881. 鉄道員(ぽっぽや)(1999)
《ネタバレ》 雪と鉄のほろまい。 コートの男、汽車を送り、家族を送り、最期にちょっと夢をみます。 健さんはやっぱりカッコいいなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-05 03:26:36) |
882. パニック・ルーム
《ネタバレ》 パニックルームというシチュエーションを活かしきった密室サスペンスで、展開のたびにドキドキできるんですがどうにもジョディ・フォスターの母親像が気に入らない。 強いんだけど精神的にちょっと疲れてるみたいな役柄が多い彼女ですが、今回もそんな感じ。 映画において戦いと母性って喰い合わせ悪いんじゃない?ってついつい思っちゃいます。 それとは対称的に犯人グループのチカラ関係の変遷は絶妙で、物語がどうなっちゃうのかドキドキさせるのに非常に効果的だったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-03 12:47:15) |
883. フリーダム・ライターズ
《ネタバレ》 なんとか最後まで観れましたがアメリカの教育現場の実情がわからないので、これがいいんだか悪いんだか正直よくわかりませんでした。 まぁ一応事実に基づいた作品のようなので、ある程度は本当の出来事なのでしょう。 多くは人種問題が根底にあるようなトラブルを抱えた生徒がほとんどで、熱血先生の献身的な指導で、現実に疲れきって冷めていた生徒たちが203教室(彼らの学級)をホームと思うようになり成長していくという物語です。 その過程では熱血教師夫婦のすれ違い、教科主任の妨害?などの問題こそ起りますが、生徒と教師の関係はほぼノートラブルで進みます。 さすがにこのあたりは独善的な印象は否めませんでした。 いろいろな人種が渦巻くアメリカではこれぐらい『目指すべきモノ』が一つのほうがまとめやすいのかもしれませんが、なんともバランスに欠いたような気持ちの悪いものを感じましたね。 あげくに進級にあたってクラスがバラバラになることを危惧して、学校に圧力をかける件はどうなんでしょう?個々の心の成長がまるでできてないじゃないですか。 気に入らないものは変えていくのもいいですが、自分も変わる柔軟性があればもっとよかったのになぁ。 まぁ、そんなことで文句言っちゃったら、わたしのレビューも独善的なんですけどね! [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-01 12:44:20) |
884. オーシャンズ12
《ネタバレ》 うーん、面白くない!浅いキャラとオシャレ感ばかりに重きが置かれていて肝心のストーリーが頭に入ってこない!わたしの理解力が乏しいのかもしれないが、ネタバラシの時には一応『ああ』とはなるんだけどね。まぁフリが効いてないんだから爽快感もないわけで。豪華俳優陣が売りのこの映画、どーでもいいけど単なるキャリア汚しなんじゃないの?まぁお祭り的要素の映画なんでしょう。 [地上波(吹替)] 4点(2012-08-30 23:39:35) |
885. オーシャンズ11
《ネタバレ》 過去に観た時は面白かった印象ですが、レビューを書くにあたって再見しようとするも何故か気がノらない。 重い腰を上げて観始めるも、なんか面白くない。 軽いノリのやりとりは小気味イイっちゃいいんだけど、別に…ねぇ。 豪華俳優陣の共演というのも競演とまではいえず、集まるには集まりましたという印象。 金も女も奪っちゃうわりにはそこに正義がなかったような(ま、泥棒なんだから当然ですけど)。。。 まぁ暇つぶしに観るにはいいですけど2度3度観る映画ではないですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-30 16:00:15) |
886. エイリアン
《ネタバレ》 お互いファーストコンタクトなはずなのに、ずいぶんとまぁアグレッシブにかかってきますねぇ、エイリアン君。SFホラーの代表作ですので彼のビジュアルは知ってましたが、あのロボットはド肝を抜かれましたね。ビックリ度でいったらそちらのほうが上だったかも。でもそれは『知ってる』からであって、公開当時エイリアンを初めて見たらちょっとトラウマになるかもってぐらいの造形はやっぱり凄い!あのローションだらだらも秀逸ですね。 話の内容としてはたいしたことないんですが、夜中のキッチンでバカでかいゴキブリと遭遇した時の様な恐怖感を映像化した功績は大きいと思います! [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-29 08:30:07) |
887. さまよう刃(2009)
《ネタバレ》 もう少年犯罪のこの手の展開は飽き飽きしますね、スカッとやっちゃえば良かったのに。 殺られ少年、狙われ少年、チクリ少年、オールクズ。 少年犯罪やイジメが、さも加害者ヅラして取り扱われますが、そーゆーのヤル奴が悪いです。罪を憎んで人を憎まずってわけにはいかんよね。 おおっぴらに復讐推奨しませんが、映画ならアリかと。 なにやらみなさまのレビューを拝見すると原作とかなり違う部分があるようで、未読のわたしとしてはあくまで今作の評価ですのであしからず。 [地上波(邦画)] 5点(2012-08-18 02:15:42) |
888. 塔の上のラプンツェル
《ネタバレ》 久々のディズニー映画鑑賞。 語り口からキャラの見せ方、ミュージカル調のストーリー、とても良かったですね。 魔法のチカラを秘めた長い髪のラプンツェルを巡る継母(って言っちゃっていいもんだか)とフリン、衛兵(というか馬のマックス!そう言いきっていいほどの大活躍)の大活劇。 みんながラプンツェルのチカラに群がり、ラプンツェル自身もそのチカラに支配されそうになった時のフリンの行動のカッコイイ事と言ったら! あれは名シーンですね! 映像も美しく、ハラハラ楽しく観れました。 [ブルーレイ(吹替)] 8点(2012-08-14 20:13:31) |
889. エスター
《ネタバレ》 邪悪な子供ってのが怖さを際立たせてるんですよね。 フツー、子供ってのは無垢な存在のハズですから。 それがまぁなんとエグい所業の数々。 怖いのと同時に嫌悪感。 駄目だ、この子は呪われてるんだ!となかば諦めかけたときに真相が明らかに。 うまかったですね、見せ方が。 真相を知って腑に落ちてしまうあたり妙な爽快感すらありました。 やはり子供ってのは無垢な存在だという安堵感からでしょうか!? [DVD(字幕)] 7点(2012-08-14 19:57:39) |
890. ステップフォード・ワイフ(2004)
《ネタバレ》 英和辞書でstepfordって調べたら、出てましたよ、ネタバレ的な訳が。 サスペンスコメディなテイストでサクサク進むので観てて小気味良かったです。 ただなぜか大オチは予想できちゃったので、その点ちょっぴり損した気分でした。 奇妙なハズのステップフォードですが、その町並みや衣装、女性の立ち居振舞いは、なんとなーく私が持つ昔のアメリカの雰囲気なんですよね。 もちろん男尊女卑な印象って訳じゃないけど、時を経て世界的にも女の人がこれだけ強くなってくると、レディファーストってかレディフォワードって感じで、それが今回の作品のようなテーマの素地になってるのかな。。。と思ったらこれってずいぶん昔の作品のリメイクなんですって? オリジナルは未見なんですがその感性って当時としたら凄いですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-12 02:11:15) |
891. アイス・エイジ2
《ネタバレ》 マンモスの恋愛に種の保存を絡められてもねぇ。 あまり魅力的なキャラがいなかったです。 ドングリチェイスは面白かったけど。 [地上波(吹替)] 4点(2012-08-08 14:54:44) |
892. フォーリング・ダウン
《ネタバレ》 怒るとロクなことがないよ!?ってことを教えてくれているようでいて、実は『だからこれぐらいの作品のデキでもカッカしなさんなよ』って言ってるような気がしないでもないわたしもD-フェンスと一緒ってこと? [地上波(吹替)] 5点(2012-07-28 07:40:21) |
893. ダイヤルM
《ネタバレ》 オリジナルがあるとのこと、そちらは未見なのですがぜひ観てみたいものですね。 というぐらいには楽しめました。 しかし緊迫の序盤(計画が実行されるまで)に比べて中盤、終盤がなんだか尻つぼみのような。。。 コソ泥気質かと思いきや開き直りな行動の絵描きと不倫開き直りでどうにも感情移入しづらい妻、あとづけで資産狙いだとわかったが一応は寝取られた夫、という三者なら、自分は夫を推します。 だからこの計画が破綻した時もがっかりこそすれ、『妻、生き延びてよかったね』とはなりませんでした。 あと特に機能しないんなら警察なんか出てこなくてもよかったのに。 [地上波(吹替)] 4点(2012-07-28 00:26:10) |
894. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 いわゆるロードムービーってヤツですよね。 邦画でもこーゆーおもしろいの撮れるもんなんですね。 三者三様キャラクターが活きてて、とても良かったです。 なんだか自分も一緒に赤いファミリアに乗ってるような錯覚をおぼえた頃には、どっぷり感情移入完了で、さぁユウさんハンカチ見に行こうぜ!ってなモンです! 映像こそ懐かしいものを感じますが、なにか旅の持つ普遍的な楽しさが凝縮されていたような気がします。 あーどっか行きたくなってきた! [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-07-21 00:03:49)(良:1票) |
895. マルタイの女
《ネタバレ》 此度、日本映画専門チャンネルの伊丹十三監督作品10作品上映の企画で、一通りの作品群を鑑賞(もしくは再鑑賞)する機会を得たのだが、それもいよいよ今作で最後となった。 なんせ亡くなってしまったからね、監督は。 今作はとある宗教団体の関わった殺人現場を目撃した女優(マルタイ)の証言台に立つまでのストーリー。 実際『ミンボーの女』の際、自身がマルタイになった経験からヒントを得た作品のようで、社会問題を取り上げ続けた氏の遺作(…となってしまったテーマ)としてはそれも必然というか、避けては通れないテーマだったのであろう。 とかく日本の社会はタブーみたいなものが厳然と存在し、それに対してマスコミはなんとも機能していない状態で、社会問題として気づきさえしないこともしばしばです。 そんな中、伊丹監督の作品には、エンタテインメント性を保ちつつ根深い諸問題について触れられています。 無難なテーマを扱うことにくらべたら、その労力たるやいかほどのものか想像に難くありません。 しかも今回はカルト教団がテーマともなっており、劇中にもありましたが、その無軌道、無慈悲、身勝手な暴力には辟易とさせられるものがありました。 おそらく夢であろう(そう願います)津川さんのシーンは鮮烈で、無軌道な暴力に対する確固たる信念を感じました。 しかし全10作を観て、どれも本当におもしろかった。 監督ご自身の出した結論の是非はわかりませんが、いちファンとしては新作が観られないことが残念でなりません。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-18 17:32:08) |
896. ブラッド・ダイヤモンド
《ネタバレ》 おそらく社会派映画だろうと敬遠してましたが、いざ観てみたら非常に面白かった。 面白かったというよりは、観て良かった、って印象でしょうか。 まさに血のダイヤモンド。 目を覆いたくなるような背景と登場人物たちの分をわきまえた振る舞い。 決してハッピーエンドとはいえませんが、それは現実世界で成し得たいものです。 この映画観ちゃうと、嬉々として『コレ○カラットなんですぅ』とかやってる奴らがアホに見えてきますね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-13 06:24:47) |
897. スペース・カウボーイ
《ネタバレ》 ジジイの痛快活劇!確か『宇宙+ジジイ=ノリノリだぜ』みたいなフレコミだったと思うけど、前半の宇宙に飛び立つまではそんな感じで観てるこちらも結構ノリノリ。 しかし後半がいただけません。 宇宙に行ってからは、何やってるかさっぱりわかりません。 わからないから危機感もいまひとつ。。。 まぁ、核弾頭6発が地球に落ちちゃう?トミー・リー・ジョーンズが命を賭けてそれを阻止する?ってことぐらいはわかりますよ、雰囲気で。 でももうちょっとわかりやすい説明をしてくれないと、いまいちノレないです。 核の危機だし、すい臓ガンかかっちゃてるし、ってことで生贄(自己犠牲)みたいなのも、正直受け入れがたいものがありました。 ジジイだからこそ、全員生きて帰ってきて欲しかった! [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-12 14:40:09) |
898. 風が強く吹いている
《ネタバレ》 なかなか楽しめました。現実的な箱根駅伝出場の厳しさはわかりませんが(もちろん大変なのはわかりますが、どれぐらい大変なのかは正直わかりません)、映画ですのでそこはともかくとして、非常に魅力的に観ることができました。 それも楽しい寮生活をベースにそれぞれのキャラクターが活きていたおかげでしょう。 優勝争いなどではなくてシード権争いに焦点を持っていったのも良かったですね。 ただ寛政大学にとってシード権にどれほどの意味があるのかは不明でしたけど。 とにもかくにも練習風景、本番前に体調を崩しちゃうヤツ、ライバル校とのやりとりなどなどスポーツものの醍醐味を感じさせつつ軽やかにまとめられていたと思います。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-11 21:14:05) |
899. 金田一耕助の冒険
《ネタバレ》 こんな映画も楽しめるようになってこそホントの映画好きっていえるのかな? フツーの映画ではないことは確かです。 [ビデオ(邦画)] 3点(2012-07-11 16:22:07) |
900. 瀬戸内少年野球団
《ネタバレ》 野球、関係あれへんがな!ってのはさておき、戦後間もない島の情景が丁寧に描かれていてとても興味深かったです。 復員してくる男達、それを待つ女達、新しい文化や風習を逞しく取り入れていく若者達。 戦後70年近く経って、ふと戦後処理もままならないで此処まで来てしまったと想っていた歴史認識が幾分改められたような気がしました。 こうやって少しずつ立ち直っていったんですよね。 戦後復興、高度経済成長、こんなの成し得た国はそうはないです。 WBCで熱く燃えたのはDNAレベルで刷り込まれていたからかもしれません。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-07-10 22:33:06) |