81. 独眼竜政宗
隻眼になったのは病気とかじゃなかったっけ? とかも思うけど右眼に矢が刺ささるシーン、錦之助の鬼のような雰囲気が凄い。眼が見えなくなったことを皆が隠してたのをを知る場面、「こんな眼になったのを悔やんでおるのではない、皆が身共に隠していたのが悔しいのじゃ。それが無性に腹が立つのじゃ。」と噛み殺すように言うシーンの圧倒的な力強さが印象的。あとは最初全然気にもしてなかったじじいが伝次郎だったと知った時のショック。当時20歳の佐久間良子の「うふっ」て笑う仕草とかかわいかった。 7点(2004-06-28 00:04:46) |
82. 水戸黄門(1957)
月形龍之介の映画生活38周年記念とかいう東映オールスタア作品。名前は見覚えあっても実際顔わかるのは5・6人なのが辛い。それでもこのキャストは震える。月形黄門は貫禄があっていいけど、いきなりお犬様の皮を剥げとか言うので驚く。印籠がお守り袋なのもおもしろい。 7点(2004-04-30 01:11:11) |
83. 七人の侍
思ったほどでもなかった。これで黒澤映画は2個目だと思うけど、荒々しさがちょっと合わない。3時間以上と長いので何度も見れる感じでもないし。実際一日では見れなかったし・・・。当時でこの迫力は凄いですが。結構記憶に残るのは凄いと思う。 7点(2004-04-30 01:11:08) |
84. 浮草
唯一の大映作品というだけあって、今までにはない感じ。小津映画にしては台詞が乱暴だけど関西弁がそれをあまり感じさせない。京マチ子はジェラシーさが感じられてGood。全体的には34年版の方が好きです。そっちを先に見たというのもあるかもしれないけど。 7点(2004-04-08 20:11:40) |
85. 町奉行日記 鉄火牡丹
まずみんな若い。勝新太郎は映画ではじめて見たけど、晩年しか見たことなかったので違いに驚く。女優陣では中村玉緒。今からは想像も出来ないような綺麗さ、笑顔がかわいい。他はこの辺の時代の俳優見慣れてないのでみんな同じに見えてしまうのが難点。 7点(2004-04-07 20:28:41) |
86. 血槍富士
普通の時代劇かと思ったら、差別とか含んでて意外な感じあった。やっぱ殺陣シーンが見もの。槍を振り回しながら戦う片岡千恵蔵、すごいかっこよかった。実際古いんだけど、それ以上に古さを感じさせるところがマイナス。風流って絵じゃん!ほんと迷惑ですね。 7点(2004-03-18 21:07:25) |
87. 麗しのサブリナ
ん~なんか普通っていうのかなっ。めんどくさいこと言っててよくわからなくもある。『月は届かないもの』とか好きかも。ところどころおもしろかった。 7点(2003-08-03 20:11:30) |
88. 道(1954)
なんかよくあるような感じかなと思ったんですけど、当時としてはどうなのかな。やっぱラストシーンが悲しい。 7点(2003-02-08 20:41:14) |
89. 羅生門(1950)
これって原作が「藪の中」なんですね。けっこうまぎらわしいかもね。MISTYと比べると全然おもしろいけどまあふつうでした。 7点(2002-09-20 20:47:29) |
90. 紅顔の密使
《ネタバレ》 一応千年ほど前の日本が舞台ってなってるけどほぼ無国籍アクションです。どっちかというと子供向けかなという内容で、東映にしてはキャストもぱっとしないので個人的評価はいまいちか。敵のボスがスキンヘッドの吉田義夫で「新諸国物語」と同じくらいインパクトがある。大川橋蔵はこの頃実にかっこいいが、この人って意外と江戸時代以外の作品多い気がする。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-22 23:48:02) |
91. 宮本武蔵完結篇 決闘巌流島
《ネタバレ》 稲垣浩の「宮本武蔵」三部作の完結篇。前作に増してメロドラマ度上がってます。三船武蔵を獲り合う岡田茉莉子・八千草薫のバトルが凄い。1作目では可憐な印象しかなかった八千草薫もなかなか嫌な女演じてると思う。散々好き好きとストーカーしておきながら武蔵がその気になるとお預け。武蔵の気が離れると見ると私死にます作戦で困らせる。対する岡田は色気で迫るも失敗。思うようにいかないのなら邪魔者お通を消して、武蔵も野武士に襲わせちゃえと...。巌流島の戦いなんかよりもこっちの戦いのほうが凄まじかった。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-06-22 23:47:59) |
92. 續 宮本武蔵 一乗寺の決斗
《ネタバレ》 稲垣浩の「宮本武蔵」三部作の第二作目。東映版とは違って単独で見るにはちょっと厳しいかも。唐突にはじまって中途半端な終わり方という印象。それにメロドラマの傾向が強いと思う。岡田茉莉子と八千草薫のバチバチが見られます。それにしても又八役が三國から堺左千夫に代わってるのは一体・・・。この辺もマイナス要素。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-06-22 23:47:56) |
93. 愛情の都
《ネタバレ》 東宝「都」シリーズの第2作。司葉子は義理の姉を頼って上京しバーに勤める。宝田明は社長の息子だがドラ息子と評判。そんな二人が例の如く恋に落ちるが、反対に遭い別れてしまう...。今回も女の浅はかさと言えなくもないが、どっちかと言うと狼少年の悲劇に近いものが。色々あっても結局くっつくというのはまるで日活青春のよう。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-07 23:32:01) |
94. 戦国群盗伝
《ネタバレ》 脚本に山中貞雄、潤色に黒澤明...これ見ると期待しちゃうけどそんなでもなかった。面白くなくはないけど設定に無理がありすぎると思う。それが気になってあまり楽しめなかったというか。三船・鶴田の二枚看板に司葉子・上原美佐・志村喬...とそれなりにキャストも豪華だけどこれといって印象も薄いかなぁ。一番印象に残ってるのは三船敏郎が千秋実を撃ち殺すシーン。河津清三郎を斬るシーンでも歌を口ずさんでいたり、この作品の三船は能天気な中にも凄みのある演技でした。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-06-06 23:34:20) |
95. 武蔵野夫人
《ネタバレ》 今まで見てきた溝口作品では「楊貴妃」に次ぐ凡作かと。せめて「楊貴妃」のようにカラー作品だったら武蔵野の風景でもうちょっと楽しめたかなぁと。それに全体的にミスキャストな気が・・・。田中絹代は年齢が行き過ぎてるし、片山明彦はあれで復員兵はないでしょ。そのせいか違和感がありすぎて理解しずらい。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-05-28 00:10:12) |
96. 銭形平次捕物控 女狐屋敷
《ネタバレ》 第12作。新興宗教に木暮実千代の踊りの先生…、こないだ見た「からくり屋敷」と「金色の狼」の内容とかぶってる…。このシリーズ見るのはこれで三作目だけどやっぱいまいちかなぁ…。こういう大味な時代劇は東映の俳優陣なら楽しそうなんだけどね…。どうしても大映は地味な俳優、悪役が弱いなぁと思ってしまう。ストーリーもスケールが大きくて結構面白いんだけど、いつもながら平次が物を投げつけるの見てるとなんか女々しいなと思ったり。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-05-08 23:30:50) |
97. 楊貴妃
《ネタバレ》 楊貴妃…と言えばクレオパトラ、小野小町と並ぶ世界三大美女ってぐらいの認識しかなくて鑑賞する。なんかマリー・アントワネットのような波乱万丈さを感じた。それに中国が舞台なのに演じるのは日本人で日本語...仕方ないかもしれないけど「ラストエンペラー」に近い感覚。ただ京マチ子を初めてかわいいと思った作品。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-04-26 23:31:24) |
98. 新・平家物語
《ネタバレ》 この時代にカラーで溝口健二作品でもあるのでちょっと期待しすぎたかも。なんか「新・平家物語」ってタイトルから想像したのとは違って東映の「信長」「政宗」とかの武将シリーズと似たような印象。あと雷蔵のあの眉毛…凄かったなぁ。出生の秘密がどうこうってのも雷蔵作品らしいなと。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-04-26 23:31:21) |
99. 続・丹下左膳
《ネタバレ》 前編よりもさらに虚無的な作品になってます。刀の呪いで血に狂う左膳は机龍之介なんかよりも凄まじくホラー的。ほとんど化物じみてます。アンチヒーローや宗教、破滅的な展開も大菩薩峠に似たものを感じます。全篇通しての印象は主役の割りに左膳の出番が少ないってのが不満。ストーリーがごちゃごちゃしてわかりにくいのもマイナス。せめてもう少し保存状態がよかったらなぁと。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-04-18 21:31:50) |
100. 風流使者 天下無双の剣
市川右太衛門・大友柳太朗・大川橋蔵・月形龍之介・若山富三郎が揃った東映セミオールスター時代劇。監督が松田定次で主演が市川右太衛門なので良くも悪くも王道をいく娯楽作品。そのせいか豪華キャストの割りに印象に残りにくい。橋蔵の鼠小僧、月形龍之介の黄門様なんかは過去作品のパロディか。月形龍之介の悪役ぶりもよかったけど、大友柳太朗めちゃめちゃかっこよかったなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-03-16 02:12:46) |