941. 顔のないスパイ
《ネタバレ》 サスペンスで行くのか、アクションで勝負するのか、ちょっと中途半端な感じがした。 伏線もなく、若手の相棒ベン(トファー・グレイス)がスパイだと言われても、そりゃびっくりするよね。こういったところが、サスペンスとしては致命的だと思う。どうでも良いけど、ベンは「二重スパイ」じゃなくて、単なるロシアのスパイなんじゃないのかなぁ? [DVD(字幕)] 5点(2013-01-27 18:22:04) |
942. セブン
《ネタバレ》 決して後味の良い作品ではないが、面白い映画だと思う。 グロテスクで直接的な表現によらずとも、ミルズ(ブラッド・ピット)の妻トレーシーの生首が入っている(だろう)箱を見せること等の間接的な表現で想像させ、恐怖を煽る手法はすばらしい(?)。 物語の中盤でミルズがジョン・ドゥ(ケヴィン・スペイシー)に銃を突きつけられ、撃たれる寸前まで行くのだが、ジョンは撃たなかったわけはなんなのだろうか。自分の計画をじゃましたミルズに対して、思いも掛けない方法で復讐をするために撃たなかったのだろうか。しかし、ジョン自身が殺されるような展開は容易に想定できる復讐方法をとったのはなぜなのだろうか。う~ん、わからん。まぁ、常人がサイコパスのやることを理解しようとすること自体が無理か。 終盤で、妻を殺されたミルズが逆上、いや悲観に暮れてといった方が正確かかな? 撃っちゃいけないぞと願いつつも、俺も撃つんだろうなと思う。裁判の行方が気になる。 最後に、エンドロールが上から下に流れるのは捻りはきいているが違和感があった。 [DVD(字幕)] 8点(2013-01-15 19:24:04) |
943. シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム
前作は、ミステリー作品ではなく、アクション映画に仕上げたところに意外性を感じたが、続編となるとそれぐらいでは驚きはしない。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-13 18:46:03) |
944. ぼくのエリ 200歳の少女
リメイク版の『モールス』を観ているので、ストーリー展開は知っているので目新しくはなかった。(本来は逆であるべきだと思うけどけね・・・) しいて言えば、リメイク版はエリの吸血時の動きが変だったのに対して、本作は高い身体能力はあるものの自然な動きでだったので違和感はなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-13 18:37:18) |
945. デビル・ストレンジャー
《ネタバレ》 気に入らない奴を片っ端から殺しまくる連続殺人犯(短時間に大量に殺しているのでスプリー・キラー的でもある)をサミュエル・L・ジャクソンが好演(いや怪演か)している。 「激突」的な設定なのかと思ったら、実は不倫と失業で妻からの信頼を失ったがゆえの計画殺人であることが終盤でわかる展開となっている。 一見、ミステリーとしても面白い展開のように見えるが、よく考えるとおかしいよなぁ。 ・連続殺人犯に殺人の依頼をするか? どこから情報を手にしたのか? ・あんなに短時間に殺しまくるような犯人が逮捕されるわけでもなく、野放しになっているのはおかしいだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2013-01-12 04:10:43) |
946. ダーク・シャドウ(2012)
《ネタバレ》 バーナバス(ジョニー・ディップ)に対して、アンジェリークを一方的に振っておいて(しかも、男の俺からしても酷い振り方で)、ヴァンパイアにされたと逆恨みしているだけじゃんと言いたい。しかも、自分勝手に虐殺しているので、全く同情、というのか共感が持てないんですけど。 まぁ、お屋敷の雰囲気は好きなので、大おまけで4点にしておきます。 [DVD(字幕)] 4点(2013-01-08 01:00:25) |
947. 武士の家計簿
コメディタッチの映画なのかと思っていたら、淡々としていて抑揚のない映画で驚いた。 家計が火の車で、知恵を絞り、借金を返してゆくってところを掘り下げていけば、面白くなると思うんだけどなぁ。日本の財政も火の車だしね・・・ で、猪山家の借金は返済できたのだろうか。明確な描写がなかったと思うけど。 ついでに言えば、堺雅人と仲間由紀恵の歳の取り方のバランスが悪いと思う。 [DVD(邦画)] 4点(2013-01-06 22:42:12)(良:1票) |
948. THE LAST MESSAGE 海猿
舞台がちょっと変わるのと、規模が少し大きくなるを除けば、毎度同じような展開ですね。 結論:このシリーズは斬新な展開とかを求めちゃいけないんだ。 でも良いんです。こういうものだと割り切ってしまえば、楽しめるんだから。 [DVD(邦画)] 6点(2013-01-05 11:57:06) |
949. アリス・クリードの失踪
登場人物たった3人の超低予算映画としては、かなり頑張ったと思う。ただし、ありがちな展開だとは思うがね。新鋭監督なのだから、もう少し冒険してもよかったと思う。 まぁ、撃った薬莢の処理に困って、飲み込むところは新鮮だね。それと、オープニングから無言のまま誘拐し、監禁するまでは非常に緊迫感があってよかった。ただし、それがエンディングまで続かなかったのは残念だ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-05 01:45:54) |
950. ゴーストライター
《ネタバレ》 映画の中で陰謀を企む組織(本作ではCIA)ってのは、なぜマヌケばかりなのだろうか? 前任者が引き出しの裏に隠していた書類を見つけられなかったり、潮流も考えずに懐中電灯をつけながら死体を始末する、カーナビの行き先を放置する、監視を頼む電話を当の本人に聞かれたり etc. 少女への淫行容疑でアメリカに入国すれば逮捕されるであろうロマン・ポランスキー監督のアメリカ(もしくは国家権力)に対する歪んだ被害者意識を映像化されても、観ている観客は面白くもなんともない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-01-04 21:48:34)(良:1票) |
951. 夜明けの街で
東野圭吾=ミステリーというイメージがあるが、本作はあまり不倫が前面に出ており、あまりミステリー色が強くないのは意外だった。(原作もこうなのか、脚本でこうなったのかはよくわからないが・・・) 深田恭子と木村多江のキャスティングは、雰囲気にマッチしていると思う。しかし、女性は怖いね・・・ どうでも良いけど、深田恭子は「セカンド・バージン」では妻役で、本作では不倫相手役を演じてたけど、本作の方がはまっていたと思う。 なお、原作未読。 [DVD(邦画)] 4点(2013-01-03 23:54:44) |
952. ブラック・スワン
プレッシャーに押しつぶされ、妄想に陥ってしまうニナをナタリー・ポートマンを怪演しており、アカデミー主演女優賞受賞も当然だろう。 まぁ、黒鳥云々よりも主演に抜擢されただけでプレッシャーに押しつぶされるようでは、主役を演じるのは始っから無理だったじゃないかなぁ? しかし、スプラッタ映画じゃない割には、爪が剥がれるような痛いシーンが多い映画ですね。結構苦手なんだよなぁ、痛いのって。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-03 21:05:41) |
953. メン・イン・ブラック3
本来、タイムトラベルとは関係がないSF作品の続編を作るために、無理くりタイムトラベルをぶち込んだ印象が強く、なんだかなぁ・・・(本音を言えば、1作目でやめておけばよかったと思う) 流石に14年も経つと、動きに切れがなくなるのかトミー・リー・ジョーンズの出番がなくて、少しかわいそうだった。 [DVD(字幕)] 5点(2013-01-02 21:05:58) |
954. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 『クイズ$ミリオネア』が世界各国で放送されていたのを初めて知った。まぁ、『クイズ$ミリオネア』は何度か見たことがある程度なんだけどね。 世の中総中流の日本(最近はそうでもないけど)と格差(身分、宗教、経済)社会インドの歴然とした差を実感した。 しかし、経験したこと、運だけで全問正解できるものなのかね。その辺のリアリティがちょっと低いけど、「運命」だっただろうね。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-01 20:46:23) |
955. 愛を読むひと
《ネタバレ》 タイトルから単純なラブストーリーなのかと思いきや、後半から一気にホロコーストという重い展開に変わってしまったのは驚いた。 日本人には、あまり理解できない(と思う)ホロコーストをテーマに、従属的に殺害に加担した下っ端の看守を罪について問いかけている。途中、「社会は、道徳ではなく法で動いている。それも、現在の法ではなく、当時の法である。」といった主旨のセリフを法学教授が言うのだが、その考えに基づけば下っ端看守は無罪、もしくは執行猶予付きの有罪が適当だと思うのだ。道徳的には有罪だと思うがね。 主人公のマイケル君は、面会に行ったにも関わらず、逃げるように帰ってくるのかわからないし、イライラした。多分、面会していたらハンナが自殺するようなことはなかったと思うが・・・(手紙に返事しなかったこともだが) どうでも良いことだが、ドイツが舞台で登場人物が英語を喋るのは如何なものかと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-01 12:27:28) |
956. フェイシズ(2011)
《ネタバレ》 相貌失認(人の顔が判別できなくなる障害)を題材にしたサスペンスなのだが、登場人物の顔が次々に変わってしまい、「こいつ誰?」とこっちが混乱してしまった・・・ 小説ならともかく、映像化が難しい作品だとは思う。 伏線の内に入らないようなお粗末な伏線が貼られているだけなので、サスペンスとしてはイマイチだと思う。 ついでに言えば、捜査関係者の指紋とかDNAってデータベース化されていないのかなぁ? [DVD(字幕)] 5点(2013-01-01 01:18:04) |
957. ギリギリの女たち
東日本大震災の被災地で撮影しているのですが、あまり被災地を全面に押し出していないのは意外な気がした。主演の3人を通して伝えたかったのだろうけどね。 カレーやおにぎりを美味しそうに食べるシーンと冒頭の長回しは、一見の価値あり。 まぁ、おにぎりを食べながら人生の再生に話を持っていくのは、少し強引な感じがしたけどね。 [DVD(邦画)] 8点(2012-12-31 23:17:31) |
958. わが母の記
お手伝いさん(メイドではなく)がいるようなセレブの家庭の話なので、感情移入できるはずもない。と言いつつも、老いて子供に帰って行く母親の気持ちを知る過程は丁寧に描かれており、素晴らしいと思う。 ついでに言えば、樹木希林の演技は凄いの一言に尽きる。どうでもいいことだけど、冒頭の宮崎あおいの中学生姿はちょっと無理があると思うぞ(その後の展開を考えると仕方がないとは思うが)。 [DVD(邦画)] 7点(2012-12-16 23:57:21) |
959. ジョン・カーター
ディズニーが莫大な製作費を掛けた映画にしては、面白くない。「バルスーム」「ヘリウム」だとかどうでもいいようなキーワードが出てくる割には、観客の好奇心を掻き立てるようなストーリー展開(ドキドキ感と言ったほうがよいかもしれないが)になっていないところは致命的だろう。 剣と魔法のファンタジーとSFが融合しているといえば聞こえはよいが、どちらも中途半端になっているのも良くないね。 ついでに言えば、主人公のジョン・カーターは、100人ぐらい簡単にぶっ倒すかと思えば、数人に袋叩きに合うし、強んだか弱いんだかはっきりしないところもいかんだろう・・・ [DVD(字幕)] 4点(2012-12-16 03:31:31)(良:1票) |
960. ソウル・サーファー
《ネタバレ》 実話なのでストーリー云々をいうのはおかしなことだが、主人公ベサニーの明るさと勇気、家族や友人たちの優しさと温もりで感動的な映画だと思う。 エンディングで本人たちが出てくるのは反則だろう・・・ [DVD(字幕)] 7点(2012-12-15 21:41:04) |