81. ブルース・ブラザース
いやーいいですねぇ。テンポがよいし、ユーモアがある。音楽もいい。真剣に見る映画じゃないけれど、独特のカタルシスがありますね。 10点(2002-04-19 19:22:23) |
82. プレデター
ちょうどレーガン大統領のアメリカが、復活を感じ始めた頃の映画ですね。『エイリアン』と『ランボー:アフガン怒りの脱出』を足して二で割ったような映画ですね。 6点(2002-04-19 19:12:55) |
83. オーメン(1976)
音楽が効果的な映画でした。ストーリーはそれなりに恐いけれども、やはりキリスト教文化に根ざしていないとしっくりこない。アメリカの宗教「原理主義」の一端を示していたのでしょうか。 7点(2002-04-19 17:18:43) |
84. 羊たちの沈黙
ホラーサスペンスでは時代を代表する作品ですね、グロテスクな描写も含めて。ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスのからみは、ある意味現代の『ローマの休日』かも。レクター博士のまがまがしさを越える演技は誰にもなかなかできないでしょう。 9点(2002-04-19 17:14:06) |
85. パラサイト・イヴ
しっかりと脚本と構成を考えれば、それなりの佳作になったろうに、ダメダメ映画にしちゃいましたね。残念です。 2点(2002-04-19 17:07:24) |
86. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
風刺映画の傑作ですね。キューブリックの監督と、セラーズの好演が組み合わさった希代の快作でしょう。当時、核の自動報復とか、偶発戦争とかが真剣に議論されていましたが、そのすべてを皮肉った映画ですね。 10点(2002-04-19 17:03:32) |
87. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
スターウォーズで始めた、役者とストーリーよりもセットと特殊効果で見せる路線を進めた作品ですね。映画としては面白くないけれど、77年にはチューバッカだけがかろうじてアメリカの「多様性」を表現していたのだけれども、この年には様々な惑星人を登場させて、多様性を強調しているという感じですね。ハリウッド社会の変化を感じさせてくれました。 6点(2002-04-19 16:52:00) |
88. スター・ウォーズ
70年代後半のアメリカは90年代の日本のように意気消沈し、挫折感にあえいでいました。その時代にこの破天荒な映画を作り出せたのはやはりアメリカの強さでしょう。楽しめるストーリーとセット、特殊撮影で宇宙と日本のヨロイ、刀を結びつけたところが面白い。中身はないが楽しめればという発想に徹した映画。 8点(2002-04-19 16:47:47) |
89. スーパーの女
『お葬式』や『タンポポ』のはつらつとした映像を見ていると、痛々しいばかりの映画でした。伝わってくるのは伊丹さんの苦しみ、同時にバブル崩壊後の日本の苦しみ、という映画ですね。 3点(2002-04-19 16:41:03) |
90. AKIRA(1988)
映像を作ったスタッフの技量はすごいと思いますが、意味ありげで本当は意味のない映画。やたらとものを壊してスペクタクルと考えている最近のハリウッド映画をアニメでやったというだけではないでしょうか。 5点(2002-04-19 16:30:36) |
91. セブン
プロットはよく練られていると思う。だけどやりすぎ。ブラピもフリーマンもいいし、確かに結末は衝撃的でよくできているけど、そこまでして何で映画つくるのっとおもってしまった。 6点(2002-04-19 16:24:09) |
92. エンゼル・ハート
ロークとデニーロの映画。後は内容なし。回る換気扇のイメージが残っているくらい。 5点(2002-04-19 16:20:41) |
93. 刑事コロンボ/別れのワイン<TVM>
コロンボの中では一番ストーリーが好き。ペーソスがありますね。犯人を追いつめるだけではない世界を作り出せたコロンボはやっぱりよくできていました。 9点(2002-04-19 16:18:10) |
94. グッドフェローズ
そんなに心が動かなかった。デニーロも他作よりも精細を欠いた気がする。奥さんの視点から描いているのが、むしろマイナスになっている気がした。 5点(2002-04-19 16:15:26) |
95. 1900年
大作ですが、ストーリーはファシズム対民主主義の図式で結構単純。2人の友情物語はまあまあですが、そんなに評価できません。 3点(2002-04-19 16:10:40)(良:1票) |
96. スペースバンパイア
何だかストーリーはぶっとんでるんですが、そうした解放感のない映画でした。宇宙人が地球を征服する話はもう古典かパロディになったということなのでしょう。 4点(2002-04-19 16:07:48) |
97. スキャナーズ
うーん、グロですね。ストーリーは緊張感があっていいと思います。でもクローネンバーグ・ワールドとしか言えないですよね。彼の『ビデオドローム』の方が好きですが、この映画の映像が衝撃的だった時代の方がよかったでしょうね。 7点(2002-04-19 16:05:36) |
98. ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生
好きな映画ではないけれど、70年代以降の映画文化の原点の一つ。その意味では、誰も越えることのできない同年作の『2001年宇宙の旅』よりも、時代を見通していたかも知れない。ロメロ自身の『ゾンビ』はもとより、理解できない他者の恐怖と、食=動物的本能への執着は今の文明の本質でしょう。その意味で、『激突”!』のスピルバーグも、『時計仕掛けのオレンジ』のキューブリックも、『タンポポ』の伊丹十三も、ロメロに先を越されたっていうことでしょう。 7点(2002-04-19 16:01:03) |
99. バロン
私はこの映画の評価高いです。たぶん『未来世紀ブラジル』よりもテーマは抽象度が高いと思う。だから寓話にしたんですね。『ブラジル』のデニーロ、管理社会を切り裂くトリックスターの役をもっと一般化したのが『バロン』でしょう。ただ、映像化がアニメチックになってしまって観客層をしぼれなくなってしまった気がします。 8点(2002-04-19 15:49:47) |
100. 未来世紀ブラジル
学生時代に衝撃を受けた映画。オーウェルの『1984』へのオマージュなんだろうか。ハイテクを使わず、タイプライターやダクトを使ったのも一種の風刺でしょう。パソコンとインターネットで便利になったと思っているけれど、一皮むけばすぐクラッシュするOSやハードディスク、よく分からない配線の嵐に結局使われているだけじゃないかな。ギリアムの『バロン』も好きだけれども(あれは啓蒙主義に対する皮肉)、今ではこういう社会風刺すら使いつくされてしまった。 10点(2002-04-19 15:45:30) |