961. スティクス ~冥界の扉~
《ネタバレ》 B級には違いないんだろうけれど、観終わった後素直に面白かったと思えた作品。 ある意味お約束のオチかもしれないけど、ちょっとだけヒネリがあってワタシ的には好きだなぁ。同種の作品が数多い中、新作にとっては厳しいジャンル。良く頑張ったと思いますよ。 ただ、この結末をすんなり受け入れられるかと言うとちょっと疑問。やっぱ違うんじゃないの、あなたの行き先は?って感じかな? それから、邦題の副題はダメでしょ! [DVD(字幕)] 7点(2009-11-03 17:06:23) |
962. レディ・トランスボーダー
《ネタバレ》 フェイ・ダナウェイとマルコム・マクドウェルを両親役に持ってきておいて、何たる作品!!こりゃあコケまくりです。 冒頭から全く感情移入できない唐突な展開に、無理やりの家族ドラマ、無茶なカージャックと車内のこれまた無理やりの展開。挙句の果てにはパロディですか?コメディですか?と問い詰めたくなるクライマックス。とどめはお約束の本編と全く関係ないDVDジャケット。 全くもって、トホホの3文字が相応しい作品でした。 [DVD(字幕)] 2点(2009-11-03 16:50:23) |
963. スモーキング・ハイ
《ネタバレ》 こりゃ楽しいです。なんだかシリアスなようでユルイ雰囲気が絶妙。必要以上に下ネタもグロネタもなしに、この内容で笑わせてくれるとは・・・いい意味で期待ハズレでした。 冴えないマリファナ中毒のデブ男のデールに最高に可愛い女子高生の彼女がいたり、本当はクールな売人のはずのソールが、お気に入りのデールの前ではヨレヨレのマリファナ中毒だったり、命からがら逃げてるくせに小学生にハッパ売って資金稼いだり…どこまで真剣でどこまでおふざけか分からないストーリー展開。終盤のクライマックスに至ってもそのスタンスは変わらず、見事にまとめ上げてます。 納得の面白さに9点献上。ただし、邦題はどうかなぁ?原題のままの方がお洒落だと思うけどな。 [DVD(字幕)] 9点(2009-11-03 16:12:31)(良:1票) |
964. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
前評判を聞いていながら劇場公開は逃し、DVDを予約したのはいいけれど、納品されたのに安心して長いこと机の上に放置していた作品。ついでに言うと、最近はレンタル三昧で購入DVDの多くは放置ってな有様。 で、今日は風邪気味で外出も出来ず、ふと思い出して観賞。あぁ何て馬鹿だったんだろ、こんな面白いのが手元にあったのに放置していたなんて!後悔に次ぐ後悔の嵐。こりゃぁ面白い!実に良く出来てる! イギリスのコメディには、馬鹿馬鹿しいの限度を超えたお馬鹿ものモノもあるけど、この作品のようなシニカルさを強調したのもありますよね。ここではそれが凝縮されてて、ちょっとしたカットも見逃せない。実に良く出来た脚本と構成、キャスティングの妙、何気に挟まるグロカット。よくよく考えればとんでもない猟奇事件なのに、サラッと流してしまうスマートさ。なんともお洒落です。 この手の作品としては長尺の部類ですけど、DVDプレイヤーのカウンターが90分を超えたあたりから「え~もう終わり?もう少し観たいよぉ!」って気分に。決して長過ぎることないし、どんでん返し的なシーンが2度3度繰り返されるのは、リクエストに応えてくれてるみたいで嬉しかったな。 というわけで、DVD買って良かった!オマケのパラパラも楽しい! [DVD(字幕)] 9点(2009-11-03 15:19:31)(良:1票) |
965. パラドックス・ハプニング
《ネタバレ》 結局何を言いたいのかなぁ?って考えると、非常に評価しづらい作品。 ラストを考えると「それが一体何なの?」って感じ。そのオチで「目出度し目出度し」はないだろ!とも言いたい。 それにしても、フェイ・ダナウェイさんてば、どうしてこの役受けたんだろか?そんなことまで考えさせられるのに、本編自体はさして考えさせられることもなく終わってしまう、そんな作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-10-26 01:36:21) |
966. 186 感染大陸
《ネタバレ》 意気込みは解るんですけれど、どうにも退屈。予告編のイメージとの乖離が原因かもしれないけど。 一応主人公がいて、主観映像的表現方法(2001年作品だから製作当時はまだまだ斬新だった?)&インタビュー形式でお話は展開していくんですけど、他の主観映像作品のいくつかと同じように、カメラマンがウザい。いや、ここでは主役(監督?)も大いにウザい。使命感が鼻につくというか。 そうやって不満が高じていくと、そもそも何でコレラ?みたく、いろんなところでケチを付けたくなってしまいます。 自主制作映画の標準レベル程度としか感じられず、低評価でゴメンなさい。 [DVD(字幕)] 3点(2009-10-26 01:12:58) |
967. 僕らのミライへ逆回転
JBの作品はどれもいいですね。中には観る者をかなり選んでしまうものもあるけれど、その分を差し引いてもいいなぁ~。 本作は比較的観る者を選ばない良作。てか良心作。いつもながら、うんざりするほどコテコテのJBのキャラなんだけど、周囲の人たちから決して排除されない、どこか憎めない馬鹿野郎を演じ切ってますね。持ち味としか言えないです。 そして、皆さんのレビューにもあるように、作品全体としては映画への深い愛情、レンタルビデオ店を通じた人と人との温かい交流、あるいは最早絶滅危惧種となったビデオテープ文化へのオマージュ、さまざまな想いがしっかりと焼き込まれていて心地良い。 やっぱり映画は面白いですね~。 [DVD(字幕)] 8点(2009-10-25 23:49:05) |
968. ハプニング・ゼロ ~人間消失~
《ネタバレ》 アイディアは否定しませんけれど別に新鮮でもなく、展開は結構速いけれどあまり入り込めない感じ。微妙です。 これは現実世界の話じゃなくて、バーチャルな話だと捉えました。ある意味「マトリックス」的な設定なのかなって。だから、フランケンさんはケイトに「死ぬことはない」と言ったんじゃないかな?でも、だとしたら謎の金属は何の意味があるのかなぁ?? [DVD(字幕)] 5点(2009-10-10 20:15:00) |
969. キル・ブル ~最強おバカ伝説~
《ネタバレ》 久しぶりに観た最低作品。民族蔑視あり、障害者蔑視あり、女性蔑視あり、下ネタ満載。好意的に観れば、おそらくは確信犯的な表現なのかもしれないけれど、感性が低いとしか思えない表現ぶり。 コメディなのに全く笑えず、ひたすら後味が悪いだけ。製作者さん、これ完全に空振りです。 それからDVDのジャケ。これも完全に空振りですよ、配給会社さん。 [DVD(字幕)] 1点(2009-10-10 19:51:42) |
970. ブラインドネス
《ネタバレ》 ヒロインの行動、人々の行動、そして人間の性の描き方…どれを取っても感情移入出来ず不満爆発、後味悪いことこの上ない。 ただ、制作者は敢えてこの表現、この展開を選択したことは間違いなく、この作品を良く評価するか否かは、全てその選択に共感するかしないかに尽きるといった感じです。確信犯的とでも言えばいいのでしょうかね? いずれにせよ、非常に宗教的感覚に溢れた作品。SFエンターテイメントとか単純なホラーとして観てしまうと制作者の意図が霞んでしまいますね。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-04 02:48:42) |
971. ナショナルコード 陰謀の国家
《ネタバレ》 紹介される小ネタ(陰謀?)の数々は面白いけれど、中盤からの何だか無理やりな展開(大して展開もしてないか…?)は納得いかないかも。陰謀説としては「Xファイル」的コンセプトなんだけど、無理やり1本で纏めてしまいましたみたいな消化不良感に満ち溢れた作品です。 それにしても退屈…。 [DVD(字幕)] 3点(2009-10-04 02:34:03) |
972. ゴッド・ランド
《ネタバレ》 な~んか古臭い印象の作品ですね。別段大きな不満もないのだけれど、かと言って評価すべき点もハッキリしない。ホントに可もなく不可もなく、ってな感じです。 ただ、とんでもなく強いはずなのにトラウマで攻撃的になれず、避けることで結果的に攻撃するという異色の(?)ヒーローは面白いかも。結局はお約束どおりの克服ぶりですけどね。 ま、面白いっちゃあ面白いので6点献上。ヴァル・キルマーさん随分印象変わっちゃったので少しマイナスかな? [DVD(字幕)] 6点(2009-10-04 02:25:37) |
973. 必殺処刑人 リベンジ
《ネタバレ》 おっと、そう来たか!ってなオチです。前触れなしで来る感じなので、いささか反則気味かなぁ? 基本的には、ヒーローがパッとしないし弱々しいし、悲劇のヒーローのようでいて単なる自暴自棄のようで感情移入は到底出来ず… 時間つぶしに観る分には悪くもないのかもしれないけれど、何だか外してますねぇ…。 [DVD(字幕)] 4点(2009-10-04 02:17:29) |
974. ヘルライド
人気ないですね~。ストーリー重い割には薄っぺらですね~。やっぱ、この監督が作るとハチャメチャですね~。 という訳で、何を訴えるとか主張するとか関係なしのノスタルジックなB級作品。あまりに単純明快。そのくせ謎っぽく仕立ててる部分もある。ちょっと中途半端だったかな? [DVD(字幕)] 5点(2009-09-27 11:03:59) |
975. 父親たちの星条旗
観たいけど観ていて辛いかなと思い観ていなかった作品。テレビで「硫黄島からの手紙」をついつい観たことから決心して観賞。 これまた既に皆さんのレビューで語り尽くされた感があるので一言だけ。2作品セットなので、それぞれに立場を変えて描かれているのかと思いきや、基本的にはニュートラルな視線を感じました。勿論、主人公が違うのだから当然という程度の差はあるけれど、偏りは最小限度に抑えられている感じがしました。見事。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-27 10:44:58) |
976. 硫黄島からの手紙
あまりテレビでは映画は観ないのですけれど、ついつい惹き込まれてしまった作品。遅れ馳せながらの投稿です。既に皆さんのレビューで語り尽くされた感もあり、あっさりと一言。 受け取り方によって良作とも凡作ともなってしまいますね。それは皆さんのレビューで一目瞭然。日本人として余りに繊細な部分を米国人が描く。もうこれだけで斜に構えてしまう方もいるでしょう。それは否定しませんし、あくまでも母国に対しての感覚・感情の問題ですから。 私としては、当時の日本という国に、少なくとも批判ではなく愛情を込めた眼差しをもって見てくれている、そんな空気を感じたので、敢えてディテールへの不満は触れないことにします。良作ですね。 [地上波(吹替)] 8点(2009-09-27 10:33:38) |
977. アイアンマン
《ネタバレ》 素直に面白い。 リアリティは元々期待してないから、洞窟で手造りロボット作ろうと、小型核融合装置作ろうと、実験中に壁に生身で叩きつけられても怪我して無かろうと…数え上げたらキリがないから考えないことにして観るっきゃないでしょ。 こういう作品は、いかに楽しいかだけでいいんです。見た目が良くって楽しけりゃ、とりあえずは及第点。あとは楽しければ楽しいほど高得点という単純な評価が一番です。 ま、ワタシ的には7点程度なんですけど、グウィネスがあまりに好みなので1点オマケです。 続編ありきの作り方も、この際仕方ないのかな? [DVD(字幕)] 8点(2009-09-23 12:42:23) |
978. イーグル・アイ
既に多くの皆さんの御指摘のとおり、いろんな有名作品のプロットを詰め込んで、調理し直したような作品ですね。 でも、その調理の仕方が上手い。だから、判っていながらも楽しめてしまう。全体の構成バランスも、話の流れも実に良く出来てると思います。 2時間の作品を飽きさせずに楽しませるって、実に大変なことだと思うんですよ。B級作品の多くが90分以内ってのは、ある意味、長尺にしたくとも出来ない弱みってのがあるんじゃないかな? この作品は当然B級モノじゃないですけど、類似のアイディアも調理しだいでこんなになりますという典型という感じ。 ま、それを担保する大資本も必要なんですけどね。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-23 11:25:05)(良:2票) |
979. 団塊ボーイズ
《ネタバレ》 いいですね~、これ!分かるな~旅立ちの理由。同世代より少し手前だけど。 4人の組み合わせも、荒野を突き進むハイウェイや、ひなびた西部の田舎町の感じも良い感じ。BGMも最高! 難しいこと考えず、一緒に夢を見ながら安心して観ていられる、心温まる良作ですね。 だから、この邦題だけが残念! [DVD(字幕)] 8点(2009-09-23 10:51:20)(良:1票) |
980. カンフー・ダンク!
《ネタバレ》 ノンストップで飽きずに観られる青春スポ魂ドラマという感じでしょうか。ワタシ的には大満足でした。 お約束どおりの展開は、全くもって予測可能。でも、その辺が逆に言えば安心して観られる訳で、実写のスーパープレイが適度に混じるワイヤーアクションも、妙な不自然さなしで良かったです。 ま、この作品を受け入れるか否かはラストシーンですよね。師匠の死が複線となって最後の最後に見せる主人公の底力。それを許せない方にはこの作品はダメでしょう。 と言う訳で、意外と観る人を選んでしまう1本です。 [DVD(字幕)] 8点(2009-09-23 10:34:50) |