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プロフィール
コメント数 2133
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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881.  真昼の死闘
一風変わったテイストの面白さがある西部劇でした。 イーストウッドとシャーリー・マクレーン、2人っきりの時間が長いのですが、この時間帯が意外に面白いんです。 ちょっとユーモラスなシャーリーの言動。 西部劇の代表的な移動手段と言えば馬ですが、馬より1回りも2回りも小柄なロバに、「早く走りなさい!」と言うようにロバのお尻をペンペンしながら乗るシャーリーが可愛らしくもあります。 途中は2人を必要以上に親密にさせすぎず、少し距離感のある2人の関係が時にコミカルですが、程よい緊張感も持続させています。 ラストもおめかししてロバに乗るシャーリーが可愛らしかったですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-06 22:15:17)
882.  42~世界を変えた男~ 《ネタバレ》 
序盤のジャッキー・ロビンソンと、ブルックリン・ドジャースのリッキー会長が初めて出会うシーンが印象深い。 ジャッキーに我慢を求める会長に対し、ジャッキーは「やり返す勇気の無い選手になれと?」と反論する。 しかし会長は「やり返さない勇気を持つ選手になるのだ!」と説く。 実際にあったやりとりなんでしょうね。この精神が彼の支えの1つになったのでしょう。 世界を変えた男、ジャッキー・ロビンソン。彼の闘いの日々の描写には当然厳しい表現も含まれます。 しかし共に世界を変えたもう1人の男であるリッキー会長との関係や、明るく前向きなレイチェル夫人との2人3脚ぶり、 次第に打ち解けていくチームメートとの関係の描き方がよく、スポーツものとしての熱さも巧くミックスされた感動作に仕立て上げられています。 終盤にベンチの上から、ジャッキーが多くの白人や黒人の子ども達にサインをねだられている。こんな何気無い1つ1つのシーンが素敵です。 100年をゆうに超える歴史を持つメジャーリーグベースボール。MLB好きにとっては古き良きボールパークの佇まいもたまらない。 本作でも、他の野球映画を見ても、いかに野球が時代を超えてアメリカ人に愛されてきたのかが伝わってきますね。 アメリカ映画らしい良さを随所に感じる作品でした。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-05-01 16:16:07)(良:2票)
883.  オーシャンズ
僕はBSやアニマルプラネットなどで、こういうドキュメンタリー番組を見るのが好きで、このジャンルも一度映画館で見てみたいですね。 テレビで見るとやっぱりドキュメンタリー番組と変わりが無くなってしまうので…。 これが映画館の大画面で見ると全然違うんだろうなあ…。 ただ本作の場合は、度々挿入されるちょっと抽象的な映像が不要だったと思います。 子ども達も見る映画だと思うので、余計にこういう映像、時間帯は退屈に感じてしまいます。 それでも子ども達が環境問題を考えるきっかけとなるであろう本作の分かりやすいメッセージは良かったと思います。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2014-05-01 16:12:55)
884.  男はつらいよ 寅次郎の青春 《ネタバレ》 
色々と淋しさを感じる作品です。 まず、本作が御前様が登場する最後の作品となり、本作が笠智衆さんの遺作となりました。 どの作品も御前様の登場シーンは多くはないのですが、とらやの人々と共に本シリーズには欠かせない人でした。 そして明らかに渥美清さんの体調が良くないのが感じられます。座っているシーンも多いですしね。  満男と泉ちゃんの別れのシーンも悲しい。新幹線の扉が閉まり、泉ちゃんが何か言っているけど見送る満男にはもう聞こえない。 初期の作品「純情篇」の名シーン、列車の扉が閉まり、寅さんが何か言っているけど見送るさくらにはもう聞こえない。寅さんとさくらの別れの柴又駅を思い出します。  寅さんが座っているシーンが多いと言いましたが、本作の寅さんの最初の登場シーン、 喫茶店の奥の席に座りキザな台詞を呟く寅さん。こういう時の寅さん、やっぱり絵になるしカッコいいんだよなあ・・・。
[DVD(邦画)] 6点(2014-04-26 21:15:50)(良:1票)
885.  サンキュー・スモーキング
僕は現在、禁煙を始めて2か月ほどになります。勿論そんな簡単にやめられるものではなく、まだまだタバコ吸いたいんですけど、禁煙外来でお医者さんと一緒に禁煙頑張ってます。  そんな僕がタバコをテーマにした映画を見るとどうなるんだろうか?というお試しのような感じで見ました。タバコというものに関しては拍子抜けというか、本作を見てタバコを吸いたくもならなかったけど、別にタバコが嫌いになるように仕向けるような映画でもない。現に禁煙推進派の登場人物も結構おもしろ可笑しく描かれている。コミカルさとシリアスなテーマのバランスも良く、アメリカそのものを含め色んな意味で皮肉が効いた映画ですね。  そして1人の男の生きザマを見せる映画としても。ジェイソン・ライトマンの監督作では「マイレージ・マイライフ」でジョージ・クルーニーが演じた男を思い出しました。ライトマンの映画はどれも見やすさのある作風ですが、そんな中にも主人公の生き方については色々考えさせられます。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-26 21:09:56)
886.  地上最大の脱出作戦 《ネタバレ》 
久しぶりに面白い戦争コメディ見つけました。 かなりおバカな映画ですけど、やはりブレイク・エドワーズのこんなコメディは楽しいですね。  敵味方に分かれて戦っているはずのアメリカ軍とイタリア軍がお祭りを境に意気投合。 戦場で敵と一緒に遊んでいるのを上層部にばれそうになり、戦っているふりをして必死にごまかす。 笑いドコロ満載、ユルユルの戦場を舞台に、徹底的に愚かな戦争を笑い飛ばします。  ちょっと飽きてきたかな?ここまでかな?と思っていたら、思わぬドイツ軍の参戦。 これでまた作品にそれまでとは違った空気が漂い始めます。 主演はジェームズ・コバーンで、彼も十分面白いのですが、アメリカのキャッシュ大尉とイタリアのオポ大尉。 この両軍の指揮官である大尉の掛け合いに、 両軍の兵士達が手を変え品を変え軍服を変え、で大いに笑わせてくれるドタバタ戦争コメディです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-22 23:13:53)(良:1票)
887.  ミュージック・イン・マイ・ハート
トニー・マーティンの素晴らしい歌は十分に堪能できるのですが、リタ・ヘイワースのダンスでの活躍の場面がほとんど無いのが勿体無い。 恋の相手が歌手なんだから、その歌に合わせて踊るシーンが少しは見たかったですね。 70分の短い作品なので、80分程度になってもいいから10分ほどはリタの時間が欲しかったです。 40年代にはハリウッドのセックスシンボルと呼ばれたリタですが、本作の彼女は陽気でどちらかというと可憐に映ります。 ストーリーの方も本当にご陽気な作品だけに、こういうリタが合っていたのかもせれませんね。
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-19 19:07:23)
888.  夜の訪問者
フランス映画ですが、あまりフランス映画には見えず、作品のテイストはむしろアメリカ映画という感じです。 ブロンソン好きでもない限り、まず手を出さない映画かもしれませんが、ブロンソン好きにとっては、最高にシブくてタフなブロンソンが堪能できる作品です。 終盤にブロンソンと妻子を切り離したことによるサスペンスはなかなかの面白さです。 終盤のカーアクションも見所の1つですが、ブロンソンのあの運転の後部座席で悠然と居眠りしている先生が本作の登場人物の中で実は一番の大物だったりして。 相変わらずブロンソンとご共演のジル・アイアランド。ブロンソンと仲睦まじい役も多いですが、本作はちょっと微妙な役どころでしたね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-17 22:20:55)
889.  カルテット!人生のオペラハウス 《ネタバレ》 
同じ年に製作の、本作と同じくイギリス映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」と同じく、(両作品ともにマギー・スミスが出ています)イギリスのベテラン俳優のアンサンブルが楽しめる作品です。  ただ本作の場合、トム・コートネイとマギー・スミスが演じる、かつては夫婦であった2人がストーリーの軸になっているのですが、作品の中では非常に地味な役どころになってしまっています。  対して、カルテット(四重奏)のあとの2人の方が登場人物のキャラとしては魅力的で、実際にストーリーの軸になる2人よりもかなりキャラが立ってしまっています。年をとるということを時にコミカルに、時にシリアスに見せてくれるのもこの2人です。  また、こうした音楽モノのラストはやはり、主役がステージに顔を揃えてのパフォーマンスの様子を見せてくれて、観客の拍手の中感動のフィナーレを迎えるというのが定番だと思うのですが、本作にはそれが無いのも残念なところです。
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-16 20:15:43)
890.  クロワッサンで朝食を
大女優ジャンヌ・モロー。本当に久しぶりに彼女の新作映画を見ました。 もう80代も半ばに差し掛かる2012年の作品ですが、大女優の貫録と、その年齢を感じさせない力強い演技に圧倒されます。  序盤のエストニアの冬の寒々しい風景。パリに舞台が移ってからも晴天よりも曇天の空模様が印象的。 そして2人の寂しげなパリのエストニア人女性。しかしラストの偏屈な老婦人を演じるジャンヌの、微笑みを浮かべながらの一言「ここはあなたの家よ」に心が温まる。  さて、この邦題でどんな作品が思い浮かぶでしょうか?「ティファニーで朝食を」、あるいは「プルートで朝食を」という映画もありました。 この2作品が思い浮かんだ僕は軽妙なコメディを期待しての鑑賞でしたが、少し重さやホロ苦さのある、どこかすきま風を感じる人間模様が印象的。 確かに何度かクロワッサンは出てくるのですが、邦題としては微妙なところです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-16 20:10:32)(良:1票)
891.  ニューヨーク、アイラブユー
パリからニューヨークへ舞台を移して、「パリ、ジュテーム」の続編のような感じですね。 本作はそれぞれが撮った短編をただ順番に見せるだけでなく、次の作品へのつなぎが洒落ていて、うまく次の作品にバトンタッチされていきます。 僕はプロムの話が良かったですね。最後はちょっとしたどんでん返しまで用意されていて、キレイにオチが決まりました。 また、イーライ・ウォラックとクロリス・リーチマンの老夫婦のお話など、男優も女優も、多くのベテランがそれぞれにいい味を出しています。 「パリ、ジュテーム」、「ニューヨーク、アイラブユー」に続いて、今度は「トーキョー、アイシテル」なんていかがでしょうか・・・?
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-12 19:08:25)(良:1票)
892.  朝食、昼食、そして夕食 《ネタバレ》 
「星の旅人たち」や「サンジャックへの道」でも描かれた巡礼の旅の目的の地であるサンチアゴ・デ・コンポステラが作品の舞台。ただ、作品の多くの時間が食事が絡むシーンなので、あまり巡礼の町を感じることはありません。  邦題の通り、朝昼夜、3回の食事をめぐり様々な人物が登場する群像劇です。ですがグルメ映画のように料理を見せる映画ではなく、料理自体にはほとんどスポットが当てられていません。あくまでも食事の場に会する人々のドラマが軸になっています。  夕食でそれぞれのドラマが完結していく流れですが、その多くが悲しさや別れを感じさせるものになっているのが寂しくもありますが、朝から晩までラウラという彼女のために料理を作り続けてずっと彼女が来るのを待っていたある男。彼女は一向にやって来ない。しかしラストでその男の家のチャイムが鳴る。このラストはちょっと嬉しかったですね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-10 23:02:09)
893.  ウォルト・ディズニーの約束 《ネタバレ》 
「メリー・ポピンズ」を初めて見たのは子供の頃。以降、何度か見ている僕の好きな映画の1つです。その制作秘話である本作、すごく楽しみにしていたのですがようやく見ることができました。  映画は何度か見ているのですが、原作に触れたことは無く裏話的なことも何も知らない上での鑑賞でした。原作者のP.L.トラヴァースさんとお父さんとの少し悲しい思い出を含んだお話でしたが、それを抜きに「メリー・ポピンズ」は語れない作品だったのですね。  その一方で、シャーマン兄弟の作曲シーンの楽しさ!脚本家やウォルト氏の秘書も絡んでの「メリー・ポピンズ」で歌われる歌が誕生していくシーンの数々は楽しさと共に感動的でもありました。  彼らとトラヴァースさんとの時にシリアスでもありますが、コミカルな絡みも楽しかった。トラヴァースさんが「歌に造語なんて入れてはいけません!」と一喝。すると究極の造語の歌である“スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス“の楽譜を慌てて隠すシャーマン兄弟。なんてシーンもたまらなく楽しかったです。また、運転手役を演じたジアマッティもいい味を出していました。  そして本作、エンドロールが始まっても席を立たないでください。当時、実際に録音されていた打ち合わせでのトラヴァースさんの肉声を聞かせてくれます。当時の写真もふんだんに挿入されていて、何とも素敵なエンドロールとなっています。   「メリー・ポピンズ」が好きな方、ぜひご覧になってください。
[映画館(字幕)] 8点(2014-04-10 22:40:53)
894.  エリザベスタウン 《ネタバレ》 
仕事で会社に大損害を与え、クビに。挫折のどん底にあった男が人生をもう一度再生していくストーリー。  こんな辛い時、やはり人の優しさに触れたいと思うし、家族や身内っていいものだなと気付かされます。オーランド演じる主人公の男が心の傷を癒し、人生を再出発するまでの全編を通して流れる、穏やかで優しい空気がいい。  そこに流れる音楽。やはりキャメロン・クロウの映画の音楽のセンスはいいですね。その中でも、スーザン・サランドンが舞台でジョークを飛ばし、名曲”ムーン・リバー“が流れる中、決して巧いとは言えませんがタップダンスを踊るシーンにはジ~ンときました。前半の長電話のシーンも、2人の会話を挿入曲がかき消しますが、その挿入曲と2人の電話をしている様子を見ていると2人の心の距離が縮まっていくのが分かるようです。  終盤のプチロードムービー的な展開も良かった。ちゃんと助手席のミッチにもシートベルトを締めてあげる。こんなさりげない優しさもいいですね。旅の最後には誰が待っているのかバレバレなんですけど、こういう映画にはこんなベタなハッピーエンドがいいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-03 21:29:04)(良:1票)
895.  噂のギャンブラー
仕事を求めてラスベガスにやって来たはずが、ひょんなことからスポーツブックの世界に足を踏み入れた女の子を元気一杯に演じた主演レベッカ・ホールが大健闘です。ブルースも頼りになるようでならない?伝説のギャンブラーを肩の力を抜いておもしろ可笑しく演じています。  しかしギャンブルものとしては、大金がかかって、さあどっちに転ぶ?といったハラハラドキドキ感や痛快さはほとんど無く、中だるみの時間帯も長いです。  スポーツブックのお仕事風景を軽~く見せる程度なので、ギャンブルものとしての面白さには物足りなさを感じる作品です。
[DVD(字幕)] 4点(2014-04-02 21:22:04)
896.  ワン・デイ 23年のラブストーリー 《ネタバレ》 
アン・ハサウェイとジム・スタージェス。お似合いだったし、20代から40代までを自然に演じた2人のいい演技を見させてもらいました。  2人が演じるエマとデクスター、この2人の23年間のある1日を時系列に沿って切り取って描かれていく。人生、そんなに大事件が頻発するものでもない。でも、なんてことの無い日々を過ごしているようでも、1年、2年…と経過していけば日々の生活も、周りの人間関係も、少しずつ変化していく。そんな人生というものが巧く描かれていたと思います。  サクサクと進む作風だけに、エマがどうしてあそこまで遊び人デクスターを思い続けるのか、そのあたりが伝わらないのが難点。終盤の大事件に関してもこういう展開はあまり好みではありません。でも、それまでのなんてことの無い日々の中にも、やはり2人の間には色々なことがあった訳で、生きてきた年月の重みを感じました。  ラブコメには持っていかずに上品にまとめられた作品ですが、本作にはそれが良かったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-01 22:22:17)(良:1票)
897.  メリー・ポピンズ
初見はまだ子どもの頃、多分TVで見たのだと思います。本当に楽しくって、よく笑ったのを覚えています。それからも何度か見ていますが、何度見ても楽しい映画です。  数々の楽しい特撮やアニメと実写の合成が微笑ましく、歌の方も、本作を見ていない人も一度は聞いたことがあると思う“チム・チム・チェリー”が最も有名ですが、他にもいい歌が沢山あります。  ジュリー・アンドリュースが登場して初めて歌う歌“お砂糖ひとさじで”に込められたメッセージもいいし、“スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドージャス”でのジュリーとディック・ヴァン・ダイクとアニメの登場人物たちとの楽しい競演も好きなシーンです。何となく淋しげなメロディが印象的な“チム・チム・チェリー”。だからこそ、その後に続く“踊ろう調子よく”での煙突掃除人たちとの陽気なシーンがいいですね。  本作と翌年の「サウンド・オブ・ミュージック」で一気にスターの座を掴んだジュリー・アンドリュース。やはり彼女と可愛い子ども達との絡みは陽気で楽しい。この2作の後あたりから時代がミュージカル映画が衰退していく時期に入っていくのが残念ですが、彼女に関しては、僕にとってはこの2本があれば十分と思えるくらいに両方とも好きな映画です。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-03-30 14:33:21)
898.  ミステリー、アラスカ 《ネタバレ》 
小さな田舎町を揺るがすような大きな出来事に対して、一致団結して立ち向かう町の人々の人間模様をコミカルに描く。こういうベタな映画に弱いんです。  アラスカ州ミステリー、この北の町の凍えるような極寒の冬に、寒さを忘れてしまうようなスポーツものの熱さと、人情喜劇の温かみがうまく絡みあう。  田舎町のホッケーチームのベテラン選手兼コーチ。ラッセル・クロウのこういう役、いいですね。名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督作「スラップ・ショット」でポール・ニューマンが演じた男の役を思い起こさせます。そしてバート・レイノルズ。「俺がもっと若ければ選手として出たのになあ…。」なんてウズウズしたんじゃないでしょうか。  そしてNHLのスター軍団相手に真っ向勝負。試合の結果なんていいじゃないですか。最後は実にいい清々しさがある。そして中盤までは色々複雑だった様々な人間関係も最後には丸く収まりますが、本作のような単純な映画はそうでなければならないと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-25 21:52:08)
899.  レオン(1994)
リュック・ベッソンが本作を思いついた時、この年齢のナタリー・ポートマンがいた。特に可愛いとか奇麗だとかは感じませんが、数年後でも数年前でもない、この年齢にしか出せない微妙な幼さと大人っぽさや危うさを見事に醸し出す。映画のタイトルは「レオン」ですが、僕にとっては「マチルダ」でもいいと思うくらいにナタリーが強烈に印象に残る作品です。勿論ジャン・レノのシブさに、脇を固めるゲイリー・オールドマン、地味ですがダニー・アイエロもいい味を出しています。冷酷な殺人者の心に少しずつ変化が生じていく様と、レオンとマチルダの時に切なく時にコミカルな心の触れ合いの見せ方がいい。ストーリーはそれ程好きな映画ではないですが、それでも何度か見ています。やはりこのキャストも含め魅力を感じる作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-25 21:43:06)
900.  モネ・ゲーム
絵の真贋を巡る騒動など、もう少し絵を使ったエピソードの挿入があっても良かったと思いますが、コリン・ファースとキャメロンの共演が十分楽しめます。  ズボン無しのマヌケなシチュエーションでも、彼独特のマジメな可笑しさというか、堅い演技で笑わせてくれるコリンと、キャメロンのいつもの陽気なアメリカン・コメディのノリがいい感じで融合。本作のキャメロン、かなりお年を感じてしまいましたけど、彼女が登場するだけでパッと場が明るくなるようなコメディエンヌとしての存在感は衰え無しです。  中盤以降登場する日本人の一団。洋画に登場するこういう日本人を見るといつも思うのですが、欧米人の目には我々日本人はどんな風に映っているんだろう?やっぱり、こんな風に映っているからこんな風に描かれてしまうのかな・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-21 19:42:34)
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