫の二人だけではなく、他の主要な人物の台詞などが素晴らしい。一番心に残ったのは渋谷駅でのシーン。疲れ果て、食べ物をねだるハチに飲み屋の客が苦言を呈す「こういう不潔な犬は、早く処分したほうがいいんじゃないか」。そこで主人が言った言葉がよい。「不潔なのは、あんたの心じゃないんですかね」。 惜しむらくは3【ひかりごけ】さんのおっしゃるとおりハチ役の犬に愛想が足りなかった点か。ビデオでメーキング映像が付いていたのもこの点数に落ちついた勝因。 (2021年7月再見)いやあ良いなあ、この雰囲気。古き良き日本のユートピアというか、あったかい人情味あふれる人間模様がたまらない。この作品には何組もの夫婦が出てくるが、どれも魅力的なんだよなあ。 もちろん日本犬好きにはたまらないワンちゃんの魅力が詰まっていて、泣ける。葬式の際の号泣とかやりすぎの感は否めないが。 [ビデオ(字幕)] 8点(2004-08-22 12:43:21) |
849. サマーストーリー
《ネタバレ》 隠れた名作だが、悲劇である。 前半に見られるダートムーアでの自然に育まれたエピソードが、非常に美しく調和が取れているのが印象的。 無駄なシーンがないので96分という短い時間に収まっている点も良い。 また文芸作品だけあってイギリス農民の慎ましくも明るい日常が垣間見れる。 ただ、個人的にそこまで心を揺さぶられるものがなかったし、誰にも強く感情移入できなかった。 運命とはときに非情なものとはいえ、この映画の結末はあまりにはかない。 [ビデオ(字幕)] 7点(2004-08-19 13:03:41) |
850. イルカに逢える日
《ネタバレ》 小笠原に行くのは、何年も前からのオレの夢だったんだよね。切符まで取って、明日出発というときに身内に不幸があってやむなく取り止めたこともあるぐらい。だから、この作品を見るのはとても楽しみだった。心の中で「天国にいちばん近い島」に似たものを期待していたのかもしれない。でも、始まってすぐコンサートをめぐるゴタゴタや暴走少女団、ペースメーカーをつけた女性の病気、果てはヒロインが溺れる等やはり失敗だったかと悔やんだ。ただ、ここであきらめちゃいけないんだな。ここから最後へ向ってだんだん卒なくまとめていくのがこの映画。最終的には平均点を越えた評価になったのは、イルカが取り持つベタな恋やところどころにみえる小笠原の風景などがちゃんと撮られていたから。これを見て小笠原へ行きたくなったとかそんなんじゃないけれど、見て良かったと思う。ただ、エンディングで水族館の映像使っちゃダメでしょ(笑)。それと小笠原は飛行便がないので自衛隊に依頼して来てもらうんだけれど、それが航空自衛隊でなくて海上自衛隊が水上ジェット機みたいのを飛ばしてきたのはびっくりした。きっと滑走路がそれほど長くないために陸上へ着陸するのは無理なんだろう。誰を見ていないことを良いことに、勝手なことをしゃべりまくってスイマセン^^; 6点(2004-08-18 19:00:00) |
851. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 冒頭から「スナッチ」に似たものを感じた。「スナッチ」同様、この映画が高い得点なのに衝撃を受けた。テンポのいい奇想天外なストーリー、自分が気がつかないものを気づかせてくれた等々賞賛の声があるのは分かる。でも、9.11で何を学んだというのだろう。最後にビルが崩れ落ちていく場面で、現実の悪夢を思い出した。映画は、人々に夢を与えるもの。現実逃避ではなく、明日からまた生きていくことのできる、明るい希望を与えてくれるものと信じて疑わない。二度と見たくない映画。 3点(2004-08-18 13:07:53)(良:1票) |
852. 北斗の拳(1995)
どうにもまいったね、こりゃ。っていうか、北斗の拳を実写化しちゃダメでしょ。そこからすでに間違っている。頑張っているのは分かるけど。バットを殺しちゃいかんでしょ。師匠を殺したのはシンじゃないし。あの北斗百列拳はなんてこった。いいマッサージになりそうな按配じゃねえか。ユリア役の鷲尾いさ子の美しさと、ケンシロウ役の人が頑張ってアクションしていたことにのみ1点ずつ献上。 2点(2004-08-17 18:55:45)(笑:1票) (良:1票) |
853. ライフ・イズ・ビューティフル
友達に勧められてみたが、感動も、泣きもできない。 前半と後半のテンションがあまりにも違うのにも戸惑った。 なんというか、主人公のテンションが高すぎて、ついていけないんだよ。 そこまで早口でセリフをしゃべられても、逆に不自然。 [地上波(字幕)] 4点(2004-08-17 17:06:15) |
854. 君がいた夏
少年の日の思い出を綴るノスタルジー溢れるこの作品、なんといっても雰囲気が良い。思春期や青年期に一度見ておくべき作品。 ただ肝心のストーリーはなんてことはなく、残念ながらそれがこの平均点が7点台に留まっている原因かもしれない。 それでもこの映画が好きなのは、個々のエピソードにユーモアと愛を感じられるから。 「恋はデジャブ」の監督でもあるハロルド・ライミス演じる親友アレンの存在も大きい。 ビデオジャケットにもあるJ・フォスターの笑顔はたまらないし、途中の挿入歌や白い砂浜、ラストでのショットなどどれも素晴らしい。 [DVD(吹替)] 8点(2004-08-17 17:00:19) |
855. グリーンマイル
もう少し感動するのかとも思ったが、見終わってもぐっとくるものはなかった。長いし、一度見たら充分という作品。でも、俳優の演技や作品全体の出来から見ても5点は付けるべきだと感じた。勧善懲悪、宗教の匂い、死刑制度等いろいろ議論のあるのは納得。 5点(2004-08-17 09:32:17) |
856. 毎日が夏休み
まず、佐伯日菜子のしゃべり方はなんとかならんもんでしょうか。慣れたらさほど気にならなかったものの、最初はなんじゃあこりゃあ状態でした。佐野史郎も暗い。頼みは風吹ジュン(若!)のみであったが、彼女も不幸のどん底へ落ちていくかのごとく、周りを気にしてどんどん落ちていく。途中はだめだなあコレと思いながら見ていた。爽やかコメディものと思ったら、ぜんぜんスッキリ爽快じゃないじゃない。でも、最後はうまくまとまっていて、ほっとしました。皆さんおっしゃっているように、ところどころでいい味出している映画です。でも、私には一度見れば充分でした。 4点(2004-08-16 13:51:36) |
857. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 言わずと知れた娯楽大作!SFの要素のみならず、ファンタジー、アクション、サスベンス、ドラマなどありとあらゆるジャンルが漏り込まれたシリーズで、子供のときからよく見ていました。 いま見ると良くも悪くも80年代の少年向きで娯楽性が高すぎる気がします。ラストらへんの話ができすぎなところもちょっと気になりますが、マーティンとドクという主要人物のキャラクターが立っており、マクフライ父親の勇気も力をもらえるのでやっぱり素直にいい作品です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-08-15 23:22:25) |
858. A.I.
悪いとも良いともいえない、中間の点数評価。とにかく映像は近未来の映画という感じで、全編にわたって丁寧に作りこまれた映画だと感じた。ただし、ストーリーには多少無理があり、また見たいと思わせてくれるような出来ではなかったのが残念。人間であれ何であれ、愛や嫉妬に狂ったものほど怖いものはない。最後はちょっとほっとする。 5点(2004-08-10 18:09:47) |
859. マトリックス リローデッド
アクションは前作を越えるほどの出来。100人組み手のシーンは何度見直してしまったことか・・・。しかし、最後が??。終わりよければ、すべてよしなのに・・・。 6点(2004-08-06 21:32:12) |
860. マトリックス
最初観たときはやはり衝撃が走りました。しかし、難解です。途中はグロいし。 6点(2004-08-06 21:30:31) |