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841.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 
いよいよボーンシリーズファイナル!と思ったら『レガシー』なるものがあるようですね。ま、ジェイソン・ボーンことマット・デイモンのボーン三部作はこれでおしまい!なんでしょう、きっと。 振り返ってみるとこの3作で1本の映画といっていいほど繋がりが濃く、シリーズとしてテンションのバランスが良くとれていたと思います。なんせスプレマシーのラストとアルティメイタムの途中がリンクするというシリーズファンにはたまらない演出があります。『少し休んだほうがいい、疲れた顔してるぞ』ってゾクゾクしますね。 相変わらず執拗なCIAの暗殺をかいくぐりながら、ボーンはその起源へ迫ります。 そう、なんのかんのと1作目から解決されてなかった記憶喪失がついに戻り、自分を取り戻します!しかしすっかり殺しに染まってしまった今となっては、ホントの昔の自分の戻れるわけでもなく苦悩は続くわけですが。 まるで小学生の夏休みの計画のようなCIAの計画に振り回されたボーン、もうゆっくりと休んでもらいたいと心から願います。 最後のニッキ―の『ニヤリ』、最高でした!
[映画館(字幕)] 8点(2012-11-01 15:40:15)
842.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 
シリーズ2作目、ボーンの記憶はまだまだ不鮮明。 で、いきなりヒロイン死にます。うーんソリッド! 女っ気なんかいるかーーーーいとでも言うようないきなりクライマックス。 相変わらずボーンはキレッキレ。でも今回はスパイっぽい動きが多かったかな。 パメラとのコンタクトするシーンは鮮やかでした。 命を狙われ、恋人を殺され、冤罪まで背負って逃亡、カーチェイスの果て、過去のミッションの贖罪へ。 超一流の工作員よ、どこへいく。
[地上波(吹替)] 7点(2012-10-31 17:58:40)
843.  ボーン・アイデンティティー 《ネタバレ》 
スパイアクション『ボーン』シリーズの1作目。 CIAのトレッドストーン計画の申し子(30億円かかってるらしい)ジェイソン・ボーンが、計画の廃棄に基づきその身を抹殺するため次々と刺客を送り込まれるってお話。 でもボーンはそのこと一切合切記憶をなくしててわからない。ただカラダが反応する、刺客たちに。。。 ってそんなアホなというストーリーですが、ソリッドなアクションで妙な説得力があります。ややこしいストーリーも観客の『?』をうまいこと利用してこの世界観で走りきったって印象です。 なもんでレビューを書くにあたっては特になしなんですが、なんだか雰囲気がいいんですよね。 ちょっと不思議な映画です。
[地上波(吹替)] 6点(2012-10-31 16:23:58)(良:1票)
844.  転校生(1982) 《ネタバレ》 
これは面白い! フツーの中学生の男の子と転校してきた女の子が入れ替わっちゃう、たったそれだけの(っていっちゃあ大ごとですけど)事で、これだけ面白く、切なく、悲しくなっちゃうなんて。男と女はやっぱり全く違う生き物なんですよね。 それでもこのふたり、入れ替わったことをきっかけに、お互いを理解し友情というか恋心というか何とも言えない絆が出来上がります。それはココロとカラダが入れ替わったからだけじゃなく、お互いを思うやさしさがあったからこそで、そこが実にいいんですよね。 なにしろ多感な時期ですし、性的な描写もままあるのですが、それも爽やかに軽やかに取り扱われており、ここらへんのサジ加減はお見事でした。 小林聡美さん、尾身としのりさんの尽力は言わずもがな、尾道の魅力もあいまって素晴らしい作品でした。 ところでこれが100歳のおじいちゃんとおばあちゃんが入れ替わっちゃうハナシだったら、何も起らないんだろうなぁ、若いって素敵です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-10-31 14:07:16)
845.  レナードの朝 《ネタバレ》 
『奇跡』の起る時間が早かったのでこれはヤバいんじゃないかと思ったら…。 たった2時間の上映時間のなかで、ここまで見事に状況や主人公たちの気持ちの変遷を描き切った作品はそうは無いんじゃないでしょうか。 そしてそれぞれの人に影響を与える人、人、人。これほど人間関係だけで出来上がった映画って面でも珍しいですね。 レナードたちは突然やってきて、またいってしまった。 それでもわずかな『奇跡』の時間に確実に残したものがあって、彼らは以前も、これからも生きていることを証明してみせました。 これがこの種の不治の病と戦う(いや、戦うと言うかそんな日常に疲れきっているかもしれません)人々にどれほどの影響があったことか。 実験的投薬のエスカレートが示すようにロビンは患者たちに対して医師から友人になっていました。 もちろん倫理的な問題はありますが、あの人づきあいが苦手な医師が、あの時間のとまってしまっていた患者たちにです。 ラストもこの物語を締めくくるにふさわしいエピソードで、なんだか切なくなりました。 そしてロバート・デ・ニーロのおそろしいまでの演技力がこの映画を支えていたことは言うまでもありません。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-10-31 06:27:51)
846.  コラテラル 《ネタバレ》 
トム・クルーズの映画では一番好きかも。 でもトムの映画じゃないんですよねー、そこがイイ。 もちろんストーリー的にへんてこりんなところもありますが概ねヨシッ! 夜のロサンゼルスで微妙な関係になったジェイミーとトムの殺し行脚、道中お互いの哲学をぶつけ合い、ジェイミーのいろいろな心情の変化が出てくるのが興味深い! マックスの夢の話は冒頭の女検事にはクールにキマッたのにプロの殺し屋ヴィンセントにはキマらない、見透かされてしまう。 こんなところも男の映画って感じがしていいですねー!! マイケル・マン監督いいわぁ!
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-30 20:32:52)
847.  ポルターガイスト(1982) 《ネタバレ》 
『キャロル・アン』って超言いたくなりますね。この映画は当時呪いの映画として一世を風靡しましたねぇ。
[地上波(吹替)] 5点(2012-10-30 14:48:58)
848.  ヤング・ゼネレーション 《ネタバレ》 
結構みなさんの評価が高いですね。無気力青春モノといいましょうか。夢がなくてエネルギーのやり場に迷ってる青年たちが自転車レースで、ってお話ですね。 今のロードバイクとは全然違う、当時の機種や変速機、ヘルメットならぬカスクなどなど、興味深かったですね。 現代のロードバイクはずいぶん洗練されてきましたが、根本は『人が自転車に乗って走る』ってことであり、その爽快感や魂の削り合いのレースは変わることはありません。 そのあたりの取り上げ方が青春映画とマッチして良かったですね。 最後はちょいと出来過ぎな気もしましたが。 それにしても周回レースの選手交代は凄かったですね!
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-30 14:32:59)(良:1票)
849.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 
自主映画づくりが趣味の少年たちのSF遭遇劇。 母を事故で亡くして傷の癒えない主人公の少年と、自主映画づくりに客演!?といってイイほどのウマさと美貌をそなえたヒロインの恋模様と、町で次々起る奇怪な出来事の2つの軸でハナシは進みます。 わりと恋模様のほうはイイ感じで進むのですが、奇怪な出来事の方はなかなか全容がつかめません。っちゅーかつかませてくれません。 JJエイブラムスお得意の『見せない』作戦です。確かに興味をそそられる演出ですが魅せるために創ってる映画で延々と『見せない』ってのは結構ストレスですね、わたしの場合は。しかもこの監督さんの場合さんざん引っ張っといて『ショボイ』って前科あるし。 冒頭のグーニーズ感から結構期待して観始めて、列車の事故のシーンで興奮MAX、これは凄いと思いつつ、あまりにしつこい事故シーンに、これはヤバいかもと下方修正。 以後、フラグだらけのミステリー展開に『あーダメだこりゃ』と意気消沈。 ヒロインかわいかったし、少年たちのキャラも立ってたのでもう少し期待したのになぁ。 エンドロールのゾンビ映画、ゾンビ好きにも楽した良作でした!
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-30 06:48:26)(良:1票)
850.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
観よう観ようと思いつつモノクロだしタイトルからしてわけわかんないし50年も前の作品だしでなかなか観る機会を逸していたキューブリックの有名な作品。 観てみたらなんとまぁ面白いこと! さすがですねよね、キューブリック!! いきなりクライマックと言える、イカレ将校の核攻撃命令クーデター。ストーリーの運びは緊迫感とユーモアで絶妙のバランスを保ちつつ、実にいいテンポで進行します。 東西冷戦の崩壊なんて言われて久しい現代ですが、当時(わたしが子どもの頃)はやはり2極構造みたいなものは確かにあって、その間には『核』というものが存在していました。っていまだに『核』の脅威は世界各国、絶えずあるんですけどね。 実際カタチは違えど今の日本は放射能の脅威に苦しんでいるわけですし。。。 あとこの作品を観るにあたってブラックユーモアであるってことを知ってたのも楽しめた要因としてあると思います。 なんせ50年前でモノクロ、一応洋画ですし、演者がみな結構紳士な風情なのでわかりづらくもありますが、みんな結構ボケてます。ボケ倒していると言ってもいいかも。 とにもかくにも巧みな脚本で、短い上映時間を差し置いても飽きることはいっさいありませんでした。 現在の派手な映像技術なんかなくても強烈なメッセージをもった脚本なら充分に楽しめることを再認識しました。 まぁ映画業界、あらゆるテーマをやりつくしてしまった閉塞感は否めないと思うので、その点ちょっと現代の監督さんはツライものがあるのかな、なんて余計なことまで心配しちゃいましたね。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-29 19:46:08)
851.  ターミナル・ベロシティ 《ネタバレ》 
女スパイに翻弄されるチャーリー・シーンの巻きこまれ型サスペンスアクション。 大筋はありきたりなスパイ映画だが題材がスカイダイビングってのは面白いですね。 冒頭のタンデムダイブで見事にスパイの罠にかかりオロオロする主人公、あのトリックはお見事でした。また主人公がガソリンスタンドで黄色いスポーツカーをかっさらうシーンがあるんですがあの奪い方はなかなかお見事!盗られた人も自分のクルマを乗り逃げされるのを見送りながら『あれ、あのクルマ俺のと同じだw』とか言っちゃってるぐらいだし。って感じで、ちょっとしたシーンに面白さがありましたね。 クライマックスの高級スポーツカーダイブはホントにハラハラもので、映画なんだから大丈夫ってわかりつつも久々にドキドキしました。あのクライマックスは圧巻ですね。 
[地上波(吹替)] 6点(2012-10-29 15:43:00)
852.  ロミオ・マスト・ダイ 《ネタバレ》 
うーんジェット・リーの作品を数作観ましたが、やはりどれもこれも華がないですね。 この人は悪役のほうがいいかもしれません。 そういう意味では脱獄、マフィアの抗争に巻き込まれて…っていうのは良かったかもしれません。 黒人さんチームと中国人さんチームの裏抗争にそれぞれの娘と息子の恋も翻弄されてって内容はタイトルから推測できるので、ややこしい人間関係もまぁクリア。 しかし肝心のアクション、ユーモア(必要か?)、ラブストーリー、すべてがショボイ。 アクション映画の全盛期は遠く昔に終わってしまったようですね。。。 このジャンルで面白い映画が出てくることを願ってやみません。
[地上波(吹替)] 4点(2012-10-28 20:44:16)
853.  それでもボクはやってない 《ネタバレ》 
痴漢冤罪のストーリー。 一貫して無罪を主張する男、加瀬さん。 ともすれば『ホントはやったのか?』ってところを曖昧にして大どんでん返しといった演出もありえるところですが(実はわたしも初見の時はそう疑って観ていました)、この作品はそんなツマラナイ演出や過激な法廷バトルなどではなく、逮捕された瞬間から、駅事務所、警察、留置所、検察を経て、起訴、法廷、判決と、余すことなく丁寧に描いています。 最大の山場、『判決』においても見事な演出でした。 過剰な演技、演出は一切抑え、ラストの加瀬さんの心の声は重いテーマでありつつも充分なエンタテインメント性を帯びていたと感服しました。 現代社会に生きるものは必ず観ておいたほうがいい良作です。
[DVD(邦画)] 9点(2012-10-28 07:58:51)
854.  ジェネラル・ルージュの凱旋 《ネタバレ》 
チーム・バチスタの続編、というか同じ病院を舞台にした別エピソード。 このパターンはキャラクターや舞台の説明を割愛できるところがいいですね。 観る側としても割とすんなりストーリーに入れることは結構ウレシイですし。 なんせ映画の序盤って2時間近く楽しむうえで結末と同じぐらい大事ですからね。 ということで世界観はわかりきったうえで観たんですが、前作のような『犯人はだれだ?』的なミステリ要素は影を潜め、現状の救急医療体制に問題点が置かれています。 そしてそのセンター長として堺雅人さんが強烈な存在感でこの映画を支えています。 流れに身を委ね、現状の救急医療現場の問題点を教示されるのが、この映画の正しい楽しみ方なのでしょう。その点堺さんの演技はみなさんおっしゃるようにとてもよかったと思います。 癒着疑惑の結末もなかなかお見事でした!  それにしても前作に続き、殺人の多い病院ですね。。。 國村さんのクビがとばないのが不思議です。
[DVD(邦画)] 6点(2012-10-25 11:09:42)(良:1票)
855.  オリエント急行殺人事件(1974) 《ネタバレ》 
先日NHK BSプレミアムで放送してたのを視て、いざレビューを!と思ったらアレは『ドラマ版』だったようです。 かの有名な推理サスペンスで、さすがの内容だったのでコレは映画版もチェックせねばと、すぐにレンタル、鑑賞。 はからずと2回続けて観たことでより深く内容を理解することができました。 でもって肝心のレビューですが、わたしとしてはドラマ版のほうが良かったかなぁといゆ印象です。 映画版のポワロは重厚さが足りず、イケスカナイ印象でした(原作未読なのでこのキャラが正しいのかどうかはわかりませんが) あと被害者が誘拐事件の『実行犯』だったドラマに対して映画は犯行グループの首領ということで同じ罪だとしても、復讐するに際して観る者の印象はちょっと違うかなと思いました。 しかし40年ちかく前の作品である映画版は諸々ツッコミどころがありつつもミステリーとして最後まで一気に走りきるチカラはあったと思います。  
[DVD(吹替)] 6点(2012-10-25 10:54:49)
856.  ソルト 《ネタバレ》 
アンジー主演のスパイもの。 良くも悪くもこれまでのスパイものを踏襲したような典型的なアクションムービーでしたね。なんだか目新しいものは見当たりませんでした。 もうちょっと忍者のようにさらーっと任務遂行できないもんですかね。 カーアクション、爆破、ヘリからダイブって。。。 話がややこしいいのも好感もてません。
[地上波(吹替)] 5点(2012-10-23 21:44:58)
857.  チーム・バチスタの栄光 《ネタバレ》 
観る前に、とあるサイトで犯人を知ってしまい(しかも役名じゃなく役者名で)、ミステリーとしては致命的な状態で観たんですが、それでも楽しめました。 結構『犯人は誰でしょうね~』的な内容、宣伝だったので、いっそ知った上で観ることも違う角度からこの映画を楽しめた要因かもしれません。 なもんでちょっと特殊な楽しみ方だったかもしれませんが、竹内さん、阿部さんのコミカルな進行と吉川さんの落ち着いた雰囲気がそう思わせたのかもしれませんね。 『心臓の鼓動が戻らない時の恐怖』凡人のわたしは患者目線でしかわからなかったことを知れたのも結構貴重な体験でした。
[DVD(邦画)] 6点(2012-10-23 10:10:06)
858.  ローグ アサシン 《ネタバレ》 
ローグの正体のヒラメキありきの映画ですね。 あとはなーんもイイとこなしです。 アクション薄め、銃でバンバン、日本の描写はへんてこりん。 せめてブラックレインぐらいの日本っぽさぐらい出して欲しかったです。 『ヘタの横好き』って。。。 なんか外国人が刺青でへんな漢字を彫っちゃうような違和感満載の映画でした。
[地上波(吹替)] 4点(2012-10-23 00:52:43)
859.  デモリションマン 《ネタバレ》 
スタローンの近未来SFアクションですがコレがなかなかオモシロイ。シュワルツェネッガーはトータルリコールって作品で楽しませてくれたが、ソレに似てますね、悪役の狙いとか。 コメディ要素もなかなかオモシロイし、テレビとかでやってると結構観ちゃうところもトータルリコールと似てるかも。 サンドラ・ブロックもかわいいし、無駄にドンパチやるしで一昔前はこーゆーのが楽しかったよなぁってノスタルジーに浸れる意味でも35歳以上にオススメかも。
[地上波(吹替)] 6点(2012-10-22 22:28:44)
860.  交渉人(1998) 《ネタバレ》 
やっぱりこーゆー映画は吹き替えのほうがいいですね。 結構ヤヤこしい話で、普段交渉人の仕事をしてるダニーが同じ署内の人間(謎)にハメられて殺人犯に仕立て上げられます。で、そのダニーが人質をとって立てこもり、別の所轄の交渉人を呼び出し、互いの交渉術を用いて真犯人に迫っていく…ってとこですね。 設定は興味深く、途中までは割とドキドキ観れたのですが、場所を変えたのはいただけなかったですね。 ある程度決まった場所でIQ対決みたいなのが売りのわりには、銃ぶっ放しちゃうし。。。 とはいえこの映画ぐらいからですかね、交渉人っていう仕事にスポットが当たり出したのは。 現代警察モノとしては非常にイイ題材なのは間違いありませんね。
[地上波(吹替)] 6点(2012-10-17 23:59:15)
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